「海外」の記事一覧(12 / 20ページ)

本田圭佑は、もはやサッカー選手じゃない? 「肩書きが多すぎる」と話題に!

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 日本代表のエース的存在である本田圭佑が、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの特別研究員に就任したことが話題になっている。本田はデジタルを専門とする技術研究所と協力し、子どもたちの教育問題の改善に取り組んでいくという。

 今オフにも世界の貧困問題や教育事情への貢献が国連財団から認められ、「Global Advocate for Youth」の肩書きを受けている。サッカー選手として以外でも、大きな影響を世界に与えているということを示した格好だ。

 しかし、ビジネスが絶好調な本田も、来シーズンの去就はいまだに決まっていない。このままいけばミラン残留という形になるが、放出の可能性も否定できないのだ。仮に残留してもレギュラーの座を確保するのはなかなかに厳しい。この状況に本田ファンはやきもきしているという。

「本田は肩書きが多すぎるんですよ。MIT特別研究員、Global Advocate for Youth、サッカースクール・ソルティーロのオーナー、オーストリア2部SVホルン実質的オーナー、ファッションブランド・KSKオーナー、香水ブランドであるロードダイアモンド・バイ・ケイスケホンダのプロデューサー、スポーツサポートイヤホン・ドリームバディのプロデューサーなど、数え切れないほどの顔を持っています。教育事業に関わる理由については、自ら『現役選手が教えることに意味がある』と答えていますが、ファンとしてはサッカーに集中してもらいたいのは確かですよね。『頼む! サッカーに集中してくれ!』『せめて香水とイヤホンとKSKはやめよう』『そろそろ腕時計プロデュースしそうだな』と不安の声が上がっています」(スポーツライター)

 これだけ他の仕事をしながら日本トップクラスの結果を出しているのはさすがとしか言いようがない。実際、プロ意識の高い本田がサッカーをおざなりにするようなことはないだろうが、疲労は確実に蓄積しているだろう。30歳と決してサッカー選手としては若くないだけに、そろそろ自分の身体をいたわることに時間を費やしてほしい。
(文=沢野奈津夫)

メッシが“中学生のグレ方”をしていると話題! 銀髪、ヒゲ、タトゥーの理由は?

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メッシ公式インスタグラムより

 メッシの優等生イメージは、もう過去のものとなっている。2年ほど前から少しずつ身体にタトゥーを入れ始め、今となっては右腕と左足は隙間の方が少なくなっている。さらに、昨シーズンの終わりからヒゲも伸ばし始めていた。

 そんな中、先日メッシの恋人・アントネッラさんがインスタグラムに投稿した写真が話題となっている。その写真でメッシは、タトゥーで埋め尽くされた右腕と左足をアピールするように不自然な格好でソファに座り、ヒゲはボウボウ、そしてなんと頭は銀髪になっていたのだ。

 日本人に比べてタトゥーやヒゲなどに対してのハードルが低いヨーロッパでも不評のようで、サッカーファンが集まるフォーラムの声も「俺のかわいいメッシはどこへ行ってしまったんだ?」「中学生のサマーバケーションのようだ」「それでも、それでもレオを愛しているよ」と、今のメッシを嘆いているものが多い。では、一体なぜメッシは変わってしまったのだろうか?

「メッシは10歳の頃に成長ホルモンの分泌異常でサッカーを続けることが困難な状況に陥っていました。そして13歳の時にバルセロナの入団テストに合格して、全額治療費を負担してもらい、一家でアルゼンチンからスペインに移住したんです。そこからはサッカーと治療の日々。つまり、メッシは人並みの青春時代を送っていないんですよ。だから今さらワルに憧れるようなマネをしているんでしょうね。そう考えると何をしてもかわいいもんですよ。もっとも、今回の銀髪はあまりにも評判が悪過ぎて、すぐに元の色に戻したようですが」(スポーツライター)

 脱税で有罪判決、コパアメリカでは戦犯扱い、最近いいことがまったくないメッシ。髪色一つで気分転換ができるのなら、これはこれでいいことなのだろう。ずば抜けた成績を残しても、PKひとつ外すだけで人格否定までされてしまうスーパースターのプレッシャーは、我々には計り知れないのだ。
(文=沢野奈津夫)

「犠牲の上で築いた信頼関係が……」ダッカ人質テロで、JICA関係者から悲鳴が聞こえる

<p> バングラデシュでJICA(国際協力機構)が発注したプロジェクトに参加していた日本人8人が死傷した人質テロ事件について、現地派遣のための治安情勢の判断が妥当だったかどうかを検証するというが、当のJICA関係者からは「JICAの判断が問題なのではなく、日本の判断が間違っている」という声が持ち上がっている。</p>

<p> あるJICA関係者は「日本がイスラエルと武器を共同開発したり、テロと戦うとかいってアメリカのイラク侵略を肯定したりすればするほど、危険リスクが高まっているのは事実」だとする。<br />
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ユーロ決勝戦、C・ロナウドの美談はルール違反?「ずっとファウルしていた」

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『MOMENTS――クリスティアーノ・ロナウド自伝』(講談社)

 10日に行われたユーロ決勝戦、ポルトガルが延長後半4分に途中退場のFWエデルがスーパーミドルシュートが決め、開催国フランスを1-0で下し初優勝を飾った。この試合ポルトガルのエースであるクリスチアーノ・ロナウドは、後ろからのタックルを受け前半24分に退場してしまい、その目には涙があふれていた。

 しかし、ロナウドはすぐさま気持ちを切り替え、ハーフタイムでは戦う選手たち相手にスピーチを行った。そのスピーチのおかげでチームはまとまり、戦う姿勢を見せることができたとDFセドリック・ソアレスは試合後に語っている。

 さらにロナウドは後半終了間際からは監督に並びテクニカルエリアで選手を鼓舞、ケガをしたことを忘れているかのように飛び回り、大きな身振り手振りでピッチ内の選手たちに指示を送っていた。決勝ゴールを決めたエデルは、交代でピッチに入る際に「お前がゴールを決めるんだ」とロナウドに勇気づけられたことも証言している。

 ポルトガルのフェルナンド・サントス監督もロナウドのピッチ外での振る舞いや、リーダーシップを絶賛しており、試合後も各メディアがロナウドに最高の賛辞の言葉を並べた。しかし、このロナウドの動きが、実は退場させられていてもおかしくないルール違反行為だという。

「ルール上、ピッチサイドに立っていいのは監督だけです。もちろん指示なんか出したら、退場させられてもおかしくない反則行為です。しかもロナウドは、テンションが上がりすぎてテクニカルエリアにまで何度か足を踏み入れていますからね。退場だけでなく、フリーキックを取られていたかもしれませんよ。もしマーク・クラッテンバーグ主審がルールブックに則ってレフェリングしていれば、ポルトガルの優勝はなかったかもしれませんね」(スポーツライター)

 ロナウドはW杯に3度、ユーロには4度目の挑戦で代表初のビッグタイトルを獲得した。祝勝会では、珍しく大観衆の前で歌声を披露。凱旋パレード中もうれしそうに優勝カップを持つロナウドの写真はネット上にたくさん出回っている。もしかしたらクラッテンバーグ主審も、そんなロナウドの思いを察して見過ごしていたのかもしれない。
(文=沢野奈津夫)

ユーロ決勝戦、ポルトガルがフランスに勝つ確率は、ほぼゼロ? 強豪同士の意外なデータとは

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写真:ロイター/アフロ

 イングランド対ウェールズのイギリス対決、アイスランドのジャイアントキリング、数々のドラマを残したユーロ2016も残すは1試合のみとなった。決勝戦は、クロスバーよりも高い打点のヘディングシュートでウェールズを沈めたクリスチアーノ・ロナウド要するポルトガルと、ドイツ相手に2ゴールを決め、得点ランキング独走中のアントワーヌ・グリーズマンをエースに据えるフランスの一戦となる。

 今年のチャンピオンズリーグ決勝の再現となった両エースの対決など、見所の多い試合だが、下馬評では断然フランスが優勢と言われており、ポルトガルが勝つ可能性は限りなくゼロに近いという。

「実はポルトガルは、1978年以降、代表戦でフランスに勝ったことが一度もないんですよ。対戦成績は10戦10敗と引き分けすらないというんですから驚きですよね。しかも、ポルトガルは決勝トーナメントに入って2度も延長戦を戦っていますが、フランスは0。コンディション的にも相当不利ですね。ビッグタイトルの決勝戦の成績もポルトガルが1戦1敗なのに対し、フランスは4戦3勝と大一番での勝負強さもフランスが上です。今大会はフランス開催なので、ホームはもちろんフランス。ポルトガルが有利な部分はほとんどないですね」(スポーツライター)

 しかし、それでも何かをやってくれそうなのがロナウドだ。現実的に見て代表でのビッグタイトルを獲得する最後のチャンスになりそうなだけに、モチベーションの高さも並外れていることだろう。データ通りフランスが勝つのか、それともポルトガルが奇跡を起こせるか、注目の決勝戦は7月10日深夜、日本時間で27時キックオフだ。
(文=沢野奈津夫)

「あの~」セビージャ清武弘嗣の“アナル会見”にスペイン全土がざわついている!

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『清武弘嗣 フォトエッセイ「だから僕は、前に進める。」』(
ワニブックス)

 ドイツのハノーファーからスペインのセビージャに移籍を果たした日本代表MF・清武弘嗣が現地で記者会見を開いた。およそ8億円もの移籍金でヨーロッパリーグ3連覇中の強豪クラブに加入した清武の注目度は当然高い。現地でも注目される中、自身が背負う10番への思い、試合に出場してゴールへ絡みたいという意欲を力強く語った。

 終始和やかな雰囲気で行われた記者会見であったが、その放送後のスペインでは、なぜかSNSがざわついていたという。

「まだスペイン語が話せない清武は、現地の通訳を介して日本語で記者からの質問に答えていました。それがマズかったですね。清武はしゃべるたびに『あの~』と感嘆詞を使っていたんですが、スペイン語ではそれが“肛門”という意味なんです。喋るたびに『あの~』と挟むので、40回ぐらい言っていましたよ。それに釣られてか、現地の日本人記者まで『あの~』と何度か言ってしまってました。さらにはスペイン人の通訳まで使ってたので、もうメチャクチャですよね。スペイン語の発音と日本語の発音は似ているので、スペインの人にはしっかりと“肛門”と聞こえていたと思います。地元のファンのSNSは『アナル記者会見は最高だった』『これでアナルのこと……いや、清武のことはしっかり覚えたよ』『普段下品な事では絶対に笑わない妻まで笑っていたよ』とざわついていました」(スポーツライター)

 清武本人からすれば全く意図していない事態だろうが、これで地元ファンに認知され、さらに親近感を持たれるキッカケになったことは間違いない。外国で活躍するには、地元のファンに愛されることは必須条件になってくる。考え方によっては、何も起こらない無難な記者会見よりはるかによかったのではないだろうか?
(文=沢野奈津夫)

謎の5,000万円受賞に、安倍首相と面会……ミラン本田圭佑の“本業以外”が絶好調すぎ!?

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 サッカー日本代表の本田圭佑(ACミラン=イタリア)が5日、IT企業のデジタルガレージが主催する「ファーストペンギンアワード」を受賞し、トロフィーとともに副賞として賞金5,000万円が授与された。

 何やら聞き慣れない賞だが、同賞は価格比較ウェブサイト「価格.com」の運営会社などを子会社に持つデジタルガレージが設立したもの。「ファーストペンギン」とは、群れの中から一番最初に海に飛び込む勇気を持ったペンギンのことを指し、そんなチャレンジ精神の体現者を表彰するのだという。

 今回、本田が初代受賞者に選ばれたのは、現役サッカー選手でありながら全国各地でサッカースクールを開校し、オーストリア2部に昇格したSVホルンの実質的なオーナーも務めるところが評価された。それにしても、副賞が5,000万円とは!

「『すでに金持ちの本田に賞金をあげるのは無意味』だとか、『チャレンジしたけれど、成功しなかった人に賞金をあげたほうが有意義』だという声もありますね。まあ、デジタルガレージとしても、本田に5,000万円渡したほうが会社の宣伝になるし、本田としても断る理由がないし、双方にメリットがあったということでしょうね。しかし、オフシーズンとはいえ、最近の本田は本業のサッカー以外の話題に事欠かないですね」(サッカーライター)

 先日も、本田は都内の自民党本部に安倍晋三首相を訪ね、面会したことが報じられたばかり。また、国連の関連団体でスピーチを行うなど、いちサッカー選手にとどまらない活躍ぶりだ。

「まるで実業家のようですね(笑)。これで本業がうまくいっていれば言うことないのでしょうが……。今季リーグ戦では1ゴール3アシストと惨憺たる結果。ミランに移籍して3シーズンになりますが、その間チームは一度も欧州カップ戦に出場できず、彼もサッカー選手としての価値を落としてしまいました。本人も認めていますが、クビになってもおかしくない状況。しかも、ミランは中国の企業グループへの売却が決定的となっており、その去就はますます不透明なものになっています」(同)

 引退後は経営者としてサッカービジネスに携わることを公言しているだけに、そのキャリアプランは万全のようだが、肝心の来シーズンの状況が一向に見えてこないのは本末転倒という気がしないでもない。

引退しても地獄! 続けても地獄! アルゼンチン代表・メッシはどこへゆく……?

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『メッシ 栄光の軌跡』(ヤマハミュージックアンドビジュアルズ)

 先月26日に行われたコパアメリカ決勝、アルゼンチンはチリにPK戦で破れ、惜しくも準優勝に終わった。試合後、アルゼンチン代表エースであるリオネル・メッシは、代表を引退すると明言した。

 メッシはバロンドールを5度も受賞しており、クラブレベルでは紛れもなく世界トップの選手。しかし、代表でのメッシは期待されていた結果が残せず、アルゼンチン国内からも不満の声が上がっていた。事実、ここ数年メッシ不要論なども上がっており、今大会も国内のファンや英雄ディエゴ・マラドーナから「負けたらアルゼンチンに帰ってくるな」と大きなプレッシャーをかけられていた。

 バルセロナでは自由に楽しくサッカーができているのに、代表ではピッチ外での面倒ごとが多すぎるため、今回の引退宣言につながったと見られている。果たして、29歳とまだまだピークを終えそうにないメッシは本当に代表引退するのだろうか?

「引退宣言後、アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領が撤回を求めて直接電話しました。大会前にプレッシャーを与えたマラドーナも『ロシアW杯でチャンピオンになれ』と、引退を引き止めています。その後もなんと、ライバル国ブラジルの英雄ペレや、ロナウドらもメッシの引退宣言に言及。これはかなり珍しいことですね。さらにアルゼンチン国内では、地下鉄の電光掲示板や道路情報掲示板もメッシへのメッセージであふれ、デモ行進まで行われています。スポンサーであるアディダスも看板選手だけに引き止めているといわれています。もし引退することができても周りからは“裏切り者”と罵られるでしょうし、本当にアルゼンチンに帰ることができなくなるかもしれません。しかし、代表を続けてもこの“メッシ大好き”ムードはすぐに終わり、次のロシアW杯で優勝できなかったらまた批判の的になるのは目に見えています。つまり、引退しても地獄。続けても地獄ってことですね」(スポーツライター)

 W杯で1度、コパアメリカでは3度もアルゼンチンを準優勝に導いており、結果を出していないわけではない。もちろんサッカーは11人で行うチームスポーツであるため、メッシ1人のせいで優勝ができていないわけでもない。それでもメッシが叩かれてしまうのは、所属するバルセロナでの偉大過ぎる成績と、史上最高の選手といわれるマラドーナとの比較のせいだ。期待が大きすぎるがゆえに、周りが敵だらけになってしまっているメッシがこの状況を打破するには引退を撤回し、ロシアW杯で優勝する以外に方法はなさそうだ。
(文=沢野奈津夫)

62億円移籍! ブラジル代表フッキはなぜ“低レベル”リーグばかり選ぶのか

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フッキ(C)Вячеслав Евдокимов/wikipediaより

 Jリーグでもプレー経験があるサッカーブラジル代表FWのフッキが、中国超級リーグの上海上港に移籍した。移籍金はアジア史上最高額となる約62億7,000万円、年俸もリーグ最高の約24億7,000万円と、強豪国の現役代表選手だけに、移籍に伴って動いたお金も破格の一言。

「経済の急成長に伴い、昨今の中国のクラブは欧州や南米からスター選手を爆買いしていますが、相変わらずの羽振りのよさ。先ごろも、河北華夏がアルゼンチン代表FWのエセキエル・ラベッシを獲得しましたが、今度はフッキとはね」(サッカーライター)

 前所属のゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)では、約10億6,000万円の年俸を受け取っていたフッキだが、今回の移籍で年俸が倍増。だが、現役のブラジル代表がレベルの低いアジアのリーグでプレーすることに抵抗はないのか。

「欧州のスター選手などは引退間際とか、キャリアの終盤に差しかかるとレベルの低いリーグに移籍したりするものですが、フッキはまだ29歳で、なんといってもバリバリの代表選手ですからね。しかし、南米出身の選手の中には、フッキのようにキャリアプランよりも、金銭的な目的を最重視する者も存在します。彼のこれまでの所属クラブを見れば、それは一目瞭然でしょう」(同)

 フッキは母国のクラブを経て、18歳で来日してJリーグの川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌、東京ヴェルディでプレーした後、ポルトガルのFCポルトへ移籍。その後、ロシアのゼニトを経て、現在の上海上港に至っている。Jリーグは言わずもがな、ポルトガルもロシアも欧州では二線級のリーグ。同じブラジル代表のネイマール(FC バルセロナ=スペイン)やドウグラス・コスタ(バイエルン・ミュンヘン=ドイツ)などと比較しても、見劣りのする経歴だ。

「ブラジルから日本を経由したため、欧州に進出するのが遅れたので、ポルトガルでプレーすることは欧州のトップリーグへの足がかりになるはずだったのですが、そこから当時は金満クラブだったゼニトに移籍してしまった。そして、今度は中国。結局、ロシアや中国といった新興国の経済成長に伴って、移籍を繰り返してきたわけです。正直、一流選手のキャリアではないし、金目当てと言われても仕方のない面はありますが、貧困など、それだけハングリーにならざるを得ない環境で育ったのでしょう。二流のリーグに所属しながらも、何だかんだいってブラジル代表に選ばれ続けているのは大したものです」(同)

 だが、そんな中国も最近は経済の失速が指摘され始めている。バブルが弾けたとき、フッキはどこの国でプレーしているのだろうか。

ジャガー浅野がプレミアリーグ・アーセナルに移籍してはいけない理由とは?

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『パニーニJリーグエディション第1弾/PFL-J01-153/サンフレッチェ広島/RG/浅野 拓磨』

 29日に行われたキリンチャレンジカップで、U-23日本代表はU-23南アフリカ代表を4-1で撃破した。試合後のミックスゾーンで、この日1得点を決めたFW・浅野拓磨は、ウワサされているアーセナル移籍に関しての質問に「チームに帰ってから話し合いたい。冷静になって考えたい」と答えている。

 これは、かなり前向きな発言と捉えていいだろう。通常クラブ間での金銭的な話し合いなどがハッキリするまでは、明言は避けるもの。もしかしたら浅野本人の中で、気持ちは決まっているのかもしれない。

 現地の報道によると、プレミアリーグのビッグクラブであるアーセナルは浅野を獲得した後に、レンタル移籍での武者修行をさせる準備をしているという。おそらくはプレミア内か、ドイツ、スペイン、オーストリアあたりの中堅クラブが有力だ。では、すぐに移籍させる算段をしながら、なぜアーセナルは浅野を欲しがっているのだろうか?

「アーセナルは青田買いで有名なクラブです。どこのビッグクラブもやっていることですが、問題なのはアーセナルの場合、それが雑すぎるんですよ。世界中にスカウトを派遣して、少しでも良かったら買ってしまえという考え方で、特に浅野みたいに足の速い選手は見境なく獲得する傾向にありますね。現在アーセナル所属で他のクラブへとレンタルに出されている選手は何十人もいますから。現在ザンクトパウリの宮市亮なんかも4年間アーセナルに在籍しながら、そのほとんどは他クラブで過ごしました」(スポーツライター)

 しかし、レンタル先で活躍すればアーセナルでプレーする近道になる。浅野としても最終的にはビッグクラブでプレーしたいはず。他にも複数のオファーが来ているという浅野だが、直接他のクラブに行くのと、アーセナルを経由するのでは一体どう違うのだろうか?

「レンタルっていうのは所詮借り物なんですよ。なので移籍金を払ってまで獲得してくれたクラブに比べて、選手の扱いは雑です。選手のプレースタイルとチームの戦術が噛み合わずに獲得してしまうこともよくある話です。もっと言えばビッグクラブである“アーセナルさん”と良い関係を保ちたくて、欲しくもないのに借りてしまうクラブさえあるくらいです。仮にレンタル先で活躍しても、アーセナルが買い戻さなければ移籍金ばかりが高騰して他のクラブに自由に移籍できなくなってしまう飼い殺しの恐れもありますね。アーセナル経由のメリットは年俸くらいでしょうか? ともかく、将来を考えると損のほうが大きいと思います」(同)

 本気でアーセナルが浅野を欲しがっているのならば、いったん他のクラブに移籍しても、後に必ず獲得に動いてくれるはずだろう。他にどんなクラブからのオファーがあるのかは明らかになっていないが、日本の将来のエース候補なだけに、賢明な判断を願いたい。
(文=沢野奈津夫)

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