「社会」の記事一覧(46 / 115ページ)
2017年8月10日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

救出の手掛かりとなった実際の写真。クラウドに、自動的にアップロードされていた
中国では人身売買を目的とした児童誘拐が年間20万件発生しているといわれるが、一方でネットワークビジネス(マルチまがい商法)に関連した若者の誘拐事件も急増中だという。今回、中国で発生した誘拐事件は、1枚の写真から奇跡的に事件解決に至った、まれなケースといえる。
「騰訊新聞」(8月1日付)によると、7月初旬、江西省九江市で若い女性が誘拐される事件が発生した。女性は「SNSで知り合った友人に会いに行く」と周囲に告げ、翌日以降、連絡が途絶えてしまったという。女性の家族と婚約者は警察に捜索願を出したが、なかなか手掛かりをつかめないでいた。
女性が行方不明になってから数日後、婚約者は手掛かりを探すため、女性が所有していた自宅のパソコンを開いた。フォルダを確認すると、女性のスマートフォンで撮影された写真が、クラウドへ自動的にアップロードされていた。するとそこには、行方不明直後に撮影されたと思われる風景写真があった。
そこには公園と大きな川が写っており、婚約者はこの近くに女性がいると確信。警察に証拠品として提出した。警察が撮影場所の特定を進めたところ、市内のビール工場の工員寮の部屋から撮影されたものであることが判明。部屋に突入すると、くだんの女性が監禁された状態で見つかった。犯人は現場から逃走していたが、すでに身元が割れており、逮捕も時間の問題だという。

救出された女性と婚約者。彼の機転が事件を解決した
保護された女性は地元メディアの取材に対し「友人に会いに行ったら、ネットワークビジネスに勧誘された。断ると突然、複数の人に無理やりこの建物に連れ込まれて、監禁された。スマホもすぐに没収されてしまったが、その直前に部屋からの風景を一枚撮った。婚約者が気づいてくれてよかった……」と、緊迫したその一部始終について語った。
投稿された風景から撮影場所を特定することは、日本でも2ちゃんねるなどで数多く行われてきたが、時には、こうした重大犯罪の解決につながるケースもあるのだ。
一方、7月14日には、大学を卒業したばかりの男性が就職活動を行っていたところ、ネットワークビジネスを行う北京市内の組織にだまされて入会し、組織と金銭トラブルとなった挙げ句に殺害され、遺体を遺棄されるという凄惨な事件も発生している。男性は殺害される直前、友人や家族に借金を申し込む連絡をしていたという。警察は監禁と殺人に関与した組織のメンバー4人の男女を逮捕し、厳しい取り調べを行っている。
中国では、ネットワークビジネスを行う際は、資本金と保証金合わせて1億元(約16億円)の準備金が必要で、参入が厳しく制限されている。ところが、その厳しさが逆に、違法な組織の増加を後押ししてしまっているようだ。日本でもたびたび被害が報告されているが、そのうさんくささは世界共通のようだ。
(文=青山大樹)

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2017年8月9日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 中国食品, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

杭州のレストランで、ほかの客が食事をしている前で子どもに大便をさせる母親
以前本サイトで、地下鉄の車内で子どもに小便をさせる親を紹介したが(参照記事)、その上をいく母親が現れた。
「網易新聞」(8月7日付)などによると、浙江省杭州市のレストランで食事中、1歳くらいの子どもが尿意を催したため、母親は食事をしているテーブル脇で小便をさせた。これだけなら中国では特段珍しいことではないが、事はそれだけでは終わらなかった……。子どもは便意も催したのだ。ところが母親は、それでも我が子をトイレに連れて行こうとはせず、近くに置いてあったゴミ箱を手繰り寄せると、なんとそこに大便をさせたのだった。
隣の席では、ほかの客が普通に食事をしている。にもかかわらず、店の対応は迅速とは言いがたかったたようだ。臭いもさることながら、この季節、衛生上、大問題なのは言うまでもない。
実際、中国では衛生管理がずさんな店が少なくなく、北京市ではおぞましい事件が起きている。

北京では、ワンタンスープにハエの卵をトッピング!?
「法制晚報」(8月6日付)などによると、女性が中華系ファストチェーン「慶豊包子舗」からワンタンスープをテイクアウトした。家に帰ってフタを開けるなり、女性はトイレへ駆け込み、嘔吐。なぜならスープには、白くて細長い、虫の卵のような粒が無数に浮いていたのだ。
女性が店へクレームを入れると、店長はすぐに謝罪し、迷惑料として100元(約1,600円)を支払った。ところが、話はこれで終わらなかった。女性が中国版Twitter「微博」にこの件を投稿すると、瞬く間に拡散し、大騒ぎになったのだ。事態を重く見た店側はすぐに火消しに動き、「これはエビのヒゲだ」と釈明。検査結果が出てから詳細を公表するとしたが、ネットでは「検査結果も出てないのに声明を出すのは、早すぎるだろ」「どう見てもハエの卵」「エビのヒゲだったら、長いのもあれば短いのもあり、もっと不ぞろいのはずだ」と店側の弁明を信じる者は皆無で、非難が殺到した。
レストランでの“公然排泄”に、ハエの卵が混入したメニュー……。中国の飲食店の衛生状態は目を覆うばかりだ。
(文=中山介石)

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2017年8月8日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]
<p> なんの落ち度もない女性を誘拐し、性奴隷として人身売買する――。イスラム過激派の所業としては珍しい話ではない。しかし今回、イタリアで発生した誘拐事件の背後に、ヨーロッパを股にかけて暗躍する人身売買組織の存在が浮上している。</p>
<p> 7月17日、ミラノ市警は、ロンドン在住のポーランド人の男、ウカシュ・パヴェウ・ヘルバ(30)を誘拐と監禁の容疑で逮捕した。男は、英国人女性、クロエ・アイリン(20)さんを誘拐し、約1週間にわたって監禁していたが、市内の英国領事館の近くで彼女と一緒にいたところを警察に逮捕された。</p>
<p> 現地紙「コレイレ・デラ・セラ」(8月5日付)によれば、所属するモデル事務所を通して写真撮影の依頼を受けたアイリンさんは7月10日、滞在していたパリからミラノへと飛んだ。そこでヘルバ容疑者と、さらにもうひとり別の男が彼女を迎えたという。</p>

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2017年8月5日 [06連載, タイ, トンデモ海外ニュース, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

今回逮捕された3人のうち2人。
日本人だけではなく、世界各地からの旅行客にも人気の国・タイ。“ほほえみの国”として知られ、何事にもおおらかな気質の人たちが多いことも、その人気の理由であるが、最近のタイは意外に厳格な社会になっているようだ。
先月末、タイの首都バンコクから北に約100km行ったサラブリ県のバーに勤めるウエイトレス3人が警察に逮捕された。その理由は「不適切な服装で、アルコール飲料の宣伝をした」という、なんとも信じられないようなものだった。イギリスのタブロイド紙「デイリー・メール」(8月2日付)が伝えた。
問題の動画を見てみると、白黒のメイド服風のセクシーなコスチュームを着た彼女たちは、店内からネット上でライブ中継を行っていたようだ。胸元からこぼれんばかりの巨乳を露出して、カメラに向かって「サワッディー・カー」(こんにちは)と言いながら、笑顔を振りまいている。
記事によると、「7月23日の夜9時まで、タイのビール『レオ』を“1本買えば1本無料”のサービスをするから来てね~」というものだったという。はたから見たらなんということのない動画だが、それを見た警察が現場に赴き、彼女たち3人を逮捕、警察署へ連行したというのだ。
夜の繁華街に行けば、ビキニ姿や半裸の女性が踊っていて、“お持ち帰り”もできるゴーゴーバーがあるタイ。たかがセクシーなメイド服でバーの宣伝をしたくらいのことで逮捕されるとは、いったい何が悪かったのか?
実はタイでは、アルコールに関する規制が10年ほど前から強まっており、2008年には「アルコール規制法」が施行され、アルコール飲料の広告や宣伝に対して、厳しい規制がかけられているのだ。違反者には禁錮1年以下、または最高50万バーツ(約166万円)の罰金が科されることになっている。さらに同法では、販売促進のための割引も禁止している。今回の3人の女性たちの行為は、その両方に抵触しているというわけだ。
この規制に関して、タイ事情に詳しい現地在住の日本人経営者はこう語る。
「施行された当初はどうなることかと思われていましたが、実際のところは、ほとんど規制は行われず、以前と変わりありませんでした。ところが、14年にタイの軍部がクーデターにより政権を握って以来、さまざまな規制が強化されていきました。翌15年には、日本料理店のメニューにビールが入ったジョッキの写真が入っていたことから、法律違反だとして店が軍事政権側に訴えられ、裁判所から46万バーツ(約153万円)もの罰金支払いを命じられたことも。これにより、飲食店業界に大きな衝撃が走りました」
軍事政権下で広がる、歓楽街での取り締まり強化。これまでアジアの夜遊び天国として名をはせてきたタイも、変わってしまうのだろうか……。

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2017年8月3日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

遠目には、確かにノーチェンジ!?(デイリー・メール・オーストラリアより)
ビーチにたたずむビキニ姿の女性。世の熟女好きから「ノーチェンジ」の声が聞こえてきそうだが、実は彼女、熟女どころではなない。その年齢は、なんと70歳なのだ。
彼女はオーストラリアのパースに住む、キャロリン・ハーツさん。70歳といえば日本では古希にあたる立派な老女だが、それでいてこの美貌とは、アッパレと言うほかない。
数年前からオーストラリアでは美魔女として有名だった彼女は、シュガーフリー食品のCMに出演するなどしていたが、7月に70歳を迎えたことを機に、イギリスのテレビ番組に出演。そこで、「若さの秘訣は、28年間にわたって、砂糖を一切摂取していないこと」「お手入れよりも、何を口に入れるかが大切」「ボトックス注射は、やったことがない」などと、美の秘訣を語った。
ところが、同番組を見たイギリス人視聴者の反応は、必ずしも好意的なものではなかった。Twitter上では「シュガーフリーだけではない、彼女は明らかに、顔面に『ハードワーク』を施している」「彼女のおでこは、まったく動かない(笑)」などと美容整形を疑う声が続出。「美容整形は悪いことではないが、そのことを隠してシュガーフリーを勧めるのはフェアではない」「彼ら(番組司会者)は、なぜ彼女の美容整形について、まったく触れないのか」との指摘もある。
その後、ハーツさんは「デイリー・メール・オーストラリア」の取材に対し、「嫉妬心を抱いて、こんな書き込みをする人がいて悲しい。(中略)しかし、それらは真実ではない」とコメント。ところが、今度はこれが「上から目線だ」と、さらに火に油を注ぐ結果となっている。
日本でも数年前まで、美魔女たちがもてはやされたが、「年齢に抗う生き方は美しくない」などといった批判もあり、ブームは終焉を迎えた。やはり人間は、年齢相応の生き方をするべきということなのだろうか?

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2017年8月3日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

便所の水を紙コップですくう男性従業員(新浪新聞)
長時間労働やセクハラ、パワハラなど、労働環境が社会問題となる昨今だが、お隣の中国でもブラック企業の話題は絶えることがない。先日も、鴻海(ホンハイ)精密工業の山東省工場で、インターンの大学生を劣悪な環境で働かせていたことが発覚したばかりだが(参照記事)、今度はノルマ未達成の社員に、とんでもない罰を与えていた会社が話題となっている。
7月末、紙コップを手に持った複数の男女がトイレの便器の水をすくい、それを飲み干すという衝撃の動画が中国版Twitter「微博」にアップされた。
動画内では男女が「今日はきっとまだマシだと思わないとな。明日はもっとひどいことされるかもしれないから」と、励まし合っている様子も確認できる。

女子社員も覚悟を決め、一気に飲み干す
ネット上では「人肉捜索」が行われ、結果、四川省成都市でフォトスタジオを運営する企業で撮影されたものだと判明した。
大手ポータルサイト「新浪」によると、この企業は、ノルマ未達成だった社員に、罰として便器の中の水を無理やり飲ませていたという。
地元メディアの取材に対し、企業側は「(流出した動画は)社員たちにノルマを達成してほしくて、鼓舞する意味で、ネットで見つけた動画を社内のグループチャットにアップしたもの」と、実際に飲ませたわけではないと否定。しかし、この苦しい弁明を信じる者はおらず、ますます批判の声が大きくなっている。
社員に対し、吐き気を催すような、ひどいペナルティを科している中国のブラック企業は珍しくない。2015年3月には、江蘇省常州市の食品会社でも、従業員に便器の水を飲ませていたことが明るみになり、世間から大きな非難を浴びた。また、今年6月には陝西省漢中市の建設会社の従業員が、ノルマ未達成だったことから、罰としてミミズを生のまま食べさせられたという事件も発生している。
こうした常軌を逸したペナルティについて、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は話す。
「中国の労務管理は、アメとムチの世界。しかし、アメはコストがかかるが、ムチはタダで振るえる。そこで、ムチばかりがエスカレートするブラック企業が増えてきている」
それにしても、便所の水を飲んだ社員たちは、その後無事だったのだろうか……。
(文=青山大樹)

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2017年8月2日 [06連載, トンデモ海外ニュース, フィリピン, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会, 香港]

イメージ画像(Thinkstockより)
昨年、中国は1979年から続けてきた一人っ子政策を廃止し、二人っ子政策へとかじを切った。現在生まれてくる新生児の約半数は「二人目」といわれており、限定的ではあるが、官製ベビーブームが起こっている。
そんな中、不足しているのがベビーシッターだ。中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、次のように話す。
「共働きが一般的な中国では、祖父母に育児を手伝ってもらうことは当たり前。しかし、二人目となると、一人目よりも祖父母が高齢化していたり、子ども二人分の育児はさすがにキャパシティーオーバーということで、中流以上ではベビーシッターを雇う家庭が多いんです。そのベビーシッターが、今年に入って不足している。報酬の相場も上昇していて、上海では月に2万元(約32万円)は出さなければ見つからない状況になっている。ベビーシッターを予約してから子作りを開始するという夫婦もいるほどです」
そんな状況下、中国ではこれまで外国人に認められなかったベビーシッター業務の担い手として、フィリピン人労働者の受け入れを検討しているという。
フィリピン労働雇用省(DOLE)の副部長が明らかにしたところでは、北京、上海、アモイなどの主要都市が、フィリピン人労働者に対し、ベビーシッター業務を近く解禁。ベビーシッターへの報酬は、月額1万3,000元(約21万円)に達すると見込まれている。
ベビーシッターとしてフィリピン人労働者が特例的に選ばれた背景には、フィリピン人の英語力があるという。英語が堪能なフィリピン人をベビーシッターとして雇うことで、子どもに英語を学ばせようというわけだ。
しかし、こうした中国の動きに、香港人は警戒感を強めている。香港では、中流家庭でも家政婦を雇うことが一般的だ。
現在、約30万人の外国人家政婦が働いているというが、そのうち最も多いのがフィリピン人なのである。しかし、香港紙「アップルデイリー」によると、月額1万3,000元というのは、香港でフルタイムの住み込み家政婦に支払われる月額の約2倍。中国のフィリピン人ベビーシッター受け入れが実現すれば、香港で働くフィリピン人が、こぞって中国に移動してしまう危惧があるのだ。
紙おむつや粉ミルクなど、ベビー関連用品の数々を大陸からの爆買い客に買い占められたことで、香港人の反中国感情が高まったという前例もある。その上、家政婦まで奪われるとなれば、彼らの不満をさらに刺激することとなりそうだ。
また、日本でも4月からフィリピン人家政婦の受け入れが開始されたが、報酬の改善などを余儀なくされることになるかもしれない。

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2017年8月1日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

処刑される瞬間を狙い、男に向けられる多数のスマホ
7月31日、イエメン共和国の首都サヌアで行われたひとりの男の公開処刑の様子を捉えた映像がネット上に流出し、衝撃を呼んでいる。
男は、3歳の女児をレイプし、殺害した罪に問われていたムハンマド・アル・マグラビ(41)。直前に、地元を支配するイスラム教シーア派の反政府勢力「フーシ派」による裁きによって、「鞭打ち100回の後の死刑」が宣告されていた。
イスラム法「シャリア」によれば、死刑宣告は被害者の遺族が赦しを与えれば撤回されるが、遺族は被告の死を望んだようだ。
拘置所から男を乗せた護送車が市内の広場に到着すると、そこはすでに何千もの群衆が埋め尽くしていた。護送車から引きずり降ろされる男を迎えるのは、「殺せ! 殺せ!」のシュプレヒコールだ。
なすすべもない男は、自身の死に場所となる広場中央の地面に座らされた。そこでまず、100回の鞭を体に受けた。意識もうろうとした様子の男は、そのままうつぶせにされ、その後、死刑執行人を務める兵士が銃口を男の背中に突きつけると、上官の号令とともに引き金を引いたのだった。ライフルの連射音とともに、男の体を白煙が包む。男が即死だったことは間違いないだろう。
これを取り囲んでいたのは、男の死を見届けようと集まった群衆と、彼らが構える数百台のスマートフォンだ。映像には、より良い撮影アングルを求めて争うような様子や、撮影に自撮り棒を使う者までが確認できる。さらに群衆だけでなく、戦闘服を着た兵士までもがスマホを構えている。
こうして撮られた映像がネット上に流出しているわけである。現代においては一部の国家で限定的に行われている公開処刑だが、スマホとインターネットが普及した結果、死の瞬間を全世界が目撃することとなる。

「数百台のスマホのカメラに囲まれる中……3歳女児レイプ殺人犯に「鞭打ち100回の後の死刑」宣告」の続きを読む
2017年8月1日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]
<p> アフリカでは象牙の密猟が国際問題になっているが、中国人による希少動物の密売は止まらないようだ。</p>
<p>「渤湃新聞」(7月28日付)によると、広西チワン族自治区で防城港市公安当局が27日、ベトナムとの国境付近でウミガメの剥製38匹を押収した。鑑定すると、これらはタイマイであることが判明。タイマイはワシントン条約で絶滅危惧種に指定され、中国でも国家二級保護動物に指定されている。市場価格は、最高3万元(約48万円)にも達する。死因を調べると、生きたままゆでられた疑いがあるという。<br />
</p>

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2017年7月31日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

人気動画配信者が運営していたロリコン専用サイト。サイト名は、ずばり「正太の天國」(看看新聞網)
日本でも児童ポルノ関連の犯罪は後を絶たないが、お隣中国ではネット上で少年少女と大人たちの性の取引が横行し、社会問題となっている。
「看看新聞網」(7月22日付)によると、中国の人気動画配信者が、ロリコン向けのサイトを運営していたとして逮捕された。このサイトでは、小中学生とのわいせつな行為を目的とした出会いを提供するほか、少年少女の衣服や下着、性的な動画なども会員に有料で販売していたとされる。現在、サイトは封鎖されている。
しかし、ネット上では、同様のサイトやSNSは無数に存在する。
そんな中、「看看新聞網」の記者が、少年少女とロリ・ショタ好きの大人を結びつける会員制SNSのグループチャットに潜入、その顛末を暴露した。
記者は、15歳の少年を装って入会を申請。するとすぐに、グループチャットに招待された。下は11歳の小学生から上は60代と思われる会員まで、幅広い世代のユーザーがチャットに参加していた。
そこで繰り広げられていたのは、異様極まりないやりとりだった。ある男子中学生が「全裸でテレビ電話してあげるから30元(約480円)ちょうだい!」と発信したかと思えば、今度は別の会員がテレビ電話を使った集団自慰行為を呼びかける……。
中には、記者に一方的に自らの自慰行為を撮影した動画を送りつけ、その反応を楽しむ者もいたという。さらに、小中学生との性交映像を販売する者や、13歳少女とのわいせつな行為を400元(約6,400円)で持ちかけてくる者、それらの申し出に応じる者など、まさに無法地帯であった。
記者はこのSNS上での出来事を当局に報告、捜査が行われる事態になったという。
ネット規制が厳しいとされる中国であっても、政治とはあまり関係のないこの手の性犯罪を助長するサイトは、事実上、野放しの状態だ。わずか数十元のために、自身の尊厳を売り渡してしまう少年少女が多くいるこの現実、日本も決して他人事ではない。
(文=青山大樹)

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