「サッカー」の記事一覧(18 / 43ページ)

J2降格寸前のアルビレックス新潟 最終節に外国人助っ人出場停止で、サポーター「審判が八百長」の大放言

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アルビレックス新潟 公式サイトより

 2016年のJ1リーグも、今週木曜日で最終節を迎える。すでにファーストステージとセカンドステージの優勝だけでなく、チャンピオンシップ出場チームも決まっているが、年間首位争いは最終節までもつれ、首位の浦和レッズを川崎フロンターレが勝ち点差1で追いかけている。チャンピオンシップがあるため、最終節をどのように煽るのかJリーグはつかみかねているが、本来であれば大盛り上がりだったはず。あらためて、村井満チェアマンが就任する前のJリーグ事務局幹部には、サッカーファンとして憤りを感じる。

 その半面、残留争いは大盛り上がり。残念ながらアビスパ福岡と湘南ベルマーレの降格は決定しているが、もう1チームがJ2に落ちることになる。勝ち点30の名古屋グランパスか? 同勝ち点30だが、得失点差で上回るアルビレックス新潟か? 勝ち点31のヴァンフォーレ甲府か? もしくは、勝ち点33のジュビロ磐田が大どんでん返しで落ちてしまうのか? そんな残留争いで、最も不利な状況にあるのが新潟だ。

 というのも、前節のセカンドステージ第16節のガンバ大阪戦で、同点で迎えた51分にエースのFWラファエル・シルバが微妙なシミュレーションを取られ、2枚目の警告で退場に。10人となった新潟は、その後失点。終盤に猛攻を仕掛けるが、さらにアディショナルタイムに悲劇が待っていた。浦和からも大型オファーを受けていた、チームの要であるMFレオシルバが、審判員の判定に腹を立てて、審判員が出そうとしたカードを叩き落としてしまう。当然、退場となり、9人となった新潟は1-3で敗れてしまう。それだけでなく、チームの主力である外国人助っ人2人が最終節に出場停止となってしまった。残留に向け、厳しすぎる状況に、新潟のファンからは「審判員が八百長していた」「Jリーグは新潟をJ2に落としたいのでは?」という声が上がっているが、実際はどうなのだろうか? サッカー関係者に話を聞いた。

「Jリーグ的には、新潟に降格してほしくないはずです。なぜならば、観客動員数では毎年5位以内ですし、今季の体たらくぶりでも観客動員数は6位です。そんな人気クラブを、落としたいワケないでしょう」

 また、とあるサッカーライターも「ガンバ戦でラファエルに出たシミュレーションは厳しいジャッジだとは思いますが、誤審とは断言できません。というのも、ラファエルは両手両足をそろえて倒れてしまった。海外では、両手両足をそろえると、ダイブとみなされることが多い。レオシルバの退場に至っては、レフェリーへの攻撃的なそぶりですから、当然退場になります。決して八百長ジャッジではなく、微妙な判定があったというだけです」と考察する。

 9月末に、J2降格もう1チームは“呪い”の名古屋グランパスか“負のサイクル”のアルビレックス新潟かとレポートした(参照記事)が、ガンバ戦でも新潟は「疑う気持ちから自滅する」という“負のサイクル”にハマってしまった。J1に残留するためには、新潟の片渕浩一郎監督が言うように、内々の問題を解決しなければいけないだろう。
(文=TV Journal編集部)

ラモスはまだしも、無名選手までターゲットに……相次ぐサッカー人の不倫報道に、日本代表選手も戦々恐々!?

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ラモス瑠偉 公式サイトより

「FIFAワールドカップ2018ロシア大会」を目指すサッカー日本代表が、苦境に立たされている。

 アジア最終予選の初戦でまさかの敗戦を喫し、「現在の予選方式となったFIFAワールドカップ1998年フランス大会以降、アジア最終予選で初戦が黒星だったチームはすべて予選敗退に終わっている」というジンクスを背負って4試合を消化したものの、現在の順位は3位。つまり、このままだと、プレーオフに回らなければいけない。

 サッカーライターたちは、「現在のワールドカップ出場の確率は50%で、出場できなければサッカー界は出版不況の極寒になる」と頭を抱えている。ザッケローニ前監督や、アギーレ元監督時代は、アジアで確固たる地位を築いていたものの、ハリルホジッチ監督率いる今の日本代表は「アジアの相手にリスペクトされていない」(本田圭佑)。そのチームの長であるハリルホジッチ監督は、最近では「代表のGKは身長190センチ以上が基準になるが、日本には190㎝を超える選手がいない」などと、まさかの責任転嫁。そんなことはわかっていただろう、と突っ込みたくなる言い訳発言がまたも飛び出しているが、選手たちにはそんなハリルホジッチ監督以上に頭を悩ませている件がある。

 それは不倫報道だ。今月に入り「女性自身」(光文社)がジュビロ磐田の藤田義明の不倫、さらに新婚のラモス瑠偉氏の女性との車中キスを報じている。ネームバリューがあるラモス氏はまだしも、失礼ながら全国的には無名の藤田の不倫が報じられたことに、多くのJリーガーが焦っているというのだ。あるサッカーライターは言う。

「プロ野球選手はたびたび不倫を報じられていますが、スポーツ選手に不倫はつきもの。それはJリーガーも同じです。体力が有り余っていますから。でも、Jリーガーには、そこまでネームバリューがないので、今まで報じられることはなかった。とある有名監督や、元日本代表選手の中にも不倫をしている人物はいて、知る人ぞ知る情報だったのですが、世には出なかった。ところが今回、週刊誌がJリーガーの不倫を報じた。多くの元監督含め、現役の選手たちも『気を付けないとヤバイ』と焦っていますよ」

 今年初めのベッキーの不倫騒動から、世間の不倫に対する目は、以前にも増して厳しくなっている。それに呼応するように週刊誌も不倫スクープを連発しており、その矛先はJリーガーにまで向けられてきた。次に不倫を報じられるのは、誠実そうに見える、誰もが知るあの元監督や現役選手かもしれない……。
(文=TV Journal編集部)

香川、清武、岡崎のCMが盛大にやらかす! 狂いまくったスカパー!の算段とは?

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スカパー!『UEFAチャンピオンズリーグ』番組サイトより

 日本国内での海外サッカー放映権争いは激化している。一口に海外サッカーと言っても、全ての主要リーグを網羅するにはいくつもの放送局と契約しなければならない。スペイン・リーガエスパニョーラを観るならWOWOW。ドイツ・ブンデスリーガを観るならJ SPORTSといった具合だ。これにイギリスのライブストリーミングサイト「DAZN(ダ・ゾーン)」が参入し、争いはこれからもドンドン激化していくだろう。来年には日本のJリーグさえも、国内の放送局で観ることができなくなってしまうかもしれない。

 この争いを、チャンピオンズリーグの放映権で抜け出そうとしているのがスカパー!だ。ヨーロッパ最強のクラブを決めるチャンピオンズリーグは、W杯よりもレベルが高いとされている。これさえ押さえておけば、今の世界のサッカー情勢がわかるという大会だ。

 しかし、スカパーが満を持して仕掛けたこのチャンピオンズリーグのCMが、盛大にやらかしてしまっていると話題になっている。

「チャンピオンズリーグ出場クラブに所属する香川真司(ドルトムント)、清武弘嗣(セビージャ)、岡崎慎司(レスター)を起用したスカパーのCMがサッカーファンの間で話題になっていますね。内容は、レアルマドリードについて香川と清武が熱く語り合っているが、対戦経験のない岡崎はその話に入っていけないといったもの。話の内容やディテールなどにリアリティがあって、最初はすごく評判がよかったんです。ですが、フタを開けてみれば、3人とも不調によりチャンピオンズリーグに1試合も出られていないんです。香川に至っては、岡崎を蚊帳の外にしたレアル戦で、自身がベンチの外にまで追いやられています。CMを観てスカパー!と契約しようとした人も、この現状を知って思い留まっているでしょうね。スカパー!としては飛んだ計算外です」(スポーツライター)

 移籍したばかりの清武はともかく、香川と岡崎が所属クラブで満足に出場できていないのはかなりの問題だ。日本代表でもキープレーヤーになる彼らだけに、一刻も早く復調してチャンピオンズリーグで活躍する姿を見せてもらいたい。
(文=沢野奈津夫)

不倫暴露されたジュビロ磐田・藤田義明“口止め料20万円”提示の意外な根拠とは?

<p> 不倫が報じられたサッカーJリーグ「ジュビロ磐田」の藤田義明に、安い口止め料の提示でかえって相手女性を怒らせ、一部始終を暴露されたことが伝えられるが、提示した額は別のチームメンバーの“不倫和解”にならったものだというウワサがある。</p>

<p>「実は、藤田の飲み仲間でもあるチームメイトにも昨年、不倫騒動があったんです。これは幸いマスコミにバレず、表にならなかったんですけど、相手女性と別れるのに20万円を渡したという話で、当人が自慢げに漏らしていたことなんです。彼と仲の良い藤田が『俺もそのぐらいの値段でいけるのか』と勘違いしたとしても不思議じゃないですよ」(チーム関係者)</p>

ポジティブキャラの松木安太郎にも見放され、失態続くハリルホジッチに「ダメな監督の時のほうが日本は強い」の声

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 劇的すぎる逆転0勝利だった。

「FIFAワールドカップ2018ロシア大会」を目指すサッカー日本代表は、前半25分にラッキーな誤審で先制点を奪ったが、警戒していたセットプレーでイラクに得点を奪われ、同点に追いつかれる。その後、ビッグチャンスも作れずに引き分け濃厚の空気が漂っていたアディッショナルタイム。交代出場した山口蛍が、こぼれ球を見事なボレーシュート。采配ずばりのハリルホジッチ監督は、ここ1週間の記者会見で見せていた陰うつな表情がウソのように高揚していた。

 この試合と、11日火曜日に行われるオーストラリア戦のメンバー発表の会見では、「監督は言い訳でないとおっしゃるが、私には言い訳にしか聞こえない」と、監督就任以降、初めて厳しい質問を記者から浴びせられ、「あなたに理解する能力はあるのか?」と、いら立ちを隠さなかったハリルホジッチ監督。さらに、イラク戦前日会見では、イラクの記者からも「最近の日本代表のサッカーはそれほどレベルが高くないように見えるが、なぜだと思うか?」と言われる始末。そういった質問への対応を見ていたサッカーライターたちは「ハリルホジッチ監督は打たれ弱いから、よくしゃべるのではないか」とあきれ顔だった。

 そんなハリルホジッチ監督は、交代で入った選手の逆転ゴールにご満悦だったが、そもそも失点は、ハリルホジッチ監督が招いたものでもある。というのも、UAE戦に続き(参考記事)、ベンチの混乱が原因だった。

 失点する前、日本ベンチは、選手交代をどうするかでバタバタしていた。セットプレー前に、テレビ中継の解説を務めた松木安太郎氏も、その点を指摘していたが、不安が的中してしまい、失点を喫する。これには、ポジティブキャラの松木氏も「選手交代しようとしていたから、選手はベンチを見るんですよ」といら立った様子を見せる。その後も「ベンチがバタバタしすぎ」と、いつものキャラがウソのように、ハリルホジッチ監督への不信感を表していた。サッカー関係者は「松木さんが地上波の場で、ああいった発言をするのは珍しい」と驚いていた。

「松木さんは、監督として結果を出してから解説者になったまれなタイプ。本来は戦術家です。ただ、『サッカー番長 0号』(飛鳥新社)でミーハー的応援解説者の本音を語っているように、テレビ局に求められている“熱血おじさん”を演じている。その松木さんが、マニアックなことに言及するということは、よほどハリルホジッチ監督の手腕に疑問を持っているんでしょう」(同)

 では、ハリルホジッチを解任すべきなのか? サッカーライターたちに問うと、「ダメな監督の時のほうが日本は強い。W杯日韓大会2002年のトルシェ監督、南アフリカ大会2010年の岡田武史監督の時のように。そういった意味では、アジア予選を突破できるのならば、ハリルホジッチ監督でいいのかも」とのこと。いずれにしろ、解任運動は11日までは起こらなそうである。
(文=TV Journal編集部)

ミランでもベンチなのに……本田圭佑“バルサに売り込み”怪行動の裏事情

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 先頃、サッカーW杯アジア最終予選のイラク戦とオーストラリア戦を戦う26名が発表された日本代表だが、これまで主軸を担ってきた欧州組の大半が所属先でベンチ要員であるにもかかわらず、選出されたことに批判が集まっている。

 そんな欧州組の1人である本田圭佑(ACミラン=イタリア)だが、今夏FCバルセロナ(スペイン)に自らを売り込んでいたことが、スペイン紙の報道で明らかになった。

 バルセロナといえば、リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)やネイマール(ブラジル代表)といったワールドクラスのスター選手が所属する世界でも1、2を争うメガクラブ。全盛期ならともかく今は、はるか格下のミランですら、出場機会を得られない本田に居場所があるとは思えないのだが。

「バルサのスポーツディレクターを務めるアリエド・ブライダがミランの元スタッフだったことから、本田サイドが打診したそうですが、テクニックとスピードが不足していることを理由に、あっさりと断られたそうです。そりゃそうですよね(苦笑)」(サッカーライター)

 2014年のブラジルW杯では、自身を過信して優勝の二文字を口にしたあげく、惨敗を喫して批判を浴びた本田だが、いまだに自信過剰の悪癖が抜け切れていないということか。バルサでメッシやネイマールと一緒にプレーできると考えるとは、正気の沙汰とは思えない。

「本人もミランでのプレーについては、いつクビになってもおかしくないと話しているだけに、はるか格上のバルサで活躍できるとはさすがに思っていないでしょう。ただ、日本やアジアでのマーケティングにおいて自分が多大な影響力を持っていることは自覚しているので、商業目的でもバルサが獲得してくれるかもしれないと、甘い期待を抱いたのかもしれません。バルサに入団できれば、ミランと同様にベンチ要員だとしても、本人としては自身のステータスが上がって、それはそれでいいと考えているのでしょう。試合に出られなくても、日本代表には選ばれるわけですから。現役引退後はビジネスの世界に進出することを公言している本田にとって、ミランの10番を背負い、バルサにも在籍したとなれば、大きな勲章となってビジネス上のメリットをもたらすはずです」(同)

 残り少なくなった現役生活の花道を飾るべく、汲々としているのが現在の本田なのかもしれない。しかも、スポーツ的な観点ではなく、自身のステータスを上げることばかりに心を砕いているようにしか映らず、見苦しいことこの上ない。こんなことがまかり通ってしまうのは、日本代表に正しい競争原理が働いていないからだろう。

ハリルホジッチは完全にウザイ上司! 日本が弱くなったのは、選手が話を聞いてないからか?

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 29日、サッカーロシアW杯アジア最終予選メンバー発表会見が行われた。選ばれた26名の顔ぶれは、いつもとほぼ変わりはなく、唯一のサプライズと言えるのは、今年3月に代表合宿に追加召集されていた永木亮太(鹿島アントラーズ)の初選出くらいだろうか。

 ハリルホジッチ監督は兼ねてから「クラブでの出場機会がない選手は召集しない」と明言していたが、今回も召集された香川真司(ドルトムント=ドイツ)、本田圭佑(ミラン=イタリア)、清武弘嗣(セビージャ=スペイン)、岡崎慎司(レスター・シティ=イングランド)、宇佐美貴史(アウクスブルグ=ドイツ)、川島永嗣(メス=フランス)は、今季のほとんどをベンチで過ごしている。このことに関してハリルホジッチは、それぞれのクラブでのライバルの強力さや、試合に出れなくても精神的な支柱になれるといった、自身の発言の矛盾について言い訳とも取れる趣旨の説明を行った。

 さらにハリルホジッチは“言い訳ではないが”という言葉を随所に散りばめ、レギュラー組の試合勘不足や長距離移動、アジアでの環境の苛酷さを訴え、ここまで芳しくない成績の説明に終始した。

 そのことに関して「言い訳にしか聞こえない」と記者から質問が飛ぶと、就任してからどれだけ勝つために努力してきたかを事細かに説明することで内容をはぐらかし、挙句の果てに、その記者に対して「サッカーを知らない人間に言う権利があるのか?」と、逆ギレとも取れる内容の発言をしてしまった。

「Jリーグのいい所をひとつお願いします」という質問には、「スピードが少しある」と答えるも、聞かれてもいない海外とのレベル差を一から説明し、いかに自分が置かれている状況が厳しいかを訴えた。さらに、話が長すぎるハリルホジッチに対して「イラク戦とオーストラリア戦の勝ち点についての目標を“シンプル”にお願いします」との質問が別の記者から飛ぶが、2カ国の強さを説明し、明確に勝ちが目標なのか、引き分けが目標なのかを“シンプル”に答えることはなかった。

「日本代表が弱くなった理由のひとつに、ハリルの話が長いからというのは間違いなくあります。ハリルは1の質問に対して、10返してしまう癖があるんです。そのせいで選手、協会、ファンがハリルの伝えたいことを受け止め切れないんですよ。話が長すぎて、ミーティング中に若手の選手が寝てしまったこともあるくらいですから。それも日本代表の合宿でなんて、ありえないですよね。さらに、興奮すると通訳の発言が終わる前に次の話を始めてしまって、言葉がバッティングするんです。記者会見でそれですから、もっと興奮しているハーフタイムの指示なんて選手はまるで聞こえてないんじゃないですかね。聞き返したら聞き返したで、必要以上に情報を飛ばしてくるので、選手は大変だと思います。まるでウザイ上司ですよ」(スポーツライター)

 ハリルホジッチが日本サッカーを強くするために必死になっていることは間違いない。しかし、その情熱からか伝えたいことが多すぎて、選手やファンは混乱してしまう。もう少し余裕が持てればハリルホジッチも変わってくるのかも知れないが、今の代表を考えると、その前に退任させられる可能性も少なくなさそうだ。
(文=沢野奈津夫)

“呪い”の名古屋か、“負のサイクル”の新潟か――福岡&湘南に続く「J2降格確定」はどのチーム?

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Jリーグ公式サイトより

 2016年のJ1リーグも残り4試合となり、すでに鹿島アントラーズ、浦和レッズ、川崎フロンターレが、チャンピオンシップ出場権を獲得している。一部メディアは、来季から1ステージ制に戻す案がJリーグ内で議論されていると報じているが、チャンピオンシップ導入を強引に推進してきたJリーグ幹部からすると、最後の大会はなんとしても盛り上げたいところ。残りの2枠は、観客動員数で浦和レッズに次ぐ、横浜F・マリノスとガンバ大阪が獲得してくれることを願っているのではないか。

 そんな優勝争いの裏で行われているJ1残留争いだが、2つの人気クラブのどちらかが降格する可能性が高い。Jリーグ屈指の金満クラブである名古屋グランパスと、地方クラブで優勝争いに加わっていないにもかかわらず、観客動員数で7番目につけているアルビレックス新潟である。

 J1からJ2に降格するチームは3チーム。今年のデッドラインは勝ち点35で、試合数を考えると、アビスパ福岡の降格は7月の予想通り(参照記事1)ほぼ確定。また、湘南ベルマーレも厳しい。となると、残りは1枠。勝ち点26の名古屋、同27の新潟、同28のヴァンフォーレ甲府のうち、1チームが落ちることになる。7月の予想からいくと、降格するのは戦力で劣る甲府だが、なにしろ名古屋には「ノヴァコの呪い」「西野の呪い」(参照記事2)がある。となると、新潟が有利かと思いきや、「負のサイクルにハマっている」とサッカーライターは言う。

「新潟の吉田達磨監督ですが、敗戦後の会見は、とにかく審判批判ばかりなんです。もちろん、審判のミスもあるのですが、それで負けている試合なんて2試合もない。どのチームも、審判のミスで負けることはある。にもかかわらず、批判ばかりするから、選手にも伝染し、ナーバスになっている。試合が始まると、ちょっとしたことで選手たちが審判に食ってかかる。本来、チームのリズムがいい時は、リスタートも早くし、リズムを逃がさないようにすべき。ですが、新潟は、勝手に不信感を募らせ、ファウルアピールで試合を止め、リズムを悪くしてしまっているんです」(同)

「疑う気持ちから自滅する」というのはよくある“負のサイクル”だが、まさに新潟は、その状況に陥っている。一方の名古屋は、強靭なメンタルを持つ田中マルクス闘莉王の復帰後は3戦2勝と、“呪い”を払しょくしつつある。呪われている名古屋か、負のサイクルの新潟か、資金力と戦力で劣る甲府か、はたまた別チームが4連敗で落ちてくるか――。人気クラブが絡んでいるだけに、今年の残留争いは、例年以上に盛り上がりそうだ。
(文=TV Journal編集部)

サッカー界“エアインタビュー”騒動は私怨のこじれ? 過去には暴力沙汰も……

<p> サッカーマスコミの“エアインタビュー問題”で、告発者の作家による暴行疑惑が持ち上がっている。</p>

<p> 数カ月前から、雑誌名を具体的に挙げてサッカー専門誌による捏造インタビューが存在することをノンフィクションライターの田崎健太氏が告発していたが、名指しされた雑誌の「ワールドサッカーキング」(フロムワン)の岩本義弘編集長は、これこそ「捏造記事」と反論。「田崎氏の指摘は全くの事実無根であり、単なる“妄想記事”」として、当該記事の取材経緯を明かしている。</p>

サウジアラビアの審判買収はUAEよりもヤバイ? W杯アジア予選は、もはや札束でのしばき合い!

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イメージ画像(足成)より

 ロシアW杯アジア最終予選グループB初戦、日本代表は1日にUAEをホームに迎えるも、レフェリーの疑惑の判定で、1-2とまさかの敗北を喫してしまった。その日レフェリーを務めたアブドゥルラハマン・イブラヒム・アル・ジャシム氏は、ゴールラインを越えた浅野拓磨のシュートを見逃したり、不可解な判定でPKをUAEに与えるなど、他にも多くの謎を残し、世界中から非難を集めている。

 中東諸国のオイルマネーによる審判買収問題などもウワサされており、いわゆる“中東の笛”に日本は屈してしまった形になる。日本サッカー協会は、試合直後にアジア・サッカー連盟(AFC)に抗議文を提出し迅速な対応を取ったが、おそらく判定が覆ることはないだろう。これは二度と同じことが起こらないように釘を刺すのが目的だ。

 しかし、日本が注意しなければいけないのは、何もUAEに限ったことではない。

「中東の笛を使ってくるのは、UAEだけではありません。先日、日本と戦ったタイもアウェイでのサウジアラビア戦で中東の笛に泣かされました。何度もPKになるようなファウルを見逃され、試合終了直前には疑惑の判定でPKを取られ敗北してしまっているんです。さらにサウジアラビアは、イラクとの一戦でも終盤にPKを2つ獲得して大逆転を収めました。1本目はともかく、2本目は完全に誤審です。なんらかのお金のやりとりがあったと勘ぐられてしまっても仕方のない内容でした。世界中のファンから『アジアのサッカーは狂ってる』『スポーツではなく、札束でのしばき合いだ』と非難の声が上がっています」(スポーツライター)

 日本がこのグループBに振り分けられたとき、ファンからは安堵の声が上がっていた。それはグループAには、カタール、韓国、中国といった審判買収疑惑をかけらてきた国が多く入っていたからだ。しかし、蓋を開けてみればグループBも疑惑の判定だらけ。日本がW杯をかけて戦い続けなければアジアは、サッカー界から厄介払いされてしまうのかもしれない。
(文=沢野奈津夫)

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