「韓国」の記事一覧(16 / 89ページ)

「やっと中国人観光客が消える!」韓国ツアー禁止令に、韓国人が大喜び

「やっと中国人観光客が消える!」韓国ツアー禁止令に、韓国人が大喜びの画像1
イメージ画像(Thinksockより)

 韓国へのTHAADミサイル配備によって、急速に関係が悪化している中国と韓国。中国では韓流スターの露出を制限する「限韓令」や、「ロッテ製品の不買運動」などを展開し、経済的な報復措置に乗り出している。

 そんな中、3月15日からは中国内で韓国ツアー商品の販売を禁止する「韓国ツアー禁止令」が本格施行された。経済に大きな恩恵をもたらすあの“爆買い”はもとより、観光客数自体が減少し始めた観光業界は今、大きな不安に包まれている。

 ところが、韓国ツアー禁止令に対する一般市民の反応は予想外のものだった。「やっと韓国から中国人がいなくなる」と、歓迎ムードなのだ。

 Twitterでは「中国人のいない韓国に遊びにきてください。安全で、きれいで、静かです」「静かな朝を迎えられる韓国にようこそ!」「韓国の空気がきれいになったよ、ありがと」「危機? いやいや、チャンスでしょ。これを機に、ほかの国の観光客に本当の韓国を見せられるから」「中国人は、これからもずっと来なくていい」といった具合に、中国への皮肉を込めた書き込みが次々と寄せられている。

 中には「久々に明洞の街に行ったら、中国人がいなくてすごく快適だった」「中国人が消えたおかげで、今まで見かけなかった東南アジア人がちらほら見えたよ」といった体験談や、「今年の春は、今まで避けていた済州島に行こう」「中国人に媚びを売っていた店は反省すべき」「この際、中国語の案内板を全部取り外してほしい」などのコメントも見受けられた。

 実際のところ、観光客の80%が中国人だった済州島では、中国人の姿が消え、代わりに韓国人客が増えているそうだ。済州島観光協会によると、3月1日から13日までに済州島を訪れた韓国人観光客数は、前年度の同期間に比べて12.1%増加。済州島行きのチケット予約率も、前年度より15%増えたという。

「中国人観光客が減った今、済州島の魅力を感じるいいチャンスだと思っている韓国人が多いようです」(旅行会社関係者)

 いずれにしても、THAADミサイル配備をめぐっていがみ合う現状を見る限り、両国の関係はますます悪くなるばかりのようだ。
(文=S-KOREA)

●関連記事
中国人観光客によるトラブル増加に見る、韓国の問題点とは?
http://s-korea.jp/archives/13617?zo
深刻度が増す中国人観光客の“韓国離れ”。それでも市民反応が冷淡すぎるワケ
http://s-korea.jp/archives/13111?zo

「インターネット契約したら包茎手術無料!」代理店の斬新すぎるキャンペーンが物議

「インターネット契約したら包茎手術無料!」代理店の斬新すぎるキャンペーンが物議の画像1
イメージ画像(足成より)

 男性にとって、自分のムスコが皮をかぶっているかどうかは非常にデリケートな話題だ。それだけに、包茎手術に関心を持っている人も少なくないが、それはお隣・韓国でも同様のようだ。

 韓国では最近、ある携帯電話ショップが「インターネット回線の契約をしたら、包茎手術が無料で受けられる」というキャンペーンを行い、話題を呼んでいる。

 このキャンペーンを展開したのは忠清北道(チュンチョンプクト)にある「SKテレコム」の代理店で、インターネット回線とIPTV(ネット配信TV)を同時に契約すれば、近隣の泌尿器科で、20~30万ウォン(約2~3万円)かかる包茎手術を無料で受けられると打ち出したのだ。

 代理店関係者は「顧客の興味を惹くため」と説明しているが、回線の設置工事費3万ウォン(約3,000円)と毎月の利用料1万ウォン(約1,000円)を考慮すると、かなりお得である。
 
 この“珍キャンペーン”は開始直後からSNSなどで拡散され、ネット上では「頭がイカレてるんじゃないか」「どこの病院でやってくれるんだ? まさか、その場で切られるんじゃないよね?」「次元が違う」などと物議を醸した。
 
 現在は本社からストップがかかり、キャンペーンは終了してしまったが、今回の事件はそこまで奇をてらったことを行わなければ顧客を獲得できないほど、インターネット代理店が飽和状態にあると示唆している。
 
 別の代理店関係者は「過当競争の末、閉店を余儀なくされる代理店が続出している。レッドオーシャンであるこの業界で生き残るためには、顧客の目を惹く刺激的なキャッチコピーとサービスを提供する代理店が増えるのは必然」と“包茎キャンペーン”に理解を示す。
 
 一方、今回のキャンペーンの背景を語る上で、韓国の包茎手術事情も見逃すわけにはいかない
 
 もともと韓国では、包茎は衛生上の問題や、性行為の際、女性に悪影響を与えるとして、世界でも1、2を争うほど包茎手術が盛んな国だった。だが、ここ10年、インターネットによる医療知識の広がりなどから、手術件数は激減。2000年当時、過去10年間で包茎手術を受けた男性は全体の75.7%に上ったが、11年には約3分の1となる25.2%まで減少した。つまり、包茎手術は「当たり前に受けるもの」から「受けたい人が受けるもの」に変化したわけだ。

 今回のキャンペーンも、包茎手術を受ける人が少なくなったからこそ生まれたものなのだ。
 
 他社を出し抜くためのアイデアとはいえ、本社からも中止を命じられるようでは本末転倒だ。今後は、宣伝方法も一皮むける必要があるだろう。
(文=李仁守)

「ロッテの犬野郎! 整形顔を殴ってやる!」韓国ディス動画を配信した中国女が、まさかのミスで大炎上

<p> かつて歴史問題や慰安婦問題において手を組み、日本批判を繰り返してきた中韓両国だが、ここ最近、異変が起きている。両国の仲は急速に冷え切ってしまっているのだ。韓国政府が中国政府の猛反対を押し切って2016年7月に配備を進めると発表した米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」をめぐり、中国では、民間レベルで反韓感情が急速に悪化している</p>

“反日感情の象徴”じゃなかったの? 韓国で相次ぐ、韓国人による少女像冒涜事件

反日感情の象徴じゃなかったの? 韓国で相次ぐ、韓国人による少女像冒涜事件の画像1

 少女像といえば、日本軍慰安婦被害者を悼み、歴史に対する韓国人の関心を呼び起こすため各地に設置された造形物だが、どうやら一部にはその意味がうまく伝わっておらず、イタズラしたり、不満のは け口とされたりもしているようだ。

 3月6日、10代の男子大学生が大田(テジョン)市に設置された少女像に日の丸と旭日旗を持たせ、スマホで撮影。旗はすぐさま回収したが、通りかかった市民に通報され、警察官に任意同行を求められたという。

 彼がこの行為に及んだ動機は、「俺は韓国が嫌いだ。日本が好きだから、日本人になりたい。人に注目されたかった」というもの。韓国人からすれば非常識も甚だしい行為だが、法律に違反したわけでもないので、無罪放免となった。

 先月には、別の男性が少女像の唇に自分の舌を当てている写真をネット上にアップし、大炎上したばかり。男性は「慰安婦少女の唇を舐めてきました。決して性的な行為ではなく、“中国からのPM2.5をきれいに掃除してあげる”という意味だから、誤解しないで」と書き込んだものの、ネット民からは「こいつを韓国から追放しろ」「PM2.5より、お前の口のほうが汚い」「舌を抜かれたいのか」などと非難が殺到した。

反日感情の象徴じゃなかったの? 韓国で相次ぐ、韓国人による少女像冒涜事件の画像2

 最も注目が集まる在釜山日本国総領事館前の少女像は、一時期、駐輪場に成り下がってしまった。何者かが、少女像にチェーンロックで自転車をつないだまま放置したのだ。

 少女像を管理している市民団体が工具でチェーンロックを切断するも、警察からは「自転車の持ち主に対する財物損壊罪に当たる」と注意されたという。

 ここまでくると、少女像の存在意義自体を疑いたくもなるが、実は、少女像を好意的に受け取っていない韓国人は、少なからず存在する。

 去る1月には「少女像撤去時の反対デモがうるさいし、交通渋滞がひどくて腹が立った」という理由で、40代の男が少女像周辺に掲げられた横断幕を引き裂いた。ネット上には「少女像には、もうウンザリ」「政治に利用された時点で、意味がなくなった」といったコメントも見受けらる。

 日本では「少女像=反日の象徴」というイメージがあるが、今後もさまざまなトラブルが続きそうだ。
(文=S-KOREA)

●関連記事
・釜山の“少女像”に苛立った男が横断幕を破り逮捕…「親日派がまだまだ多い」と非難殺到
http://s-korea.jp/archives/12666?zo
・“三・一節”を迎えたなかで揺れるもうひとつの歴史問題…韓国「歴史教科書」の罪深さ
http://s-korea.jp/archives/13937?zo

「痛みなく100%確実に死ねます!」自殺キットまで出回る“自殺大国”韓国の末期度

「痛みなく100%確実に死ねます!」自殺キットまで出回る自殺大国韓国の末期度の画像1
イメージ画像(Thinkstockより)

 人口10万人当たり26.5%の自殺率に悩む韓国(韓国統計庁調べ、2016年)。経済協力開発機構(OECD)の加盟国の中で、ダントツの“自殺大国”の汚名をなかなか返上できない中、ついには“自殺キット”まで発売されたことが明らかになり、物議を醸している。

 同商品のキャッチコピーは「痛みなく100%確実に死ねます!」。テント、窒素ガスボンベ、ガス管と調節器、タイマー、精神安静剤などが入っており、希望者には組み立てサービスも行うというだから驚きだ。

 また、発売元が奨励している“100%確実に死ねる”方法とは、キャンプ用のテントを透明のビニールで覆い、その中をガスで充満させる、というもの。ナチス・ドイツが用いたガス室ならぬ、ガステントというわけだ。

 価格は約100万ウォン(約10万円)で、昨年11~12月の間に、すでに20~40代の男女5人が購入したという。

 ただ幸いなことに、今のところ、このキットを使って命を落とした人はおらず、家族や知人の通報により、未遂にとどまっているという。

 それにしても、誰がどんな目的でこの“自殺キット”を作ったのだろうか?

 複数の韓国メディアの情報によると、同商品を製造・販売したのは、自殺未遂経験がある2人の男だという。

 1人は事業に失敗し、ネットで知り合った自殺志願者と集団自殺を図るも未遂。ほかの自殺方法を模索する中で窒素ガスにたどり着き、2匹のハムスターで効果を確かめた。だが、そこまでしておいてなぜか気が変わった男は、もう1人の自殺未遂者と、自殺を手伝う新規事業を立ち上げることになったという。

 2人はSNS上で“死神”と名乗り、自殺志願者である20~30代の女性約60人から相談を受け、自殺キットを売りつけたり、別荘を借りて集団自殺会を催したとみられている。その中には、彼らに体を触られたり、セックスを強いられたりした人もいたという。

 いくら自殺率が高いとはいえ、人の自殺を商売のネタにするのは、度を越した発想だ。ネット民からは、「くっそクリエイティブな奴ら」「模倣犯が現れそう」「そもそも窒素ガスに100万ウォンは、ぼったくりだし」「これもヘル朝鮮の弊害だろ」といった声が寄せられている。

 自殺ほう助で金儲けを企てる者まで現れた以上、“自殺大国”の汚名は、そう簡単には晴らせないだろう。死神より怖いのは、同じ人間かもしれない。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・日本の10倍以上!? 世界一の“詐欺大国”と評された韓国を悩ます詐欺犯罪の現在
http://s-korea.jp/archives/12558?zo

・20年で3倍!! 自殺率が急上昇する韓国社会、日本とはまったく異なる自殺原因とは
http://s-korea.jp/archives/5188?zo

村上春樹『騎士団長殺し』版権をめぐって、韓国出版界が壮絶バトル!

村上春樹『騎士団長殺し』版権をめぐって、韓国出版界が壮絶バトル!の画像1
『騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編』(新潮社)

 新作『騎士団長殺し』(新潮社)発売による村上春樹フィーバーは、韓国にも早速伝わっている。村上作品の人気は韓国においても絶大で、代表作『ノルウェイの森』(講談社)は“韓国人が最も愛する外国文学作品”といわれるほどだ。もちろん、全作品が韓国語で翻訳されており、新作が発表されるたびに、多くのファンが翻訳版リリースを待ちわびている。日本同様、出版不況が続く韓国で、大ヒットが保証される数少ない作家のひとりなのだ。

 ところで村上といえば、小説の内容よりも話題になるのが「先印税」の問題だ。先印税とは“契約金”に当たるもので、韓国国内の有名作家には最大5,000万ウォン(約500万円)程度の先印税が支払われるという。

 しかし、村上のエッセイ集『職業としての小説家』(新潮社)の場合は5億ウォン(約5,000万円)、前作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)に至っては16億6,000万ウォン(約1億6,000万円)の先印税を韓国の出版社が払ったと推測されているのだ。

 いくら村上が韓国で人気だといえ、ここまで金額の差がつくものなのか? 韓国出版関係者は言う。

「村上の作品に対して、世界で一番高額の先印税を払う国は韓国です。翻訳版権をめぐる競争がとても激しいため、先印税で勝負に出る出版社が多い。年々金額が上昇するのも当然の結果でしょう」

 現在、韓国の出版界では、新作『騎士団長殺し』の版権確保をめぐる心理戦のまっただ中。契約オファーの締め切りは3月末で、4月に出版社が決まり、今夏には韓国語版が発売される予定だ。出版社の選定は「デザインコンセプトや宣伝企画などを総合的に考慮し、村上本人が最終決定を下す」(別の出版関係者)というものの、“先印税インフレ”は相変わらず続く見込みだ。『騎士団長殺し』に対しては「20億ウォン(約2億円)を出すところも」と予想されている。

 もし先印税が20億ウォンの場合、赤字を免れるためには1万5,000ウォン(約1,500円)の本が133万部以上売れなければならない。130万部は、“異例”といわれた日本での初版発行部数と同じ数字だ。さすがの村上でも、日本より人口が少ない韓国で130万部は厳しいかもしれない。

 それに、先印税インフレ現象を批判する声も少なくないようだ。ネットでは「たかが日本人の書いた小説に金をつぎ込み、振り回されるのが理解できない」「韓国出版界は村上春樹のカモだな」「ちょっと過大評価されていると思うけど」といった書き込みも見受けられる。

 果たして、『騎士団長殺し』による村上春樹フィーバーは、韓国にも広がるのだろうか? 
(文=S-KOREA)

●参考記事
・『君の名は。』韓国語版原作小説が売れ行き好調!! 韓国における日本文学の位置は
http://s-korea.jp/archives/12659?zo
・グラドル美少女写真集がバカ売れ、『君の名は。』小説も人気。でも、深刻な韓国出版不況
http://s-korea.jp/archives/13032?zo

不買運動に自動車破壊も……THAAD配備で中国が嫌韓ムード一色に!

<p> 韓国と中国の関係が、日に日に悪化している。きっかけは韓国が米軍の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備を決定したことで、中国は「地域のパワーバランスを壊す」と反発。国家旅遊局(日本の観光庁に相当)は北京市内の旅行代理店に対し、韓国への団体旅行の実施を中止するよう指示したという。</p>

<p> 市民の間では、韓国製品の不買運動や韓国製自動車が破壊される事件なども起こっている。3月6日には、国内トップの大型マート「RTマート」が、韓国製品の販売を全面中止。さらには、中国系ショッピングサイト「Tmall」や「jd.com」でロッテのフラッグショップが営業を中断。「華潤萬家」などでも、ロッテ製品が検索できなくなった。<br />
</p>

韓国人ユーチューバーが知的障害者を生放送で罵倒→大炎上して公開謝罪

<p> 韓国で、ある動画が話題を呼んでいる。ユーチューバーが知的障害者に暴言を浴びせたことを直接謝罪している動画だ。動画はチャンネル登録者数40万人を超す人気ユーチューバーのキム・ユンテ氏が2月14日にアップしたもので、「お訪ねして謝罪しました」というタイトルが付けられている。</p>

<p> 彼は動画で、知的障害者であるイ・ドンヒョク氏の前で膝をつき、「人格を侮辱する発言をして申し訳ない」「多くの視聴者が見ている前でからかったことを謝罪する」などと発言。イ氏はうなずいて謝罪を受け入れた。</p>

<p> 一体、キム氏は何に対して謝罪したのか? 事の発端は、その前日の13日だった。<br />
</p>

「お兄ちゃん! 私、濡れているの」韓国名門大学の卒業式でハレンチ垂れ幕

「お兄ちゃん! 私、濡れているの」韓国名門大学の卒業式でハレンチ垂れ幕の画像1

 韓国では、日本より少し早い2月に卒業シーズンを迎えた。そんな韓国の卒業式といえば、トラブルと切り離せない。特に「裸コンパ」と呼ばれる、卒業生を後輩が全裸で送り出す伝統行事などは、SNSの普及で「やりすぎでは?」と問題視されるようになり、ここ数年は自粛傾向にある。また、各学校の関係者や警察が厳重な警戒態勢を取ったことから、今年は例年に比べると穏やかな卒業シーズンだったといえるだろう。

 それでも、トラブルが完全になかったわけではない。2月23日には、名門・檀国(タングク)大学で騒動が起きている。

 問題が大きくなったのは、あるユーザーが同大学のFacebookに、卒業式会場で掲げられた“垂れ幕”をアップしたからだ。垂れ幕には赤字で大きく「オッパ(お兄ちゃん)! 祝・卒業」と書かれているのだが、実はその下にも黒字で小さく文字が書かれている。

 それらを大小すべての文字を合わせて読むと、「お兄ちゃん! 私は今、濡れていて締まりがよくなっている」となる。手が込んでいる割に、実にくだらないイタズラだ。

 この件がメディアで取り上げられると、ネット上では「これが名門大学かよ?」「最近は名門も三流もレベルが変わらないな」「父母が卒業式に来たら恥ずかしい」と、あきれ返る声が多く上がった。

 さらに、この垂れ幕を制作した同大学の担当委員会が謝罪するも、当事者の名前を伏せたため、在校生からは「大学の恥を全国に晒されたのだから、当事者を除籍しろ」などという批判の声が相次いでいる。

 とはいえ、今回の騒動は、例年に比べたらずいぶんおとなしく、厳戒態勢が功を奏したのは確かだ。韓国の風物詩だった卒業式トラブルも、今年で見納めかもしれない。

朴槿恵を支持する高齢者たちが極右化? 「太極旗」片手に大暴れ中!

朴槿恵を支持する高齢者たちが極右化? 「太極旗」片手に大暴れ中!の画像1
イメージ画像(Thinkstockより)

 最近韓国で、「太極旗」をめぐるトラブルが相次いでいる。韓国のシンボルであり、ときには愛国心の象徴でもある国旗が、なぜ“トラブルの元”と化したのか?

 事の発端は、朴槿恵大統領の弾劾に反対する団体「パクサモ」によるデモだ。パクサモとは、「朴槿恵(パク・クネ)大統領を愛(サラン)する集まり(モイム)」を縮めた言葉で、いわば朴大統領のファンクラブ。彼らは朴大統領の弾劾を求めるロウソクデモに対抗するデモを開催しているのだが、そんな彼らの象徴として引っ張り出されたのが、太極旗なのだ。

 パクサモによる“太極旗デモ”は、はたから見ればお祭りのように見えるかもしれない。参加者たちがさまざまなサイズの太極旗を手に持ち、道路を埋め尽くす光景は、2002年の日韓ワールドカップ時に熱狂的な応援を繰り広げた韓国人を見ているようだ。しかし、あの頃と明らかに違うのは、パクサモのほとんどが高齢者で、みんな怒りをむき出しにしていること。海外から「平和的だ」といわれたロウソクデモに比べ、暴力的かつ狂気に満ちあふれているのだ。

 実際、太極旗デモをめぐっては、さまざまなトラブルが発生している。60~70代のデモ参加者が通りすがりの若者に「なぜ太極旗を持たないんだ!」と怒鳴ったり、暴行を働いたりするケースは数えきれない。デモを取材していた記者たちを襲ったこともあった。デモ現場近くのコンビニでは、酔っ払った参加者たちが店の前に太極旗を掲揚しようとする迷惑行為が頻繁に起こるという。

 先日は、太極旗デモに出くわした21歳の青年が、参加者が落とした太極旗を燃やすという事件もあった。太極旗を毀損した場合は“国家冒涜罪” で処罰を受けるのが一般的だが、状況が状況だけに、この青年に関しては警察も対応を迷っているらしい。

 市民の間では、「太極旗を持つ人はパクサモか、過激な保守派」という偏見が生まれ、太極旗を避けるようになった人も少なくない。SNSでは「太極旗に対するイメージが悪くなったな」「祝日に太極旗を掲げるのをやめる」「いっそのこと、新しい国旗を作ろうよ」といった書き込みも見受けられる。

 いまや国民が目をそむける存在となった韓国の国旗。いくら政治的葛藤が深刻とはいえ、国家の象徴を汚すことは本末転倒かもしれない。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・何があっても支持します!…孤立する朴槿恵大統領の唯一無二の味方、“パクサモ”とは
http://s-korea.jp/archives/11143?zo
・「独立を願う国民の思い」を忠実再現…ソウル市庁の超巨大“太極旗”が強烈すぎる
http://s-korea.jp/archives/7402?zo

サブコンテンツ

このページの先頭へ