「社会」の記事一覧(52 / 115ページ)

23年間、知的障害者に奴隷労働を強要し続けた極悪牧師「まともな人間を作ろうとしただけ」

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イメージ画像(Thinkstockより)

 韓国では朝鮮王朝時代から儒教の思想が根付いているが、現在では儒教思想とは別に宗教に身を寄せる人が多く、人口の比率の53.1%が何かしらの宗教を信仰している。内訳は、仏教が42.9%、プロテスタントが34.5%、カトリックが20.6%と、多様だ。牧師や僧侶を個人的に崇拝する信者も多く、それが犯罪の温床となるケースがある。過去には信者に肉体関係を強要し、ハメ撮りしていた牧師 など、信じられないような事件が頻繁している。

 5月18日にも、知的障害を持つチョ氏(43)に、23年の長きに渡 って奴隷労働させていた牧師のリュとその妻の両被告に懲役8カ月の判決が下された。

 リュ夫妻はソウルの住宅街にある倉庫にチョ氏を「教育」と称して監禁すると、炊事・洗濯や内職などを強要。毎日のように暴行を加えていたという。また、彼の生活空間は倉庫内の一坪 ほどのスペースのみで、トイレの使用も許可せず、小便はペットボトルに、大便は外でするように命令していた。

 リュ夫妻の悪行は周辺住民の通報によって明らかになり、2年前にチョ氏は救出されたのだが、逮捕されたリュ夫妻は現在も「誤った報道はしないでほしい。私たちはまともな人間を作ろうとしただけだ」と、善意からの行動だったと主張している。

 この事件に対して、韓国ネット民の間では「23年間 も人の人生をめちゃくちゃにしておいて、たった8カ月……判事はキリスト教徒のようだな」「また牧師の犯罪かよ」など、事件の残酷性と判決の軽さに怒りの声を上げる人が多い。

 実際、ネット民が語るように韓国では宗教家による犯罪が多発しており、リュ夫妻のような暴行事件や、信者から金をだまし取る事件も報道されている。その中でも、一番多いとされるのが信者への性暴行だ。

 韓国警察が昨年9月に公開した資料によると、過去5年間で強姦・強制わいせつ罪などの性暴行を犯した1,258人のうち、450人が宗教家だったという調べもある。

 信者の心を平穏へと導くはずの宗教家たちによる、相次ぐ犯罪行為。現代韓国においては一体、何に救いを求めればいいのだろうか?

ロシアの“危険すぎる”自殺ゲーム「ブルー・ホエール」が中国に上陸! 途中離脱を防ぐため、女性には裸写真を要求

<p> ロシア発祥の自殺ゲーム「Blue Whale(ブルー・ホエール)」が、ネット上で世界に拡散しつつある。</p>

<p> 鯨が自ら陸に乗り上げ、自殺する習性から名付けられたこのゲームのルールは次の通り。ネット上のコミュニティに集まった参加者は、50日間毎日1つの任務を遂行しなければならない。その任務とは、「朝4時20分に起床する」「ホラー映像を視聴する」「太ももを刃物で傷つける」「誰とも口をきいてはならない」などである。そして、50日目に最後の任務として、命を絶たなければならない。<br />
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犯人の要求に従い、ATMにコーラを注ぎ……中国で猛威を振う「振り込め詐欺」被害者がトホホすぎる!

<p> 警視庁発表のデータによると、平成28年、日本全国で発生した振り込め詐欺の件数は1万4,151件で、その被害総額は406億円を超え、深刻な社会問題となっている。</p>

<p> 一方、お隣の中国でも近年、振り込め詐欺被害が急増。一説には、年間の被害総額は4,000億円にも達する見込みというから、まさにケタ違いである。</p>

<p> しかし、そんな爆発的な被害拡大には「被害者にも責任の一端があるのでは?」と思えてしまうような事件が起きた。</p>

<p>「重慶晩報」(5月7日付)によると、今月6日、重慶市内に住む張さん(33歳・女性)が銀行のATMを破壊した疑いで逮捕された。なんと彼女は、ATMの入金口にコーラを注いだのだという。<br />
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芸術的な「巨大結石」摘出に医師もギョーテン! 原因は深刻な環境汚染か

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今回の手術で摘出された膀胱結石。現在は、記念として患者が大切に保管しているという

 本サイトでも何度か報じてきた通り、中国では近年、超巨大化した結石の摘出手術が相次いでいる。今回お届けするニュースも、体内から摘出された結石の話だが、その芸術的な形に大きな注目が集まっている。

「新浪網」(5月12日付)によると、広東省東莞市内の病院で、75歳男性が膀胱結石の摘出手術を受けた。通常は20分ほどで完了する手術だが、結石があまりに巨大化していたため、1時間を超える“大手術”になったという。そして結石が摘出された瞬間、手術室にいた医師たちは仰天した。その形が、あまりにも奇妙だったからだ。

 執刀した医師は地元メディアの取材に対し、「結石を見た瞬間、びっくりするほど芸術的な形だったので、手術室にいた全員から『ワァッ!』と声が上がりました。20年間、医師としてさまざまな手術を行ってきましたが、こんな結石を摘出したのは初めて。卵くらいの大きさの結石なのですが、まるでたくさんのタニシの集合体かと思うほど、奇妙な形をしているんです」

 まさに身体の神秘といったところだが、メディアはこの結石を「怪石」と名付け、大きく報じている。

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16年に摘出された膀胱結石、過去最大級の大きさだといわれている
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15年間、患者を苦しめてきた、巨大化した結石

 中国ではほかにも、結石の摘出手術がたびたびニュースになっている。2016年1月には、広東省深セン市内の病院で、36歳男性の膀胱から、こぶし大の結石が摘出された。その重さはなんと500gにも達し、膀胱結石としてはギネス級の最大クラスだと報じられた。また、今年4月、湖南省長沙市内の病院で摘出された膀胱結石は幅が9cm以上もあり、手術を受けた23歳男性は、15年間、その痛みに耐えてきたというから驚きだ。

 中国の社会問題に詳しい、深セン市在住の日本人ジャーナリストは言う。

「結石ができる原因のひとつに、飲み水が挙げられます。近年、工業地帯付近に住む住民の体内から次々と結石が摘出される事例が報告されており、公害との関連性が指摘されています。すなわち、違法に垂れ流されている工業排水が地下水を汚染し、井戸水に有害物質が混入るというのです。これも、急激な経済成長がもたらした負の遺産です」

 芸術的な結石も、深刻な環境汚染が原因であるなら、むなしい話である。
(文=青山大樹)

「文在寅は北朝鮮の大統領?」Amazon販売のTシャツに韓国人激怒、不買運動へ

「文在寅は北朝鮮の大統領?」Amazon販売のTシャツに韓国人激怒、不買運動への画像1

 韓国第19代大統領に就任した文在寅(ムン・ジェイン)氏の政策に世界から注目が集まる中、韓国では、アマゾンで販売されている文氏関連のTシャツが話題を呼んでいる。

 Tシャツには「VOTE MOON JAE IN PRESIDENT」と文氏への投票を促すメッセージの下に「NORTH KOREA 」(北朝鮮)とプリントされており、価格は15.99ドル(約1,800円)で、5色展開だ。

「文在寅は北朝鮮の大統領?」Amazon販売のTシャツに韓国人激怒、不買運動への画像2

 サイト上の商品名は「SOUTH KOREA」(韓国)となっていることから、韓国ネット民の間では、このプリントが意図的なものなのか単なる印刷ミスなのかと論争が巻き起こっている。ちなみに、アマゾン内では同一カテゴリーで、文氏と大統領選を争った洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補の名前入りTシャツも販売されているが、こちらには「SOUTH KOREA」とプリントされている。

 商品のコメント欄には、販売中止を求める声が殺到。「とてつもなく侮辱的だ」「大韓民国の大統領ですよ!」「洪準杓側が制作したんじゃないか」「一国の大統領を侮辱するのは、国家を侮辱することだ」「この商品を買うな」「(アマゾンは)金を稼ぎたいなら最低限の礼儀は守れ」などといったレビューが寄せられている。また、「赤化統一するのか」「統一したら、大統領は文在寅じゃなくて金正恩だろう」「共産主義者なのか?」「作った人は政界をよくわかっている」などという書き込みもあった。

 かつて日本でも安倍晋三首相をヒトラーに見立てた動画が話題になったが、韓国では9年ぶりに革新系政権が誕生したこともあり、文氏の対北政策には批判的な意見も多いようだ。

 実際、5月13日には、ネット上で「従北・共産主義者の文在寅を処刑する」と、爆破テロ予告をした男が逮捕。男は警察の取り調べに対し「イタズラで書いた。実行する計画はなかった」と供述したが、ネット上では「投獄しろ」「お前もイタズラで北朝鮮に送ってやろうか?」などと犯人への非難の声が目立つ。現在、文氏の人気は絶大で、彼が表紙を飾った米「タイム」誌が売り切れたり、彼をディスった美人キャスターが叩かれたりする状態だ。

 テロ予告やパロディ商品そのものへの批判はあるものの、新大統領への期待と関心が高いことは間違いないようだ。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・文在寅大統領が表紙を飾った米国「タイム誌」がバカ売れ中!! その表紙に隠された秘密とは?
http://s-korea.jp/archives/15917?zo
・大統領をディスったあの美人キャスターに非難集中!? 韓国女子アナとネット民たちの因縁
http://s-korea.jp/archives/15837?zo

第2子解禁の中国で大繁盛! 村の女性の99%が従事「代理出産村」とは?

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代理母出産を終え、休暇のために戻ってきた女性。取材を警戒してか、口が重い

 中国で36年間続いた一人っ子政策が廃止され、昨年1月1日から2人目までの子どもが解禁となった。それから約1年半、各地でプチ出産ブームが巻き起こっている。

 そんな中、あるサービス業が興隆しているという。それが「代理母出産業」である。出産可能な年齢の女性ほとんどが代理母として稼いでいる村まであるといい、その実情を中国のテレビ局が伝えた。

湖北省の七里村。ここは大都市・武漢から車で3時間のところにあり、田舎の村としては交通の便がいい場所だという。この村では10年ほど前から代理母出産のために大都市へ出稼ぎに行く女性たちがおり、村人の話によると、今では村の女性の99%は代理母出産経験があるのだという。

 出産1回当たりの報酬は15~25万元(約240~400万円)。報酬額は条件によって異なるが、双子だった場合はさらに高くなるという。主な収入源は農業しかなく、またその稼ぎもわずかであるため、報酬の高さに目がくらみ、多くの女性が代理母として出稼ぎに出ていく。

1人か2人を産んだ後にやめる人もいれば、その後も、3人目、4人目と続けていく人もおり、中には50歳近い女性までいる。

 妊娠には当然、肉体的なリスクも伴う。こういった代理母が人工授精をする場合には、妊娠から安定期までを順調に過ごすため、黄体ホルモンを毎日お尻に注射するという。また、帝王切開で出産し、その際の縫合が不適切だったことから、翌年にも代理母として妊娠した際に傷口が破裂し、死亡した女性もいたという。

リスクを伴う代理母業だが、クライアント側はどういった理由で大金を払ってまで依頼に踏み切るのだろうか? それについて、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、こう説明する。

「不妊治療をしても妊娠できない人たちが頼むケースもありますが、それ以外では、2人目を欲しくても、女性側の年齢的な問題で出産が難しかったり、または仕事が忙しくて妊娠などしていられないといったケースも挙げられます。大都市では裕福な人も多いので、こういった人たちが代理母出産を依頼することがほとんどのようです」

 とはいえ、代理母出産は、中国では禁止されている。にもかかわらず、農村の女性たちが自ら望んで代理母業で稼ごうとする裏には、貧困がある。2人目解禁だけではなく、貧困対策にも、もっと目を向けていく必要がありそうだ。
(取材・文=佐久間賢三)

日本各地でイノシシ猟師の「補助金詐欺」が激増中! ジビエ推進の“歪んだ構造”とは

日本各地でイノシシ猟師の「補助金詐欺」が激増中! ジビエ推進の歪んだ構造とはの画像1
イメージ画像(足成より)

 農作物に被害を与える鳥獣の捕獲を偽装して、市町村などから出る補助金をだまし取る詐欺が横行している。

 農林水産省によると、先ごろ全国の自治体に補助金申請時のチェックを徹底するよう通知したというが、そもそも補助金制度そのものが大きな利権になっているという見方もある。

「鹿児島ではイノシシ1頭あたり1万2,000円の補助金が出るんですが、うち8,000円は国が補助する仕組みになっていて、自治体はとにかくこれを増やして金儲けしたいという感じでしたから、詐欺の増加もその副産物という気がします」

 こう話すのは鹿児島・霧島市の農業関連事業者で「地域によっては猟師が補助金目当てで、農家の被害以上のイノシシを捕獲しようとしているありさま」だという。

「イノシシが出ていなくても、被害報告を作ってくれと猟師が依頼しているんです。報告書を書いてくれたら5,000円の謝礼をするとかね」(同)

 実際、同市ではイノシシやシカに出る補助金が大量に騙し取られている。2013年度からの3年間で、少なくとも300件を超える不正が判明。この補助金は農家の被害報告を受け、猟師が捕獲したイノシシなどを時間や場所などを書いたボードと一緒に撮影、提出する形となっているが、同じ獣の写真を使い回すなどの虚偽が横行しているという。

 約3年前、和歌山で同種の詐欺をして書類送検された職員は、約10万円の不正補助金を手にしていたが、調べに対し「100件以上やっていた」と余罪を供述。

 この職員はシカやイノシシなど野生動物の肉を食用とするジビエの推進をする団体に勤めていて、その手の事情に精通していた。この職員を知る団体関係者によると「問題の職員は、ジビエなんか売るより補助金の方が儲かる、とハッキリ言っていた」という。

「実際にそうなんですよ。捕獲イノシシの食肉流用は、あくまで個体の再利用の話。主軸は補助金なので、和歌山県内でもジビエに流用するのは捕獲した数の2%程度。それでも、猟師の収入を増やすために『補助金の枠を拡大しよう』ってやっている。これは行政の歪な仕組みも影響していて、農作物の被害に遭う農家は農林水産省の管轄でも、鳥獣退治に出る猟師は環境省の管轄。本来、農家が自分で罠を作って捕まえたっていいんですが、そうすると猟師の食い扶持が減るから、基本は猟師に依頼する形を勧めているんです。ジビエ普及なんて言っても、本音は高額な補助金を国から取りたいだけでしょう。ジビエは生肉を求める消費者はほとんどいないので、加工するための施設が必要になり、これまた採算度外視で公共事業が生まれてます」(前出関係者)

 政府は今、ジビエ普及を拡大するため、菅義偉官房長官を議長とする対策会議を設置。山林から消費地までの運搬ルートを強化して狩猟関係者が取り組みやすい仕組み作りに着手しているが、「捕獲した個体に補助金を出すことで成り立つビジネスだから、みんなが税金に群がっているだけ」と関係者。

「結局、農水省や農協資本の業者、林野庁の残党みたいな連中が躍起になって起こしている巨大利権みたいなものにしか見えないんです。不正受給の取り締まりを強化しても、過剰な補助金の捻出があれば同じこと」(同)

 ある猟友会のメンバーは「補助金制度をやめるなら、海外のように狩猟をスポーツ化して一般人にハンターをさせれば儲かる」という。動物殺しをレジャーにするなんて話が日本で理解を得られるはずもなく、ジビエ拡大を看板とした補助金枠の拡大が促されていくのだろうか?
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

「魚沼産」が生産量の30倍以上流通……農作物のネット販売に潜む“産地偽装”の深すぎる闇

<p> 新潟県が、昨年同県産のコシヒカリとして販売された米をDNA検査したところ、約1割の商品に別の品種が混入していたことを発表した。</p>

<p> 100%の新潟県産コシヒカリと確認できた商品は、68%にとどまった。数年前から同様の結果は続いており、県が偽装米の告発も視野に入れるなど対応を強化する方針だ。</p>

<p> 産地偽装は「夕張メロン」や「神戸ビーフ」、「信州味噌」などでも横行していて、農林水産省が対策に乗り出しているが、中でも米は「見分けがつきにくく一向に減らない」というのが関係者の見方だ。</p>

<p>「少し前に週刊誌でJA京都の米卸業者がコシヒカリに中国産米を混ぜているという報道があって、業者が反論する騒動になっていましたが、もっと身近なところで偽装はいくらでもあります。特にネット販売はひどい」(県消費者行政課の関係者)</p>

両替機荒らしに、パチモン景品……クレーンゲーム人気爆発の韓国でトラブル続出中!

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 韓国で「クレーンゲーム」ブームが巻き起こっている。クレーンゲームを導入した店舗は、2015年は21カ所にすぎなかったが、17年1月には1,000カ所を、4月には2,000カ所を超えたという。

 韓国メディアは「クレーンゲーム旋風」と喧伝しているが、黎明期とあって、何かとトラブルが後を絶たない。

 その最大の原因は、クレーンゲームを設置している店舗が無人であり、24時間営業も多いこと。そのため、犯罪が起こりやすい状況にあるとされる。クレーンゲーム場にまつわる犯罪で最も多いのが、両替機内の現金を狙った窃盗だ。5月3日午前5時40分、清州(チョンジュ)市のある店舗に、2人の少年が来店。彼らは両替機を破壊して現金200万ウォン(約20万円)を強奪、逃走した。監視カメラの映像から2人はすぐに逮捕されたが、その後の取り調べで、仁川(インチョン)、大田(テジョン)など35カ所でも同様の犯行を繰り返していたことが判明。被害総額は、計3,149万ウォン(約315万円)にも上る。
 
 また、クレーンゲーム内の景品を直接盗む輩も多い。中には景品取り出し口に体を入れて身動きできなくなり、救助隊が出動する事態になったケースもあるというのだからあきれてしまう。

 一方、景品のライセンス問題も勃発している。日本でも2016年、秋葉原のクレーンゲーム専門店で“偽グッズ”が景品となり、著作権法違反の容疑で店舗経営者が書類送検されている。韓国でも国内の人気コンテンツをはじめ、ポケモンなどの無許可アイテムが数多く流通する事態となっている。

 2月には文化体育観光部と韓国著作権保護院、韓国文化コンテンツライセンス協会などがパチモンの取り締まりを強化したが、現状、氾濫は止まらない。

 ある専門家は、クレーンゲームブームについて「挫折や苦悩の続く韓国社会に不満を感じる多くの人が、クレーンゲームで景品を獲得することで一種の達成感と幸福感を得ている」と分析しているが、いずれにせよ、犯罪に対する早急な対策が求められる。

12歳女児の卵巣から6キロの異物が……中国で“リアルピノコ”巨大奇形腫の出現が相次ぐ

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湖北省大悟県に住む12歳女児から、重さ約6キロの巨大奇形腫が摘出された

 手塚治虫の『ブラック・ジャック』に出てくる“ピノコ”を彷彿とさせる症例が中国で相次いでいる。

 湖北省大悟県に住む12歳の女児、娟娟ちゃんは、両親が武漢に出稼ぎに行っているため、祖父母と暮らしている。今年3月初旬、シャワーを浴びていると、自身の腹部が膨らんでいることに気づいた。触ってみるとしこりのようなものがあったが、特に痛みなどはなく、太っただけだと思い、祖父母に話さずにいた。それから2カ月ほどたつと、腹は日に日に大きくなり、学校の制服を着るのもままならなくなった。まるで妊娠したかのように膨らんだ腹は、さすがに隠し通すこともできなくなった。

 5月7日、武漢から帰ってきた両親に伴われて病院へ行くと、卵巣の中に奇形腫があることがわかり、2日後、緊急手術が行われた。手術は2時間にも及び、重さ約6キロもある腫瘍を摘出。幸いにも良性だったが、腫瘍の中には人間の骨組織が確認された。

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貴州省では、43歳の女性から、重さ約7.5キロの奇形腫が摘出された

 また最近では貴州省で、43歳の女性の卵巣から、重さ約7.5キロの奇形腫が摘出されている。この女性は、17年前に出産を終えたあと避妊手術を受けていたが、ここ3年くらいの間に腹が膨らんできたため検査を受けると、奇形腫があることがわかった。このケースも良性だったが、摘出すると、毛髪や歯が生えていたという。

 奇形腫は、胚性幹細胞が異常分裂して形成される。多くの場合は出産時に発見されるが、まれに見落とされることがあり、嬰児の成長とともに腫瘍も大きくなっていくのだという。

 奇形腫自体はそれほど珍しい症例ではないが、ここまで巨大化することは異例。中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は「先進国であれば、初期の段階で発見されるが、医療格差の大きな中国では、本人が異常を感じてもなすすべがなく、放置されるうちに巨大化してしまうのでは」と、その要因を指摘する。

『ブラック・ジャック』のピノコは、双子の姉から摘出された奇形腫の中にバラバラに存在していた脳や内臓を組み立てて作られた存在だった。最後まで健常者になることに憧れ続けていたピノコの声が、中国で人間らしい扱いを受けることができない貧困層の嘆きに重なるような気がする。
(文=中山介石)

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