「浦和レッズ」の記事一覧

Jリーグ・浦和レッズ13年ぶり「開幕4戦未勝利」屈辱の裏に“監督vs選手”の確執が……

 サッカーJ1リーグ・浦和レッズが、13年ぶりに開幕から4戦未勝利という不振にあえいでいる。Jリーグナンバーワンの年間予算を持ち、観客動員数は世界でもトップクラスを誇るにもかかわらず、である。

 しかし、この展開は予想できていた。さすがに開幕前の降格候補に名前が挙がることはなかったが(続きを読む

浦和レッズ、クラブW杯で惨敗も……“堀監督批判”は、なぜ少ない?

 浦和レッズのクラブワールドカップ10年ぶり2度目の挑戦は、初戦で幕を閉じた。

 厳密に言えば、5位決定戦があるため、もう1試合あるのだが、これは無意味な戦いといっても過言ではない。対戦相手はアフリカ王者であるモロッコのウィダード・カサブランカで、チームに格式もなく、有名選手もいないチーム。それを浦和選手たちも理解しているからこそ、初戦の開催国王者アルジャジーラに敗れた後に、「…

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意外!? 上西小百合の“レッズdis炎上ツイート”に納得の声! サッカーライターに聞いた

 サッカーJ1チームの浦和レッズがアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制し、アジアナンバーワンのクラブに輝いた。

 優勝が決まる決勝セカンドレグ、対アルヒラル戦が行われた埼玉スタジアムに詰めかけた観客は5万7,727人。チケットを入手できなかったファンも浦和の飲み屋街に集結するなど、浦和レッズサポーターの熱狂ぶりは民放各局のニュースでも取り上げられた。

 そん…

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浦和レッズはACLで絶対に勝てない!? アルビレックス新潟の“呪い”とは――

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浦和レッズ公式サイトより

 浦和レッズに激震が走った。昨年のルヴァン杯優勝の立役者でもあるMF関根貴大が、ドイツ2部インゴルシュタットに完全移籍することになったのだ。

 つい先日、ミハイロ・ペトロビッチ監督を解任し、堀孝史コーチを昇格させたものの、その初戦となった下位の大宮アルディージャ戦では痛恨の引き分け。そんなチーム状態で、関根の移籍はあまりにも痛い。当然、浦和も関根を引き留めたが、移籍を遅らせることはできず。浦和サポーターが集まるネット上のスレッドは、完全にお通夜状態になっている。

 今月23日に控えているビッグマッチ、AFCチャンピオンズリーグ準々決勝への不安を募らせるばかりだが、さらに頭を悩ませる一件がある。それは、浦和に襲い掛かっている“アルビレックス新潟”の呪いだ。

「近年の浦和は、サンフレッチェ広島と新潟の主力選手たちを引き抜いており、“サンフレックス浦和”と揶揄されているくらいです。ですが、最近、ある“呪い”が取り沙汰されるようになりました。それは新潟から主力外国人選手を引き抜くと、浦和に不幸が訪れるというもの。まず、AFCをJリーグクラブとして初めて制した2007年のシーズン後、新潟からエースFWのエジミウソンを引き抜きますが、チーム内で不協和音が飛び交い、翌08年は開幕からわずか2戦でホルガー・オジェック監督が解任されました。また11年にも、開幕前に新潟の司令塔、MFマルシオ・リシャルデスを1億円という破格の年俸で獲得しますが、この年はJ1残留争いに巻き込まれ、シーズン途中にゼリコ・ペトロヴィッチ監督が解任されました」(サッカーライター)

 そして今年は、新潟のエースFWのラファエル・シルバを獲得。結果、どのような“呪い”が発動したかというと、12年から指揮を執り、昨年の2016シーズンではリーグ戦年間首位、ルヴァン杯と結果を残したペトロビッチ監督が解任となっている。まさに、“新潟の呪い”である。

 過去、Jリーグクラブの多くが、“呪い”で沈んできた。記憶に新しいのが昨年、Jリーグ屈指の金満クラブである名古屋グランパスが「トヨタの呪い」(参照記事1)、「ノヴァコの呪い」「西野の呪い」(参照記事2)のトリプルパンチで、あっさりとJ2に降格した。またそれ以前にも、ジュビロ磐田のFW前田遼一がシーズン初ゴールを挙げたチームが次々と降格する「前田の呪い」(参照記事3)もあり、最後には前田が得点を取れなくなり、磐田が降格した。

 過去のさまざまな事例を振り返ってみる限り、浦和にも“呪い”がかかっているのは明らか。上西小百合衆議院議員にTwitterで絡まれるよりも、浦和にとって頭が痛い問題になっているかもしれない。
(文=TV Journal編集部)

浦和レッズがペトロビッチ監督を電撃解任! 土壇場の“勝負弱さ”克服できず……

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浦和レッズ公式サイトより

 先日行われたサッカーJ1リーグ第19節で、ヴィッセル神戸入りした元ドイツ代表で一時代を築いたストライカー、FWルーカス・ポドルスキが鮮烈なJ1デビューを飾った。ホームでの大宮アルディージャ戦に先発出場し、前半は消えていたものの、後半に左足とヘディングの2ゴールを決めた。特に左足のゴールは圧巻で、振り向きざまのミドルシュートを守備陣は予期できていなかった。ワールドクラスのミドルシュートをどのように防ぐのか、各チームは対応を迫られる。

 明るいニュースがあった一方で、ネガティヴなトピックスもあった。

 アウェイで下位の北海道コンサドーレ札幌に2-0で敗れ、リーグ優勝が厳しくなった浦和レッズが、ミハイロ・ペトロビッチ監督を電撃解任したのだ。

 ペトロビッチ監督は2012年に浦和レッズの監督に就任すると、前年残留争いをしていたチームをすぐにリーグ戦3位まで導く。翌年はリーグ戦6位と沈んだものの、ヤマザキナビスコ杯(現:ルヴァン杯)で準優勝という結果を残し、以降もリーグ戦を2位、3位、2位と常に優勝争いをするチームを作り上げた。

 その半面、“シルバーコレクター”のレッテルをはがせないでもいた。昨年、ルヴァン杯でその汚名を晴らしたかと思いきや、チャンピオンシップではまさかの逆転負け。リーグ戦でも優勝争いをしているといえば聞こえはいいが、ほとんどが終盤に失速し、「優勝できなかった」という表現が正しい。

 今回、フロントが解任の決断をしたのも、アジアチャンピオンズリーグ(AFC)ではベスト8に残っているが、リーグ戦では直近の12試合で3勝1分8敗。その中身も散々で、3勝はJ1で残留争いをしているチームから挙げたものだ。そんな中で、下位のコンサドーレに敗れたとなると、過去の勝負弱さが頭をよぎったのだろう。

「浦和レッズは、8月23日にAFC準々決勝の川崎フロンターレ戦を控えています。リーグ優勝が苦しい以上、AFCは至上命題となっているはず。そこに合わせてチーム状況を上げていくためには、このタイミングしかなかったのだと思います。8月は後半まで上位チームとの戦いはありませんから、十分に自信をつけられるし、立て直していけるとフロントは考えているはず。ただ、フロント以外は誰も解任を望んでおらず、コンサドーレにさえ勝てば、そのままペトロビッチ監督でいったはず。今回の解任に、選手たちもショックを受けています」

 選手に愛され、フロントからも信頼されていたペトロビッチ監督。しかし、皮肉にも勝利の女神からは愛されなかったようだ。
(文=TV Journal編集部)

上西小百合氏がサッカーファンをディスって大炎上! すでに「政界引退」を検討か

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上西小百合氏Twitterより

「政界の炎上クイーン」こと上西小百合衆院議員が、やりたい放題だ。発端は、15日に行われた浦和レッズとドイツのドルトムントのサッカー親善試合に関する上西氏のTwitter投稿。2対3で逆転負けを喫したレッズに対し、上西氏は「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」とツイート。これに激怒したサポーターからバッシングされると、同氏は「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」と大暴言を吐いた。

 炎上ツイートを見かねたFC岐阜のGK・高橋義成から「遊びじゃないし、負けは酷いことではない」と諭されても、上西氏は「少しは骨のある選手がいるんですね。見直しました。ただ直接言って下さいね。男なんだから」と、さらに挑発。サポーターから「じゃあ、骨のある浦和サポーターがあなたに直接意見言える場を作って!」とツイートされ、「浦和で街頭演説でもしましょうか」「よし、やろう。今決めた」と応戦するなど、全面戦争の様相を呈している。

 レッズサポーターの怒りはただ事ではなく、上西氏の事務所には殺害予告が届いているとも。ただ、これについては「自ら宣言してしまった浦和での街頭演説を回避するための口実作りにすぎない。深刻な殺害予告が届いているかはわからない」(政界関係者)という声もある。

 もともと「炎上芸」と揶揄されてきた上西氏の言動だが、今回ばかりはさすがにやりすぎの感も……。次期総選挙では空前絶後の「落選運動」が繰り広げられることが現時点で確定してしまったが、舞台裏を調べると、どうも上西氏に出馬意欲がなくなっているという。

「どうせ出ても落選濃厚ですからね。わざわざ選挙資金を無駄にすることもないのかなぁ、と。彼女はこれまで『生涯政治家。タレントにはならない』と言っていましたが、最近は彼の秘書が芸能プロと接触しているようです。前言撤回して、タレントや政治評論家に転身する可能性のほうが高そうです」(政治担当記者)

 将来のタレント転身を見越して目立とうとしているのかもしれないが、積極的に敵を増やしていくそのやり方は賢いとは言い難い。最後は政治家らしく、選挙でド派手に砕け散ってもらいたいものだが……。

原因はGK・西川周作の不調? 浦和レッズ「J1前半戦8位転落」の裏に、いったい何が?

原因はGK・西川周作の不調? 浦和レッズ「J1前半戦8位転落」の裏に、いったい何が?の画像1
浦和レッズ公式サイトより

「次のアルビレックス新潟戦から(天皇杯3回戦・ロアッソ熊本戦と)連勝しなければ、まず私がチームを去る」

 7月5日に行われた川崎フロンターレ戦で1-4と大敗した浦和レッズのミハイロ・ペトロビッチ監督は、辞任を求めるサポーターたちに、そう約束した。

 その結果はというと、新潟に2-1で辛くも勝利。これで次は熊本に勝利すればサポーターも納得するかと思ったが、事は単純にはいかなそうだ。試合後、サポーターの間では、現在の浦和を支持するかどうかで対立が起こっていた。現地取材をしていたサッカーライターは言う。

「新潟は、浦和に負けて6連敗となったのですが、これは10年ぶりのタイとなるワースト記録です。5月に就任した呂比須ワグナー監督の手腕にも疑問符が付く。そんな状態の新潟に、2-1の苦勝。次なる相手の熊本も、J2の上位クラブではない。その2チームに勝つという宣言よりも、『今季、何かしらタイトルを獲れなければ辞任する』くらいをサポーターは求めていたのではないでしょうか」

 4月末までは好調だった浦和だが、現在は8位まで順位を落としてしまった。「アジアチャンピオンズリーグ(ACL)との過密日程が原因」と指摘する声もあるが、同じくACLで勝ち残っている川崎は3位につけている。

「Jリーグは、何かあると過密日程を言い訳にますが、現在の浦和は、正GKである西川周作のパフォーマンスが昨年のように神がかっていないことが失点の多さにつながっていると思います。西川は、今年3月に行われた2018 FIFAワールドカップロシア大会アジア最終予選第6戦のUAE戦で、日本代表の正GKの座を川島永嗣に奪われました。以降、どこか自信を失っているように見えます。もしかすると、ハリルホジッチ監督のケアに問題があったのかもしれません。いずれにしろ、西川が昨年のようなパフォーマンスを取り戻さない限り、もともと守備が得意ではない浦和は立ち直らないと思います。熊本戦だって、このままでは何が起こるかわからない」(同)

 さらに、こんな指摘も。

「ペトロビッチ監督の時は優勝できなかったサンフレッチェ広島を3度も優勝に導いた森保一監督が先日、辞任してフリーになりました。森保監督を引き抜けば、守備の問題はすぐに改善されると思います」(同)

 浦和が再び常勝街道に乗るためには、西川の復活を待つか、監督を代えるしか手はなさそうだ。
(文=TV Journal編集部)

「非がないのに逃げるだろうか?」「レッドカードは不合理」……浦和・槙野智章を追走した済州選手が“真相”を激白

<p> アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦。浦和レッズと済州(チェジュ)ユナイテッドの試合で起きた乱闘劇が波紋を呼んでいる。延長戦の末、浦和に3-0で敗れた済州だが、ベンチにいた控え選手がピッチを横断して浦和の阿部勇樹に肘打ちを食らわせたり、試合終了直後に槙野智章を追い回すなど、騒動に。済州は試合後を含め、3人が退場処分となった。日本に限らず、海外メディアも「恥ずべき暴動」と済州を批判的に報じているが、そんな中、渦中の人物が「スポーツ朝鮮」のインタビューに応じた。</p>

<p> トラブルについて赤裸々に語ったのは、試合終了後に槙野を追いかけ回して退場になったクォン・ハンジンだ。</p>

<p> クォン・ハンジンは、済州が興奮状態に陥ったきっかけは審判のジャッジだったと証言。</p>

浦和レッズ「くせえんだよ」問題でJ2降格か!? サッカー関係者「どちらもウソをついている」

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浦和レッズ公式サイトより

 ついにJリーグが動きだした。ゴールデンウィーク中の4日に行われたJ1リーグ第10節の浦和レッズ×鹿島アントラーズ戦で、浦和のDF森脇良太が、鹿島のMFレオ・シルバに対して「くせえんだ、お前」と侮辱的な発言をしたとされる問題に関して、調査に乗り出したのだ。

 この発言が取り上げられるきっかけとなったのは、試合後に鹿島のMF小笠原満男がメディアの前で森脇は以前にも外国人選手にそういった態度を取っていたと説明したためだ。この発言はすぐにニュースとして取り上げられ、SNSなどで拡散された。森脇は「小笠原選手たちの唾がかかって『口が臭い』と言っただけ」とコメントしたが、過熱する報道を鎮静化することはできず。Jリーグは7日に規律委員会を開き、森脇、小笠原を個別に招集。映像を見ながら、聞き取り調査を行ったという。実際に、森脇の差別発言はあったのだろうか? 試合を取材したサッカーライターに聞いた。

「差別する意図があったかどうかはわかりませんが、映像を見返すと、鼻のあたりを押さえてしかめっ面をしている森脇が映っています。そして、その先にレオ・シルバもいる。映像を見る限り、侮辱的な発言をした可能性は否定できません。挑発する意図はあったと思いますし、森脇は相手に挑発を行うことが多い選手です」

 では、小笠原の発言が真実なのか? 

「小笠原もパフォーマンスとして、相手に食ってかかることが多い選手です。今年の天皇杯決勝では、川崎フロンターレのMF中村憲剛が蹴ったボールが、ファウルでピッチ上に倒れていた小笠原に命中。小笠原が激怒して中村の元へ詰め寄る場面があった。試合後、小笠原はその行為について『流れを引き寄せるパフォーマンスだった』と語っていました。くだんの試合映像を振り返っても、小笠原が浦和選手に対し、挑発行為を行っていなかったとは言い切れません」(同)

 つまり、森脇も小笠原も“どっちもどっち”といったところのようだ。ただし、「挑発とはいえ、『臭い』という言葉を発すること自体が問題」とサッカーライター。そうなると、浦和というクラブ自体の雲行きが怪しくなる。というのも、2014年に「JAPANESE ONLY」と差別横断幕をサポーターが掲げた後、Jリーグ村井満チェアマンに「こうした(差別)行為が改善されなければ、そのようなこと(勝ち点の減免、J2降格など)も視野に入る」と厳しく指摘されている。規律委員会が今回の問題をどうジャッジするか? 森脇にとっては、眠れぬ夜が続きそうだ。
(文=TV Journal編集部)

鹿島アントラーズ逆転優勝の「チャンピオンシップ」主審への猛烈バッシングに見る、メディアの歪んだ報道姿勢

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鹿島アントラーズ公式サイトより

 鹿島アントラーズの逆転優勝で幕を閉じたJリーグチャンピオンシップ(CS)。平均視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と昨年以上の盛り上がりを見せたが、準優勝となった浦和レッズからは不満の声が上がっていた。「われわれは年間で鹿島よりも15ポイント多く取ったチームとしてこのファイナルを戦ったが、どこにアドバンテージがあったのか?」と、ミハイロ・ペトロビッチ監督がCSのレギュレーションに疑問を投げかけたのだ。というのも、CS準決勝は引き分けならば、年間上位チームが勝つ。そのままのレギュレーションだと、CS決勝第1戦1-0、第2戦1-2の浦和が優勝となった。しかし、CS決勝はホーム&アウェイのため、ワールドスタンダードのアウェイゴールが優先される。浦和レッズは、決勝で大きなアドバンテージを得られず、「来シーズンも2ステージ制であれば、もしかしたらファイナルのレギュレーションが変わったかもしれない」と皮肉った。

 そんなCSの裏で、試合の黒子である審判員が、ウェブメディアから大バッシングを受けていた。第1戦で鹿島のファウルを取り、PKを与えた家本政明主審に批判が集まったのだ。試合を見る限り、ジャッジに問題はなさそうだが、なぜここまで問題視されたのか? 元サッカー誌編集者に訊いた。

「家本主審は2008年『ゼロックススーパーカップ』の鹿島対サンフレッチェ広島戦で、鹿島が止めた3度のPKセーブのうち2度をやり直させたんです。これは副審が『キッカーが蹴るより先に前にGKが動いた』と判定したのを受けてのもので、ジャッジとしては正しいのですが、試合後、敗れたことに腹を立てた鹿島サポーターが暴徒化。それ以来、家本主審はコアなサポーターには嫌われている。その家本主審の記事を書けば、事実がどうであれ、アクセス数を稼げる。今回もそういった思惑でしょう」

 今回の場合、ファウルをした鹿島の西大伍選手は「足もかかってないし、手も使ってない」と抗議したが、「ボールにプレーできていなければファウル」というのは常識。「鹿島の西選手、ルール知らずPKを与える」といった内容の記事もあってもよさそうだが……。

「そんな記事を書いたら選手個人だけでなく、クラブとの関係も悪くなります。特に鹿島は厳しいクラブですからね。一方で、審判員は批判しても、誰からも咎められない。つまり、審判員はバッシングしやすいんです」(前出の元編集者)

 また一部メディアは「家本主審は浦和の柏木陽介とFacebookでつながっていた」と、八百長をほのめかすような記事も掲載、家本主審はアカウント閉鎖に追い込まれる事態となっている。まるでイジメのような構造だが、こういったメディアの歪んだ報道姿勢こそ、糾弾されるべきだろう。
(文=TV Journal編集部)

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