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映画化決定の山下智久『コード・ブルー』に「脚本家戻せ」の大合唱! “安達版”が不評のワケ

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 2018年公開に映画版が公開予定の『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』に対し、同シリーズのファンから「脚本家を戻せ」との声が相次いでいる。

 18日に最終回が放送されたフジテレビ系“月9”ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』は、全話平均視聴率14.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。これは、7月期民放ドラマにおいて、断トツのトップだ。

「フジはこの数字に気をよくし、早い段階で映画化を決定。宮内正喜新社長も一部スポーツ紙のインタビューで、同作のヒットで局内に『活気が出てきた』と語っている。確かに、数字的には『コード・ブルー』シリーズの需要の高さを証明する形となったものの、同時に質の低下が従来のシリーズのファンを落胆させたのも事実。3rdシーズンは明らかに『コード・ブルー』の良さが打ち消されていたため、映画版にも不安が過ぎります」(テレビ誌記者)

『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』は、2010年に全話15%超えを記録した2ndシーズンから、約7年ぶりの復活。山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介という当初からの主要キャストが再集結したほか、Hey! Say! JUMP・有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみかが加わり、キャストの若返りが図られた。

 また、脚本家を『医龍-Team Medical Dragon-』シリーズや『救命病棟24時』シリーズで知られる林宏司氏から、『失恋ショコラティエ』や『リッチマン、プアウーマン』(全てフジテレビ系)を手掛けた安達奈緒子氏に変更。映画版のスタッフはまだ発表されていないものの、引き続き安達氏が手掛ける可能性は高そうだ。

「安達氏は恋愛ドラマのイメージが定着していることもあり、放送前から『コード・ブルー』ファンは不安を吐露していた。案の定、放送が始まると、病院内の人間ドラマが中心となり、『さっさと、ドクターヘリ飛ばせ!』とファンの不満が爆発。特に、戸田演じる医者と患者の不倫をほのめかすような恋愛展開には、『恋愛要素いらない』『林さんなら、こんなことには……』といった声が相次ぎました」(同)

 とはいえ、数字的には大成功。この調子なら、映画版もヒットしそうに思えるが……。

「ネット上では、『脚本家戻さないなら、見に行かない』という声も目立ち、果たしてお金を払ってまで安達版『コード・ブルー』を見たいのか? という点は不安要素とも……。安達氏は、中高生をターゲットにした恋愛映画『ひるなかの流星』を手掛けたことはあるものの、やはり医療など専門的な分野となると弱い部分も見える。一方、林氏は 大森南朋主演の社会派ドラマ『ハゲタカ』(NHK)が高評価を得、映画化させた実績もありますから、やはり林氏に戻すほうが賢明では?」(同)

 数字とは裏腹に、厳しい声が寄せられている『コード・ブルー』。フジに視聴者の声は届くだろうか?

カンナが土木作業員に!? まったく涙腺がゆるまない“涙のラスト”も平均視聴率2ケタ記録『カンナさーん!』最終話

<p> お笑い芸人・渡辺直美がポジティブなシングルマザー役を演じるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の最終話が19日に放送され、平均視聴率10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。その結果、全10話平均視聴率10.2%と、2ケタ台で幕を閉じることに成功しました。</p>

<p> さて、それでは最後のレビュー。河東カンナ(渡辺直美)は前回、ファッションデザイナーとして長年勤めてきた会社を早期退職することが決定しました。そのため再就職先を探し始めるのですが、なかなかうまくいきません。</p>

最終回6.0%の『僕たちがやりました』 原作以上の残酷さに痺れる「物語が主人公を救わない」物語

<p> この8月で29歳になった窪田正孝が高校生役を演じることに「無理がある」とか「ない」とかいう話題も、すっかり懐かしくなった『僕たちがやりました』(フジテレビ系)も最終話。このドラマに関しては、気に食わない人は徹底的に気に食わなかったようで、視聴率は今回も6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と前回の第9話を下回りました。</p>

<p> で、結論から言えば、面白かったです。面白かったという感想を前提に、話を進めます。</p>

現実はこんなに甘くない!? 錦戸亮『ウチの夫は仕事ができない』最終回に卑屈になるワケ

<p> 関ジャニ∞・錦戸亮主演のお仕事ホームドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)。16日放送の最終回の平均視聴率は、前回より0.7ポイントアップの8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。全話平均は8.7%でした。</p>

<p> 司(錦戸)が“仕事ができる男”として描かれるようになってからというもの、あの完成度の高い“ションボリ顔”が見られなくなってしまいましたが、最終回であれを超える感動は得られるでしょうか? あらすじを</p>

山下智久のウジウジ病もあっさり解決! 月9『コード・ブルー』最終回が伏線回収に必死!!

<p> 山下智久主演の月9『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)。18日放送の最終回の平均視聴率は、過去最高の16.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。全話平均は14.6%で、フジテレビじゃないみたいな数字をたたき出しました。</p>

<p> 前回、地下鉄のトンネル内で生き埋めになっていた藍沢(山下)ですが、最後に主人公が死ぬという『○○妻』(日本テレビ系)的展開でしょうか? あらすじを振り返ります。</p>

徳川埋蔵金ネコババで解散回避! キャスト一部変更での特番に期待!『ハロー張りネズミ』最終話

<p> 瑛太が人情味あふれる探偵を演じるドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の最終話が15日に放送され、平均視聴率6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.2ポイント増となりました。</p>

<p> その前回、家賃滞納で大家から立ち退きを命じられた『あかつか探偵事務所』。このままでは解散もやむなし。そんなタイミングで現れた権田辰夫(柄本時生)の調査依頼は、徳川埋蔵金を探し出して欲しいというものでした。</p>

長瀬智也『ごめん、愛してる』最終回で「チョメチョメはあった!?」穴だらけの展開が許されたワケ

<p> TOKIO・長瀬智也が韓流風恋愛ドラマに挑戦した『ごめん、愛してる』(TBS系)。17日に放送された最終回の平均視聴率は、自己最高で2度目の2ケタとなるとなる12.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。全話平均は9.7%と、わずかに2ケタには届きませんでした。</p>

<p> 前回、“ぼけちん”こと凜華(吉岡里帆)が体を火照らせていたものの、自分の余命を気にして抱こうとしなかった漢の中の漢・律(長瀬)ですが、2人は結ばれるのでしょうか? あらすじを振り返ります。<br />
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全主婦を敵に回した!? 錦戸亮『ウチの夫は仕事ができない』家出展開に「ふざけんな!」と怒りの声

<p> 関ジャニ∞・錦戸亮主演のお仕事ホームドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)。9日放送の第9話の平均視聴率は、自己最低となる7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。</p>

<p> 前回、重要な仕事を成功させ、賞賛を受けたことでピキーンと覚醒してしまった司(錦戸)ですが、このまま仕事人間になってしまうのでしょうか? あらすじを振り返ります。<br />
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最高視聴率記録で有終の美! 元子のラストスマイルの意味は?『黒革の手帖』最終話

<p> 武井咲が銀座を舞台に暗躍する悪女を演じるドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の最終話が14日に放送され、これまでで最高となる平均視聴率13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。有終の美を飾りました。</p>

<p> さて、これまでのあらすじを少し。銀座で1番のクラブ・ルダンを購入するため、売り主である政財界のドン・長谷川庄治(伊東四朗)と交渉した原口元子(武井咲)。売値3億円はすぐに手に入るとタカをくくっていたのですが、長谷川の策略により用意することができませんでした。そのため違約金5千万円だけでなく自身が所有するクラブ・カルネを奪われてしまうことに。さらに、銀行員時代に脱税者の個人情報をメモした“黒革の手帖”まで何者かに盗まれてしまったのです。</p>

あかつか探偵事務所が“多田便利軒化”で、下赤塚のPR動画状態に?『ハロー張りネズミ』第9話

あかつか探偵事務所が多田便利軒化で、下赤塚のPR動画状態に?『ハロー張りネズミ』第9話の画像1
TBS系『ハロー張りネズミ』番組公式サイトより

 俳優・瑛太が、ちょっとスケベだけど情に厚く実直な探偵役を演じるドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の第9話が8日に放送され、ワーストタイとなる平均視聴率6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークしてしまいました。

 さて、まずはあらすじ。東京都板橋区下赤塚にある『あかつか探偵事務所』は人情とお節介がモットー。これまで、大手探偵事務所が相手にしないような風変わりな依頼も積極的に引き受けてきたのですが、採算度外視だったため経営はボロボロ状態に。家賃を5カ月も滞納し、いつ退去命令が出されてもおかしくない状況なのです。これではまずいとようやく焦り始めた所長・風かほる(山口智子)の命令で、七瀬五郎(瑛太)や木暮久作(森田剛)は、探偵業だけでなく余興や物真似など何でも屋状態の宣伝文句を並べたチラシを街中で配ります。

 そのチラシを配っている途中、五郎は憧れだった元・悪役レスラー・外道番長こと五十嵐圭吾(後藤洋央紀)を発見。威圧的な風貌にビビりながらもサインを貰いに行くと、意外にも気さくな人柄であることがわかり、ますますファンに。しかし、園児を引き連れて歩く『あかつか幼稚園』の教諭・岸本杏里(樋井明日香)を見た途端、五十嵐が急に真顔になりその場から立ち去ってしまったため、キョトンとさせられてしまいます。

 その後、チラシを手にした杏里が事務所に現れ、園児たちのためにヒーローショーを開催して欲しいと依頼してきます。どんな仕事でもウェルカム状態のかほるはこれを引き受けるのですが、探偵業とかけ離れた仕事に五郎はイマイチ気が乗りません。

 しかし、元カレの暴力でどん底状態だった時に園児たちの笑顔に救われ、その恩返しに園児たちが笑顔になるようなショーをプレゼントしたいという杏里の願いを聞いたことで心を動かされます。事務所のメンバーだけでなく、同じビル内にあるスナック・輝(キララ)のマスター(ロッチ・中岡創一)と店員・萌美(片山萌美)を巻き込み、板橋界隈で有名な激安衣料品店『のとや』で衣装を買い集め、稽古を積んで『下赤塚戦士レッドマン・ヒーローショー』を作り込んでいきます。

 そして迎えた本番。多少グダグダになりながらもショーは進行していくのですが、その途中で突如として五十嵐が乱入。実は杏里に暴力を振るっていた元カレは五十嵐だったのです。五十嵐の暴走を食い止めようにも、五郎や木暮ではまったく歯が立たず。しかし、五郎の招待でショーを見に来ていた霊媒師・河合節子(蒼井優)が金縛りの術をかけ、身動きがとれなくなったところを成敗。リアルな勧善懲悪ショーに園児たちも大喜びで結果オーライとなりました。

 大立ち回りをして満身創痍となった五郎たちですが、追い打ちをかけるようにビルのオーナーであるマスターから立ち退きを命じられてしまい、『あかつか探偵事務所』の存続やいかに、というところで今回は終了となりました。

 さて、感想。同ドラマは人気漫画家・弘兼憲史による同名コミックを原作にしていますが、今回は初のオリジナルストーリーとなりました。しかし、なぜこれを放送したのか? というのが率直な意見です。

 まず、事務所の経営が逼迫しているという設定に違和感を覚えました。これまでの放送回でそういった情報がなかっただけに、瑛太・主演映画『まほろ駅前多田便利軒』のごとく事務所を便利屋化するために強引に設定を変えたように感じてしまいました。

 また、資金難のために5,000円の予算しか用意できず、みすぼらしくなってしまった『下赤塚戦士レッドマン』の衣装ビジュアルで笑いを取ろうとしたのかもしれませんが、見事にスベッた感がありました。稽古や本番での“ヒーローコント”も退屈。サブストーリーだと言い聞かせ我慢しようにも、メインである杏里と五十嵐の“逃げる女とストーカー暴力男”のストーリー展開に何の捻りもないのです。ついでに言ってしまえば、ドラマ冒頭でなぜ五十嵐が“意外とイイ奴”として描かれていたのかよくわかりませんし、幼稚園に突如として乱入してきた展開も無理やり感があり理解できませんでした。

 正直、今回に関しては、板橋区から依頼されて低予算で下赤塚のPR動画を制作したのかと思うほど、質の低い回となってしまった印象です。原作コミックが下赤塚という土地柄を色濃く反映した作品ならまだしも、それほどでもありませんし、原作には面白いストーリーがたくさんあるだけに、よくもこんな陳腐な話を放送してくれたな、という想いでいっぱいです。

 個人的には、徳川埋蔵金の謎を追う次回のストーリーを今回と2度に分けて本格歴史ミステリー路線で放送した方が良かったのではないかと思うのですが……。なにはともあれ、次回でラスト。原作超えの面白さを期待したいところです。
(文=大羽鴨乃)

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