「本」の記事一覧(3 / 21ページ)

プレミア本が捨て値で売られている衝撃……「メルカリ」にもせどりが巣食うのか

 いらない本や不要品を売ろうとした時、いま高く売れるところと薦められるのは「メルカリ」。とりわけ、本は「メルカリが高く売れるよ」と、言われるようになった。

 確かに、ブックオフのような新古書店は、箱に本を詰めて発送すれば、簡単にお金に換えることができる。でも、段ボールにせっせと何箱も詰めたのに「これだけにしか、ならないのか」ということもたびたび。もし、もっと高く売りたいと思い立…

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アジア5カ国の“日本人向けキャバクラ”潜入&夜遊び放浪記『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』

『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イースト・プレス)は、歌舞伎町や六本木でキャバ嬢として15年以上働いた経験を持つ、カワノアユミ氏による、アジア5カ国の“日本人向けキャバクラ”潜入&夜遊び放浪記だ。

 2014~15年に、1年弱をかけて、香港、タイ、シンガポールとカンボジアのキャバクラ、そして、ベトナムのガールズバーへ潜入し、店内の様子や働く女の子、現地の日本人客、給…

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芳文社「まんがタイムファミリー」「ジャンボ」の休刊は、売れてないからじゃない! その真相とは……

「さすがに“まんがタイム”レーベルの雑誌は飽和状態になっていましたし、昨年から再編は予定されていたようです」

 そう話すのは、マンガ業界に詳しい編集者だ。四コママンガ雑誌の雄である芳文社が、突如「まんがタイムファミリー」と「まんがタイムジャンボ」の休刊を発表し、話題になっている。「まんがタイムファミリー」は1983年に、「ジャンボ」は95年に創刊された雑誌。どちらも、芳文社が刊…

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ライター稼業のカッコイイとはこういうことだ! 岩本太郎『炎上!一〇〇円ライター始末記 マスコミ業界誌裏道渡世』

「若い人が、こんなのは前世紀の遺物だとバカにして、頑張ってくれればいいなと思うんだ」

 朗らかに、そんなことをしゃべる岩本太郎は、本当に強い人なのだと思った。

 その岩本の著書『炎上!一〇〇円ライター始末記 マスコミ業界誌裏道渡世』(出版人ライブラリ)が、いま話題になっている。

 この本に刻まれるのは、自らを評論家でもなくルポライターでもなく「使い捨…

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創設400年の吉原とはいったい!? 風俗研究家が日本の性を語り尽くす対談集『吉原と日本人のセックス四〇〇年史』

 2018年、吉原が江戸幕府公認の遊郭として営業が始まり、ちょうど400年の節目にあたる。吉原という地名こそなくなってしまったが、浅草の奥に位置する台東区千束3、4丁目あたりに、今もなお、ちょいと特殊なお風呂屋さんが集まる歓楽街として、人を惹きつけてやまない。

『吉原と日本人のセックス四〇〇年史』(辰巳出版)は、風俗研究家として長く活躍する下川耿史氏と、新たな視点で江戸時代を取…

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被災地の復興をめざしてホストに!? 作家・石井光太氏が歌舞伎町のホストとトークイベント

書店にも読者にも作者にもうれしい!「本の予約・取り寄せ用フォーマット」は書店再生への大発明か

 もはや書店は時代に合わないビジネスのように見られている。昨年には、全国で書店のない自治体・行政区が、全国のうち2割に及ぶことも話題になった。

 もはや、読者の意識が従来の書店からネット書店に向いているだけが理由ではない。欲しいときに欲しい本が店頭にないことが問題だ。

 これに頭を悩ませているのは読者だけではない。著者の側も同様の悩みを抱えている。発行部数が少ない…

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児ポ販売で「湘南堂書店」摘発の神保町古書店街は“治外法権状態”だった? 警察官や政治家関係者も……

 古本愛好家や古書マニアに知られた東京・神田神保町の老舗古書店「湘南堂書店」が、児童ポルノの写真集や書籍の販売で摘発された。ただ、同書店での児童ポルノ販売はこのエリアで営業する同業者や常連客の間では知られていた様子で「摘発は時間の問題だった」という声もある。

「この界隈の古書店は、150店ぐらいのほとんどが神田古書店連盟に入ってるんです。違法な書籍なんかを扱っている店は入ってこ…

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大量の「アリス・クラブ」が販売されていたことも……湘南堂だけじゃない!? 古書店で売られる“児童ポルノ”

 神保町・すずらん通りにある古書店「湘南堂書店」が児童ポルノを販売していたとして、店主ら3名が逮捕された事件が話題になっている。

 新聞各紙の報道によれば、同書店では写真集などを“プレミア価格”で販売。これが、タレコミによって当局の知るところとなったという。

 実写の少女ヌードなどを扱う、いわゆる“児童ポルノ”を販売することが法律で禁じられてから、来年でいよいよ2…

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出版ノルマに追われて……ライトノベルは「編集者の代筆が当たり前になっている」という惨劇

 毎月、多数のタイトルが出版されているライトノベル。その勢いとは裏腹に、崩壊の兆しが見え始めている。もはや、まともに書ける作家が“枯渇”しているのである。

 ここ数年、ライトノベルの世界を席巻しているのが、投稿サイト「小説家になろう」などのネット発の作品。売上の上位を占めているのも「なろう系」だ。

 だが「なろう系」の席巻が、かえってライトノベルの勢いにブレーキを…

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