「14ウーマン」の記事一覧(14 / 175ページ)

テレビ業界からクレームの嵐! 「干されそう」とウワサされる人気芸人を実名暴露

 はんにゃ・金田哲が、お笑い界で“干された”と、ネットを中心に話題になっている。9月8日放送の『エゴサーチTV』(AbemaTV)で、金田は「芸人界で1位2位を争う遅刻魔」であると暴露され、その悪癖から、現在、関西圏の劇場を一律出禁状態になっているという。そこで今回は、ある事情から「干されそう」とウワサされる芸人を調査した。

 テレビ局界隈で以前から「評判が悪い」と言われているのは、NON STYLEの井上裕介だという。昨年末に起こした交通事故によって、約3カ月の謹慎処分が下り、今年3月に復帰した井上。バラエティ制作に携わるテレビ局関係者は、井上について、「ちょうど悪評が出回っていた時期に事故を起こしたのでビックリしました」と語る。

「井上の無愛想さは、ある意味突き抜けていますよ。挨拶しない、打ち合わせでは空返事、スタッフと目も合わせないなど、超大物タレント顔負けの“塩対応”ぶりです。それでいて、いざ本番が始まると、あのハイテンションだけに、スタッフや共演者から『信用できない』『できるだけ絡みたくない』と陰口を叩かれるようになっています。相方の石田明が、礼儀正しく機転の利くタイプなので、より井上のひどさが際立ってしまう面もありますね」(同)

 続いては、「セクハラ発言がひどい。冗談では済まされないレベルなので、干されてもおかしくない」(テレビ局ディレクター)と指摘されている平成ノブシコブシの吉村崇だ。

「顔見知りの女性スタッフから、『吉村さんは今彼女いないんですか?』と聞かれた時、彼は満面の笑みで『まだまだセックスしたいんですよ! 結婚したらセックスできないじゃないですか』と大声で返しているところを目撃しました。本人はウケ狙いだったかもしれませんが、女性相手に『セックスしたい』と連呼するなんて……周囲はドン引いていましたよ」(同)

 吉村が“ターゲット”にする女性は、芸能人ではなく、あくまで一般人なのだとか。

「一時期よく芸人合コンのウワサが、週刊誌などで報じられていましたが、実際の吉村の主戦場は“自宅飲み”。都内の高級マンションに『オレが料理作るから』などと一般女性を呼び集めては、連日のように宅飲みを繰り返しているそう。ただ、吉村は自分の自慢話しかしないらしく、女性陣はさっさと帰ってしまうみたいですが(笑)。最近、芸能プロ界隈は、芸人の女遊びにも厳しくなってきているようなので、何か大きなスキャンダルを起こして、干される可能性も十分考えられます」(同)

 世間から「テレビで見なくなった」と言われないよう気を引き締めてほしいものだが……。

真顔で「maybe」連呼の衝撃…木村拓哉があり得ないほどクサいのにかっこ良い『プライド』

 木村拓哉さんの出演した“月9”作品を辿っていく『キムタ9』。6回目は2004年放送の『プライド』を回想したいと思います。

2004年の木村さんやSMAPの活動を振り返ってみると、この年はシングルが発売されていません。ただ前年の2003年に日本史に残る大ヒットとなった『世界にひとつだけの花』が発売。同年、木村さんは映画『ハウルの動く城』で声優に挑戦し、ドラマ『GOOD LUCK!!』(TBS系)で主演を務めています。説明不要の人気を得て、安定期に入った頃……とでも言いましょうか。

美しすぎる竹内結子との関係に日本中から聞こえた「ジリジリ」と「イライラ」

“里中ハル(木村拓哉)は実業団のアイスホッケーチーム『ブルースコーピオンズ』のキャプテン。アイスホッケーへの情熱はあるものの、恋愛に対してはどこか冷めていて、真剣に女性を愛そうとはしない。しかし、ある日出会った普通の会社員・村瀬亜樹(竹内結子)のまっすぐな心に触れるうち、いつしかハルの高い“プライド”は溶けていく。ところが、2年以上、音信不通になっていた亜樹の恋人(谷原章介)が海外から帰国することになり、一度は結ばれたはずの二人の関係性が崩れてしまうことに”

 本ドラマの平均視聴率は25.2%。「キムタクが出ればドラマはヒット間違いなし」という法則が根付いており、キムタクパワーでアイスホッケーという、日本ではそれまで日の目を見なかったスポーツを一気にメジャーに格上げさせました。

 リンクの上でも外でもやたらと一緒にいる、木村さん、坂口憲二さん、佐藤隆太さん、市川染五郎さん、佐藤浩市さんのブルースコーピオンズメンバーが登場するシーンは多く、男臭満載のドラマ『プライド』が面白かったポイントはいくつか挙げてみましょう。

 まずはドラマ史上に残るほど、木村さんのセリフがクサかったということ。念のため再度記しておきますが、昔のドラマとは言っても2004年、世は平成です。

ハル:オレが嫌い?
亜樹:嫌いも何もまだ会ったばかりで……。
ハル:じゃあ、いっぱい会えばいいか。
亜樹:それは……。
ハル:そうすれば、好きになるよ? オレのこと。maybe君は俺を好きになる。

 ……君は俺を好きになる? キムタク以外の男が吐いたら、とりあえず「そこで歯ぁ食いしばれ」と言ってぶん殴るでしょうね。この台詞が許されるのは日本一のモテ男だけ……いや、木村さんを持ってしてもドラマの中だけ。

 そして問題の「maybe」。毎回、必ずハルの台詞に登場しました。何かと言えば「maybe」。ハルと亜樹が二人で「maybe」と言い合ったり、ついには周囲の人間も「maybe」「maybe」言い出して、ドラマ内は「maybe」天国に。『HERO』(フジテレビ系・2001年~)では「ヨロシコ」、『GOOD LUCK!!』(TBS系・2003年放送)では「ぶっちゃけ」と印象的な台詞を残すのも、キムタク主演ドラマの“ワザ”というところでしょうか。

 さて『プライド』。亜樹とハルのくっつきそうでくっつかない、視聴者を焦らしまくるシーンの連発に心を突かれました。ヒロインは“はっきりしない女の態度”を演じさせたらNo.1の竹内結子。この作品でも、なぜか2年間も連絡を取っていない恋人を信じて待つ「古き良き時代の女」とされていましたが、そう言いながらもハルに近づいていくという、女の最大の敵を演じていました。イライラするのに、何度も見たくなってしまうのは、竹内さんの美しさ故。

「竹内結子なら何をやってもいいよね」と、日本女性は竹内結子の造形美に平伏しました。今年放送の『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系・2017年)で、久々に木村さんと竹内さんのコンビを見て『プライド』を思い出した人も多いはず。

 クィーンの『ボーン・トゥ・ラヴ・ユー』に乗せて贈る、氷上の決戦。男の友情や恋愛など見どころは多々ありますが、とにかく木村拓哉がクサくてかっこいい。そのひと言に尽きるドラマです。

視覚が刺激されて激しく濡れちゃう…結合部丸見えセックス体位3選

こんにちは、大根 蘭です。秋風を感じていたのに、また暑さが戻ってきましたね……。残暑ざんしょ。

セックスのとき、女性の感じている顔(アヘ顔)、揺れるおっぱいを凝視している男性は多いそうです。それ以上に挿入の瞬間の結合部、卑猥な音をたてる結合部……これまた、「たまんねえな」と喜ぶ男性、多いですよねぇ~。

しかし、それが好きなのは男性だけではありません! っていうかエロいのは男の特権ではないですからね。私の友人女性たちからは、ヤッてる最中に結合部を見たいという意見が意外にも多いです。確かに私自身、結合部を見せつけあうような体位のときに多少、視覚的興奮が増してる気がしてました。ということで! 本日は、“結合部丸見え体位”3選をお伝えしたいと思います。

結合部丸見え体位1:座って向き合う「帆かけ茶臼(ちゃうす)」

対面座位の一種で、女性は片脚を相手の肩に乗せる体位です。

まず、男性は仰向けの体勢になり、女性は上から跨って挿入します。その後、男性が上体を起こして女性の片脚を持ち上げて肩に乗せて出来上がり! 女性が脚を開いているので、対面座位よりも結合部が見えてエロティック! 密着感がありながら、乳首やクリを愛撫してもらうのにも最適です。

変わりダネ体位あるあるですが、カラダの柔軟性も多少は必要です(カラダが硬いと、足がつってしまったり、背中や腰を痛める可能性があるので注意!)。しかし難易度が高いわけではないので、しっかりと手をついてバランスを保ち、男性に支えてもらえば、それほどキツくないと思います。

向き合って挿入するため、男女ともにスピーディな動きはやりにくい体勢です。お互いに腰をゆっくり動かし合って感じるポイントを探していきましょう!

結合部丸見え体位2:起立!挿入!「立ち鼎(かなえ)」

対面して立ったままで挿入を行う体位です。

男女が向き合って立った体勢で、男性が女性の片足を持ち上げて、正面から挿入して完成! カラダの密着度が高く、男性が挿入時に腰をこすりつけるようにグラインドすると、膣とクリの両方に刺激を感じることができます。

女性も片足で立つことになります(バランスを崩さないようにお気をつけて!)。男性が片手で足を上げて、もう一方の手で腰をしっかりとサポートすることが必要です。男女の身長差も大きければ大きいほど、男性が膝で調整しなくてはいけなくなるので、特に男性の忍耐力と筋力が必要な体位でもあります。

ピストン運動は難しい体位なので、深い挿入感を得ることはできませんが、女性が壁に手をつくことが出来れば、男性もラクになりピストンがしやすくなります。さぁ、壁際へ移動しましょう!

結合部丸見え体位3:ミラープレイに最適「乱れ牡丹」

座位の一種で、男性が後ろで女性が前になる体位です。

座った男性の膝に、男性と同じ向きで(男性に背中を向けて)、脚を広げて跨り、挿入して、いっちょあがり! 後ろから女性のカラダを愛撫しやすい体勢でもありますし、後ろからだとどこを触られるかわからないのも、興奮しますね。

女性からは結合部が見える体位かもしれないけど、男性は見づらくない? と思いますよね。実はこの体位でオススメなのはミラープレイ! 鏡を目の前に置いて行うと、この上ない丸見え体勢です。

▼クンニ中に手鏡でアソコを見せて…恥ずかしいけど興奮するミラープレイ!

この体位の場合は、基本的に女性が上下や前後に腰を動かすものですが、騎乗位のように男性が下から突いてもグー! ただ、女性が後ろ向きに跨っているため、お尻の肉が邪魔をして挿入は浅くなりやすいです。ゆえにペニスが抜けやすい体位でもあるので、激しすぎる上下運動は向いていない体位かもしれません。

ご紹介した3つの体位ともに、ピストンをしにくかったり、挿入感が浅い体位でもあります。あくまでも結合部を見て楽しむ体位として取り入れてみてください!

【インタビュー】藤田紀子さん、若貴兄弟を育てた“母目線”で語る「いい過保護と悪い過保護」

 人気ドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)が9月13日に最終回を迎える。超過保護環境で育てられ、21歳にもかかわらず、全て親まかせの主人公・カホコ(高畑充希)の成長と、その母・泉(黒木瞳)の関係を描くホームドラマ。娘離れできない泉は、しばしば「毒母」と批判されるが、果たして「過保護な母」=「毒母」なのだろうか。兄弟横綱・若乃花(花田虎上)と、貴乃花親方を育て上げた藤田紀子さんが、過保護と子育てについて語った。

――母親の「過保護」についてどう思われますか?

藤田紀子さん(以下、藤田) 度が過ぎた過保護は子どもの成長妨げると思います。でも、ある程度は過保護な面もないと厳しさを出すことができない。うちは、いまだに息子に「鬼だった」と言われるくらい激しく育てましたけれども(笑)、ある面、他人から見たら「過保護だ」と思われるような甘い面もありました。それも大切だと思っています。

 相撲部屋の女将として各地から入門した10代半ばのお子さんを何十人と見てきましたが、親の愛情を受けてきていない子の中には、いじめなどの問題を起こす子も少なくありません。「過保護」というと「親のいいかげんな愛情」と取られがちですが、そればかりじゃないんです。愛情があるかないか、一番感じているのは、親よりも当事者の子ども。親がものすごく厳しくても、「自分は親に愛されている」と感じている子はちゃんと成長すると思う。

――厳しさと愛情のバランスが難しいですね。

藤田 難しいですね。うちは、守らなければいけないことが何カ条かありました。ご挨拶、門限……守らなかったときは、体罰。今だと「逮捕される」と言われちゃうんですけど(笑)。例えば、来客中に「静かにしなさい」といっても、1歳半しか違わない男の子2人って、すぐ騒ぐんですね。何度注意しても聞かなければ、ビンタしたりおしりを叩いたりしていました。

 そういえば、初めて建てた一軒家では、1年に1回壁紙を替えていました。親方(故二子山親方)は投げつけて怒るものですから、大ケガはしませんけど鼻血が飛んじゃうんです。だから替えざるをえない。もちろん、親方が巡業で留守にすることが多いので、部屋の雰囲気を変えて新鮮な気持ちになってほしいという思いもあったんですが。

――一方で、「過保護だった」と思うエピソードはありますか?

藤田 光司(貴乃花光司親方)が中学、虎上が高校のとき、明大中野の相撲部に在籍していて、平日授業の後はもちろん日曜・祭日も稽古。くたびれたんでしょうね、ほかの子は電車に乗って帰るんですが、光司が電話して来るんです。「まあちゃん(虎上)が、足が痛くて歩けないから、ママ迎えに来て」って。私はどんなに忙しくても「今すぐ行くから」と車で迎えに行っていました。あとから考えて私、大甘だなと思いましたよ(笑)。

 そういう甘いところはいろいろありましたけど、子どもが自立しなかったかというと違うじゃないですか。15歳と17歳で相撲部屋に入門して、父親は親方、母親は女将、親子であって親子でない関係になりました。それから私は一切小遣いを渡していません。その前は、同級生と同じようにあげてましたが、入門したら自分たちで強くなって稼ぎなさいという方針でした。親元を離れて暮らすほかの弟子は、親御さんからの手紙の中にお金が入っているのが透けて見えるんです。親方に知られたらものすごく怒られるんですが、私は1人くらい味方がいた方がいいだろうと思って、見て見ぬふりしていました。けれど、結局そういう子たちは成長しなかった。ほしいもの、食べたいものがあれば仕送りしてもらえるのだから、伸びません。

――藤田さんは、周囲からどういった親だと思われていたと感じていますか?

藤田 周りからは冷たい親だと思われたでしょうね。でも、師匠の息子というのは、ほかの弟子よりも世間の目が厳しい。時にはいじめられて、私がつらくなって自分の部屋で涙したこともありましたよ。だけど、私が甘くすると、きっとこの子たちはダメになると思ったんです。息子たちも、私と親方が、本当は鬼ではなかったことを知っている。だから耐えられたんだと思う。よく「過保護かしら」と心配する親御さんがいるけれど、「過保護でいいのよ、小さいうちは。その方が大人になったらちゃんと自立するわよ」とアドバイスしています。

――小さいうちだけでなく、大人になっても子どもに仕事を紹介するなど甘い芸能人親子もいますね。

藤田 芸能人は「親の七光」ができる。でもスポーツはできない。私も息子たちに苦労させたくないと思い、子どもの頃、「パパの名前で芸能界に入ったら?」と勧めたことがあったんです(笑)。光司が小学生のとき、ドラマ『あばれはっちゃく』の台本が自宅に届いて「出演しないか」と声をかけていただいたことがあって。「出たら出たら」と言ったんですが、「ママ、いいかげんにしてください」と断られちゃった。子どもながらに「親の関係で来た仕事で甘えない」という気持ちがあったみたいですね(笑)。

――子どもが親から離れて自立するということは、親が子どもから自立していくということでもあります。子離れはスムーズにできましたか?

藤田 本当は子離れしたくないですよ、母親は。でも、父親がものすごく怒っているときに、母親はグッとこらえて口出しをしないようにして、徐々に子離れ。そのあとに私が甘くしたり、父親の役目と母親の役目をうまく使い分けていました。

 よかったことは、当時、2人が在籍していた相撲部は、ご父兄が全国の応援に一緒に行かなければならなかったんです。子どもたちが思春期で親から離れる時期に、ベタベタはしませんが、付かず離れず全国一緒に旅して、目の前で息子たちの試合を見ることができました。それがとてもうれしかったの。だから、入門のときはあきらめがつきました。本当は入門させたくなかったという気持ちもあったけれど、あの時期つきっきりで一緒にいられたからもう我慢しなきゃ、と。私と同じ体験する人は世の中少ないでしょうけどね。

――最近、気になる芸能人親子はいますか?

藤田 とても言いづらいですけれど(笑)。番組で有名人の子どもたちと共演したことがありますが、トークを聞いてると、やはりみなさん大甘で豊かな生活をしてきたことがよくわかります。だからって、ちゃんとご挨拶もできますし、逆に二世でないタレントさんでも、まったく挨拶できない子もいます。1人だけ不思議なのは、Mattさん(桑田真澄の息子)。ほしいものを買ってもらって美容のために月何十万円も使って……とても不思議。お父さんはスポーツの選手でいろいろと苦労しているはずですし、以前投資のことで叩かれたこともあるんですよね。それなのに……と思うけれど、売れるためのキャラ作りかもしれない。面白いからつい見てしまいます。

――藤田さんは、貴乃花親方とは疎遠であることを明かしていますが。

藤田 ええ、でも毎日いつも心配。気にかけています。父の月命日にいつもお墓参りに行くんですが、必ず虎上の家族と光司の家族の健康を父にお願いしていますよ。だけど親の心子知らずでしょうか、あるいは状況のせいか……。虎上は今のお嫁さんになってすごく交流があるんです。私の誕生日に食事会を開いてくれたり、年に何回か旅行したり。前の奥さんときは一切そういうことはありませんでした。そういう雰囲気にもならない。このことはこれまで言葉に出したことはないんですが。当時は息子が現役だったせいかもしれません。タイミングもありますね。

 光司も、お兄ちゃんや相撲部屋経験者の私が陰で支えてあげられると、もう少し楽になれるんじゃないでしょうか……。子どもは平等ですけど、やはり下の子は、なおさら可愛いというところがいまだにあって。虎上に「ママは光司ばっかり」と言われるから、テレビで光司の話は絶対にしないようにしているんです(笑)。子どもっていくつになっても親の愛情を受けたがるんですね。笑っちゃいますね(笑)。

――最近、貴乃花親方の息子さんで、靴職人の花田優一さんがメディアに出ていますが、お孫さんを見て貴乃花親方の子育てはいかがですか。

藤田 トーク番組を見て、私、おかしくてしょうがないんですよ(笑)。光司は、私が離婚したあと何年間かはたまに遊びに来てくれたり、電話してくれたりしていたんですが、実はそのとき「僕は自分の子どもは女将さんのように厳しく育てません」って言ったことがあるんです。それなのに、優ちゃんがテレビで「お父さんはものすごく厳しかった」と言っていて。私が光司を叱ったことと同じことで叱っているんです。知り合いにも「あの厳しいしつけは全部女将さん譲りですね」と言われました。

 親子って不思議ですね。優ちゃんに会ったら、「あなたのお父さん、私と同じことをしてるね」って言いたい(笑)。優一くんは私が名付け親。お父さんとお母さんの厳しさと愛情があってこそ、あのように好青年に育ったのだと思うとうれしいし、お母さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。「過保護」という言葉は受け取り方次第。愛情深いか、過保護か。どこに線引きするか難しいけれど、それは親の責任です。
(安楽由紀子)

藤田紀子(ふじた・のりこ)
1967年女優デビュー。70年に初代貴ノ花と結婚。その翌年に、長男の花田虎上、72年には次男・光司を出産。藤島部屋のおかみとして、親方と共に弟子たちの育成に尽力した。現在、タレントとして、子育て論から時事の話題まで、説得力のあるトークで人気を博している。
公式ブログ

女子の大学進学率が男子より高い状況も問題。アメリカの「落ちこぼれ男子問題」は日本でも火を噴くか?

 約一年前にwezzyでの連載で、男子の方が女子よりも大学就学率が高い日本の状況は、先進諸国の中では極めて例外的であり、この問題を解消しないことには社会における男女平等を実現することは難しいというお話をしました。その状況を端的に表しているのが以前も紹介した下記の図です。

 しかしこの図を見て、いくつかの国で女子の大学就学率が顕著に男子よりも高くなっているのは問題ではないのか? という違和感をもった人もいるでしょう。

 確かに女子に比べて顕著に低い男子の就学率は良い状況ではありません。男女で機会が平等でないということもさることながら、落ちこぼれた時に、女性はこれまで労働参加していなかった状況が継続するのに対し(もちろん女性が労働参加できていない状況も大問題です)、男性の場合はこれまで労働参加できていたのができなくなってしまうため、その社会経済的な帰結の意味合いが大きく異なるからです。

 少なくとも英語圏の国々ではこの「落ちこぼれ男子問題」が10年ほどの間に、十分ではないにせよ注目を集め始めています。各国ともまだ男女の賃金格差の問題などが存在しているため、教育とジェンダーと言えば、STEM系(いわゆる理系)で女子学生が少ないことに焦点を当てることが多いのが現状であり(詳しくはこちらの記事をご覧ください)、まだそれほど研究が進んでいない分野ではありますが、今回は「落ちこぼれ男子問題」をご紹介しようと思います。

なぜ落ちこぼれ男子問題が発生するのか?

 落ちこぼれ男子問題が発生する理由の一つとして考えられているのが、男子と女子の発達の差です。

 一般的に男子よりも女子の方が成長が早いとされており、小学校に入学する段階では明らかに女子の方が男子よりも成熟しています。小学校入学段階での生物的な特徴による学力差は、これによる教員や親の児童に対する接し方などの差から自己効力感を通じて学力に影響を与えてしまい、完全には消滅しきらないことが明らかになってきており、同様のことが落ちこぼれ男子問題についても言えるのではないかと考えられます。噛み砕いて言うと、小学校入学時点で少し成長の早い子供は「周りと比べて自分は出来る」と思えたり、周囲の大人から「あなたは出来る子」という接し方をされることで自信を持ち、高い目標を設定してそれに向かって努力をする習慣がつきやすくなるのですが、この影響はその後も響いていく、というわけです。

 二つ目の理由として考えられているのが、言語能力の男女差です。

 国際学力調査において、数学や科学といった科目の男女間の学力差は国によってバラバラとなっていますが、読解力ではほぼ全ての国で女子の成績が男子のそれを統計的に有意に上回っています。

 近年、国際教育協力の分野では早期の読書支援が費用対効果の高い学力支援策であることが明らかになってきています (私がネパールで運営しているNGOもこのエビデンスに基づいて活動方針を選択しました)。言語能力は全ての学びの土台ともいえるため、幼い時期にこの問題が生じると、その後の教育についていくことが難しくなります。この問題は家庭環境の良くない男子の間で顕著にみられるため、落ちこぼれ男子問題の一因となっていることが考えられます。

 三つ目の理由として考えられているのが、マスキュリニティ(男性性)と労働です。

 アメリカはジェンダー問題の先進国のように思われるかもしれませんが、実はジェンダーステレオタイプがいまだに強く残っている国です。

 高学力の男性がジェンダーステレオタイプを発露するとトロフィーワイフ(自分のトロフィーとして若く美しい女性と結婚すること)などの形で現れますが、低学力の男性の間で発露すると「早く稼げるようになることこそが男として一人前の証であり、教育を受けるのなんてバカバカしい」という考えにつながります(この現象は中南米でも顕著にみられ、これらの地域での国際教育協力におけるジェンダーと教育分野の支援は、中等教育における男子の退学予防がメインテーマとなっています。アメリカもこの文化圏の一員なのかもしれません)。

 仮に1つ目、2つ目の要因をクリアできたとしても、思春期になって「マスキュリニティと労働」の問題が出現してしまうと、中等教育でまともに勉強しなくなったり、高等教育へ進学しなかったり、といった形で落ちこぼれ男子問題が発生すると考えられます。

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どのように落ちこぼれ男子問題が火を噴いたのか?

 なぜいま落ちこぼれ男子問題が注目されるようになったのでしょうか?

 例外も多く存在しますが、一般的に経済発展と共に国の産業構造も農業から軽工業、重工業、そしてサービス業等へと変化していきます。産業発展と共に求められる教育水準も変化し、小学校(読み書き・計算が出来れば、肥料や農薬の計算ができようになります)、中学校(工場に雇われる立場になるので、もう少し知識が必要になります)、高校(工業科・電気科など)、さらに大学や大学院へと上がっていきます。

 また、身体的な強さがものをいう部分もある重工業までは男性が主な働き手となりますが、サービス業や科学テクノロジーを活用した産業が主流になると、腕力の重要性が落ち女性の労働参加も進みやすくなるので、男性にとって職を得るための競争が激しくなります。

 しかし、アメリカの、その中でもラストベルトと呼ばれる地域では特に、石炭・鉄鋼・自動車産業からの脱却が求められようになったにもかかわらず、男性の教育水準がそれに見合うペースで上昇せず、男性の失業・低賃金問題が深刻になっていきました。これが落ちこぼれ男子問題がアメリカで火を噴いた背景です。

 現在私が住んでいるミシガン州の最大の街・デトロイトは自動車産業で有名です。ラストベルトのど真ん中に位置するこの街は夕張市のように財政破綻を起こし、現在では全米で最も治安の悪い街と言われています。

 実はトランプ大統領が当選した鍵は、このラストベルトにあるとも言われています(朝日新聞の「トランプの時代」などの連載記事がこれを鮮明に描いています)。石炭産業の復活、自由貿易撤廃で工場を米国内に取り戻す、移民排斥といったトランプ大統領が掲げた政策は、職を失ったないしは低賃金にあえぐこの地域の高卒男性の共感を呼びやすいものだったのでしょう。

 しかし、機械化や技術革新が今後も進展していけば、高卒男性程度の知識やスキルで十分な賃金を得られる職はどんどん無くなっていくと考えられます。トランプが掲げる政策がこうした流れを止められるとは考えられず、画餅でしかありません。低賃金にあえぐ高卒男性の問題を解決するには、落ちこぼれ男子問題に取り組んだり、リカレント教育(生涯教育のひとつ。労働と教育を繰り返し行えるような仕組み)を充実させたりすることによって、この地域の男性の教育水準を上げる必要があるのです。

日本で男子の落ちこぼれ問題は火を噴くのか?ーバランスの取れた教育政策の重要性

 それでは日本でもアメリカのように落ちこぼれ男子問題が火を噴くと考えられるのでしょうか?

 結論を先に述べると、日本で男子の落ちこぼれ問題が火を噴くのは、まだしばらくはなさそうです。国際学力調査のPISAの結果を見ると、日本は先進諸国の中でも男子の落ちこぼれ比率(PISAでLevel2以下の学力を持つ生徒の割合)が最も低い国の一つですし、読解力における男女間の落ちこぼれ比率の差も最も小さくなっています。さらに、日本の大学就学率は先進諸国の中で例外的に男子の方が高いだけでなく、男性の雇用に占める第三次産業の割合もイギリス・アメリカ・オーストラリア・カナダなどの英語圏の国と比べて10%程度低くなっています。しかし、高卒男性と大卒男性の未婚率の差がこの20年で拡大するなど、社会問題として顕在化する恐れがあり、油断することは出来ず、今のうちから対策を考えておけるとよいでしょう。

 教育問題を解消しただけで経済問題が解決するわけではありませんが、英語圏の男子の落ちこぼれ問題は教育問題を解消しないことには社会経済問題が解決しない局面が存在することを示唆しています。これは、日本で産業構造が転換するところで女子の教育水準が伸び悩み、ジェンダー平等の点で依然として課題を抱えていることも同様のことを示唆しています。

 バランスの取れていない教育政策は、新たな経済問題や社会問題を引き起こしたり、あるいはより深刻化してしまうことがあります。これは落ちこぼれ男子問題だけでなく、学歴差から生じる男女間の賃金格差やマイノリティ全般を取り巻く教育問題など様々な点でいえることです。ジェンダーに代表されるような様々な人の属性に配慮したバランスの取れた教育政策を追求していくことが社会の繁栄にとって重要だということを、アメリカが直面する現状から日本は学ぶことができると思います。

女子の大学進学率が男子より高い状況も問題。アメリカの「落ちこぼれ男子問題」は日本でも火を噴くか?

 約一年前にwezzyでの連載で、男子の方が女子よりも大学就学率が高い日本の状況は、先進諸国の中では極めて例外的であり、この問題を解消しないことには社会における男女平等を実現することは難しいというお話をしました。その状況を端的に表しているのが以前も紹介した下記の図です。

 しかしこの図を見て、いくつかの国で女子の大学就学率が顕著に男子よりも高くなっているのは問題ではないのか? という違和感をもった人もいるでしょう。

 確かに女子に比べて顕著に低い男子の就学率は良い状況ではありません。男女で機会が平等でないということもさることながら、落ちこぼれた時に、女性はこれまで労働参加していなかった状況が継続するのに対し(もちろん女性が労働参加できていない状況も大問題です)、男性の場合はこれまで労働参加できていたのができなくなってしまうため、その社会経済的な帰結の意味合いが大きく異なるからです。

 少なくとも英語圏の国々ではこの「落ちこぼれ男子問題」が10年ほどの間に、十分ではないにせよ注目を集め始めています。各国ともまだ男女の賃金格差の問題などが存在しているため、教育とジェンダーと言えば、STEM系(いわゆる理系)で女子学生が少ないことに焦点を当てることが多いのが現状であり(詳しくはこちらの記事をご覧ください)、まだそれほど研究が進んでいない分野ではありますが、今回は「落ちこぼれ男子問題」をご紹介しようと思います。

なぜ落ちこぼれ男子問題が発生するのか?

 落ちこぼれ男子問題が発生する理由の一つとして考えられているのが、男子と女子の発達の差です。

 一般的に男子よりも女子の方が成長が早いとされており、小学校に入学する段階では明らかに女子の方が男子よりも成熟しています。小学校入学段階での生物的な特徴による学力差は、これによる教員や親の児童に対する接し方などの差から自己効力感を通じて学力に影響を与えてしまい、完全には消滅しきらないことが明らかになってきており、同様のことが落ちこぼれ男子問題についても言えるのではないかと考えられます。噛み砕いて言うと、小学校入学時点で少し成長の早い子供は「周りと比べて自分は出来る」と思えたり、周囲の大人から「あなたは出来る子」という接し方をされることで自信を持ち、高い目標を設定してそれに向かって努力をする習慣がつきやすくなるのですが、この影響はその後も響いていく、というわけです。

 二つ目の理由として考えられているのが、言語能力の男女差です。

 国際学力調査において、数学や科学といった科目の男女間の学力差は国によってバラバラとなっていますが、読解力ではほぼ全ての国で女子の成績が男子のそれを統計的に有意に上回っています。

 近年、国際教育協力の分野では早期の読書支援が費用対効果の高い学力支援策であることが明らかになってきています (私がネパールで運営しているNGOもこのエビデンスに基づいて活動方針を選択しました)。言語能力は全ての学びの土台ともいえるため、幼い時期にこの問題が生じると、その後の教育についていくことが難しくなります。この問題は家庭環境の良くない男子の間で顕著にみられるため、落ちこぼれ男子問題の一因となっていることが考えられます。

 三つ目の理由として考えられているのが、マスキュリニティ(男性性)と労働です。

 アメリカはジェンダー問題の先進国のように思われるかもしれませんが、実はジェンダーステレオタイプがいまだに強く残っている国です。

 高学力の男性がジェンダーステレオタイプを発露するとトロフィーワイフ(自分のトロフィーとして若く美しい女性と結婚すること)などの形で現れますが、低学力の男性の間で発露すると「早く稼げるようになることこそが男として一人前の証であり、教育を受けるのなんてバカバカしい」という考えにつながります(この現象は中南米でも顕著にみられ、これらの地域での国際教育協力におけるジェンダーと教育分野の支援は、中等教育における男子の退学予防がメインテーマとなっています。アメリカもこの文化圏の一員なのかもしれません)。

 仮に1つ目、2つ目の要因をクリアできたとしても、思春期になって「マスキュリニティと労働」の問題が出現してしまうと、中等教育でまともに勉強しなくなったり、高等教育へ進学しなかったり、といった形で落ちこぼれ男子問題が発生すると考えられます。

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どのように落ちこぼれ男子問題が火を噴いたのか?

 なぜいま落ちこぼれ男子問題が注目されるようになったのでしょうか?

 例外も多く存在しますが、一般的に経済発展と共に国の産業構造も農業から軽工業、重工業、そしてサービス業等へと変化していきます。産業発展と共に求められる教育水準も変化し、小学校(読み書き・計算が出来れば、肥料や農薬の計算ができようになります)、中学校(工場に雇われる立場になるので、もう少し知識が必要になります)、高校(工業科・電気科など)、さらに大学や大学院へと上がっていきます。

 また、身体的な強さがものをいう部分もある重工業までは男性が主な働き手となりますが、サービス業や科学テクノロジーを活用した産業が主流になると、腕力の重要性が落ち女性の労働参加も進みやすくなるので、男性にとって職を得るための競争が激しくなります。

 しかし、アメリカの、その中でもラストベルトと呼ばれる地域では特に、石炭・鉄鋼・自動車産業からの脱却が求められようになったにもかかわらず、男性の教育水準がそれに見合うペースで上昇せず、男性の失業・低賃金問題が深刻になっていきました。これが落ちこぼれ男子問題がアメリカで火を噴いた背景です。

 現在私が住んでいるミシガン州の最大の街・デトロイトは自動車産業で有名です。ラストベルトのど真ん中に位置するこの街は夕張市のように財政破綻を起こし、現在では全米で最も治安の悪い街と言われています。

 実はトランプ大統領が当選した鍵は、このラストベルトにあるとも言われています(朝日新聞の「トランプの時代」などの連載記事がこれを鮮明に描いています)。石炭産業の復活、自由貿易撤廃で工場を米国内に取り戻す、移民排斥といったトランプ大統領が掲げた政策は、職を失ったないしは低賃金にあえぐこの地域の高卒男性の共感を呼びやすいものだったのでしょう。

 しかし、機械化や技術革新が今後も進展していけば、高卒男性程度の知識やスキルで十分な賃金を得られる職はどんどん無くなっていくと考えられます。トランプが掲げる政策がこうした流れを止められるとは考えられず、画餅でしかありません。低賃金にあえぐ高卒男性の問題を解決するには、落ちこぼれ男子問題に取り組んだり、リカレント教育(生涯教育のひとつ。労働と教育を繰り返し行えるような仕組み)を充実させたりすることによって、この地域の男性の教育水準を上げる必要があるのです。

日本で男子の落ちこぼれ問題は火を噴くのか?ーバランスの取れた教育政策の重要性

 それでは日本でもアメリカのように落ちこぼれ男子問題が火を噴くと考えられるのでしょうか?

 結論を先に述べると、日本で男子の落ちこぼれ問題が火を噴くのは、まだしばらくはなさそうです。国際学力調査のPISAの結果を見ると、日本は先進諸国の中でも男子の落ちこぼれ比率(PISAでLevel2以下の学力を持つ生徒の割合)が最も低い国の一つですし、読解力における男女間の落ちこぼれ比率の差も最も小さくなっています。さらに、日本の大学就学率は先進諸国の中で例外的に男子の方が高いだけでなく、男性の雇用に占める第三次産業の割合もイギリス・アメリカ・オーストラリア・カナダなどの英語圏の国と比べて10%程度低くなっています。しかし、高卒男性と大卒男性の未婚率の差がこの20年で拡大するなど、社会問題として顕在化する恐れがあり、油断することは出来ず、今のうちから対策を考えておけるとよいでしょう。

 教育問題を解消しただけで経済問題が解決するわけではありませんが、英語圏の男子の落ちこぼれ問題は教育問題を解消しないことには社会経済問題が解決しない局面が存在することを示唆しています。これは、日本で産業構造が転換するところで女子の教育水準が伸び悩み、ジェンダー平等の点で依然として課題を抱えていることも同様のことを示唆しています。

 バランスの取れていない教育政策は、新たな経済問題や社会問題を引き起こしたり、あるいはより深刻化してしまうことがあります。これは落ちこぼれ男子問題だけでなく、学歴差から生じる男女間の賃金格差やマイノリティ全般を取り巻く教育問題など様々な点でいえることです。ジェンダーに代表されるような様々な人の属性に配慮したバランスの取れた教育政策を追求していくことが社会の繁栄にとって重要だということを、アメリカが直面する現状から日本は学ぶことができると思います。

矢口真里より危険!? 中村昌也と着エログラドルの新しい恋、胡散臭さがスゴい!!

 2013年2月に芸能界を賑わせた「クローゼット間男」「鉢合わせ不倫」。元モーニング娘。でタレントの矢口真里(34)が当時モデルだった5歳年下の男性と矢口の自宅で不倫。朝方当時矢口の夫であった俳優の中村昌也(31)が仕事から帰宅、矢口と男性は素っ裸でいるところを見つけられて修羅場となってしまった事件である。

 その後、互いの事務所の思惑だろうか、双方のネガティブキャンペーンが週刊誌などで大々的に行われた。いわく「中村はDV夫で矢口はそれに悩んでいた」「矢口はとっくに気持ちが冷めていて、元カレに連絡したり、浮気も今回がはじめてではない」などなど……。5月には離婚が成立し、矢口はレギュラー番組を降板するなど一時休業状態であった。

 正当派アイドル出身でヨイショ上手なワイプ女子として、商品PRイベントなどで重宝されてきた矢口だが、どうやら実は相当な肉食系女子と発覚し、事件を境に仕事の種類は大きく変わった。ただ、肉食矢口ゆえ男性とも一時の火遊びですぐに別れるのはないかと囁かれていたのだが、ふたりの仲は4年たったいまも継続しているようで再婚する日も近いとされている。となると衝撃的な妻の浮気現場を目撃してしまった中村にもぜひ幸せになってほしいものだが……9月12日発売の写真週刊誌「FLASH」(光文社)に中村とグラドルとのツーショットが掲載された。

 中村のお相手は「愛人にしたいアイドル」と呼ばれるグラドルの森咲智美(25)だ。今年の7月には『有吉反省会』(日本テレビ系)に出演し、酔っぱらうとTシャツの胸元を切りすぎることを反省し、そのGカップ美乳が大きな話題となった。筆者も番組を観ていたが「上手に大事なところだけ残して切れてる……いや、それ絶対酔ってないでしょ」と、自ら切ったというキューティーハニーを彷彿とさせるTシャツ姿の森咲に心でそっとツッコんだものだ。あのときのあのグラドルが中村の相手なのか……そう思って改めて彼女の画像を検索し確認してみた。あらまぁ過激! かなり過激! ドスケベ即抜き系、とでも命名すればいいだろうか。とにかくもうすべてのポーズ・表情が扇情的で、股間のなだらかな膨らみや筋を強調するショットも多い。なんならもうほとんどなにも着ていないに等しいショットもあるではないか。特にイメージビデオでは股間接写、擬似性交シーンもあって相当過激派。色気ムンムン系とは程遠い売り方だった矢口とは正反対のキャラである。中村の好みは幅広いようだ。

 中村と森咲は昨年ある番組で共演、それが初めての出会いだったという。今回「FLASH」が写真に収めているツーショットは2枚ある。一枚はどうやら夜のようで焼肉店から食事を終えて出てくる2人の写真だ。先に行く中村を追いかけるような森咲。両者の顔が鮮明に写っている。同誌の取材によると焼肉を食べたあと森咲は中村のマンションにお泊りしたそう。そして翌日の午後、マンションから出て近所のファミレスに出かけた2人はハイボールで乾杯し食事を楽しみ、その後ファミレスから出て寄り添うように歩く親密そうな写真が掲載されている。

 森咲が着ているのはだぶだぶのパーカーにハーフパンツ。袖は長すぎていわゆる<萌え袖>になっている。どう見てもこれは男物だ。となるとおそらく変えの洋服を持たずにお泊りした森咲のために中村が貸してあげたものだろう。足もとはこれまたどう見てもサイズの合ってない大きなサンダルである。森咲の身長は160センチで決して低いわけではないけれど、それでも192センチの中村と並ぶとかなり身長差がある。萌え袖姿でぶかぶかの服を着る森咲の姿が愛しくてたまらないのだろうか、中村は彼女の腕に自分の手をそっと重ねて嬉しそうな笑顔を見せている。同誌の取材に森咲は、中村とは友人関係であることを強調。2人の所属事務所も交際を否定し「仲のいい友人関係」であるとコメントを出している。

 しかし一方で、同誌発売前である9月11日、スポーツ紙がふたりの“熱愛”をはっきり報道。「熱愛交際がわかった」と断定的で、どちらかの事務所が要請したとしか思えない。この交際が話題になることで、どちらか(あるいは双方)にそれなりのメリットがもたらされるのだろう。

 そんな計算通りか、中村の新しい恋、ネット上では早くも話題沸騰である。ただし、新恋人・森咲に向けられる批評は辛辣だ。「また妙なのにつかまりやがって」「胡散臭いどころじゃない。堅気じゃないだろ、プロ彼女だ」「売名されていないことを祈る。平凡でも気立てのよい子をつかまえてしあわせになってくれ」などなど、ほとんどが中村を心配する声ばかりである。

 筆者もどうしてもこの恋にはやや売名の匂いを感じてしまう。売り出し中のグラドルと、本業ではブレイクしないままプライベートのすったもんだで名前と顔だけ売れた俳優。どちらかと言えば、グラドル側が、この交際をネタにしてステップアップを目論んでいるのでは……と見てしまうのはむべなるかな。だが、前妻が矢口であることからもわかるように、きっと中村は<気立てのいい普通の女>なんかにはおそらく興味がないのだろう。どこか危なっかしい危険な女にしか食指が動かないタイプではないだろうか。それならそれで仕方ない。森咲とこのまま再婚とも考えづらく、中村にはいつか『有吉反省会』に出て「私は危険な香りのする女ばかり好きになることを反省しにきました」と反省してほしいものである。

(エリザベス松本)

「小松菜奈は幸福の科学信者」ネットを飛び交う怪情報のウラ事情

 清水富美加の出家騒動で、一時期芸能ニュースを騒がせていた宗教法人「幸福の科学」に関して、小松菜奈への“飛び火”がメディア界隈で話題になっているという。先日は一部週刊誌で、“月9女優”新木優子の信者発覚が取り沙汰されていたが、同じ事務所に所属する小松もまた、ネット上で“信者認定”されつつあるようだ。

 発端となったのは、8月発売の「週刊新潮」(新潮社)記事。現在放送中の月9ドラマ『コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)に出演中の新木は、幸福の科学信者であり、清水の騒動発生時、所属のスターダストプロモーションに対して、自ら信者であると報告したという。同社・細野義朗社長も「新潮」の取材に対し、新木本人が打ち明けてきたことを認めている。

「さらにこの件を後追いした『東京スポーツ』で、突然小松の名前も浮上したんです。記事では、幸福の科学の広報局による、新木に関するコメントが紹介されており、その流れで“先に小松の守護霊インタビューを収録したところ、新木の守護霊が現れるようになった”などと明かされています」(週刊誌記者)

 この報道を受けてか、小松はインスタグラムで「嘘だったり全然事実じゃない事を作られて言われてる事が悔しい」などと思わせぶりな投稿を行っていた。事実確認は取れていないものの、信者であることを否定するかのような書きぶりだ。

「著名人の守護霊を呼び寄せてインタビューするという、幸福の科学総帥・大川隆法氏の『守護霊インタビュー』ですが、小松のインタビューは9月に書籍化され、発売もされています。これは清水の騒動と近い流れで、インスタでの発言も抽象的な言い回しであったことから、一部ネット上では小松を“信者認定”する書き込みが出ている状況です」(同)

 この一連の流れについては、ウェブニュースサイト「J‐CAST」で記事化されており、同サイトの取材に、幸福の科学は「小松さんは、まだ21歳と若いものの、映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016年公開・三木孝浩監督)への出演を境に、かわいさや話題性を超えた変幻自在な表現力・演技力を見せ始めたため、そのカメレオン性・神秘的な魅力の元を探るべく、守護霊インタビューを行いました」などと回答している。

「額面通りに受け取れば、単に幸福の科学が小松を好評価しているだけなのでしょうが、一方で小松が所属するスターダストは、取材に回答していない状況だけに、今後さらに“信者説”が加速してしまうかもしれません」(同)

 小松はインスタに「こっちから発信する事も難しい時の方が多いから。でも本当に本当に悲しいんです」とも書き込んでいるが、信者説を否定できない、何かしらの理由が存在するのだろうか。

「いつまでも幸せに暮らしました」幻想には危険がいっぱい~おとぎ話とヒップホップにおける永遠の愛

セレブの離婚ゴシップから来る気づき

 今回の記事では「いつまでも幸せに暮らしました」幻想、つまり愛し合う男女のカップルが末永く一緒に暮らすことが幸せなんだ、というファンタジーについて考えたいと思います。

 今年の8月10日、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの離婚手続きが保留になっているというゴシップが入ってきました。この噂にそんなに信憑性があるとは思えないのですが、去年の9月にこの二人が離婚手続きの開始を発表した時は、びっくりしたファンが多かったと思います。

 実は私はアンジーとブラピが離婚すると聞いてすごく驚いた……のですが、そんなことで驚く自分自身にもかなり驚きました。私は普段ゴシップを追いかけているわけではなく、ブラピとマリオン・コティヤールが不倫しているとかいう噂もどうせ新作の宣伝でしょ、くらいに思っていました。ところがいざ離婚のニュースを聞くと、なんだかショックを受けたのです。

 アンジーとブラピは誰が見てもお似合いの美男美女で、才能があり、仕事でもそれぞれ成功していて、完璧なカップルに見えます。ワインを作る葡萄やオリーヴに囲まれたフランスのお屋敷に住んでおり、かわいい子どもが6人います。2006年には、無類の建築マニアであるブラピの誕生日に、アンジーがフランク・ロイド・ライトの伝説的な建築物である落水荘訪問をプレゼントしたそうです。おとぎ話の王子様と王女様かというような暮らしぶりですね。

 こういう情報は私が今、記事を書くために調べて知ったのではなく、リアルタイムでニュースを見て知っていたことです。あまりゴシップに興味ない私がこんなことを知っているというのはつまり、どうも無意識にこの2人の話を普段からチェックしていたらしいのです。自分でも気付いていなかったらしいのですが、私にとってアンジーとブラピはワイルドでアーティスティックな理想のカップルだったらしいのですね。

 私は子どもの頃から結婚式などに対しては全然、憧れがありませんでした。結婚とか、永遠の愛とかに関する幻想は持っていないつもりだった……のですが、どうもそういうわけではなかったらしいことがアンジーとブラピの離婚のゴシップでわかったのです。よく考えてみると、6人も子どもがいて豪邸に住むなんて願い下げだし(子どもが目の届かないところでどんなイタズラをすることか)、私はお酒が飲めないのでワインの葡萄畑にはあまり住みたくありません。

 そんな自分にも「王子様と王女様はいつまでも幸せに暮らしました」的なお話に憧れる幻想があったなんて! うかうか男性のプリンセス願望の記事を書いてはいられません。既に「さよなら、マギー」でも書きましたが、生きていく上で人はいろいろな幻想や思い込みを身につけるものです。一生気付かないこともありますが、ちょっとしたことで幻想の存在に気付くこともあるのです。

 一昔前には、こういう幸せなロイヤルカップルというファンタジーは、ディズニー映画などおとぎ話の翻案が担っていたと思いますし、セレブのゴシップもその幻想に寄与していると思います。一方で現実世界ではそういう幸せな男女関係が長くは続かないというのはご存じのとおりです。

 1981年に行われたウェールズ公チャールズとダイアナの華やかな結婚式は「フェアリーテール・ウェディング」と呼ばれ、ダイアナはおとぎ話のお姫様のようだと言われましたが、チャールズ(実は彼もブラピ同様建築愛好家です)の不倫による離婚でおとぎ話は終わりを迎えました。現実は、おとぎ話みたいな理想のカップルが永遠の愛で結ばれ、ずっと一緒に暮らす……なんていう甘いものではないのですね。ディズニー映画がどんどん幸せな結婚から多様な人生の描写へ内容をシフトさせていることを考えると、おとぎ話みたいなカップルの幻想はそろそろ賞味期限切れなのでしょう。

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新しい永遠の愛「ライド・オア・ダイ」

 さて、おとぎ話ふうの「ずっと幸せに暮らしました」幻想がだんだん古くさくなっている中、人気を博している「永遠の愛」の表現が「ライド・オア・ダイ・チック」(Ride-or-Die Chick)です。ヒップホップ文化から出てきた表現ですが、それだけにとどまるものではありません。

 「ライド・オア・ダイ」は、文字通りにはライド・アウト(ride out)とダイ・トライング(die trying)、つまり乗り越えるか挑戦して死ぬか、という意味です。ライド・オア・ダイ・チックはこうした態度で男を愛する女のことを言います。ライド・オア・ダイ・チックは何があっても無条件で相手の男を愛し、犯罪などの危険なことに携わっているとしても恋人を助け、刑務所に入ったり死んだりするようなリスクも厭いません。似たような表現で「ダウン・アス・ビッチ」(Down Ass Bitch)というのも同じように使われます。

 1999年にロックスがラッパーのイヴとコラボして出した「ライド・オア・ダイ、チック」(別名「ライド・オア・ダイ、ビッチ」)、及び2001年から2002年にかけてジャ・ルールがチャーリー・ボルティモアとコラボして出した「ダウン・アス・チック」(別名「ダウン・アス・ビッチ」)という曲は、ライド・オア・ダイの美学を明確に歌い上げたヒップホップとされています(Almeen-Shavers, p. 198)。

 セクシーで勇気があり、1人の男に誠実な情熱を捧げるライド・オア・ダイ・チックは、「ヒップホップ世代の理想の女性像」(Lindsey, p. 95)です。こうしたライド・オア・ダイのカップルのアイコンとしては伝説の犯罪者カップル、ボニーとクライドがおり、ヒップホップのラブソングにはしばしばこの2人が登場します(Phillips, et al., p. 270)。

 ライド・オア・ダイ・チックはヒップホップ文化から生まれてきた女性像で、激しい人種差別や貧困を背景としているため、フェアリーテール・ウェディングの前に開けている穏やかな生活のヴィジョンとは無縁です。ライド・オア・ダイ・チックと彼女が選ぶ男の前には苦難が待っていますが、この2人は永遠の愛で結ばれ、死ぬまで一緒なので、ある意味では「いつまでも幸せに暮らしました」の変形でもあります。シビアな現実から生まれたのに、妙に理想化された異性愛を描いているのですね。

 面白いことに、外から見るとむしろおとぎ話のロイヤルカップルのように見える男女が最近、このライド・オア・ダイという言葉を使って形容されることがあります。例えばビヨンセとジェイ・Zはまさに女王と王というのがふさわしいようなパワーカップルですが、2014年に結婚の誓いを新たにした時「ライド・オア・ダイ」のカップルだと言われました。ちなみにこの二人は「03 ボニー&クライド」という曲で初めて共演しており、この曲もライド・オア・ダイ美学の代表曲と言われています(Pough, p. 189)。

 最近はこうしたライド・オア・ダイの理想化がヒップホップの外にまで広がっており、たとえばマルーン5のヴォーカルであるアダム・レヴィーンについて、妻のベハティ・プリンスルーが7月20日に「私のライド・オア・ダイ」だというコメントをつけてインスタグラムに夫の写真をアップしました。アダムとベハティもまるでおとぎ話みたいな美男美女なのですが、ストリート風のワイルドな表現で自分たちの愛を表しています。穏やかな幸せに包まれたフェアリーテール・ウェディングのカップルよりも、トラブルにあっても愛を貫くライド・オア・ダイのほうが、現代のカップルにふさわしいと思われているのかもしれません。

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人生はおとぎ話みたいにはならない

 しかしながら、一見情熱的で男女が助け合う関係を理想としているように見えるライド・オア・ダイの美学には罠がひそんでいます。ヒップホップの文脈におけるライド・オア・ダイ・チックは人種差別への反逆などポジティヴな部分が評価されることもありますが、一方で男性のファンタジーに従属した女性像だと批判されることもあります(Lindsey, p. 92–93)。ライド・オア・ダイ・チックは身も心も1人の男に捧げており、愛情生活以外に選択肢を持っていません。描き方によっては非常に男性に都合の良い女性です。

 ライド・オア・ダイ・チックは映画にもよく登場するステレオタイプで、『スーイサイド・スクワッド』のハーレイ・クィン(マーゴット・ロビー)や『ワイルド・スピード』シリーズのレティ(ミシェル・ロドリゲス)の名前がよくあげられます。最近公開されたエドガー・ライト監督の映画『ベイビー・ドライバー』に出てくるデボラ(リリー・ジェームズ)なんかはこの典型例で、作中でボニーに喩えられたりもします。デボラは会ったばかりのベイビー(アンセル・エルゴート)を愛し、目の前で人を殺したベイビーにひるまずついていき(車に乗るのが大きなモチーフの映画なので、まさにライド・オア・ダイです)、一緒に警察から逃げようとします。ベイビーが収監されると律儀に出所を待ち続けます。物凄くステレオタイプなライド・オア・ダイ・チックですね。

 新しい「永遠の愛」像を提示しているように見えるライド・オア・ダイのカップル像ですが、結局は女性が男性に全身全霊で尽くすという、昔ながらの異性愛に関する社会的規範に従っているところがあります。女性向けのデートアドバイス記事などでは、永遠の愛の幻想に目がくらみ、トラブルに巻き込まれて人生を台無しにすることがないよう、ライド・オア・ダイ・チックになるのはやめましょうという内容のコラムなども時々見受けられます。

 私は思わぬところでおとぎ話風の理想のカップルに憧れていたことがわかりましたが、それがわかった今、これからはうっかり別の理想を求めてライド・オア・ダイ・チックになったりしないよう、気をつけようと思います。皆さんの中にもおとぎ話のカップルや、ライド・オア・ダイへの憧れがあったりしますか? もしそうなら、ディズニーや『ワイルド・スピード』を見て楽しむ程度にしておいたほうがいいかもしれません。実際の人生はそうはうまくいかないものですから……。

参考文献

※英語記事からの日本語訳は全て拙訳です。

Antwanisha Alameen-Shavers, ‘The “Down Ass Bitch” in the Reality Television Show Love and Hip Hop: The Image of the Enduring Black Woman and Her Unwavering Support of the Black Man’, Donnetrice C. Allison, ed., Black Women’s Portrayals on Reality Television: The New Sapphire (Rowman & Littlefield, 2016), 191–212.

Lindsey, Treva B., ‘If You Look in My Life: Love, Hip-Hop Soul, and Contemporary African American Womanhood’, African American Review 46.1 (2013): 87–99.

Layli Phillips, Kerri Reddick-Morgan, and Dionne Patricia Stephens, ‘Oppositional Consciousness within an Oppositional Realm: The Case of Feminism and Womanism in Rap and Hip Hop, 1976-2004’, The Journal of African American History 90. 3 (2005): 253–277.

Gwendolyn D. Pough, Check it While I Wreck it: Black Womanhood, Hip-hop Culture, and the Public Sphere (Norther University Press, 2004).

女ひとり家を買うために活動してきた女性たちを、同じくシングルの女性専門家はどう見ているか?

 2017年から”家を買い隊”による家探しリポートをお伝えしてきた当連載。先月までの数回にわたりメンバーの現状をお伝えしました。それぞれがみずからの「家を買いたい」気持ちに向き合い、決断を下し、具体的な行動を始めたところで、この連載は一旦おしまいとします。

“家を買い隊”メンバーは、家を売りに出して購入の資金を調達すると決めた人、新たなパートナーと出会いふたりで家の購入を考え始めた人と、さまざまな状況にあります。具体的な家の売却や購入を決断した人には納得いくまで時間をかけていただき、また大きな変化がありましたら「wezzy」でお知らせします。

 さて、ラスト2回は連載を結ぶにあたり、アドバイザーのさくら事務所代表取締役社長、大西倫加さんにお話をうかがいます。ずっと本連載の経過を見てきた大西さん。彼女の目には”家を買い隊“のメンバーが下した決断はどう映ったのでしょうか?

【プロフィール】
大西倫加 株式会社さくら事務所、代表取締役社長。広告・マーケティング会社などを経て、2004年さくら事務所参画。同社で 広報室を立ち上げ、マーケティングPR全般を行う。2011年取締役に就任し、 経営企画を担当。2013年1月に代表取締役就任。2008年にはNPO法人 日本ホームインスペクターズ協会の設立から携わり、同協会理事に就任。マーケティングPR全般を担当する。不動産・建築業界を専門とするPRコンサルティング、書籍企画・ライティングなども行っており、執筆協力・出版や講演多数。

不動産市場の時間軸と、人生の時間軸

ーー最初のレクチャーで、2017年は都心の住宅価格が天井と知らされたので、正直「いまは買い時ではない」と感じてメンバーのモチベーションが落ちてしまうかもしれないと心配しましたが、意外とみなさん市場は市場と割り切って活動されていました。

▼“家を買い隊”キックオフのレクチャーはこちら!
住宅価格はいまが天井!? 2017年、シングル女性がマンション購入を本気で考えたほうがいい理由

大西倫加さん(以下、大西):この連載で感銘を受けたのが、みなさん自分のなかにしっかりとした判断基準を持っていらっしゃることです。普段から仕事や人生に自分の責任で向き合っていらっしゃる方々だからでしょうね。いまはまだ住宅が高騰傾向にあり、今後、数年で下落するという予測をレクチャーで知ったとしても、それを踏まえたうえで「それでも家を買う」のか、「経済的な合理性を考えて、いまは買わない」のか……みなさんしっかり判断されていますよね。実はそれは、とてもむずかしいことなんです。特に家族がいると「自分がどうしたいか」をはっきりとさせずに家を購入してしまうことも、よくありますから。

ーー家族それぞれの思惑がかけ離れていると、やっかいですよね。その点“女ひとり”だと、自分にとってのタイミングを自分で判断できますね。たとえば不動産市場にとっての3、4年は近い未来ですが、30代の女性にとっての3、4年は非常に貴重で大きな意味を持つ期間。ですからかえって、自分の仕事の状況やタイミングを見て「いましかない」という決断がしやすいのかもしれません。

大西:そうですね。ローンのことをいえば、年齢が上がるほど審査が通りにくくなる傾向もあります。マクロ環境で見れば2017年は不動産価格が天井傾向で、買い時というよりは売り時といえるかもしれませんが、個別のケースを考えればすべてのエリアが高騰しているとはいえません。またローンを組んで家を買う方には、金利が低いという追い風もあります。先々を考えると、価格が下がってきたときにはライバルが増える可能性もある。

ーー将来、不動産価格が下がるとして、どれだけ下がるかは未知数ですよね。たとえば購入を3年待って賃貸で過ごすとしたら、その期間の賃貸料を支払うわけですし、待っているあいだトータルでかかる出費以上に不動産の購入価格が下がる保証はない……。

大西:経済的合理性のみを考えていると、なかなか家を買えなくなってしまいますよね。家が欲しい人は、快適な環境や精神的安定を求めていることが多いものです。いつか絶対に買いたいと決めているのなら、市場がどうであろうと自分のタイミングで買ってしまえばいいのだと思います。もちろん、後々売りやすい家であったり、また長く住める家であったりといった長期的な視点は必要ですが。

ーー今後日本の人口が減り、不動産価格が上がりにくい世の中になっていくといわれていますが、だからといって一生賃貸という暮らし方にはなじまないタイプの人もいますよね。住環境にこだわる方だったり、歳をとったら住み慣れた街や家から動きたくないという方だったり。

地域のコミュニティという財産

大西:賃貸住宅と分譲住宅のスペックに大きな違いがあることは、分譲を選ぶ大きな理由になるでしょう。賃貸では空間を細切れにしてたくさん住戸数をつくったほうがオーナーの利回りが高くなるので、狭く設備投資も小さい家になりがちです。ですから同じ月々の支払額でも、分譲のほうがよい住環境に住めることがほとんど。また、私は家を購入する一番のメリットは、コミュニティの構築かもしれないと思うのです。ご近所さんであったり、同じマンションの住人であったりが、協力してよりよい住環境をつくり、お互いを見守りあう関係ができれば、高齢化が進む社会のなかで大きな財産になるのではないでしょうか。

ーー家を持つことのメリットはいろいろありますね。そこで立ち入ったことをおうかがいするのですが、大西さんご自身の住まいはどんな選択をされたのでしょうか。ちょうど大西さんも“女ひとり、家を買う”の読者と同じようにシングルでいらっしゃいますね。

大西:実は私自身は、家を持っていません。その時々の状況にあった家に住みたい、頻繁に環境を変えたいタイプなので、身軽さを重視しています。いまは仕事が忙しいので職住近接の環境にしていますね。

ーー賃貸だとライフスタイルの変化にフレキシブルに対応できるところがよいですよね。ただ、ずっと賃貸だと生涯の住宅出費をトータルで考えた場合、分譲よりも高くなるのが心配です。

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大西:確かに賃貸の方が割高かもしれませんが、一方で管理費も修繕費もかからないメリットがあります。これが分譲物件だと、築年数が古くなってくるごとに修繕費が嵩んできますから。ローン以外の出費もあらかじめ把握しておきたいところです。

ーーこれから日本の人口が減り、空き家が増えてくると賃貸価格が下がってくる可能性もありそうです。

大西:賃料は分譲価格に比べると市場の影響をダイレクトには受けにくく、短期間で大きく変動しない傾向はありますが、需要の少ない地方などでは、徐々に下がってくるでしょうね。

ーー人口が激減したり、また政策によって都市の範囲を小さくしようといわれていたり、近い将来、日本の不動産市場は大きく変わりそうです。そういった将来を身軽に渡っていくために「いまは賃貸」という選択肢もありますね。

大西:はい。最初の話に戻りますが、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて決めることが大切です。

*   *   *

「女ひとり、家を買う。」に登場する女性たちの決断力に感銘を受けたという大西さん。しかし、リポートを読みながら、今後家を購入するうえで、もっと意識してほしい点も見えてきたといいます。それが「ストックとしての住宅の価値」だそう。ストック(在庫、たくわえ)としての住宅とは? 後編で詳しくうかがっていきます。

協力:onnnaiekau_20e

(蜂谷智子)

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