「大羽鴨乃」の記事一覧(9 / 10ページ)

視聴率続落で2ケタ割れも、斉藤由貴の不倫騒動で面白さアップ!?『カンナさーん!』第4話

<p> お笑い芸人の渡辺直美が主演を務めるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第4話が8日に放送され、平均視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から続落し、遂に2ケタ割れとなってしまいました。</p>

<p> まずは前回までのあらすじを少し。ファッションデザイナーとして働く河東カンナ(渡辺直美)は、夫・鈴木礼(要潤)が学生時代の恋人・草壁真理(シシド・カフカ)と浮気したことが許せず、シングルマザーとして生きる道を選択しました。</p>

「お金を支配したい!」 元子のお金に対する並々ならぬ執着心があらわに『黒革の手帖』第3話

<p> 女優・武井咲が“銀座で1番若いママ”役を演じるドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の第3話が放送され、平均視聴率10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.4ポイント減となってしまいました。</p>

<p> さて、その前回までのあらすじを少し。脱税している顧客の情報をメモした“黒革の手帖”を脅しのネタにして、派遣社員として働いていた東林銀行から1億8,000万円を横領し、その資金を元手に銀座でクラブ・カルネを開いた原口元子(武井咲)。前回、お金に困っているという銀行員時代の同僚・山田波子(仲里依紗)を店のホステスとして雇うことになりました。</p>

視聴率右肩下がり! 深田恭子がただのお飾りに? 『ハロー張りネズミ』第3話

<p> 瑛太主演ドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の第3話が先月28日に放送され、平均視聴率6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。初回10.3%、前回7.6%と右肩下がりが続いてしまっています。</p>

<p> 前回、四俵蘭子(深田恭子)から育ての父・四俵乙吉(平田満)の25年前の死の真相を突き止めて欲しいと依頼された、あかつか探偵事務所の探偵・七瀬五郎(瑛太)。乙吉は当時、大規模な土地の転売に失敗しそうになり、サンダー貿易の副社長職を追われ、それを苦に自殺したとみなされていました。</p>

視聴率急落10.1%! シシド・カフカ演じるカンナの恋敵役が中途半端なキャラで残念な『カンナさーん!』第3話

<p> お笑い芸人の渡辺直美が主演を務めるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第3話が1日に放送され、平均視聴率10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から2.5ポイント下落してしまいましたが、何とか2桁台はキープしました。</p>

<p> 前回のラストシーンで、元夫・鈴木礼(要潤)とその恋人・草壁真理(シシド・カフカ)、ひとり息子の麗音(川原瑛都)が3人で遊んでいる場面に出くわしてしまった河東カンナ(渡辺直美)。真理は礼と浮気し、離婚の原因となった相手なだけに、麗音とこっそり会っていたことにカンナは激怒します。おまけに、売れっ子空間デザイナーだという真理はスタイリッシュでクール。そのどこか見下したような態度にカンナは反発心を抱くのです。</p>

「泥棒猫!」鬼気迫る高畑淳子と仲里依紗のバトル、武井咲の色気に目が離せない『黒革の手帖』第2話

<p> 女優・武井咲が、銀座を舞台に暗躍する悪女役を演じるドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の第2話が27日に放送され、平均視聴率は12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得。前回よりも0.6%アップしました。</p>

<p> 前回、脱税者の名前を記した“黒革の手帖”を脅しのネタに、派遣社員として勤めていた東林銀行から1億8,000万円を横領することに成功した原口元子(武井咲)。その資金を元手に銀座の一等地にクラブ『カルネ(フランス語で手帖の意)』をオープンさせました。</p>

フェロモンあふれるヒロイン・深田恭子の登場で一気に華やかに! ドラマ『ハロー張りネズミ』第2話

<p> 頭が弱くてスケベだけど情に厚い。そんな人情味あふれる探偵・五郎を俳優の瑛太が演じているドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)。その第2話が21日に放送されました。</p>

<p> 今回の依頼主は四俵蘭子(深田恭子)。その依頼というのは、25年前、土地買収に失敗しそうになった引責でサンダー貿易の副社長職を追われ、それを苦に自殺したと見なされている、育ての父・四俵乙吉(平田満)の死の真相を調査して欲しいというものでした。</p>

渡辺直美がインスタ芸で“らしさ”を発揮! 視聴率アップも脚本がチープすぎる! ドラマ『カンナさーん!』第2話

<p> お笑い芸人の渡辺直美が、仕事に子育てに奮闘するシングルマザー役を演じるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)。初回平均視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進しましたが、25日に放送された第2話は12.6%とさらに視聴率を伸ばすことに成功しました。</p>

<p> 前回、夫・礼(要潤)が元カノの草壁真理(シシド・カフカ)と浮気していることが発覚し、離婚を決意した河東カンナ(渡辺直美)。ファッションデザイナーとして働きつつ、ひとり息子の麗音(川原瑛都)を育てていく道を選んだのです。</p>

着物姿が色っぽい! 主演・武井咲が前評判を覆す“悪女ぶり”を見せ好発進!『黒革の手帖』第1話

<p> 社会派ミステリーの大家・松本清張の不朽の名作『黒革の手帖』。これまでに幾度となく映像化された作品ですが、今回は武井咲が歴代最年少となる23歳でヒロイン・原口元子役に挑むということで、今クールのドラマの中でも話題性は抜群。その第1話がテレビ朝日系で20日に放送され、平均視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進しました。</p>

<p> 放送前から注目度が高かった同ドラマですが、武井が主演を務めることに疑問を投げかける声は少なくありませんでした。というのも、原作の元子は銀行に長年勤める30代の独身女性で、同僚が次々と結婚してしまい、いつの間にか最古参となった、いわゆる売れ残りという設定だったからです。</p>

主演・瑛太の緩急巧みな演技に脱帽! 森田剛とのバディもの脚色に高評価 ドラマ『ハロー張りネズミ』第1話

主演・瑛太の緩急巧みな演技に脱帽! 森田剛とのバディもの脚色に高評価  ドラマ『ハロー張りネズミ』第1話の画像1
TBS系『ハロー張りネズミ』番組サイトより

 瑛太主演の連続ドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)が14日から放送開始。原作は『島耕作シリーズ』などで知られる弘兼憲史の同名コミック、脚本・演出を務めるのは映画『モテキ』(2011年)や『バクマン。』(15年)などを世に送り出した大根仁ということで、制作発表時から期待が寄せられていましたが、初回平均視聴率は10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まずまずの好スタートとなりました。

 ドラマの舞台となるのは、東京都板橋区下赤塚の駅から程近い雑居ビルを拠点にする『あかつか探偵事務所』。そこで働く主人公・ハリネズミ(ハリネズミのような髪型と、寝ずに尾行する“張り寝ず視”が由来)こと七瀬五郎(瑛太)の弁では「人情とお節介」が事務所のウリとのこと。そのため、犯罪に関わりがあったり風変わりなものなど、同業者が扱わないような依頼が舞い込みやすいようです。

 その定義でいえば、今回の案件は後者にあたります。依頼主は運送会社を経営する川田洋平(伊藤淳史)。1カ月前に妻と娘が交通事故に遭い、娘は即死。生死の境をさまよう妻に娘の死を伝えられず、娘にそっくりな女の子を探して、一時的にせよ妻を安心させてやりたいという依頼でした。

 早速、仕事に取り掛かるハリネズミと同僚の小暮久作(森田剛)の2人ですが、瓜ふたつの女の子なんてそう簡単に見つかるものではありません。小暮の麻雀仲間のTVプロデューサーに頼んで子役オーディションを開いてみるものの、さっぱり。公園で遊ぶ親子連れを眺めながら途方に暮れてしまうのですが、そこで偶然、川田の娘にそっくりな少女・遥(三本采香)を発見します。

 しかし、遥もまた母親を亡くした過去をもち、さらに父親から虐待を受けて心に傷を負ってしまっているため、ハリネズミが協力を求めても「(川田の妻は)早く死ねばいい。死ねばこの子(娘)に会える。私も(自分の母親と)死にたかった一緒に」と、聞く耳を持ってはくれません。

 そんな折、川田の妻の容体が急変。医師から余命いくばくもないと宣告されてしまいます。その報せを受けたハリネズミは遥の元へ向かい、「死にたかったなんて言うなよ」「遥ちゃんには生まれてきた意味があるんだ」などと熱く語りかけた上で、川田の妻に会ってくれと土下座をして頼み込みます。

 ハリネズミに心を動かされた遥は川田の妻に会い、その姿に自身の母親を重ね合わせて「死なないで」と涙を流します。結果的に川田の妻は死んでしまったものの、川田が遥を引き取り、血の繋がりを超えた親子関係が築かれる予感を抱かせつつ事件は一件落着となりました。

 さて、注目された第1話の感想ですが、正直、ハリネズミの初登場シーンを見た瞬間、先行きが不安になりました。馴染みのスナックのカラオケで、パンクバンド・THE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」を熱唱しているところから始まったのですが、その姿があまりにもバカ丸出しだったからです。

さらにハリネズミは、スナックに勤める萌美(片山萌美)の胸を揉むというエロガキじみた姿を披露。原作でも“頭が弱い”と“スケベ”という設定は一応あるものの、そこまで露骨に描写はされていません。そのため、ドラマ版では安直なエロコメ路線が展開されるのではないかという一抹の不安が脳裡をよぎりました。

 しかし、それは杞憂に過ぎませんでした。ヒット作を量産しているだけあって、大根監督の緩急のつけ方は巧み。BGMに軽快なジャズを多用することで、スタイリッシュさと程良いテンポを生み出しています。何よりもキャスティングの妙が冴えわたっています。“頭は弱いが情に厚い”という、言ってしまえばステレオタイプな主人公を瑛太が演じていますが、演技力があるだけに見応え十分。遥を説得するシーンに関しては、下手な役者だったら安っぽいものになってしまったかもしれませんが、熱量のある芝居で盛り上げていました。

 また、原作コミックでは見るからに中年オヤジなルックスの“グレさん”こと小暮役に森田剛を配し、瑛太との絡みを増やしたバディものに脚色したことで、物語の面白味が増した印象を受けます。回を追うごとに2人の息もさらに合い、魅力が増していくのではないでしょうか。

 2人のさらなる活躍が気になる次回からは、深田恭子が依頼者・四俵蘭子役で本格的に登場。その依頼内容は、25年前に自殺したことになっている育ての父親・四俵乙吉(平田満)の死の真相を突き止めて欲しいというものです。第1話は弘兼氏作画による人気シリーズ『人間交差点』(小学館)に通じるようなヒューマンドラマ要素が強かった本作ですが、次回からは乙吉の死の裏に隠された企業の陰謀を解き明かしていくサスペンス要素が強くなっていくだけに、どのような演出で原作とは違った味付けがなされるのかも含め、楽しみに待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

視聴率12%の好スタート! 要潤のクズ夫ぶりが光るも、主演・渡辺直美の演技力には疑問……TBS『カンナさーん!』第1話

視聴率12%の好スタート! 要潤のクズ夫ぶりが光るも、主演・渡辺直美の演技力には疑問……TBS『カンナさーん!』第1話の画像1
TBS系『カンナさーん!』番組公式サイトより

 お笑い芸人の渡辺直美が主演を務めるドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第1話が18日に放送されました。原作は、月刊誌「YOU」(集英社)にて、2001年から07年まで連載されていた、漫画家・深谷かほるによる同名の人気コミックです。初回平均視聴率は12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切りました。

 今回、渡辺が演じる鈴木カンナは、夫・礼(要潤)の浮気が原因で離婚し、ファッションデザイナーとして働きつつ1人息子・麗音(川原瑛都)を育てていく超ポジティブなシングルマザーという設定です。深谷いわく「誰がどう見てもブスでありながら、でも可愛いという女性」をイメージしてキャラ形成したとのことで、原作のビジュアルはお世辞にも美しいとはいえません。ただ、そのバイタリティーと前向きな性格は素晴らしいの一言。世のシングルマザーを勇気づけるような力強さが感じられます。

 そんな役を独身の渡辺が演じきれるのかと疑問を抱いていたのですが、案の定、渡辺からは母親らしさや生活感がまったく感じられませんでした。麗音を迎えに保育園を訪れるシーンが何度か流れるのですが、親子の親密さのようなものが伝わってこないため、母親の代理で来た叔母か何かのように見えてしまいました。

 まあ、一言で片づけてしまえば演技力がないということになるのですが、礼の浮気が発覚した時も怒りの感情を出すのが下手だなと思いました。今年3月に放送された『ダウンタウンなう』(日本テレビ系)では、人生で1度も彼氏ができたことがなくワンナイトラブばかりだと語っていましたが、あながち嘘ではないのかもしれません。異性と深い交際をしたことがないから裏切られた時の感情がわからない。想像ができない。だから、嘘くさい演技になってしまうのではないでしょうか。

 ネット上での評価をざっと見たところ、「ウザい」だの「演技が暑苦しい」だのといった批判が目立っていますが、むしろその逆で渡辺の演技は控えめだと感じました。あくまでも原作のカンナと比べてですよ。ただ、シングルマザーをメインターゲットにしているのであれば、もっと図太さのようなものを見せていかなければ支持は得られないのではないでしょうか。

 その一方で、“クズ夫”礼役を演じる要はバッチリはまっている印象。学生時代に付き合っていた元カノの草壁真理(シシド・カフカ)と仕事上で繋がりができたことをいいことに浮気をしてしまうのですが、それをカンナに咎められた際、「恋って名前の病なんだ」と真顔で言ってのけます。

 さらに、カンナとヨリを戻すために母・柳子(斉藤由貴)と父・徹三(遠山俊也)を引き連れ家に戻った際には、「今回のことは浮気じゃない、本気だ」とぶっとんだ発言をします。そうかと思えば、その話を聞いた真理から、「私も本気になっていいってこと?」と訊かれると、「うん、まあ……」と何だか煮え切らない態度を見せるんですね。

 礼はCG制作会社を経営しているのですが、その社員の片桐裕太(シソンヌ・じろう)からも「仕事は完璧だけど、プライベートはホント、クズっすね」と言われてしまう始末。今回の役を演じるにあたって要は、「全ての女性を敵に回す覚悟はできています」と語っていましたが、見事にクズ夫を演じきっていると思います。

 それだけに、母親役の斉藤のキャラクターが中途半端なんですよね。原作では息子愛しの感情が強いため、カンナとバチバチとバトルを繰り広げるのですが、ドラマでは現実の斉藤そのままといった感じで天然キャラの要素が強く、カンナに強く反論されるとすぐに引いてしまう弱さも見せていました。

 嫁姑の確執は、ホームドラマでは描き尽くされた対立。とはいえ、この作品には欠かせない要素です。また、憎たらしい姑にカンナが立ち向かうことで、世のシングルマザーのみならず主婦たちのカタルシスになり、支持を得られるポイントになると思うのですが、柳子のキャラクターではこの先、盛り上がりに欠けてしまうのではないでしょうか。

 とはいえ、ドラマはまだ始まったばかり。回を重ねる毎に渡辺が母親らしく見えてくるかもしれません。今回、礼に正式に離婚を言い渡したカンナですが、次回は礼の浮気相手である真理と鉢合わせしてしまうシーンもあるようなので、どんな対立が生まれるのか、また、そこでゲス夫がどんな対応をするのかにも注目していきたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

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