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ヴィッセル神戸「ポドルスキ10億円オファー」に見る、“守銭奴”三木谷オーナーの狙いとは?

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「パニーニフットボールリーグ/第10弾/PFL10-086/ドイツ代表/RG/ルーカス・ポドルスキ」

 J1クラブのヴィッセル神戸が、久々に話題になっている。

 ヴィッセルは2004年に経営難に陥り、それを救ったのが楽天代表取締役・三木谷浩史氏の個人資産管理会社だ。ヴィッセルは同年、イケメン選手としてスター扱いされていたトルコ代表のイルハン・マンスズを獲得し、ニュースでも話題となった。そんな三木谷体制のJリーグ初年度はというと、イルハンは人気だけで結果を残せずシーズン途中に退団という無残な結末で、チームも優勝争いに絡めなかった。

 以降、ヴィッセルが大物外国人を獲得することはなくなったのだが、2017年シーズン開幕を前にして、「元ドイツ代表の10番である、FWルーカス・ポドルスキを獲得」という報道が流れている。ポドルスキは31歳ではあるが、昨年までドイツ代表としてプレーしており、昨季もトルコリーグで13得点を奪っている。報道によると、年俸約10億円のオファーらしいが、なぜ、ヴィッセルは久々に大物外国人選手獲得に動いたのか? 

 楽天は14年12月に、運営会社であるクリムゾンFCの全株式を取得し、ヴィッセルを傘下に収めた。つまり、三木谷氏個人の資金ではなく、楽天の資金が入るということでもある。とはいえ、楽天は世界屈指のビッグクラブであるFCバルセロナのユニフォームスポンサーとして、年間70億円を支払っている。さらにヴィッセルに資金を投入するメリットはあるのだろうか?

「今までは、なかったでしょうね(笑)。ですが、今季からJ1リーグの優勝チームには、賞金や配分金含めて、昨季の4倍となる約21億円が支給されます。3位でも約5億円です。上位3チームにさえ入れば、ポドルスキへの10億円は、パブリシティ含め、回収できると考えたのでしょう」(サッカーライター)

 また、「今回の補強は、ヴィッセルの今までの補強とも一味違う」と付け加える。

「イルハンは、Jリーグやチームにフィットするかより、人気が先行していました。ある意味、三木谷さんらしい補強です。ですが、ポドルスキは人気よりも実力重視でしょう。彼の武器である左足のミドルシュートは、間違いなくJリーグで通用します。ほかの選手より5mは遠くからゴールを狙える。本当にヴィッセルにポドルスキが加入すれば、各チームとも対応を迫られることになるでしょう」(同)

 J1の賞金や配分金が上がったこと、そして昨年末のFIFAクラブワールドカップでJリーグ・鹿島アントラーズの試合が26.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という驚異の視聴率をただき出したことで、“守銭奴”といわれる三木谷氏もヴィッセル投資に価値を見いだした、というのが実情のようだ。果たして、ポドルスキ獲得が現実となるのか、楽しみだ。
(文=TV Journal編集部)

出場枠拡大でW杯は何がどう面白くなくなるのか? 日本にとっての大きなデメリットとは

<p> 今月10日、2026年大会よりワールドカップ出場枠を32カ国から48カ国に拡大するとFIFA(国際サッカー連盟)が公式Twitterで発表した。ジャンニ・インファンティーノ会長は、ワールドカップ出場が難しい国にチャンスを与えることを主な理由として挙げている。</p>

<p> しかし、欧州53カ国合計197クラブが加盟している欧州クラブ協会は、この決定に反対の意向を示している。ただでさえ代表戦による日程の圧迫で、選手たちのケガの心配が叫ばれている昨今のサッカー界。実際に選手たちに給料を払っているクラブ側としては、当然の主張だろう。反対声明の一文では、「FIFAのこの決断は、スポーツのためではなく政治のための判断だ」と、カタールや中国などのお金は持っているが、ギリギリW杯に出場する事ができない国との、なんらかの関係を暗に示し、痛烈に批判している。<br />
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俊輔放出、中澤減俸は仕方ない!? メディアの過剰な横浜F・マリノス叩きに違和感

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横浜F・マリノス公式サイトより

 サッカーJ1クラブの横浜F・マリノスに、激震が走っている。

 日本屈指のファンタジスタでキャプテンでもある中村俊輔が、1億2,000万円の契約延長を断り、ジュビロ磐田からの8,000万円のオファーを受け入れて移籍してしまったのだ。マリノスは昨年末、年俸半額の延長オファーを中澤佑二に提示し、本人はもちろん、ファンからの怒りを買った。今回の中村の移籍も、その延長線上にあるチームへの不信感なのは容易に想像がつく。スポーツ紙の取材に対し、中村は「クラブが資本提携し、編成面で権限を持つ、英シティー・フットボール・グループ(CFG)の影響力が強い現体制では、練習参加すら苦しさを感じる」と告白していたが、実際のところ、マリノス内部で何が起こっているのか?

 まず、バッシングの対象となっているエリク・モンバエルツ監督の手腕だが、来日2年目を迎えた昨シーズン、成績は1年目を下回る10位だった。選手に対する求心力も低下し、交代は既定路線だと思われていた。が、続投が決定し、さらにベテラン選手との契約更新がファンの思いと乖離したため、フロントへのバッシングが起きている。

「モンバエルツ監督は、アンダーカテゴリーのフランス代表を2007~12年まで率いていました。またフランスのビッグクラブであるパリ・サンジェルマンFCでもアンダーカテゴリーのコーチをしていた、育成タイプの監督です。確かにマリノスの成績は振るいませんでしたが、リオ五輪候補に富樫敬真、日本代表候補に喜田拓也といった若手を送り出した。是々非々は別として、この点をCFG側は評価したのではないでしょうか」

 確かにそう考えると、ベテラン選手との契約が進まなかったつじつまが合う。そのベテラン選手との契約についても、「選手やファンの心情は分かりますし、サッカー誌も同調しているようですが」と前置きした上で、こう続ける。

「今のJリーガーで、年俸1億円を超える選手は数人しかいません。その一人である大久保嘉人は契約が切れる2016年シーズン後に、争奪戦が起きた。確かに中澤は素晴らしい選手ですが、ほかのJクラブが1億円で獲得するでしょうか? マリノスが5,000万円のオファーを出し、それが価値に見合っていないと判断すれば、他クラブがそれを上回るオファーを出すはず。マリノスを非情とする報道が散見されますが、5,000万円のオファーは出しているのです。過去で言えば、秋田豊は、レギュラーとして活躍した翌年に鹿島アントラーズから0円提示を受けています」(同)

 Jリーグも2010年シーズン以降は、欧州同様に契約満了の6カ月前からすべてのチームと交渉ができるようになった。つまり、中澤は契約満了前からマリノスはもちろん、より評価してくれる他クラブとも交渉ができたはずだ。中澤にオファーが届いていない現状から考察すると、マリノスの減額提示は妥当といえるだろう。
(文=TV Journal編集部)

本田圭佑、事実上代表引退か? 今冬の移籍ナシで、ハリルホジッチ見限る!

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 ACミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOが、今冬の放出事情について語ったと、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。同紙によると、ガリアーニCEOは「DFリレオネル・バンジョーニとロドリゴ・エリーのみを放出する」と明言しており、これによって日本代表FW・本田圭佑の移籍の可能性は事実上なくなったと見られている。

 今シーズンの本田は、セリエAで先発出場1回、途中出場4回の計5回の出場。19節を終えた時点で、およそ120分間のプレーにとどまっている。クラブからは戦力として計算されておらず、今冬の移籍が濃厚と見られていた。

「ハリルホジッチは本田に『代表でプレーしたいのであれば、レギュラーとして試合に出場できるクラブへ移籍しろ』と何度も移籍勧告してきました。これはFIFAの公式サイトでも語っていることです。それにもかかわらず本田は、この先も出場見込みのないミランに残留を決めてしまいました。ミランと本田の契約は今年の6月までなので、おそらく本田は移籍金がかからずに自由にクラブを選べる6月以降に移籍をするつもりなのでしょう。しかし、6月に移籍して新クラブでのレギュラー争いに勝ったとしても、試合に出場できるのは新シーズンが始まる9月からになります。9月といえば、W杯アジア最終予選が終わりを迎える時期。大事な場面で試合勘のない本田を出すとは思えません。今の本田の立場や他の若手の勢いを考えると、予選で出場できないのであれば、W杯本戦でも出場は厳しくなってきます。もしかしたら、今冬の判断で本田の代表人生は終わってしまうのかもしれませんね」(スポーツライター)

 今年31歳になる本田が、試合に出場せずにコンディションを維持するのは至難の業だろう。本田には本田の考えがあるのかもしれないが、手遅れになる前にクラブの格を落としてでも試合に出場できるクラブへに移籍してほしいと切に願うばかりだ。
(文=沢野奈津夫)

ほぼ戦力外のミラン・本田圭佑、衰えを乗り越える秘訣は「根性」と豪語も……

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 冬の移籍シーズンを迎えた欧州サッカー界だが、サッカーファンの注目を集めているのが日本代表FWの本田圭佑(ACミラン=イタリア)の去就だろう。

 今シーズンの本田はリーグ戦出場が5試合あわせてわずか96分と、ミランでは半ば戦力外の扱い。所属クラブでの出場機会が失われるに伴い、代表でも試合勘やコンディションが不安視され、11月に行われたW杯アジア最終予選サウジアラビア戦ではスタメン落ちするなど、ついにエースの座を剥奪されてしまった。さらにバヒド・ハリルホジッチ監督からは、「所属クラブで出場機会が得られないなら、試合に出られるクラブへ移籍すべき」と最後通告を突きつけられていた。

 そんな本田に対しては、イングランド・プレミアリーグのサンダーランドや米メジャーリーグサッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズ、中国スーパーリーグの上海上港などが獲得の興味を示しているという。

「ロシアリーグのCSKAモスクワからミランに移籍が決まるまでの間も、さまざまな好条件の移籍先が既成事実のように報じられましたが、どれもガセで“エアオファー”などと揶揄されたものです。今回の移籍報道も根も葉もないような話なのでは。サンダーランドはデイヴッド・モイーズ監督が本田の獲得を熱望していると報じられていますが、プレミアリーグよりレベルの劣るセリエAでも通用しない本田に声がかかるものでしょうか。そもそも夏にはFCバルセロナ(スペイン)といった分不相応なメガクラブに逆オファーをしたほど、クラブのステータスにこだわる本田だけに、報道で名前が挙がっているようなクラブへの移籍は渋るでしょう。それに冬の移籍はシーズン途中からチームに加わるため、レギュラーポジションを獲得しにくい。ミランとの契約が切れる6月まで待てば移籍金ゼロでクラブを退団できるので、他クラブと有利な条件で交渉できるし、本田側としては新たなスポンサーを獲得して“結納金”を積むような形で、それなりのクラブへの移籍を目指すのではないでしょうか。スポーツ的観点よりもビジネス的観点の移籍ですね」(サッカーライター)

 まさに進退窮まった感があるが、最近の報道によると、そんな苦境を乗り切るためにたどり着いたのが、なんと“根性”だという。

「これまで『個を高めることが必要』などとさまざまな提言をしてきた本田ですが、『結局は根性かよ!』といった失笑気味の声が上がっています。祖父母に育てられた本田は、かなり厳しい教育を受けてきたので、『周囲に根性で自分を上回った人間は1人もいない』などと豪語しています。プレーに衰えが隠し切れなくなったら、今度は精神論にすり替えるというのがミエミエですよね(笑)。根性でレギュラーやエースの座を勝ち取れるのなら、こんな簡単なことはない」(同)

 こうした発言の裏には、それだけ追い込まれているという自覚があるのだろうが、果たして冬の移籍マーケットで本田は動くのか?

2013年から続く停滞ムードを払拭! 鹿島アントラーズの躍進で、17年のサッカー界は「開けた」!?

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第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 優勝特設サイトより

 2013年(参照記事1)、14年(参照記事2)、15年(参考記事3)と暗い話題が続いたサッカー界だが、昨年はどうだったのか? 振り返ってみたい。

「リオデジャネイロ五輪に出場できるかも微妙」と各サッカーライターに酷評されていた手倉森誠監督率いるU-23日本代表だが、AFC U-23選手権2016兼リオデジャネイロ五輪・アジア地区男子最終予選を見事な戦いぶりで勝ち抜き、見事に出場権を獲得する。その一方で、日本女子代表のなでしこジャパンは、アジア予選でまさかの敗退。選手同士のコミュニケーション不足から不仲が報じられ、スキャンダラスな話題が取り上げられたことで佐々木則夫監督がメディアに苦言を呈する異例の事態に。とはいえ、敗戦は佐々木監督が重用してきたベテランたちの不調が原因だった(参考記事4)。

 なでしこジャパンが敗れた分、サッカー界を盛り上げるためにもリオ五輪でのグループリーグ突破を期待された手倉森ジャパンだが、“死の組”を勝ち抜けず、敗退。

 悪いことは続き、海外組のACミラン・本田圭佑やドルトムント・香川真司がレギュラーから外され、サッカー界の話題がニュースから激減してしまう。海外組の体たらくぶりが負の連鎖となり、ハリルホジッチ監督率いる日本代表のパフォーマンスも一向に上がらず。
9月には、FIFAワールドカップ18年ロシア大会アジア最終予選初戦で、UAEにまさかの敗戦。現在の予選方式となった1998年フランス大会以降、アジア最終予選で初戦が黒星だったチームは、すべて予選敗退に終わっている。続くイラクに辛勝、オーストラリアには引き分けとパッとせず、不人気ぶりに拍車をかける。

 そんなサッカー界の流れが変わったのが、11月。アジア最終予選の大一番となったホームでのサウジアラビア戦に、本田や香川を外すという決断をしたハリル監督。2-1というスコア以上の内容で勝利し、“ハリル解任騒動”は収まった。

 そして、近年の日本サッカー史上最大のブレークとなったのが、FIFAクラブワールドカップ2016での鹿島アントラーズの躍進ぶりだ。昨年、筆者は「クラブワールドカップ決勝で欧州チームとぶつかっていたら、Jクラブではありえないくらいの高視聴率を獲得できた」「チャンピオンシップより、クラブワールドカップを重視すべき」と記したが、まさにその通りの現象が起きた。鹿島は決勝まで勝ち上がり、欧州代表のレアルマドリードと対戦。チャンピオンシップはもちろん、日本代表戦やNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』をも抑え、16年視聴率ランキング8位の26.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という驚異の視聴率を叩き出した。クラブワールドカップは毎年行われるため、Jリーグ事務局は出場権獲得に向け、スケジュール調整などのバックアップに死力を尽くすべきだろう。

 13年から続く嫌な流れを払拭した16年のサッカー界。17年も展望が開けている。Jリーグの放映権が、年間40億円から210億円にアップ。これにより、17年のJリーグ優勝チームには、賞金や配分金含めて昨季の4倍となる約21億円が支給される。浦和レッズや鹿島のチーム人件費が約20億円ということを考えると、今季のJリーグを制したチームは過去にないフェーズに突入できる。今季は、サッカーファンならば見逃せない展開になりそうだ。
 
 唯一の懸念事項といえば、ハリル監督率いる日本代表がワールドカップロシア大会出場権を獲得できるかどうか……か。
(文=TV Journal編集部)

高梨臨、破格オファー断った槙野智章との結婚に大前進!「2017年中に婚約も」

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スターダスト公式サイトより

 2014年にNHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』に出演してトップ女優の仲間入りを果たした高梨臨が、Jリーグ浦和レッズに所属する日本代表DF槙野智章との結婚に向け大きく前進、2017年にも婚約する方向で話が進んでいるという。

 2人は昨年5月に合コンで知り合い、夏ごろから交際に発展。直後から、高梨が槙野の住むさいたま市内の超高級マンションに頻繁に訪れ、遠征時以外は半同棲状態に。槙野が右太もも裏を痛め、日本代表を離脱した際には献身的に支えたという。

 また、同時期に高梨がインスタグラムで突然、蜂蜜を使ったしょうが焼きや玄米料理を披露し「おうちごはんにハマっています」と公表。誰もがうらやむような仲むつまじい様子で、愛を育んできた。

 そんなサポートもあってか、槙野は浦和レッズの主力選手として年間順位1位を獲得。残念ながら、Jリーグチャンピオンシップで鹿島アントラーズに敗れたが、充実の1年を送った。

 シーズン後には、中国1部リーグで6連覇中の名門・広州恒大から「年俸は言い値」という破格の待遇のオファーを受けたが、なんとそれを断ってもいる。

 サッカー関係者は「中国に行けば、とんでもないお金が手に入る代わりに、離れ離れの生活になってしまう。お金より、高梨と一緒にいたいということでしょう。すでに結婚を視野に入れており、順調にいけば、このまま婚約となりそうです」と明かす。

 広州恒大の監督には現在、ブラジル代表監督を務めた名将ルイス・フェリペ・スコラーリ監督もおり、槙野は監督から直々に「中国に来てほしい」と口説かれていた。

「男らしい決断ですよ。お金ではなく、日本のファン、そして大切な人を選んだとということ。交際についても、すでにお互いの友人ら周囲には報告済み。今後は、お互いの親族にも挨拶に行くことも考えているそうです」(前出のサッカー関係者)

 槙野といえば、これまで、じゅんいちダビットソンら芸能人とも連れだって飲み歩いていたことでも知られている。14年に水沢アリーとの熱愛が発覚、堂々交際宣言をしたが、翌年の6月に破局していた。派手な生活をテレビ番組で特集されることもあり、プレーボーイのイメージが定着していたが、いよいよ身を固め、年貢を納める方向に進み始めたようだ。

またまた的外れ発言でバッシング! 明石家さんまの“サッカー観”は止まってる?

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 18日に行われたFIFAクラブワールドカップ2016決勝のレアル・マドリード×鹿島アントラーズの一戦。終わってみれば、4-2で欧州王者のレアルが貫禄のチャンピオンとなったが、鹿島は対等の勝負を見せた。後半に入ると2-1でリードを奪い、テレビに映っていないところでは、ジダン監督が何度もテクニカルエリアを飛び出して選手たちに指示を送っていた。

「“本気を出さないと負けるぞ”という指示を出していたのでしょう。レアル選手たちのフリーランニングやプレスは、欧州での戦いとは程遠かったですからね。とはいえ、鹿島は素晴らしい試合をしました。MVPは柴崎岳で、陰のMVPがクリスティアーノ・ロナウドを抑えた西大伍をはじめとするディフェンス陣。クラブワールドカップ史上最高の決勝戦だったと思います」(サッカーライター)

 そんなJリーグ王者の戦いぶりに水を差した男がいると、サッカーファンたちが怒り心頭だ。それは、『FIFAクラブワールドカップジャパン2016決勝』(日本テレビ系)のゲストコメンテーターとして登場した明石家さんまだ。

 試合前、柴崎はじめ、鹿島の選手たちが「勝ちに行く」と闘志を燃やしていたが、さんまは「クリスティアーノ・ロナウドのマークにつく人はうれしい。都並(敏史/元日本代表)君は、マラドーナについたことをいまだに自慢している」と、的外れとも思えるコメントをしていた。実際、サッカーの知識はどれくらいあるのだろうか?

「都並さんと比較するコメントに表れているように、さんまさんのサッカー観は時間が止まっていますよね。マラドーナと戦った時の都並さんはプロではなかったし、当時は日本がワールドカップにも出場していなかった。ですが、今の日本人選手たちは、海外のスター選手たちとも普通に試合をしています。マークについてうれしいではなく、実力を試し、勝ちに行きたいと思っている。さんまさんは、海外サッカーは見ているのかもしれませんが、世界のサッカーの流れや、Jリーグのことはわかっていない。1980年代に日本サッカーを盛り上げようとしていた方だけに、残念です。そういった意味では、今も日本サッカーを盛り上げようと精力的に取材もしているNEWS手越祐也さんのコメントのほうが的を射ていたと思います」(同)

 試合後もさんまは「あのまま2-1で鹿島が勝ってたら、高速道路でいろいろなことを考えてしまいそうやった」「MVPはレフェリー」などと鹿島に対するリスペクトに欠けたボケを連発。サッカーファンに嫌悪感を与えた。

 そういえば、SMAP解散騒動時も、事情通のように振る舞い、SMAPファンたちから批判を受けていたが、お笑い以外では、その上から目線のスタンスは通用しないようだ。
(文=TV Journal編集部)

8人強姦で懲役30年の元Jリーガー・神村奨、6年前の「ドーピング疑惑」との関連は……?

<p> 横浜地裁は12日、女性8人を襲ったとして強姦致傷などの罪に問われた元サッカーJ2選手の神村奨被告に、求刑通り懲役30年の判決を言い渡した。「同種の事案と比べても極めて悪質な犯行」と片山隆夫裁判長。閉廷後、地裁前にいた刑事事件の専門家に聞いたところ「刑法では刑期3分の1経過で仮釈放することができるとあるので、最短10年経過で仮釈放は可能ですが、現実的にはそういう例はほとんどなく、刑期8割を終えないと仮釈放がないのが通例。被告は短くても、25年は刑務所で過ごすことになるのでは」と言っていた。<br />
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スカパー!「Jリーグ中継撤退」で解約ラッシュ必至! サブライセンス交渉が決裂したワケ

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イメージ画像(Thinkstockより)

 J1クラブの鹿島アントラーズが、アジア大陸史上初のFIFAクラブワールドカップ決勝に進出するという歴史的快挙の裏で、Jリーグに関わる大きな動きがあった。

 スカパー!を運営するスカパーJSAT株式会社が,
公式サイトで「2017年シーズン以降の放映権を獲得した会社と、これまでどおりスカパー!で配信できるように交渉を続けてまいりましたが、成立に至りませんでした(中略)つきましては、Jリーグ戦の配信予定がないことに伴い『Jリーグオンデマンド』は1月末をもって終了とさせていただきます」と、Jリーグ中継からの撤退を発表したのだ。

 今年7月、Jリーグとスポーツライブストリーミングサービス「DAZN」は2017年からの10年間、約2,100億円の放映権契約を締結。DAZNを運営するPerform Groupは、スポーツ関連のメディアやサービスを展開するデジタル・スポーツコンテンツ&メディア企業。つまり、放送会社ではなく通信会社だ。ゆえに、スカパー!もサブライセンスを受けるための交渉を続け、数試合は放送できるようなスキームを作ろうとしてきた。それは、DAZNとしても悪くない話だと思うのだが……。

「両者の狙いに齟齬があったのでしょう。まず、DAZNは日本での加入者数が伸びていないといわれています。地上波での放送ならば、パブリシティとして相乗効果も考えられますが、スカパー!はあくまでCS。視聴するためにはアンテナの設置が必要になる家が多いし、アンテナを立てる方向が南西という条件もある。そういった環境で放送させても、DAZNの加入者が伸びるとは思えない。むしろ、パイを食い合ってしまう」(サッカー関係者)
 
 一方、スカパー!にも、譲れないところがある。

「過去、浦和レッズの試合を生では地元テレビ局にあまり露出させなかったことから考察すると、今回の交渉でも人気クラブの試合がキーになったのではないでしょうか? 浦和など人気クラブの試合を有料放送として抑えられなければ、加入者数が激減してしまいますから。『地上波で露出したいDAZNと、地上波は極力抑えたいスカパー!』という構図があったように思います」
(同)

 現在、スカパー!のホームページを開くと、「スカパー!カスタマーセンターのお電話が繋がりにくくなっています(12/16)」と表示される。以前、スカパー!関係者が「スカパー!の売り上げの大半はJリーグ」と語っていたが、今回の撤退を受け、相当数の解約者が出ることは必至。年間約40億円でJリーグと契約していたスカパー!(参照記事)。「2015年にスカパー!が10年契約900億円で当時のJリーグ幹部に提示しても、きっと飛びついたでしょう」とサッカー関係者は語っていたが、もはやあとの祭りである。
(文=TV Journal編集部)

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