ウエスト60cm以上だと「デブ」扱いされるからみんなサバを読む。 嘘しかない風俗嬢のプロフィール

 2014年に「CanCam」(小学館)が読者1000人から調査した「CanCam女子の平均体型」によれば、CanCam女子の平均はバスト78.4cm・ウエスト60.6cm・ヒップ85.6cmだそう。ちょっと細いんじゃないかなって思うのは、筆者だけでしょうか。

 女性芸能人たちのウエストを見ると、50cm台後半~60cmが99%ですが、結構サバを読んでいることも多いようです。2015年放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)に出演した小島瑠璃子さんは、公表ウエストは57cmとしていましたが、実際に測定してみると64cm。おのののかさんも公表ウエストは59cmですが、実際は69cmでした(それでも十分細く見えるのですが)。

 こうしたサバ読みは、風俗業界でも通例になっているそう。風俗嬢のりりあさん(23歳/仮名)いわく、「ウエスト60cm以上の表記だとデブ扱いされてしまう」そうです。

60cm以上は「デブ」

 りりあさんの“風俗嬢としての”3サイズは「85cm(D)・58cm・86cm」だそうですが、実際は「胸はそれくらいだけど、ウエストは余裕で60cmを超えている」そうです。

「ぽっちゃり店は除外しますが、一般的な風俗店の嬢たちのウエスト表記はほとんどが50cm後半。もちろんみんな嘘です。中には60cmの表記の子もいますが、ネットの掲示板などでは『60cm以上は“樽”(太っている)』と見る声が多いです。実際60cmだったら普通以上に細いんですけどね(笑)。風俗に通い慣れているのであれば、風俗嬢の3サイズはフェイクだとわかっている男性がほとんどだと思いますが、中には勘違いしている男性もいるかもしれません」

 そもそも、3サイズの測定すら「結構適当」であることが多いらしく、「ちゃんと測った上でサバを読む店もあれば、目測で『このくらいだろ』とスタッフさんが決める店もある」とのこと(適当すぎ!)。りりあさんが現在在籍している店は、なんと自己申告制だったそう。「実物とかけ離れすぎていると、ネットで『違いすぎる』と言われたりするので、いい塩梅でサバ読んでいる」そうです。

風俗嬢は歳を取らない

 風俗嬢のプロフィールは、客が嬢を選ぶ基準になっていますが、りりあさんは「周知の事実だけど、風俗嬢のプロフィールは嘘ばっか」と話します。「特に年齢が一番顕著」だそう。確かに、筆者が風俗雑誌の編集をしていた時も、取材で表記通りの年齢の嬢が出てきたことはありませんでした。

「人妻・熟女店では、逆に年齢を盛るということもあるようですが、一般的な風俗であれば若くサバ読むことがほとんどです。特にソープランドにおいては、“吉原年齢”という考え方があって、30代~40代であっても20代表記であることがあります。私が在籍しているソープでは、21~23歳の表記だと実年齢は25~28歳くらい、25歳以上の表記になると30歳以上は確実、下手すると40代って感じです。店によってその基準は若干異なりますが、実年齢が上がるのと比例して、店での年齢との誤差が広がっていきます」

 しかも、風俗嬢は歳を取りません。だから、長く同じ店に在籍している嬢はどんどん実年齢との差が開いていくそうです。りりあさんも店では「2年目の20歳」だそう。

 今回はウエストと年齢に絞ってお話しましたが、他の部分も「嘘ばっか」らしく、りりあさんは「好きな食べ物は特別好きじゃないけどクッキーにしています。お寿司とかだと『食べに行こう』って誘われるし、ケーキとかの生菓子にすると、もしもらった場合、処理が面倒だから……」と話していました。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ