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ありのままを見つめられない男性には、「心の醜形恐怖」がある? 「男性論ルネッサンス」検証

『非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か』(集英社新書)の著者・杉田俊介さんと、Twitterで「男らしさ」について積極的にツイートされているまくねがおさんによる連載「男らしくない男たちの当事者研究」。今回から複数回にわたって、現在の「男性論ルネッサンス」について、3冊の本を取り上げます。

「おっさんバッシング」はしてもいい?

杉田 さて、「男らしくない男たちの当事者研究」第二回目です。

ここ何年か、いわば「男性論ルネッサンス」とでも呼ぶべき活況になっています。それらの中から田中俊之『〈40男〉はなぜ嫌われるか』(イースト新書)、坂爪真吾『男子の貞操』(ちくま新書)、二村ヒトシ『すべてはモテるためである』(文庫ぎんが堂)の三冊を取り上げてみることにしました。今回は田中さんの本が中心になると思います。

「草食系男子」の話などもあわせて、これらの著書は「男性問題」を自分のこととして考えたい、と思う男性たちの有効な手引きになりそうです。将来、若い人や子どもたちが性や恋愛で悩んだ時にも勧められそうです。それぞれのアプローチの違いも、なかなか面白いですね。恋愛や性愛のことで悩むヘテロ男性たちにも、色々な選択肢や対処法があった方がいい、と思いますしね。

まくさんは最近の男性論ルネッサンス的な状況については、どうですか? 我々の当事者研究も、その流れの中にあるわけですけれども。

まく 田中さんの『はなぜ嫌われるか』が2015年、坂爪さんの『男子の貞操』は2014年、二村さんの『すべてはモテるためである』が2012年に、それぞれ出版されているわけですよね。確かに、一昨年ぐらいから男性論をテーマにした本が沢山出版されている印象が僕もあります。

僕は1、2年前に、この三冊の本に初めて目を通しました。今回、三冊ともあらためて読み直してみましたがとても面白かったですね。それぞれアプローチ方法が違っていて。読み比べするのも、楽しかったです。

杉田 ちなみに女性たちの側からも、渋谷知美さんや奥田祥子さん、水無田気流さんらが男性論を書いています。そのうちこれらについても話し合えればいいですね。

男性論ルネッサンスの背景には何があるのか。ひとつは、まず日本の戦後型の男性像(男らしさ)が大きく変化しているということ。たとえば働き方も企業の終身雇用が当たり前ではなくなったり、男性の非正規雇用も増えていたり、あるいは恋愛や性愛、家族のあり方も根本的に考え直さねばならなくなってきた。少なくとも、それらはすでに自明のものとはいえない。素朴にそういうことがあると思います。

それに加えて、最近よく指摘されることですが、シスヘテロのマジョリティ男性たちの葛藤や鬱屈を公の場で語るという社会的な回路があまりない(ように思える)こと。強くてデキる男性、男らしい男性としての自分について語る言葉はあるけれど、いったんそういう「男」から脱落すると、ひたすら黙って耐えるしかなくなる。そういう言葉の無さをこじらせると、ねじれた被害者意識になってしまったりする。それをマジョリティかマイノリティか、という話として論じられるのかどうかについての疑念も、前回、話題にあがりました。そういう状況の中で、男性学・男性論的な語りが様々な形で出てきているのかな、と。

まく いま杉田さんが挙げてくれた背景に重なるのかもしれないですが、田中さんの『はなぜ嫌われるか』を読みながら顕著に感じたのは、男性論的な語りが注目され始めているということでしょうか。もっと言うと「鬱陶しいおじさん」叩きみたいな言葉が売れるというのかな。

そういう意味では、読みながらとても複雑な気持ちにもなりました。田中さんが言うように、「鬱陶しいおじさん」にはなりたくない。でも、「ああはなりたくない」という気持ちであれこれ考えるのって、おかしいんじゃないのかな、という気持ちもあったりして。そうした息苦しさというか、モヤモヤを男性たちが感じ始めている。それも、男性学・男性論的な本が多く出版されている背景なのかもな、と思いましたね。

杉田 確かに差別を批判するリベラルな人たちの中にも、「中高年男性批判」「おっさんバッシング」はしてもいい、というタイプの人を時々見かけますね。それを単純に「男性差別だ!」とまで言えるかどうかも微妙なところがあり……そういうもやもやっとした感じがつねに付きまとうようなところはありますね。

というのは、そこには同時に、シスヘテロでマジョリティの男性たちが男性問題を自分の言葉で語ることの危うさが見え隠れしてもいるからです。被害者意識にもとづくバックラッシュになりかねないところがある。大きな話になってしまうけれど、近年の国内の「日本会議」的なものに象徴される右傾化や、トランプ現象などを考えると、多数派の男性たちが男の生きづらさや「男もつらいよ」と語ること自体に警戒心を抱かれる、というのはもっともなことだと思えます。しかしやはりそこは内側から男性的な葛藤を言葉にしていく必要もあり……このへんは実に微妙で悩ましいですけれども……。

ありのままに見つめられない「心の醜形恐怖」

まく 例えば田中さんの『はなぜ嫌われるか』は、30代後半から40代前半を生きる男()の置かれている状況を色んな角度から光を当て、著者の田中さんがコメントをしていく、という本でした。ファッションや、友だち、恋愛感情、仕事、夢、政治など。僕自身も36歳ですから、読みながら自分の今の状況と重ね合わせて思うところが沢山ありました。

杉田 語り口がうまいし、とてもわかりやすいですよね。色々なマンガを引用したりして。

まく 一方で、田中さん自身が結構苦しそうだな、と思ったりもしたんですね。あとがきに「自分も書いていて苦しかった」といったことを書かれていましたが、一方で鬱陶しいオジサンを批判するときに凄く筆が踊っているようにも見えたりして。引き裂かれてるんだろうな、と。田中さんのこの書きぶりが、まさに男性が男性問題を語るときの難しさを表していたのかもな、と。そんなふうに思いましたね。

杉田 田中さんは、最近の男性学ブームの中心にいる人ですね。多くの本を出しているし、メディアへの露出も多い。個人的な印象だと、かつての50代・60代の男性をメインターゲットにしていた1990年代的な男性学を、〈40歳〉という中年層まで押し下げてきた、という印象があります。とにかく、さらっと読めて、とてもわかりやすい。けれども、今まくさんが言ったように、ところどころに引き裂かれた感じがあるんですよね。

たとえば、自分の姿を鏡に映して、何も成し遂げられなかった40男のしょぼい現実をちゃんと見つめよう、と何度も読者に語りかけるところ。批判もあるかもしれないけど、僕はあそこ、好きなんですよね。ちゃんと自分の惨めな現状を認められないと、色々と手遅れになるし、さらに「男らしさ」をこじらせてしまうよと。若い女性からの性的な承認を求めたり、「若いですね」と言われたくて仕方なくなる、とか。

僕には鏡恐怖症と醜形恐怖があるんですけど、それほど病的な形ではなくても、もしかしたら、大人の男性たちの中には「心の醜形恐怖」みたいなものがあるのかもしれないですね。上でも下でもなく、右でも左でもなく、まっすぐに、心を揺らさずに鏡に映った「男としての等身大の自分」に向き合うことができる、っていうのは結構大切ではないか。僕、ほんとにそれが出来なくて、日々、困ってますから……。

まく うーん……、いやー、わかります。「自分をありのまま見つめよう」というところ。ホント、難しいです……。二村ヒトシさんも「自己受容」が重要だ、と述べていて、田中さんの本と同じようなメッセージを送ってくれているとは思うんですが……。本を読んで「自分のありのままを認め、受け入れよう」と思っても、日常生活で自分のことを思っているときは、「僕はダメだ……」とか「これで(凄く)良いんだ!」とか、0か100かになっちゃう。「心の醜形恐怖」、これは難敵です。ラスボスです。

杉田 『はなぜ嫌われるか』の最後の方に出てくる「これからの40年」問題もひしひしと怖いところですね。男性は特に、人生の折り返し点のあとの、40歳~80歳の時期の人生の「物語」がないんだと。若い頃は学校、恋愛、仕事、家族……みたいな分かりやすい上昇型の物語があるけど、人生の限界がみえて次第に心身が老いていくと多くの男性たちにとっては成長型モデル以外のモデルがない。そうすると会社や仕事に自分を託すしかなくなるし、女性たちと比べて会社以外の社会的なネットワークが薄い。

田中さんが男性にとっての友達問題の大切さを強調するのもそのへんでしょうね。男性は定年退職後に、仕事関係の「知り合い」はたくさんいたけど、「友達」はいないことに気づくんだ、とか。仕事の成果や能力の競い合いではない、たんなる「雑談」が出来る男性同士の場がなかなかないんだ、とか。

まく ホント、読んでいて、突き刺さります……。僕も「友達」はいないし、「雑談」できる場にもなかなか行かないし、行っても「雑談」できる自信はないし……。誰かと会ったときに、「仕事」とかの役割抜きに、一緒にいて何となく楽しむ、ということをあんまりできるイメージがないんですよね……。

これはきっと、やらずにクヨクヨ「無理なんじゃないか」と妄想を膨らませるんじゃなくて、実際にやってみて「ああ、じんわり楽しいな」という経験を重ねるのが一番なんだろうな、とは思ってるんですが、なかなかね……。

田中さんの本、ホントに耳が痛いんですけど、その痛さが大事なんだろうな、ともすごく思います。いっぺん「底つき体験」というか、とことん「このままじゃマズイ」と思わなきゃ変わろうという行動に出られないですから。多くの男にとっての、40歳~80歳の人生の「物語」、なんとか僕たちの手で作りたいものですねえ……。

早くおじいちゃんになりたい!

杉田 まくさんからすると、田中さんは少し年上感があるんじゃないですか? 僕の印象だと、田中さんの本って、読んでいると40歳よりもちょっと老けている感じがあるんですよね。最初読んだ時に、もう少し年上の人なのかなと思ったら、同い年なのでちょっとびっくりした。

まく ええ、少し年上感はありましたね。出てくる話題も、僕より少し上の世代の感じは、確かに。ただ世代間のギャップというより、「田中さんって僕と違って、ファッションとかに乗っていた、乗ろうとしてきた人なんだな」というギャップの方が僕には気になりました。僕はこれまで、ファッションのことを全然気にしないで生きてきたので。僕と同い年で、それなりにファッションに気を使ってきた人は世代間ギャップの方であれこれ思うのかもしれないけど、僕はそこはあんまり……。それより、モテ/非モテ的なギャップの方が気になっちゃって。

杉田 確かに田中さんにはバブル的なものの記憶があるんでしょうね。でも一度それが破綻して、若い頃に挫折というか幻滅のようなものを経験した、というか。若い頃に就職氷河期やデフレ不況などがあって、戦後的な男性のライフスタイルの梯子を外されたという。

まく なるほど。

杉田 しかし、これまで何となくいっしょくたにしてきましたけれど、まくさんは「中年男性」「おじさん」というアイデンティティはまだ無いんじゃないですか? 36歳ですよね。

まく 僕は仕事の関係で、自分よりも15歳近くも年の離れた若い人と一緒にいる機会が多いから、普段「自分はおじさんだ」と意識するようにしているので、その影響かなあ。自分が「おじさん」だという感じは、なるべく大切にしてます。それこそ田中さんの本を読んだ影響もあるかもしれないけど。自分が「若い」と勘違いしないようにしていると言いますか。実際、若い人と会話していると、世代間ギャップを感じるシーンは多いですしね。

杉田 職場環境のことは大きいですよね。田中さんも大学教員だから、そういう意識はあるのかな。僕はいまフリーライターで、一人で家にいる時間が多いから、その辺の違いもある気はしますね。

まく なるほど。突然ですけど、僕、早く「おじいちゃん」になりたいんですよ。そういう気持ちって、杉田さんにはないですか?

杉田 どうだろう。あまり考えたことないですね。

まく ないかー……。なんか、色々降りることができて良いな、と。すいません、突然へんなこと言って(笑)。

杉田 様々な欲望やしがらみから早く解放されたい、解脱(?)したい、という気持ちなら、少しわかりますけれどもね。ただ、僕の印象だと、たとえ年老いてじいさんになっても人間は色々な欲望やしがらみから解放されたりはしないような……。かえって幼稚な欲望がむき出しになったり、がんじがらめになったり……。

まく うう、そうか……。確かに、現実の「おじいちゃん」は、そうなのか……。

杉田 もちろん色々な欲望や自意識から自然に「降りられる」老人もいるとは思うけど。でも老人になっても介護施設先でセクハラしたり、パワハラしたり、小さな権力をふりかざしたり、リハビリする男同士で能力競争や承認欲求を戦わせあうというのは普通にあることですから。そういうじいさんになってしまうのは怖い、という気持ちは正直ありますよ。「男」という病が年齢によって自然に解決する気がしないというか。これは非常に傲慢な言い方かもしれないけど。ただ怖いものは怖い。

 だから田中さんが「鬱陶しいおじさん」にはなるのは嫌だ。「清々しいおじさん」になりたい、とおっしゃるのは何となくわかるんですよ。僕も人間としてはかなり鬱陶しいタイプですからね……。ただ、僕の『非モテの品格』等の男性論はいまだに「こじらせ青年」というか、田中さんの中年らしさに比べるとだいぶ子どもっぽくて成熟していない感じがしますが……。

(次回、「40男」を嫌っているのは女性ではなく自分? 軽さと過酷さを兼ねそなえた『〈40男〉はなぜ嫌われるか』に続く)

恋愛もAV出演もしながら2人の娘を育てた母親として。「子供に迷惑かけたけど、女としてやり直さないわけにはいかなかった」/神田つばきさん

 神田つばきさん、57歳。今年、自らの人生を綴った書籍『ゲスママ』(コアマガジン)を出版した。祖母・母と女だけの家で育った幼少期、結婚、セックスレス、38歳で子宮頸癌による子宮摘出からの離婚。12歳と8歳の娘二人を連れて家を離れ、働きはじめた彼女は、同時に性のオデッセイに出航した。縛られたり殴られたりしたいという欲望、テレクラや出会い系の利用、緊縛モデル志願、アダルトライター、自ら企画してのAV出演……。“常識”で見れば、眉をひそめたくなる話だろう。

 彼女は当初、この本で子育てについて書いてほしいと編集者から依頼されていた。

「AVも含むセックスワークをされている女性が子供を産み、家庭を持つっていうのは現実に起こっていることで……それこそ産まれてから成人するまで、お母さんがセックスワーク関連の仕事をしていたという家庭もいっぱいあります。しかし世間では、AVにしろ風俗しろ、セックスワークの女性に家庭的なイメージを認めない、あるいは両者が水と油であるかのように見てしまいがち。神田さんは以前から面識がありましたし、神田さんの娘さんの話も人づてに聞いていましたから、当初は単純に“神田さんの子育てってどんなふうだったんだろう”って興味を持ったんです」(担当編集者)

 しかし神田さんは、自らのバックグラウンドを描きながら、育児のあれこれを同時に描くことは不可能だったという。なぜだろうか? このインタビューでは、『ゲスママ』で描かれなかった、セックスに溺れる母親と子供との関係について、聞いていきたいと思う。

仕事もセックスもしたかった

神田 私が性を仕事にしていて、家に帰ったらお母さん、という女性だったらきっと、子育てについて書けたと思います。だけど私は、プライベートで性を探求したくて、それが高じて性に関わる仕事をしていたから、話がぐちゃぐちゃになっちゃって、書けなかったんですよね。家に帰ってもお母さんの顔になってない日があったと思う。子供にしてみたら迷惑な話なんですけど、「今日何考えてんだろ、この人、なんか上の空だけど」みたいな日がほとんどだったんじゃないかしら。

――ご結婚は早かったんですか。

神田 24歳でしたね。1人目を出産したのは27歳のときで、2人目は31歳のとき。上の子がもうすぐ30歳になりますね、下がまもなく26歳になるのかな。

――すっかり大人ですね。つばきさん自身、女性だけの家庭で育って、物心ついた時には離婚されていてお父さんの影も家の中にはなかったんですよね?

神田 そうですね、父が家に居た記憶っていうのは、多分2歳くらいの時かな、離婚直前の時だと思うんですけど。本にも書きましたけど、父は自衛隊に所属していたらしくて、自衛隊の官舎から週末に帰ってきていたんですね。そのことを、父がくれたチョコレートの包み紙で覚えてる感じ。父の姿そのものは、覚えていません。ぼんやりどころか、何にも。

――写真とかなかったですか?

神田 写真は3枚だけあったんですけど。でも、母が亡くなったあと、実家から大量に父の写真が出てきたんですよ!

――捨ててないんだ。

神田 捨ててないんですよ。だからやっぱり母もなんていうかやっぱり女性なんですよね。父だけじゃなく、離婚後に自分をチヤホヤっていうか崇拝してくれた男性の写真とか貰ったラブレターとかは全部保管してあって。

――お母さまも結婚と出産が早かった?

神田 早かったですね。19歳で結婚して、21歳で私を産んで。で、24歳で離婚し、バリバリ働いて。昔は私、母のことをすごく可哀想な人だと思ってたんです。母が私と祖母を養うために必死に働いていることを、みんなの犠牲になって可哀想だなって……でもそうじゃなかったのかもしれない。自分が仕事をバリバリやるようになってから、働くってすごく幸せな面もあるとわかりました。母は自分の好きな洋裁を仕事に選び、祖母はそんな母を高く評価していたんですね。経営面はすべて祖母が取り仕切り、母は仕事・家事・育児すべてをやっていましたけれど、責任はうまく二人で分担していたようです。

――母と祖母の二人三脚だったんですね。つばきさんのおうちでは、父と母の離婚は「誰のせいでもない」っていう空気だったんですよね。離婚の理由が語られなかったことで、少女時代のつばきさんは「自分が変な子のせいで離婚しちゃったのかな」と思いつめてしまったことがあった。やっぱりどこかのタイミングで明かしてほしかったなとは思います?

神田 思います。何回も聞きましたし、父に会いたいって言いましたし、どこにいるのかとかも教えて欲しいとお願いしたんですけど、母も祖母も一切言わないの。

――つばきさんご自身も38歳で離婚されて。2人のお嬢さんの親権を持たれているわけですが、お嬢さんたちに離婚の理由ってお話になりました?

神田 正確な理由はやっぱり、言えなかったですね。

――すごく端的に言うと「セックスしたいから」ですもんね……。言いづらいですね。

神田 セックスだし、仕事したかったし、っていうことも理由ですよ!(笑) 嫁だったときは働くことを禁止されていて、こっそりバイトしてはバレて辞めさせられてたんですから! 娘たちには、「もうパパとママは別々に暮らすことにしたんだよ。でも、いくらでもパパにもばあばにもじいじにも会いに行っていいんだよ」って言って、それだけだったんですけど……今にして思うと、あんまりいいことじゃなかったですね。嘘でもなんかハッキリ理由を作らないと、やっぱり子供って迷っちゃうみたいで、長女はちょっとグレました。

――グレちゃった、というと?

神田 長女が12歳のときに離婚して、離婚成立の2カ月後に引っ越しをして中学に入ったんですね。そこからね……家にあんまりいたくなかったみたい。それまでは元夫の実家のすぐそばで暮らしていて、初孫としてチヤホヤされて、いつ家に帰ってもママかおばあちゃんがいるような状態だったんですね。だから離婚後、ママと妹しか家にいないってことが単純に寂しかったみたい。もうずーっと部活やって、部活終えても誰か友達の家に行っちゃって、なかなか帰ってこなかった。毎晩、学校に探しに行ってました、子供のこと。

――何時くらいまで?

神田 19時……だんだん遅くなっていって20時、21時ですね。

――その時間まで連絡なしに帰ってこないのは心配になりますよね。連絡してきたとしても夜道を一人で歩かせるのは恐いですし。

神田 そうですよね。それがずーっと続きましたね、高校卒業して就職しても。私自身もそのことで気が狂ったように、キーッてなることがよくありました。田房永子さんの漫画『キレる私をやめたい』ってご存知ですか? あれに出てくるキレ方みたいな。目が吊りあがって、突然キェーって叫んでおたま持って走って、ヨーグルトを壁に投げつけたりとか。ヨーグルト、ネギ、携帯はよく投げましたね。

――ますます帰りたくなくなりますね……。長女につばきさんがキレてる時、2人目のお嬢さんは?

神田 やっぱり嫌だったんですって、すごく。当時の日記読んだら……。

――お嬢さんの日記があって?

神田 いえ、私の日記ですね。ずっとつけているんですが、日記に書いてあるのはほとんど男のことなんですね。家族の話といえば、私が長女に腹を立て、長女が家の外に出て行って、私が洗い桶に茶碗を投げつけて、次女がふすまの向こうで「もうやめてよ、いい加減にして!こんなのイヤだ!」ってわめいている……とか。もう、最悪ですね~。自分の度量が狭すぎたと思います。

――度量ですか?

神田 すぐに悪い方に連想しちゃって、「これがこうなったら、あーなって、こうなって、こうなっちゃうじゃないのー、そうなったらどうすんのよ! キエェー!」ってキレる。子供たち、なんで母親があんなにキレてるのか、まったく意味がわかんなかったと思う。ヒステリーですね。

――ご自身でそれを直すっていうか、緩和しようとは。

神田 考えて……もちろん考えようとはするんですけど、なかなか出来ませんでした。仕事も忙しくて、恋愛もずっとしていて、子供の生活とか進路とかもあるし、次々に頭の痛い問題が発生するので、まいっか、とりあえずヨーグルト投げとけ! みたいな。

――立ち止まれなかったんですね、そのときは。今現在はどうですか? 30歳と26歳になったお嬢さんに対して、どう接しているのか。

神田 本当に悪いことしたなと思っているんですけど……まぁ2人ともそれなりに歪んだんですよ。家に寄り付かなくて向き合うことが出来なかった長女とは、まだ距離があるように思います。家にいてそれなりに反抗期をやった次女とは、今も一緒に暮らしてるんですけど、反抗期をやり切って、尚且つ私がもう弱ったババアに見えてきて、「そろそろこの人を何とかしなくちゃいけないんじゃないか、みんなが困らない形で死んでもらわなきゃいけない」って次女は考えてるそうです。次女の頭の中に結婚や家族についての事業計画が出来ているらしいんですよ(笑)。この間の日曜日かな、友達の結婚式に行って帰ってきた次女に言われたのが、「私の結婚式の時、多分ママの顔で『エロの人だ』『SMの人だ』と何人かにバレるだろう。私はそれでも結婚はしたいし、結婚式もしたい。だからあなたもこれからは、『あぁ、あのSMの評論家の人ね』って言ってみんなが嫌な思いをしないような仕事をしてくださいね」って。何か恐かった~。

――みんなが嫌な思いをしない仕事ってなんですかね。

神田 それなりに納得のできる、筋の通ったことを言ったり書いたりしてくださいって。『ゲスママ』はその意味ではよかったけど、中途半端な仕事はしないでね、と言われました。

元夫のことは今でも信用してる

――上のお嬢さんはどうですか?

神田 もう1年半くらい前から大阪でパートナーの男性と同棲してますね。今の同棲相手は別れた夫にも会わせていて、夏に元夫の還暦祝いがあったんですけど、彼の今の奥さんと私と長女と長女の彼氏と次女という6人でお祝いしました。きっともう長女はその人と結婚するんだろうなとは思うんですけど。

――元夫との関係、途絶えてないんですね! しかもあちらは再婚なさっていて。もしかして『ゲスママ』も渡していたり?

神田 私は読ませないつもりだったんですけど、次女が「読め!」って言ったらしくて、元夫からLINEがきました。彼は読書家で格好つけなんですが、ローレンス・ブロックの『八百万の死にざま』というミステリ小説のハードボイルド探偵のセリフを引用して、<今、最高にくだらないことが起こった。俺は泣いていた>って書いてあったんですね。「え、なに?」って返したら、<今すごい本を読んで泣いてるんだ>って、『ゲスママ』を読んだと。私が「ごめんなさい、あんなこと書いてごめんなさい」と謝ったら、<いや、頑張りなさい。次はSMじゃなくてSFの本を書くように>って返事がありましたね。そのとき、許してくれたんだっていう思いでいっぱいでしたね。うれしかったですね。一番うれしかったなぁ。

――こういう形になったのに、元夫婦としても親子としても交流が途切れてない。

神田 そこだけしか私たちは夫婦として頑張れたことがなかった気がする。他はもう、わがままをぶつけちゃったんで。

――あちら側のわがままは何だったんですか?

神田 彼の中でのわがままは、一番はお母さん(姑)と対峙したくない、闘いたくない、だから君が我慢して、っていう。妻と母親(姑)に挟まれて、逃げちゃった。私とお母さんを常に戦わせて、自分は後ろのほうからホイミだけかけるって感じだったから、たまには戦闘してよ! みたいな。それが彼のわがままじゃないかな。あとのことは別に……お金を入れないわけじゃないし、酒癖は、ちょっとお酒にだらしないんですけど、そんなのはお互い様なんで、どうでもいいことで。お母さんに対して、「俺の嫁の言うことだから、そこは聞いてください」みたいなことは彼は言えなかったの。それが彼のわがまま、唯一のね。

――お姑さんは、つばきさんが嫁いでから、実の娘のように可愛がってくれたんじゃないんですか。

神田 お義母さんは、お義父さんと息子をいかに管理するかってことしか頭になかったんじゃないかな……私のことはその家を守るための「女兵士」みたいに見ていたと思います。私自身も最初、それに従って兵士やってたから、どんどん色気のない家庭になっていくのね。夫が帰宅するや、「今日の連絡!今からお母さんに聞いたことを伝えます!イチ~!えー、服のホコリを払ってからコタツに入ってください!よろしくお願いします!」みたいな。あと、同じ家に住んでるわけじゃないんですけど、うちの合鍵をお義母さんが持っていて、連絡なしにガチャッて入ってくるのもちょっと……いやでしたね。

――それは誰でもいやですよね。実親でもいやだと思います。

神田 でも義母もすごい人ですよ。男たちに稼がせた収入を全部没収して、うまく分配して、旦那に外に出して恥ずかしくないパリッとした格好をさせて、へそくりもキッチリする。いざという時はドーンとお金を出して、それでどんどん利権を勝ち得ていくっていう……もう、立派。立派のひとことしかない。

――お子さんたちにとってはおばあちゃんですけど、離婚後もそこの交流は?

神田 私を含め、しばらくは交流してましたね。子供たちは今も老人ホームに会いに行ってます。私は自分で会社を立ち上げると決めた時から会いにいかなくなりました。やっぱりお義母さんの頭の中では、それはダメなことなのね。女が会社をやるっていうのは。ちょっと自分が今、くじけたくないので、お母さんに会うと、またあの頃の洗脳が蘇るかもしれないから、会わないって決めました。そういえば、元夫が再婚した女性は同じ職場の人だったそうで、お義母さんから後で「あなたと別居したとき、もう二人の関係は始まってたと思うわ。あなたは腹が立たないの?」と言われたんですよね。私は全然そのことに腹が立ったこと一回もなくて、自分が自由に仕事したり恋愛したりしていいって言ってくれるんであれば、何でもよかったの。だからその通り「腹は立たないです」って言ったらお義母さんビックリしてましたけど。それは私のわがままですよね。「仕事したい」っていうのと、「恋愛も自由にしたい」っていう2つのわがままを通したので、私が一番頑張んなきゃいけないのはしょうがないなぁって思いました。

私、元夫のことを好きかって言ったら、喧嘩してる時はやぱり嫌いだったと思うんですけど、今でも信用してますね。男性で一番信用できる人は誰かって言ったら、現在のパートナーはもちろんですけども、同じくらい元夫のことも信用してます。愛してはいないですよ。全く別物。

女として性の探求をしないで結婚して母親になって

神田つばきさん
答えにくい話題でも、真摯に向き合ってくださった神田つばきさん
――結婚して出産して子育てをすることになったら、もう恋愛しないし、旦那とセックスがなくてももういいじゃないかって、自分自身で思ってる女性もいるだろうし、世の中的にも思われてるんじゃないかなって思うんですよ。でも、つばきさんはそうは思わなかったわけですもんね。

神田 私、本当にね、子供に対して「この子たちさえいれば」っていう執着が出来なかった。それよりも自分だったんですね。自分が女としてもう一回ちゃんとやりたいっていう方が強かった。女として性の探求をしないで結婚して母親になって、でも40歳手前でやりたいことを止められなくなったんですよね。全体の割合が100だとしたら、「女をやりなおしたい:90」の「子供に対する母性愛:10」くらいな感じですよ。それは娘に対しても「悪いけど私はもう、こうだから、しょうがないから」と言ってしまってた。しょうがないですね、それはね。嘘をついて、私の母性愛はこういうものなのよみたいなことを言っても、騙されないので、子供も。
娘たちには、離婚したことは申し訳ないけれど、思い描く理想の家庭があるならあなたは自分の家庭を作りなさいね、離婚しない家庭がいいならそれを作りなさい、ってことも言いました。

――でも、離婚しない家庭の作り方って言われても、わからなくないですか。

神田 難しいよね、どこにも正解書いてないですからね。私も教えることなんて到底出来ないし。反面教師なのかもしれませんけど、上の娘は「自分はママみたいに仕事を頑張るつもりはないから。3年間は正社員で会社に勤めるけど、3年過ぎたらもう結婚しちゃうかもしれないし、家庭作ることしか考えてないから、いいよねそれで」と私に言ってきました。専業主婦として家庭を守る女になりたいって。

――それで家庭が守れるかどうか、実際のところはわからないですけども。

神田 やってみないとね。ただ、今の彼氏を紹介された時に、彼に「この子はそういう願望があるって私にもハッキリ言ってきてて、家庭を作るために生きたいというので、この子には一切、婚姻届け以外の一切の書類に一生ハンコをつかせないで下さいね」なんて男親みたいなこと言っちゃいました(笑)。お母さんのセリフじゃないような気がするんですけどね。

――つばきさん自身は、お母さんから、恋愛とか性愛を厳しく制限されてたじゃないですか? それがあったから、結婚すれば家を出れると思って、経験の少ない状態でいきなり結婚に飛び込んだ。もしも家庭で性がタブーじゃなくて、若い時点で自由に性の探求をできてたら、色々変わってたよなぁとは思いませんか?

神田 タラレバなんだけどね。母がもっと性愛に関して自由にしてくれてたらっていうのは今でも1週間に1回くらいは考えてて、そしたらすごい母とも仲良かったと思うし、母も早死にしなかっただろうなとも思うし、仕事をして、結婚して……ああでも、それなら少なくとも子供は産んでない、あの2人はこの世にいなかっただろうなと思うと……やっぱりこれでよかったのかって、そう思うしかないですね。

うちの母に対しては……なんでもうちょっと、ちゃんと説明してくれなかっただろうなって。母がもっと豊かな言葉で対話してくれれば、私もっと楽に生きれたのになって、毎日思ってしまうのね。だけど母は、次女の祖母として、次女が一番精神的に辛かった時期に、すごく支えてくれた人でもあって。母が亡くなる直前も、次女は母とメールしてたのね、そのメールのやりとりの中で、母は次女に<何があった時に、お金がなかったり困った時に、外の人を頼っちゃダメだよ。オーママを頼りなさい><あなたたちのスーパーマンはオーママだけなんだよ>って言ってくれたらしいんですよね。だから私の子供たちにとって彼女は支えだったと思います。

やっぱり母が亡くなってから、子供たちがすごく変わったんですよね、家族だって意識が強くなったように思います。一番私がありがたいのは、「自分の親ももう20年くらいの間には死ぬかもしれないんだな」っていうことを体で理解してくれて、家庭を大事にしようと意識が向いてくれていること。私が出来なかったことだけれど、代わりに母が最後に示してくれたことだと思います。

<12/18更新予定の後編では、現在も続く長女との葛藤、今のパートナーとの性愛、娘たちへの性教育についてお伺いします>

「嫌い」ランキング1位獲得するほどアンチ増殖の木村拓哉、いいひとエピソード拡散中

 2016年も残りわずかとなり、SMAPの解散が目前に迫ってきた。独立・解散に関しては各メディアがこぞって報道を続けているが、今回の騒動によって、木村拓哉(44)には“裏切り者”というイメージが定着してしまいつつある。もともとスーパースターであると同時に、いや、だからこその宿命か、アンチキムタクは多かった。それが一気に噴出し、妻・工藤静香とそろって週刊誌の「嫌いな夫婦ランキング」TOPに躍り出てしまうほど、嫌われ度が高まっている。しかし、そんな木村を擁護する声も当然、ないわけではない。

 木村は現在、来年1月から放送がスタートする主演作の連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)の撮影真っ最中。病院を舞台にしたドクターものということで、都内近郊の複数の病院で撮影が行われており、木村をはじめ出演者の竹内結子や浅野忠信を目撃したという情報も多い。そんななか、「キムタクと同じエレベーター乗ってお話しして、歩くのふらついたの助けてもらってしまったんですけど!?!?」「腰を痛めて入院してる嫁の病院にキムタクが来たらしく、偶然エレベーターで鉢合わせた歩行器使ってる嫁の事、気に掛けて声掛けてくれたらしい…! 心もイケメン」といった美談系エピソードもSNSで発信、拡散されているのだ。

 これを耳にした木村ファンからは、「やっぱりキムタクは良い人なんだ!」「一般人にこんなに優しい木村くんが悪い奴なわけないじゃん!」と、木村の“良い人”ぶりを再確認したという声が上がっている。

 また、SMAPメンバーがそれぞれパーソナリティを務めるラジオ名について、『稲垣吾郎のSTOP THE SMAP』(文化放送)はSMAPという言葉を外したタイトルに、草なぎ剛と香取慎吾の『SMAP POWER SPLASH』(bayfm78)は『ShinTsuyo POWER SPLASH』に変更、『中居正広のSome girl’SMAP』(ニッポン放送)も名前を変えて継続することが発表されているが、なんと木村だけが『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』はタイトルそのままに来年も継続することを決定。ファンの間では「SMAPが嫌いならタイトルに残したままにするはずがないよ!」「ほんとに好きだから、消せないんだよね」という声が多数上がり、これを木村のSMAP愛の表れと受け取っている人が多いようだ。

 しかし、アンチキムタク側も黙ってはいない。ラジオ名に関して、ジャニーズ事務所からの独立にひとり反対した木村にSMAPを名乗って欲しくないというファンの声もまた多いのだ。さらに芸能界では、以前に「木村派」と自称した明石家さんまが木村派から離脱したとする噂も飛び交っており、未だに木村周辺の人間模様のあわただしさが聞こえてくる。というのも、さんまが年明けの恒例となっていた『さんタク』(フジテレビ系)を放送しないということを発表したのだ。年末年始の番組作りで忙しいというのがその理由だが、今年は『さんタク』に加えて、『さんま&SMAP! 美女と野獣のクリスマススペシャル』(日本テレビ系)の放送もない。例年に比べて特別忙しいというほど、出演番組が目白押しなのだろうか?

 アンチキムタク派が危惧するのは、やはりSMAP解散後の木村以外のメンバーの仕事状況だ。もしも、ジャニーズ事務所への忠誠を誓った木村だけが優遇され、残り4人が「干される」ようなことがあったら……つまり、目に見えて仕事量の差が出てしまえば、ますますアンチの声は大きくなってしまうだろう。木村が仕組んだことでないにしても、だ。現時点で木村は1月からの連続ドラマと4月に公開される映画『無限の住人』の主役に抜擢されており、公開準備が着々と進行している。1月クールは草なぎ剛も連続ドラマに主演するが、稲垣や香取、中居の2017年の仕事内容が気になるところである。

 一部メディアでは、世間の木村に対する負のイメージが強過ぎるとして、ジャニーズ事務所側が木村をバラエティ番組に積極的に出演させたりと“イイ人キャンペーン”を実施する計画であることも報じているが、もし仮にそれが事実だとして、どこまで効果が出るのかはわからない。イイ人キャンペーンよりも、ドラマおよび映画での演技を通して、評価を回復していくほうが確かなように思える。「やっぱり日本芸能界にはキムタクがいなければ!」と納得させることができるか……木村は年明けすぐに正念場を迎える。
(ゼップ)

「日本は人種差別撤廃の提案を行った尊い国」vs「強姦事件の犯人は在日外国人ではないか」 百田尚樹の強烈な矛盾

 本サイトを読まれる方が日頃手にすることがないであろうオヤジ雑誌群が、いかに「男のプライド」を増長し続けているかを、その時々の記事から引っ張り出して定点観測していく本連載。

 千葉大医学部の男子学生3人による集団強姦致傷事件で、当初、千葉県警は発生した日時や逮捕者の氏名を発表しない措置をとっていた。後に逮捕者名が明かされたが、しばらくの間公表されなかった理由は明確ではない。遅れて実名発表に踏み切った理由を県警は「捜査の見極めがついた」「被害者の理解が得られた」(『FRIDAY』12月23日号)としているが、これで説明が尽くされたとは言い難い。

 ある事件が起き、実名が公表されていないと分かった途端にひとまず「在日だ!」と叫んでみる一定層が主にネットで息をしていることに、慣れてはいけないとは思いつつも慣れてしまっているが、その手の戯言を煽るように「オレもぶっちゃけたるわ」と勇んで存在証明に励む物書きがいるのはいただけない。百田尚樹氏は先述の事件について次のようにツイートしている。

「千葉大医学部の学生の『集団レイプ事件』の犯人たちの名前を、県警が公表せず。犯人の学生たちは大物政治家の息子か、警察幹部の息子か、などと言われているが、私は在日外国人たちではないかという気がする。いずれにしても、凄腕の週刊誌記者たちなら、実名を暴くに違いないと思う。」(11月24日)

 「犯人は在日外国人ではないかという気がする」は推察ではなく偏見、ヘイトスピーチそのものである。Twitterの規約に記された「特定の人種、性別、宗教などに対するヘイト行為:人種、民族、出身地、信仰している宗教、性的指向、性別、性同一性、年齢、障碍、疾患を理由とした他者への暴力行為、直接的な攻撃、脅迫の助長を禁じます。また、以上のような属性を理由とした他者への攻撃を扇動することを主な目的として、アカウントを利用することも禁じます。」に照らせば、アカウントを停止すべき事象だろう。ましてや彼は同様の発言をいくらでも繰り返してきたのだ。

 しかし百田氏は、自分のツイートが「他者への暴力行為、直接的な攻撃、脅迫の助長」だとは思っていらっしゃらないようで、

「私は犯人が公表されない理由の一つを推論したにすぎない。しかも民族も特定していない。こんな言論さえヘイトスピーチなのか。」(11月25日)
「集団レイプ犯人が公表されない理由のひとつとして、『在日外国人ではないか』と推論したことがヘイトスピーチにあたるなら、何かの犯罪で、『犯人は男性ではないか』と書けば、男性差別のヘイトスピーチにあたるのかな。」(12月1日)

 と、ツイートを続けている。

 当初のツイートも言い訳のツイートも双方の質が粗いので、通して読むと理に適っていると錯覚しそうになるが、ヘイトスピーチとは「マイノリティの人間としての尊厳を否定する言葉の暴力」(師岡康子)であるし、Twitterの規約は「他者への攻撃を扇動することを主な目的」とする言葉を禁じるとあるのだから、「在日外国人」と「男性」を同軸で比較できるはずがない。自分のリテラシーがいかに瓦解しているかを率先して知らせてくれているわけだが、『Voice』2017年1月号の百田尚樹vs竹田恒泰対談にこのような発言を見つけた。見出しには「日本のモラルは世界最先端」とある。

「最後に、これだけは言わせてください。第一次大戦後、日本は人種差別が当たり前だった時代に、パリ講話会議の国際連盟委員会で人種差別撤廃の提案を行なった」
「そんなことは誰も言わない時代に、日本だけが人種の平等を主張した。じつに尊い振る舞いです。つまり日本のモラルは世界最先端だったのです」

百田尚樹(百田尚樹vs竹田恒泰「鋼の日本が世界を導く」/『Voice』2017年1月号)

 ご自分の話を投げかけていただきたいのは、もちろんご自分に対してである。来年の日本が臨むべきこととして「長く続いた平和の幻想から目覚め、鋼の意志で世界の新しい秩序形成の役割を担っていくべき」と対談を締めくくっている彼には、「強姦事件の犯人は在日外国人ではないか」という見解と、「日本は人種差別撤廃の提案を行った尊い国」という言及がシンクロしないらしい。まったく不思議である。罵詈雑言を撒布するご自身の性分を自分で“鋼のメンタル”だと許しながら、史実を引っこ抜いて日本人は尊いとまとめる。好都合な理解のために「日本人」が使われているようで虚しい。

 ましてやこの同じ対談の中でも、韓国人は「いまだ韓国が日帝統治の下にあると思っている」と気づいた、「自分たちは日本人だと思っているから、日本政府に対して口を出すのは、当然だと考えている。だから日本に住んでいる韓国人は選挙権をくれと言ってる(笑)」と実に乱雑に人種を扱っている。持論とかみ合わない論旨を押し並べて愚かなる意見だと跳ね返す話者なので、そうならないように、ご自身の発言をご自身にぶつけてみるが、こんな発言も日本人としての「尊い振る舞い」に抵触しないのだろうか。

 対談相手の竹田恒泰氏といえば、今年の5月、武蔵野市のライブハウスで出演者女性に20カ所以上を刺す残忍な事件が発生した直後、このようなツイートをしている。

「小金井ライブハウス殺人未遂事件で逮捕された人物は『自称・岩埼友宏容疑者』と報道されている。自称ということは本名でないということ。なぜ本名で報道しない?ここが日本のメディアのおかしいところ。臆する必要はない。本名で報道すべき。これは私の憶測だが、容疑者は日本国籍ではないと思われる。」(5月22日)

 先述の百田氏のツイートとまったく同じ構図をしている。犯人が特定されていない凶悪犯罪が生じると、「犯人は日本人ではないのでは」という憶測を誘発するのがこういった面々なのである。何かと「日本人」という主語を背負いながら、そうではない人たちを嫌悪する弁舌を撒く快感に酔いしれているが、この程度でヘイトスピーチとされてたまるかという誤った男気で同志と抱き合い、最終的に「俺たち、そういう芸風だから」に落ち着かせる彼らの感覚。「日本だけが人種の平等を主張した。じつに尊い振る舞いです」と「私の憶測だが、容疑者は日本国籍ではないと思われる」が共存できる理由がどうしたって見つからない。

 2016年も瞬間風速で様々な事件が消費されていったが、だからこそ彼らのような「味付けの濃い憶測」が瞬間的な賛同を得てしまう。眼前に広がる事象に対する即物的な嘲笑がヘイトスピーチになりうることを、いつになったら気付くのだろうか。人種差別撤廃の提案をした「日本人として」、真っ先に成すべきは史実を使った言い訳ではなく、その「尊い振る舞い」をご自分に染み渡らせて考え直すことではないのか、と指摘したい。自分の振る舞いこそ真っ先に「尊い」からこぼれ落ちている。

想像以上の濡れ場!『逃げ恥』竿おろし回で最高平均視聴率獲得/第10話レビュー

 13日放送の『逃げるは恥だが役に立つ』(毎週火曜よる10時)の第10話が、自己最高平均視聴率17.1%を獲得しました。最終回に向けて着々と盛り上がってきた本作ですが、ここへ来て最大の賛否両論展開を迎えたのです……。

 先週、お互いの気持ちを素直に伝え合い、見事恋人になった2人。その後、夕食の買い出しに出ると、「恋人繋ぎ♡」と手を握ってくるみくり(新垣結衣)に、平匡さん(星野源)はニヤニヤしつつもソワソワ。というのも、平匡さんは勢いで「一緒にいますか、朝まで」と誘ったものの、「朝まで何をすれば良いんだ?」と悩んでいたのです。朝まで数独? 朝までWii? 朝までロボホン……と妄想してみます。いや、どれも楽しそうじゃないですか! でも、「今はそういうことじゃない!」と自分に喝を入れる平匡さん。

 同じくみくりも「どこまでを想定しているのか?」と食事の後片付けをしながら妄想していた時、輪ゴムを飛ばしてしまい、ふと気付くのです。「(輪ゴムのアップを映しつつ)平匡さんが持っているとも思えない……」と。そういえば『校閲ガール』最終回は男根ネタでしたね。なんて話は置いといて、「朝まで添い寝をするだけでもいっか」とニッコリ。

 とはいえ平匡さん。持ってたんですよ、コンドーム。昔、日高さん(藤井隆)にもらったのだとか。いい仕事するな~隆☆「いけるところまでいこう!」と決意したのですが、いざ2人きりになるとガッチガチに緊張。すると、人並みに場数を踏んできたみくりは、ニコニコ笑顔で恋人繋ぎアゲイン! これには平匡さんもニッコリ……。はっ、始まる! と思いきや、「この後の記憶はひどく断片的で、気付いたら……」と元町商店街を「何てことなんだあああああああ」と猛ダッシュする平匡さん。結果、お勃ちにならなかったようです。やっぱりプラトニックか~。うんうん。

 何でも、ベッドに入った2人は、天井を見上げながら並んで寝ていたのですが、みくりが横を向き、上目遣いで「いちゃいちゃ、しないの?」と聞いてきたそう。本当にみくりはやり手ですよ! しかし平匡さんは「すみません、いちゃいちゃはしたことがなく……」なんて返したのですが、今度はみくりからちょっかいを出し始めます。ここからはリビングに置かれたロボホンとぬいぐるみを交互に映しながら、2人の音声が流れるんですけど、想像以上でした。

みくり「えいっ」
平匡さん「あっあっ。くすぐったいです」
みくり「いちゃいちゃです。ほら、平匡さんも」
平匡さん「では失礼して……」
みくり「はぁっ」
平匡さん「す、すみません」
みくり「もぉ~、いいんです」
平匡さん「いいのかぁ~」

 「はぁっ」って……喘ぎ声じゃないですか! こんなにキャッキャウフフな時間を過ごしといて、突然走り去った平匡さん。残酷。走り疲れて座り込み「だから嫌だったんだ」「失敗を恐れて、ずっとひとりで」なんて頭を抱えていたんですけど、「今、みくりさんは、どんな思いで……」と置いて逃げてしまったことを思い出し、「大切な人から逃げてはダメだ、失いたくないのなら!」と立ち上がります! そして、見事、童貞卒業☆ アッチも勃ったんですね~☆ 翌日が誕生日だった平匡さんは、とってもラブラブなバースデーを過ごしたのでした。

 さて。偽野内・風見さん(大谷亮平)と百合ちゃん(石田ゆり子)にも進展が。「人のこと知りもしないのに、何を見てるのか」と五十嵐安奈(内田理央)の愚痴をみくりに漏らす風見さん。すると、小賢しいみくりに「風見さんってロマンチストですよね。見た目じゃなく、自分自身を見てほしい。じゃあ自分は、そのガンガンくる女性の内面を見ることができているのかどうか。一度、覗いてみたらどうですか?」と助言され、早速美術館デートしてみたのです。

 しかし、百合ちゃんとトゥービー・田島さん(岡田浩輝)と鉢合わせするんですね~。お互いに挨拶を交わしつつ、百合ちゃんに熱視線を送る風見さん。その視線に気付いたトゥービーは「どういう関係?(ニンマリ)」と突っ込むのですが「やめてよ、17歳も下よ」と交わします。切なげに。

 さらに後日。風見さんに誘われ、家に出向いた百合ちゃんは、泣いた夜、「どうして『そんなこと言わないでください』なんて言ったの? 私がイタい女に見えた?」と聞くと、「僕はかっこ良い百合さんが好きですが、それは百合さんからにじみ出るものであって、誰かのお手本になるためにかっこつける必要はないと思っただけです」と言われ。「人目につかないようにかばってくれてありがと」と言うと、「かばったんじゃなくて、見せたくなかったんです、誰にも」と言われ。しまいには、「不覚だった、若人の前で。今度うちにも遊びに来て。甥っ子特典で美味しいワインごちそうしてあげる」と言うと、「本気で甥っ子だと思ってるんだ、僕は本気で百合さんを抱きたいと思ってるのに」と。トドメの一撃!!! 百合ちゃんは「オバサンをからかわないの」なんて言って去るのですが、先週、風見さんの意外な優しさに触れてから、明らかに意識しちゃってる百合ちゃん。どうくっつくの、この2人!?!?

 さてさて。第10話ともなると、トピックがてんこ盛りなんですよ。平匡さんたちの会社が買収されることで、リストラする社員を選出していた沼田さん(古田新太)にも動きがありました。該当社員を平匡さんに確定し、ようやく本人にリストラ勧告した当日。平匡さんに「会社で一番優秀なエンジニアは津崎くんだ」と伝えた上で、「その分年俸も高い。開発のほとんどから手を引くってなったら、宝の持ち腐れ、分不相応な買い物だ」「契約結婚だった=人ひとり雇える経済的余裕、日野くんのように養わなきゃいけない妻子もいない」と伝えます。すると平匡さんは、「籍を入れていないということは、責任を負っていないということになりますね。年内いっぱい、よろしくお願いします」とすんなり受け入れました。数日前には、日高さんと「ひとりだと心配だよね、突然死。結婚って安全装置みたいなとこあるよね。どっちかに何かあった時、ひとりだと大変だけど、2人いればなんとかなる。生き抜くためのひとつの知恵、みたいな」と結婚の意義を語っていたり。結婚とは責任、そして生き抜くためのひとつの知恵……。平匡さんが大きな一歩に出たのです。

 珍しくみくりを外食に誘った平匡さんは、高級料理店にて食事を済ませた後、なんとみくりにプロポーズしちゃいました! その上、みくりは大喜び! でも、以前は結婚したくないと言っていた平匡さんが、なぜ籍を入れたくなったのか……。さらに、平匡さんは「籍を入れたほうが経済的で合理的」と、将来の2人の資産を算出したデータを印刷して提示。これにはみくりも顔を歪め、プロポーズの理由を聞いてみると、「きっかけは、リストラです」なんて返事が。

 みくり、びっくり。「リストラされたからプロポーズ? 結婚すれば給料を払わずに私をタダで使えるから合理的。そういうことですよね?」とまくし立てるのです。すると、平匡さんもびっくり。「みくりさんは、僕と結婚したくはないということでしょうか?  僕のことが好きではないということですか?」と悲しげな顔で聞き、みくりが「それは、好きの搾取です。好きならば、愛があれば何だってできるだろうって、そんなことで良いんでしょうか? 私、森山みくりは、愛情の搾取に断固として反対します」と同じく泣きそうな顔で訴えて終わるのでした。

 視聴者には、平匡さんの結婚観が変わった過程。そしてリストラ勧告にあった後、昼休みも返上してPCに向かい、電話をかけまくり、家でも自室にこもって調べ物をするなど「転職活動か~」と思っていた行動すべてが、プロポーズするためのお店選びだったこと。さらに、お店の下見を済ませて、メニューを完璧に頭に叩き込んだことまで知っています。だからこそ、平匡さんには「しっかりすべてを伝えればいいのに」。そしてみくりにも、云々言ってないで「しっかり平匡さんの考えを聞けばいいのに」と思うわけで。案の定プロポーズシーンには、多くの人がネット上で個々の意見を物申しています。

 みくりは平匡さんのことが好きで、プロポーズされて喜んだわけで。要するに「みくりさんが大好きだから結婚したいと思った」って言われたかったのでしょう。平匡さんだって、言いたかったでしょうし。この2人、3カ月も一緒にいて、いっつもいっつもすれ違って来たじゃないですか。しっかり伝えないし、伝えるのが下手だから。そろそろ、そんなお互いの性質を理解しても良くないですか? またすれ違ったよ、ちきしょー!!! と何度歯を食いしばったことか。毎回すんなりと話が進まないことで、みくりが提示してきたトンデモ案。次週、2人はどんな選択をするのか……。野木亜紀子先生、『重版出来』のようなスッキリラスト、期待してます!!!

(ドラマウォッチャー:ナチョス)

吉本興業がハニートラップ回避作戦スタート? 「ブラ外していいですか」「いいですよ」を録音しなさい、との指導

 12月8日に放送された『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)で、吉本興業がハニートラップの回避作戦をスタートしていることが明かされた。

 番組ではリスナーから、「先日(別番組で)千原ジュニアが吉本のコンプライアンスについて話をしていました、現在吉本では女性とのやり取りを録音するように指導しているようですね」といった内容のメールが届いた。具体的には、「キスしていいですか?」「いいですよ」、「ブラ外していいですか?」「いいですよ」、「挿れていいですか?」「いいですよ」といった具合に、まず芸人側が相手女性に伺いをたてること、その模様を録音しておき証拠を残すことを徹底するよう、所属タレントが指導されているようなのだ。

 岡村は「ホンマか?(笑)」と笑っていたが、吉本はたくさん芸人がいるからそんな話はあると話し出し、つい最近もヨシモト∞ホールで若手を集めての講習会が行われていたことを明かした。なお、岡村自身としては昔から「キスしていいですか?」と聞く派だそうで、今回の方針は構わないとのこと。

 モテないことをウリにしている岡村はともかく、多くのお笑い芸人は、容姿や性格に難アリでも女性たちに言い寄られる経験をしている。そうやって自分自身をモテると思い込み調子に乗ったところで、ハニートラップに引っかかるという例が少なくないのだろう。そして、性行為に及んだ場合、合意の有無は大きな焦点となるが、基本的に証拠がなく「言った」「言わない」の水掛け論になってしまう。本当に合意があったことを示すための音声録音は必須と考えたほうが良いだろう。

 最近ではアンタッチャブルの柴田英嗣が、女性からの嘘で芸能活動休止せざるを得ない状況になっていたことを、12月8日放送の『にけつッ!!』(読売テレビ系)で明かした。

 番組での柴田の発言によると、ある日、以前好意を抱いていた女性Aさんから10年ぶりの連絡が届いたという。柴田は二人で会うのはきまずいと思い、後輩も誘って三人で食事をしたそうだ。そしてその夜、柴田はAさんの部屋に行き男女の関係に。その後、しばらくAさんとは連絡をとっていなかったが、後輩からAさんと付き合っているとの連絡が来る。しかし、後輩はAさんと別れたがっていて、Aさんから「別れたら今までのことうぃばらす」と脅されているというのだ。そこでしゃしゃりでてしまった柴田。Aさんに注意をしたところ、Aさんは警察に通報。柴田に暴行を受けたと供述した。Aさんはなりすましメールまで使って柴田の言葉を捏造し警察に届け出たため、柴田の所属事務所はやむを得ず、柴田の芸能活動を停止させた……ということが“真相”だ、と柴田は説明した。

 証拠が残されているわけではなく、結局のところ、真相は当事者のみぞ知る。ただ、もし柴田の発言通りだったとしたら、後輩が女性側の脅迫メッセージを録音しておけば、あるいは柴田が“注意”の模様を録音しておけば……活動休止という自体は防げたかもしれない。柴田は吉本所属ではないが、芸人という職業柄、いやもはやテレビタレントである以上誰でも、親密な関係を結ぶ相手とのやりとりは記録必須の時代なのだろう。

(ボンゾ)

王道だけどやっぱり好き! マジックミラー号シリーズの「まず観るべき3シチュ」

街はクリスマス一色! アラレの親友(シングル)が「クリスマスに気になっている男性からお誘いされてデートするの~」とウキウキしている様子を見て、自分のことのように嬉しく思いました。ちなみに、アラレのクリスマスの予定はガラ空きです。通常通り、AVを観ながら過ごすことになるでしょう。なんてリア充!

でも、普通にAVを観ても面白くないので『アラレミー賞』と名づけ、今年観たAVの中からアラレ的最高の1本を選ぼうと思っています(笑)。下準備として、ノミネート作品をざっくりと選んでいるところなのですが、そこで気づいたことが……。

「私、マジックミラー号、選びすぎじゃない?」

……だって、なんだかんだ言っても、マジックミラー号は最高に面白いんですもの! 有名過ぎて知らない人はほとんどいないのではないかと思いますが、念のため説明いたします。

「マジックミラー号(MM号)」とはキャンピングカーのような移動型AV撮影スタジオのことです。中には広いスペースがあり、ベッドや簡易お風呂などを設置することもできます。最も特徴的なのは、荷台の壁一面がマジックミラーになっており、外から見るとただの鏡ですが、中からは外の様子が丸見え。外から見えないとわかっていても、人通りの多い路上でセックスしているような状況にドキドキするんです!

ファンの多いマジックミラー号シリーズは、たくさんの作品が出ています。そのため「どれから観ていいかわからない……」という人もいるのではないでしょうか。そこで、今回はマジックミラー号の中でもおすすめのシチュエーションを、アダルトサイトにありがちなタイトルを交えてご紹介していきたいと思います。

「だめっ…バレちゃうよぉ」彼氏まで1mの距離で寝取られる彼女

まずは、素人カップルがスタッフに「無料でエステが体験できる」と勧誘され、彼女だけマジックミラー号に乗車するパターンです。彼氏がマジックミラー号の外で待つ中、有名マッサージ師(男)から施術を受ける彼女、で・す・が。ものの1、2分でエロマッサージを施されてその気になってしまいます。外にいる彼氏の様子を伺いつつも、快楽に負けて、マッサージ師と刹那的な浮気セックスをしちゃいます。

ただでさえスリルがあるマジックミラー号内でのセックスですが、すぐそばに彼氏がいるとなると興奮倍増ですよ。アドレナリンが放出されているのか、最初は控えめに喘いでいた彼女も、次第に絶叫系の喘ぎ声を出しながらマジックミラーに手をついて立ちバックで挿入、などやりたい放題(笑)。彼氏と浮気現場までの距離、実に1m弱なのに! 見ているこちらまでハラハラドキドキさせられるシチュエーションです。

「私でいいんですか?」コンプレックスを抱えた男性を優しくケアするお姉さん

2つめのシチュエーションは、「コンプレックスを抱えた男性の悩みを聞いて元気にしてあげてください」と頼まれた素人女性がマジックミラー号に乗車するパターンです。男性の悩みというのは、早漏、童貞などさまざま。マジックミラー号の中でさっき出会ったばかりの男性に、かなりプライベートな悩みを打ち明けられて赤面するお姉さんですが、「ちょっと乳首、触ってあげてくれませんか?」とスタッフから頼まれると照れ笑いしながら指示に従います。

「悩みを聞いてあげよう」とマジックミラー号に乗車する心優しいお姉さんですから、頼まれると断れず……。スタッフにのせられて、あれよあれよと男性にゴムを装着し、体当たりでコンプレックス解決に導いてくれます。責めるのが好きな、ちょっと痴女気質がある方にはおすすめのシチュエーションです。

なんだかマジックミラーは関係ないような気もしますが、童貞男性にとって最高に思い出深い初体験になることは間違いないでしょう。

「あっ、入っちゃう…」友達同士でゲームに挑戦して一線を越える!

アラレはこれが一番好きかもしれません。ただの友達同士の男女が、「ゲームにクリアできたら謝礼がもらえますよ」と声をかけられてマジックミラー号に乗車するパターンです。最初は、「手を繋ぐ」とか「ハグ」と言った、軽いボディタッチの指令で簡単にクリアしていくのですが、だんだん指令が「オナニーを見せ合う」とか「素股」などの過激な内容になっていきます。

序盤からスイッチの入っている男友達は、過激な内容に拒否反応を示す女の子に「ちゃんとやらなきゃ謝礼もらえないよ!」と必死に説得して、なんとかゲームを続行させます。女の子は「謝礼のため」というわかりやすい言い訳があることによって、大胆になれるのかもしれませんね。

そして、謝礼のためにしぶしぶ騎乗位で素股をしているうちに、男の子は我慢できなくなって挿入し始めます。最初は戸惑う女の子ですが、結局高まりノリノリに。マジックミラーに手をついて立ちバックもしちゃいます(笑)。みんな立ちバック大好きなんですね……。

そして、一線を越えてしまった後に女の子から、「こんな風になっちゃったけど、これからも友達でいてね」なんて一言。キュンときます。マジックミラー号でのセックスという貴重な体験をシェアした2人は、これからも特別な友情で結ばれることでしょう(きっと)。

おわりに

まだまだ語りつくせないマジックミラー号。上司と部下の組み合わせもいいし、即席合コンするもいいし、卒業式の後に袴で……っていうのも捨てがたい。本当にいろいろなシチュエーションがあるので、お気に入りの1本を探してみてください。

マジックミラー号は移動型AV撮影スタジオなので、神出鬼没です。運が良ければ、グーグルカーみたいに、街のどこかで遭遇できるかもしれません。しかし、遭遇したとしても乗車するのは止めておいたほうがいいでしょうね。

ベテラン技が光る手作業と、繰り返される検査、万全の品質管理。「相模ゴム工業」工場見学!

爆発的売れ行きの“世界最薄コンドーム”「サガミオリジナル001(以下「001」)」 を生みだした「相模ゴム工業株式会社」。今回は「サガミオリジナル001」を生み出した総合開発の方にもお話を伺うことができました。そして、前回インタビューをさせていただいた同社の「営業企画室」磯部仁沙(いそべ みさ)さんに、数多くのヒット商品が生産された工場を案内していただきます。

【前編】コンドーム業界への転職―「女性が持っている悩みを解決すべく、もっと女性にコンドームの素晴らしさを伝えていきたい」/相模ゴム工業で働く磯部さん

◎「世界最薄」が生まれたのは小規模な開発室

人気商品「001」の生みの親・総合開発部の方(別名:Mr.コンドーム)にもお話を伺いました。

――総合開発部のMr.コンドームさんは、どのような作業を行っているんでしょうか。

開発 とても小さな空間の建物なんですが、ここでは、皮膜の強度、乾燥の条件、液の配合の条件などを考えて、実験とテストをします。天然ゴムラテックス製も、ポリウレタン製も必要な数量を1本1本つけて、手作業も交えながら作っていき、検査室に回して結果のデータをもらって、それを見ながらまた作業していくという地味な作業の繰り返しなんですよ。この場所でそれらの条件をクリアしたら、マレーシアには生産で使っている更に大きな機械があるんですが、そこでも問題ないか確認してもらって、そこで問題なければ製品になるという流れです。

――その小さな空間で、世界最薄のコンドームが生まれたんですね。

開発 コンドームの原型となるガラス型を設置した機械が、液の中を動いて皮膜を作ります。動くスピードもコンドームの厚さによって変わってきますが、ゆっくり液から引き上げると、どんどんガラス型に付いた液が流れ落ちるので、薄くつくという原理です。「001」の場合は、ゆっくり引き上げて薄い皮膜を作ります。そして基本的に、どの厚さでもどの素材でも、高品質を保つために、2回つけるということが決まっています。取り出したらガラス型にくっついているものを、手作業で下からめくりあげて、コンドームのリングの部分を作ります。ポリウレタンでくっつきやすい素材なので、ここで失敗するとやり直しです。狭い空間でひとり深い溜息です(笑)。薄い皮膜を作ることも難しいんですが、綺麗に剥がすというのも難しい技術です。

――どのようにして美しく剥がすのでしょう。

開発 それは企業秘密なんです(笑)。被膜が薄くなればなるほどガラス型から剥がすのが難しくなります。繊細な機械調整が必要になるため、現在、ポリウレタン製コンドームを販売しているのは、日本の企業だけなんです。

――実際に人が使用するテストというのはあるんですか?

開発 人に使うというのは、安全が確認されていないとダメなんです。ここで作ったものはまだ人に使ってもらう段階ではないですね、途中で破けてしまうというリスクがあるので。社内社外問わず、人に使うテストは、製品の安全性が確認されて、本当の製品と同等のもの……本当に最終段階ですね。

――「総合開発部」は、工業系の学校を卒業している方が多いんですか?

開発 理学部だったり工業系だったり……理系ではありますね。でも最近だと、企画を社長に出してOKが出たら商品化の道筋を立てていくため、ある程度のプレゼンが出来ないといけないので、極端に「計算しかできません」とか「試験管しか持ったことありません」だと難しいかもしれないですね(笑)。昔は女性もいたんですが、なかなか「開発志望」の女性が少なくて、今は男性しかいないんです。

◎「相模ゴム工業」工場見学

――今まで数多くのコンドームを生産してきた工場を、磯部さんに案内していただきます。今現在は、生産拠点がマレーシアにほぼ移管され、サガミオリジナルをはじめ、その他の商品もマレーシアで生産されているため、日本で作られているものはごく一部だと伺いました。

磯部 はい、生産や包装もほとんどマレーシアに移管しているんですけども、納期を急ぐものは日本で作っています。ここは、ラテックスコンドームの工場になります。コンドームの原料はゴムの木の樹液なんですが、それを「ラテックス」と呼んでいます。ここには、薬品同士を混ぜる機械と、ラテックスと薬品を混ぜる機械があります。薬品を混ぜる理由が3つありまして、ひとつめが「強度のアップ」、ふたつめが、樹液なので「物性の安定と劣化の防止」、最後が「加工性の向上」です。様々な色や形の加工をしやすくするために薬品を混ぜるという工程がここで行われます。

◆熟成室

磯部 そのあとに、「熟成室」という部屋で寝かせます。コンドームの形を作るのにいいタイミング(およそ2週間)で出して、作っていきます。

――ドラム缶1本で、どれくらいのコンドームが作れるんですか?

磯部 およそ10万本作れます。

◆成形

――コンドームの形となるガラスが連なってますね。

磯部 「成形」という工程です。中にある白い液体がラテックスです。ガラス管につけて、上にあげていくと赤くなっているところが見えると思いますが、そこで乾燥させます。手前で1回目をつけて、向こう側の機械で2回目です。たとえば色の付いたコンドームは、この2回目につける段階で色付けをしています。そして、後の工程で引きはがしてコンドームの形を作るという工程になっています。

――これは無人で作ってるんですか?

磯部 コンドームが一定量溜まると、脱水機のような機械で乾燥させます。その作業は人の手が必要になります。工場では24時間フル稼働なんですよ。1チーム4、5名ほどが3チーム。それぞれ8時間体勢で稼動しています。

◆ピンホール検査

――「ピンホール検査」とは、どんな検査をしているのでしょうか。

磯部 目に見えない穴のことなんですが、コンドームにピンホールがあってはいけないので、弊社で作ったすべての商品が人間の手によって検査にかけられます。金属で出来ている棒に、コンドームをどんどん被せていきます。ピンホールだけでなく、汚れや傷がないか、皮膜が均一かどうかもチェックしながら被せていっています。

――今、被せているんですか? 片手でどんどん……超早技です。やはり熟練のスタッフの方たちなんでしょうか。

磯部 そうですね、みなさん20年以上やられているベテランです。1日2万本のコンドームを検査しています。たまに工場見学で体験していただくこともあるんですが、みなさん両手でも全然追いつかないくらいの速度ですね。

――どんな原理なんですか?

磯部 この機械の下部には電気の流れたお湯が張られた湯槽があり、金属に被せたコンドームをこちらにつけていきます。ゴムは絶縁体で電気を通さないので、もしここに潜らせて、金属の棒が電気を感知したら、そのコンドームは穴が空いているということなので、除去されていきます。

◆破裂検査

――続いて「破裂検査」ということなんですが……わざわざコンドームを破裂させるんですか?

磯部 実はコンドームは医療機器なので、欠陥があってはいけない商品です。メーカーごとに検査基準が違ってしまうといけないので、世界中でISO(国際標準化機構)が定めた同じ基準で検査をしております。こちらの「破裂検査」では、コンドームの中に空気を入れて、何リットルの空気が入ったか、そしてどれだけの圧力に耐えられたかの強度を検査します。先程のピンホール検査は、全てに検査を行っているんですが、こちらは同じ条件・同じ原料で作ったものから数本抜き取って行っています。

――40リットルちょっとで破裂しました。これくらいが基準ということですか?

磯部 実は基準は18リットル入れば合格ですが、弊社のコンドームは40リットル以上入ります。

◆水漏れ検査

――「破裂検査」では、強度を見る検査でしたが「水漏れ」検査はどういったことをするんでしょう。

磯部 ここでは、コンドームに穴がないかを調べる検査になります。コンドームの中に水をいれます。そして給水紙の上で転がして、もし穴があれば等間隔にシミが出来るので、そうなると不適合品となります。

――手作業でやってらっしゃるんですか?

磯部 一応機械もありますが、機械でやるよりも手作業の方が穴の検出率が高いので、手作業で実施しております。給水紙の上で転がすのも一見簡単そうに見えて、実はすごく難しくて、こちらの検査員の方々も20年以上のベテランです。検査に関しては検査員ごとに基準が違ってしまうと良くないので、社内の試験があり、それに合格された方しかこちらの検査をすることができない、というシステムになっております。

――世界基準に則った検査はいくつあるんですか?

磯部 外観検査・破裂検査・水漏れ検査の3つが全世界共通で行われています。それに加えて、弊社は世界最薄の「001」を出すにあたって検査基準もこれからどんどん進化させていこうということで、新しい検査を弊社独自でふたつ展開しています。ひとつめが、「摩擦試験」といいまして、棒の部分にコンドームをつけて、摩擦試験を行います。行います。どれだけの摩擦に耐えられたか、何回耐えられたかを調べる試験です。もうひとつは、水膨張試験といいまして、コンドームをぶら下げて中に水を入れます。やはりコンドームは先端部分の強度が一番大事なので、先端がどれだけの水の圧力に耐えられたかを試験していきます。

◆チェック&包装

――様々なチェックをクリアしたコンドームたちが包装されて製品となる工程ですね。

磯部 こちらの機械で、個包装にパッケージングしていきます。潤滑ゼリーたっぷりの商品や香りつけがある商品は、こちらの機械でゼリーや香料を充填していきます。

◎今月12/1より発売された業界初のセミオーダー形式コンドーム“俺用コンドーム「MY CON!」”

「自分に合ったコンドームを使いたい!」という多くの消費者の声から生まれた商品で、コンドームの厚さ、形状、潤滑剤の種類を自分で選べるのが特徴です。

コンドームは男性の付け心地意外にも、デリケートな部分に触れる女性側の意見も重要! セックスの必需品を彼と2人で話し合って決めるのも楽しいのではないでしょうか。または、自分好みのコンドームを選んで、彼へのクリスマスプレゼントにいかがでしょう。オフィシャル販売サイト「サガミショップ」から購入できます。

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SMAP・中居正広 「エッチなこと考えるけど、体がついてこない」40男の性の衰えを告白

 12月6日に放送された『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)で、SMAPの中居正広(44)が「エッチなこと考えるけど、体がついてこない……」と、ジャニーズアイドルらしからぬ性の悩みを大胆暴露した。

 同日の放送は「居酒屋 40題」と題して、40代が抱える“あるある”を出演者が語るというもの。お酒を毎日欠かさず飲んでいるという中居は、劇団ひとり(39)から「どれ位飲むんすか?」という質問を受けると「1週間で2升飲みますから」と即答。外で飲んだり、友人と飲んだりすることもなく、自宅でひたすらひとりで飲むという。しかも、このアルコール漬けの生活を20代から続けているそうだ。

 また、「ちょっと飲んで気持ちよくなると、すんげぇエッチなこと考えちゃうんですけど」と番組に出演したドクターに相談。中居の赤裸々発言に出演者は笑うしかなかったが、ドクターが「アルコールが脳に与える影響ですね」と真面目に答えてくれると、「でも、体がついていかない。何飲めばいいですか?」と頭と体にギャップがあることまで告白した。今年で44歳を迎えた国民的グループのリーダー・中居。テレビやラジオでダンスのキレが悪くなった、踊り続ける体力がなくなった、と頻繁に口にしてきたが、プライベートでも老いを感じるらしい。

 2015年3月に放送された『ナカイの窓』(日本テレビ系)の「離婚しちゃった芸能人SP」では、出演していた女性陣が夫婦生活には性的スキンシップが重要だと強調するなかで、「奥さんってそんなにエッチしたいの?」「性欲強いの?」と女性陣に詰め寄りながら、「俺ら(男は)はそんなんムリだよ」と、男性は年を取ったら性行為がしんどいということを示唆するコメントが飛び出したこともあった。さらに同番組では、性欲処理の方法についても言及。「DVDでしょ~! DVDでしょ~!」とAVをオカズにしていることを堂々発言し、よほどAVが好きなのか、長年連れ添ってきた右手(もしくは左手?)の信頼性が高いのか、生身の女性よりもDVDが好きという発言も。ただ、つまりこの時点では「体がついていかない」ことはなかったということでもある。

 しかし、中居の“体がついていかない”問題は、本当に年齢のせいだけなのだろうか。ドクターの言うように、要因のひとつには多量の飲酒があるだろう。アルコールは適度な量なら問題ないが、過剰に飲むと、脳の中枢神経が抑制されてしまうとのこと。“お酒を飲むと勃たなくなる”なんてよく言われるが、脳の働きが鈍くなることで性的な興奮度も下がり、絶頂まで持たないということになるらしい。

 中居の場合、加齢で肉体は(内臓や血管含め)変化しているにもかかわらず、20代から変わらぬ酒量で飲んでいる。これで心身健康でいられるほうが不思議でもあるだろう。特に昨年~今年にかけてはSMAP解散に伴う大騒動が勃発し、大きなストレスも抱えているはずだ。飲酒によるストレス解消が有効な場合もあるが、どうかファンのためにも健康を害さないよう気をつけてもらいたい。

(ゼップ)

ホリエモンがカワイすぎる男の娘・大島薫に攻められデレデレ…? 炎上商法かハニートラップの疑い

 本日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、ホリエモンこと堀江貴文氏(44)のプライベートを掲載している。見出しは『ホリエモン“新恋人”撮った!お相手はカリスマ「女装男子」』。要するに、堀江氏の恋人(の一人)が、男性であるという内容だ。

 カリスマ「女装男子」とされているのは、タレントの大島薫(27)。性別は男性で、女性ホルモンも打っておらず男性器を有しているが、髪を伸ばし化粧をして女性向けのファッションに身を包むと「女顔負け」の美女に変身する彼女は、セクシー女優として活動していた時期もある。記事によれば、11月22日未明、互いの指を絡めながら歩く二人は、六本木の高級ホテルリッツ・カールトンにIN。堀江氏が大島に「メロメロ」で、他の女性に対してはSなのに、大島に対してだけはMなのだ……といった具合に、具体的な情事の様子をイメージさせる内容になっている。

 大島は同誌の取材に応じ、はっきりと性的な関係にあること、女性の友人Aさん(堀江氏との関係は“友達以上、彼女未満”)を交えて3Pしたことなどを認めている。

「タカポン……いや、堀江さんと会っていることは事実です。堀江さんはテレビで見るより優しい人です」

――二人でホテルに入りましたが、セックスはしているのですか?

「……そうですね」

――大島さんが堀江さんを攻めているという証言もありますが。

「んー、彼が欲しがるというのはありますね」

――堀江さん、Aさん、大島さんの三人で一夜を共にしたと聞きました。

「え? んー。そういうこともありましたね。AVでは経験がありましたが、プライベートでは僕も初めてで少し戸惑いました」

 これまで堀江氏は大手芸能事務所・アミューズに所属するタレントの廣井ゆう(26)と交際していると報じられていた。今年の10月末、原宿のKAWAII MONSTER CAFÉで開かれたハロウィンパーティーにも揃って参加し、腕を組んでいたというが、「文春」記事では廣井に「堀江さんと交際していますか?」と問い「ないです」と返されているので、この2カ月の間に破局したということだろうか。

 同誌が発売となったのは12月8日だが、5日の時点で堀江氏は、Twitterにて同誌への憤りを露わにしていた。堀江氏の携帯電話に、担当記者が直接何度も電話をかけてきた様子で、堀江氏はその記者の実名をあげて「人間のクズ」「そのクソ記事はおそらく木曜日でるが、どんだけ社会的意義のないクソ記事かわかると思う。調子に乗ってんじゃねーぞ」「社会的意義のあることなら別に構わんが単に俺のプライベートを面白おかしく書くだけの記事だぞ」等と連投。発売後の現在は、このことについて特に触れていない。

 確かに社会的意義のない、堀江氏のプライバシーを侵害しただけの記事である。編集部としては「女じゃなくて男の娘と!?」という意外性が面白い、と思ったのだろうか。しかし意外ではない。2010年の時点で、堀江氏はニューハーフもののAVを好むことを公言している。Twitterでユーザーから「どんな(AVの)ジャンルが好きなんですか?」と質問され、「周知かと思いますが、最近はニューハーフモノです」と堂々と答えている。ちなみに2010年は大島がAVデビューした年でもある(ただしこの時点ではまだゲイ専門ビデオであった)。また、同年、堀江氏はAV女優・Ninaをプロデュースするというプロジェクトを実行したが、そのプロモーションで受けたスポーツ紙のインタビューにて、「ニューハーフのチンポをなめたことがあるんです」「(最初は)ちょっと抵抗があったんですが、なめたら『これはなめられるな』と。なんか感じてるんですよね、ニューハーフのコが。自分でやってみると、女のコが気持ち良くフェ○○オする気持ちが分かるんです」と発言。つまり何も隠していないのだ。

 そもそもこの記事自体が、大島の知名度を上げるための“ネタ”、つまり炎上商法で、堀江氏の激怒ツイートも含めた大島盛り上げ企画の可能性や、はたまた「ハニートラップ」だった可能性もあるが、いずれにしろこうして話題になったことは大島にとっては喜ばしいことだろう。今後、大島がテレビバラエティや日曜午前のワイドショー系番組に進出するなどメディア露出を増やし、活躍しはじめるかもしれない。

(犬咲マコト)

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