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Amazonプライム『チェイス』だけじゃない! やったもん勝ち状態“パクリドラマ”の闇

 いつの時代も「パクリ」はなくならないようだ。Amazonプライムビデオで昨年12月から配信されている本田翼、大谷亮平のW主演のオリジナルドラマ『チェイス 第1章』に新潮社から物言いがついた。

 ドラマの内容が、同社が発行する『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』と酷似しており、「ストーリー展開や情景描写、セリフなどに共通点が多かった」ことから配信中止を申…

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緊迫感ない、台本があるような展開、ただ壊すだけ……Amazonプライム『戦闘車』に酷評も、テレビマンは「仕方ない」

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Amazonプライムより

 Amazonプライムで配信が始まった『戦闘車』。芸人、レーサー、俳優などの著名人たちが、ダウンタウン・浜田雅功率いる「浜田軍」と千原ジュニア率いる「ジュニア軍」に分かれ、車を使った命がけのバトルを繰り広げるというAmazonオリジナルの番組だ。一歩間違えば大事故にもなりかねない危険なカーアクションは地上波では到底放送できないもの。しかも、スタントマンではなく出演者自らが危険な運転をするというのだからなおのことだ。

 テレビCMも放送され、大々的に宣伝されている『戦闘車』だが、ネットでの評判は芳しくない。Amazonのカスタマーレビューでは、「笑いどころもなければ迫力も無い。緊張感も緊迫感も無い」「高級な外車や新車を集めたわけではなく、価値もないであろう中古車をただ壊すだけ」「明らかに台本があるような展開でつまらない」などと酷評されている。とあるバラエティー番組関係者は、『戦闘車』についてこんな印象を述べた。

「確かに地上波では絶対にできない番組を作ろうという意図はよくわかります。それこそ『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!!』(日本テレビ系)のような往年のハチャメチャなバラエティー番組を意識した部分もありますが、何が起こるかわからないスリリングさに欠けるのは事実です。おそらくある程度の台本がある上でのカーアクションになっていると思います。つまり、ハプニングありきの番組ではない。ただ、それは当然のことですよ。もしハプニングありきの本当に危険な番組構成にしていたら、お蔵入りになってしまう公算が高い。地上波ではないのだから、それくらいやれよという声もあるでしょうが、確実に番組を成立させるには仕方のないことだと思います」

 テレビで派手に宣伝しているということもあり、ハードルが上がってしまった部分はあったのかもしれない。別の関係者はこう話す。

「Amazonとしては、松本人志の『ドキュメンタル』に続く、浜田雅功の『戦闘車』ですから、それはもちろん大きくアピールをしたいところ。そして、Amazonの目的は面白い番組を作ることではなく、Amazonプライムの会員を増やすことなので、番組の内容そのものよりも、大きく宣伝ができているという事実が重要。だからこそ、余計にハードルが上がったCMになってしまうわけです」

 なかなか厳しい状況の『戦闘車』だが、もし所属タレントに、この番組への出演オファーがきたら相当に困るだろうと話すのは某芸能事務所関係者だ。

「浜田さんの番組ということでオファーがくるのは本当にうれしいんですが、タレント本人に運転をさせてカーアクションをするというのは、リスクが高すぎます。もしものことがあった場合、そのタレントの収入を保障してくれるかどうかもわからない。とんでもなく高いギャラが出れば別ですが、普通のギャラであれば断ってしまうと思います」

 テレビ局が保守的になって番組がつまらなくなっていると言われて久しいが、同時に芸能事務所もかなり慎重になっているのかもしれない。

 とはいえ、まだまだ配信が始まったばかりの『戦闘車』。今後、視聴者が納得できるような激しいバトルが繰り広げられることに期待したい。

「ホントに金かかってる!?」Amazonプライム『戦闘車』に登場した“高級外車”の査定額って……

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Amazonプライムより

 6日、Amazonプライムで話題のカークラッシュ番組『戦闘車』の配信が開始された。

 メルセデス・ベンツやBMWなど、一般人には手の届かない“高級外車”を思い切りぶつけ合う企画ということで、配信前から盛んに「お金がかかっている」「地上波では不可能な予算組み」といったアピールがなされているが、実際のところ、登場するクルマの価値は、それほどでもないという。自動車専門誌のライターに動画を見てもらい、話を聞いた。

「正直、ガッカリでしたね。確かにベンツ、BMW、ジャガーなどの高級メーカー車種が登場しますが、どれも特別に価値のある個体ではありませんよ。外車の中古車市場は国産車より値崩れが激しいですし、どれも10年~20年落ちのクルマばかり。このあたりの中古車が、もっとも値が付かない年代なんです。これより古いクルマなら、クラシックカーとしての価値も出始めますが……」

 では、実際にどの程度の金額を払えば、これらのクルマを集めることができるのだろうか?

「あくまで動画を見た限りの推測になりますが、例えばボルボのV70でしたら、あの型は2代目ですので、販売期間は1999年から07年になります。走行距離が15万キロを超えるような固体なら、中古車オークションで10万円台から流通していますよ。また、この中でいえば、市場で特に不人気なのがイタリア車のアルファロメオ・GTですね。いまだに『壊れる』というイメージが根強いですし、登場した個体はセレスピードというメーカー固有の変速システムを採用していて、これは本当によく壊れるんです。乗り味がいいので固定ファンの多いアルファですが、『10年落ち、GT、セレ』で過走行なら、一般的な需要はほとんどありません。値が付かないということです」(同)

 さらに、この収録で使用するだけなら登録費用や保険料も必要ないことから、「車種にこだわらず、“高級外車”というイメージだけで、このあたりの過走行車を集めようと思えば、100万円~200万円程度で10台揃う」(同)とのことだった。

 では、日本車も含めて、この中に価値のあるクルマは皆無ということだろうか?

「いえいえ、番組内でも言っていましたが、バッドボーイズの佐田正樹が持ち込んだというC130型日産ローレル、いわゆる“ブタケツローレル”は、状態がよければ数百万円で取引される希少車です。番組で壊すとすれば、唯一『もったいないなあ』と思えるクルマですよ」(同)

 結局、番組の「金の使い方」を絶賛する司会の浜田雅功のギャラが一番高いということになりそうだが……。

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