「成馬零一」の記事一覧(3 / 3ページ)

清純派イメージを完全に払拭! 『架空OL日記』で夏帆が放つ、等身大の魅力

<p> 土曜の深夜に放送されている『架空OL日記』(日本テレビ系)は、バカリズムが原作・脚本を務めるドラマだ。描かれるのは普通のOLの淡々とした日常だが、主人公のOLをバカリズムが女装して演じている以外は、おかしなことは何も見当たらない。</p>

<p> 逆に言うと、バカリズムが女装していることの説明が一切ないので、その異常さが際立っている。なんというか、頭がおかしい男が女装してOLに紛れ込んで、私生活を盗撮しているみたいな気持ち悪さが根底にある。<br />
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 原作は過去にバカリズムが書いていたブログなのだが、芸能人でありながら普通のOLのふりをして3年間もブログを書いていたということ自体、ただならぬ狂気を感じさせる。</p>

“エリカ様”からついに脱却! 『母になる』で沢尻エリカが見せつけた、女優としての“幅”

<p> 9年前に誘拐された息子と母親が、児童養護施設で再会する。</p>

<p> そんなショッキングな展開で始まったのが、日本テレビ系水曜夜10時から放送されている『母になる』だ。</p>

<p> 母親の柏崎結衣を演じるのは沢尻エリカ。</p>

<p> 息子の広(道枝駿佑・関西ジャニーズJr.)は行方不明の間、門倉麻子(小池栄子)という女性と偽りの親子として一緒に暮らしていた。</p>

<p> 2人の関係は、同じドラマ枠で放送されていた坂元裕二脚本の『Mother』や、麻子を演じている小池が出演していた映画『八日目の蝉』を思わせる。<br />
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 ただ、この2作では偽りの母子が主人公だったが、行方不明になった息子と再会して、空白の時間を埋めようとする実の母親が主人公だというのが、本作の面白さである。</p>

根本宗子が引き出した、朝ドラ『とと姉ちゃん』相楽樹の「薄味加減」

<p> NHKの連続テレビ小説に出演することが新人女優の登竜門になって久しい。中でもいま熱いのは、ヒロインの友人、姉妹、娘などの脇役を演じた女優たちの活躍だ。</p>

<p>『あまちゃん』の松岡茉優や『あさが来た』の吉岡里帆など、朝ドラに出演したことで人気に火が付いた女優もいれば、『おひさま』と『花子とアン』への出演を経て『まれ』で主演を果たした土屋太鳳や、『あまちゃん』を経て現在放送中の『ひよっこ』で主演を獲得した有村架純のようなケースもある。</p>

<p> 朝ドラのネームバリューは他局でも大きく、「朝ドラに出演したあの人が!」という紹介をする番組も珍しくない。その極め付きが、3月に3週にわたってテレビ東京系で月曜深夜に放送された『こんにちは、女優の相楽樹です。』だった。</p>

<p> 本作は、俳優が本人役を演じるというテレ東が得意とするノンフィクション風のドラマだ。主演を務めたのは、朝ドラ『とと姉ちゃん』で次女の鞠子を演じた相楽樹。</p>

<p> 朝ドラに出演したことで国民的人気女優になったと勘違いして調子に乗っている相楽は、純喫茶が舞台の深夜ドラマのウエイトレス役で初主演を果たす。</p>

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