「中国」の記事一覧(23 / 108ページ)

正妻と愛人がタッグを組み、浮気男に怒りの鉄槌! パンツが引き裂かれ、下半身が丸出しに……

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女性2人がツープラトンの攻撃で男を攻める

 これまで当サイトでは、中国で頻発する、正妻と愛人との間で繰り広げられるバトルの模様を何度かお伝えしてきた。そのほとんどは、夫の浮気に怒った妻が、仲間を引き連れて街中で愛人をボコボコにしたり、服を引き裂いて晒し者にするといったものだった。

 しかし今回ばかりは、いつもと様相が違ったようだ。

 8月初め、とある団地の敷地内で、上半身裸でパンツ一丁姿の中年の男が、2人の女性に追い掛け回されていた。ひとりの女性は木製のイスを手に持ち、それを振り回して男の体に打ちつける。もうひとりの女性は、その場を逃れようとする男を逃すまいと、男の手をつかんで離さない。

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どうやら黒い服の女性が妻で、もうひとりが愛人のようだ

 周りには野次馬が大勢集まっているのだが、彼らはケンカを止めるどころか、面白がって見物している始末。

 そのうちに男のパンツが引き裂かれ、下半身が丸出しに。すると、それまでは防戦一方だった男が激高し始め、女性たちに反撃を始めた。

 現地の報道によると、2人の女性は妻と愛人で、男の浮気に怒った妻と愛人が手を組み、制裁を加えたのだという。そこから想像するに、愛人のほうも、男に妻がいるとは知らされずに付き合っていたのではないかと思われる。

 この様子を捉えた映像が中国版Twitter「微博」にアップされると注目を集め、瞬く間に数百万回を超える再生回数となり、中国だけではなく、イギリスのタブロイド紙「ザ・サン」までが報じることとなった。

 犬も喰わないという夫婦ゲンカだが、これからは中国発エンタテインメントとして、世界で面白がられるようになるかも?
(文=佐久間賢三)

物流会社の運転手が、こっそり副業!? 中国版「Uber」で配車依頼したら救急車が登場!

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「上海救急」と書かれた救急車

 米アップルやソフトバンクグループも出資する、中国版Uberの配車アプリ最大手「滴滴出行」は、利用した女性がドライバーに殺害されるなどトラブルも少なくないが、先日は、浙江省杭州市で珍事が起きた。

「澎湃新聞」(8月8日付)によると7日、男性が杭州東駅から上海市へ向かうため、「滴滴順風車」でクルマを手配した。アプリ上で確認したところ、車種は起亜自動車のものだった。ところが、実際にやってきたクルマを見て、男性は驚いた。なんとそれは救急車だったのだ。車体には「上海救急」「120」といった文字が書かれている。いいぶかしみつつ男性が救急車に乗り込むと、車内には担架はあるものの、医療機器はなく、広々としていた。

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これなら目的地に早く着ける!?

 男性は、すぐさまこの珍事を中国版Twitter「微博」に投稿。すると、「あの担架の上では、毎月たくさんの人が死んでいるはず」「次は霊柩車が来るんじゃないの?」といった反応のほか、「サイレンを鳴らしてくれたら、渋滞でも無敵!」など3,500件以上のコメントが寄せられた。

 騒動を受け、上海市医療救急センターが声明を発表。この救急車は納車前の車両で、現時点では、改装を手がけた業者が所有しており、同センターは無関係であると釈明している。ナンバープレートもまだ正式には交付されておらず、物流会社が申請した臨時のものを付けていたという。つまり、物流会社のドライバーが納品で上海に向かう途中に客を乗せ、副収入を得ていたということのようだが、真相は定かでない。

 一方、ネット上の声には、「普通に救急車を呼んだら500元(約8,000円)は下らないから、急病の際にも、このアプリで呼んだほうが安い」と指摘するものもある。以前、本サイトでは、救急車を呼んだ重篤患者に対し、看護師が賄賂を要求するという事件をお伝えしたが(参照記事)、救急車利用時のトラブルはタクシー同様に頻発している。近く中国では、安心安全に利用できる、救急車専用の配車アプリが開発されるかもしれない!?
(文=中山介石)

爆乳も作り物? ポロリしそうでしない、3Dプリンター製「三角ビキニ」がすごい!

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深セン市出身のナオミ・ウーさんは、米国在住だという

 技術の進歩により、3Dプリンターを使って、フィギュアから自動車、臓器までさまざまなものが製作されるようになったが、広東省深セン市の女性が製作したあるモノが話題になっている。

「中時電子報」(8月10日付)によると、ナオミ・ウーさんは、3Dプリンターでビキニを製作。その様子をYouTubeに投稿したことで話題となった(https://youtu.be/KoKCs0LaLZ8)。動画を見ると、ウーさんはまず、胸の膨らみがよくわかるチューブトップの上からバストを測る。胸の膨らみに沿って曲げていき、その形状を紙に転写。それをCADデータに起こし、三角ビキニをデザインする。それを3Dプリンターが読み込むと、樹脂の塊が削られ、カップ部分が整えられていく。

 そうして完成したビキニだが、それだけで終わらない。別の動画でウーさんはビキニを身に着け、プールサイドに繰り出しているのだ(https://youtu.be/i7_zwFGz1aU)。ウーさんはかなりの爆乳で、乳房がはみ出さんばかり……。ビキニに合わせたパンツもはいているが、その面積は小さく、設計ミスではないかと思われるほど。ただし、ヘアーのお手入れは万全のようだ。水中での耐久実験も行っているが、残念ながら、ヒモが切れることはなかった。

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後ろはTバックだが、胸と比べてお尻は小ぶりだ
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パンツの面積は極めて小さいが、三角地帯はしっかり処理されている
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水の中にも入ったが、耐久性には問題ないようだ

「このプロジェクトは科学への貢献のため」と強調するウーさん。彼女の思いが通じたのか、再生回数は83万回を超えている(17日現在)。

 コメント欄には「ありがとう」「アメイジング!」「ナイスバディ!」などと称賛の声が殺到したが、「みんな気をつけろ。彼女は“メイド・イン・チャイナ”だ」と冷静さを呼びかける者も。また、中国人からは「ニセ乳だろ」というツッコミも多数見受けられた。確かに、胸の膨らみ方は少し不自然である。この爆乳の中にも、3Dプリンターで作ったシリコンが入っているのかも!?

日本の軍服を着た中国人ユーチューバー 怒れる群衆に袋叩きされた上、「公共の秩序」乱した罪で逮捕

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「パカヤロー」と叫びながら刀を振りかざす男性。中国では、ちょびヒゲは当時の日本人の軍人のイメージがあるらしい

 日本の終戦記念日に当たる8月15日は、中国にとっては抗戦勝利記念日。毎年この日が近づくと、中国の反日感情はにわかに高まる。

 そんな中、第二次世界大戦中の日本の軍服らしき服装を身につけた2人の中国人男性が、群衆から袋叩きにされるという事件が起こった。

 8月13日、広西チワン族自治区の田舎町で、軍服姿の2人の若い男が高速鉄道駅に現れ、動画撮影を始めた。

 1人の男が刀を引き抜いて頭上に掲げると同時に「バカヤロー」と叫び、得意そうにポーズを決め、もう1人がその様子を撮影する。さらに2人は、バイクに乗って通りを走りながら撮影を続けた。彼らは動画サイトで配信することを目的に、このパフォーマンスを行っていたようだ。

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怒った群衆にメチャクチャに壊されたバイク

 通報を受けた地元の警察が、尋問のために2人を派出所に連れていこうとしたところ、現場には事態を知って激高した群衆300人ほどが集まっており、2人に殴る蹴るの暴行を加え始め、さらには彼らが乗っていたバイクを破壊するという大騒ぎになった。

 その場の混乱はなんとか警察が抑え、派出所で事情を聞いたところ「ネットで注目を集めたかった」と供述。公共の場所で秩序を乱した罪で、10日間の拘留となった。

 ちなみにこの数日前には、日本の軍服を着た中国人男性4人が、上海にある抗日戦争の遺跡で撮った写真をネットにアップしたことから、ネット民たちが憤慨するという事件が起こっている。
 
 さらに今月6日には、ドイツの首都ベルリンにある連邦議会議事堂の前で、中国人観光客の男性2人が、ドイツでは法律で禁止されているナチス式敬礼のポーズをして記念写真を撮ったことで、警察に拘束された。

 戦後72年が経過する中、日本でも戦争に対する理解の浅すぎる若者たちが増えているというが、中国でも同様のようである。
(文=佐久間賢三)

安楽死を願う親も……巨大腫瘍に苦しむ中国の子どもたち「頼みの綱は募金」

安楽死を願う親も……巨大腫瘍に苦しむ中国の子どもたち「頼みの綱は募金」の画像1
左目に網膜芽細胞腫を患った今回の男児(東網)

 環境汚染や環境ホルモンの影響か、中国では体の一部に巨大腫瘍を発症する患者が増えている。

 小さな子どもたちも例外ではない。「鄭州晩報」(8月5日付)は、左目に網膜芽細胞腫を患うも治療が受けられず、苦しみながら暮らす5歳の男児について報じている。河南省平頂山市魯山県に住むこの男児は、巨大化した左目の腫瘍がすでに顔半分を覆い尽くし、視力も失ってしまっている。男児の母親は同紙の取材に対し、「本当はこの子に手術を受けさせてあげたいのに費用が足りず、投薬治療がやっとです。薬を買うためにこれまで20万元(約320万円)借金し、自宅で看護しながら生活しています」と、涙ながらに語る。男児の腫瘍からは常に体液が流れ出しており、誰の目にも危険な容体であることはわかる。

 この報道がきっかけで、地元政府もようやく重い腰を上げ、男児の救済に向け動きだした。また、多くのネットユーザーから寄付したいという申し出も寄せられ、状況は好転し始めている。

 しかし、これは氷山の一角。中国ではこのような巨大腫瘍を患いながら、高額な治療費を支払えず、苦しみ続ける児童が多くいるのだ。

 大手ポータルサイト「網易」は先日、顔の右半分を腫瘍に侵され、道行く人から怪物とののしられる3歳の女児について報じている。女児は痛みのため、食生活もままならない状態だというが、両親は治療費が払えず、いまだ詳しい検査さえ行えていない。こちらは現在も、各メディアが治療費の寄付を呼びかけている。

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顔面を巨大な腫瘍に侵された3歳の女児(新浪新聞)

 さらには、腫瘍で苦しむ幼いわが子を治療できないのなら、苦しみから解放させるため、安楽死させようと追いつめられる親も少なくない。「新浪新聞」によると2014年、陝西省に住む4歳の女児は眼球に網膜芽細胞腫を患い、両親が各地の病院を訪れて治療を懇願した。だが、高額な手術代が支払えないため、すべての病院に拒否されてしまったという。その後は、鎮痛剤しか与えることができず、痛みのあまり毎日泣いているわが子を見て、安楽死させようと決意した。ただし、中国では法律で禁止されているため、これに応じる病院はなかったが、報道に接したネットユーザーなどから寄付が届き、ようやく治療が開始されたという。

 政府が医療格差を放置する中、中国ではSNSを通じた募金文化が難病に悩む貧困層の子どもたちの頼みの綱となっている。しかし一方では、子どもの難病をかたる詐欺も横行している。ネット上の善意の芽が、こうした悪意によって摘み取られないように願いたい。
(文=青山大樹)

ネッシーか!? 中国の池にナゾの巨大生物が現れ、人民騒然

<p> 中国の池でナゾの巨大生物が目撃され、「中国にもネッシーが!?」と大騒ぎになっている。</p>

<p> 場所は雲南省にある田舎町。今年に入って雨模様の天気が続き、場所によっては大きな池が出現していたという。</p>

<p> そんな池ができてから1週間ほどたった7月31日、村人たちが水面に大きな波紋を目撃した。不思議に思ってしばらく眺めていると、なんとその波紋の中から、大きな生き物らしきものの背中が現れたのだという。</p>

<p> この話が伝わると、「中国にもネッシーがいた!」とばかりに、1万人もの人が訪れ、再びネッシーが出現するのを待ち構えるという事態となった。</p>

<p> こういった場合、本家・ネス湖のネッシーもそうだが、一般的には巨大生物は二度と姿を現さず、謎はナゾのままで終わるのが普通だが、なんとこの巨大生物、再び姿を現した。この時の模様がスマホで撮影され、ネット上で公開された。<br />
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中国で急増する「マルチ商法監禁事件」、1枚の画像が被害女性を救う

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救出の手掛かりとなった実際の写真。クラウドに、自動的にアップロードされていた

 中国では人身売買を目的とした児童誘拐が年間20万件発生しているといわれるが、一方でネットワークビジネス(マルチまがい商法)に関連した若者の誘拐事件も急増中だという。今回、中国で発生した誘拐事件は、1枚の写真から奇跡的に事件解決に至った、まれなケースといえる。

「騰訊新聞」(8月1日付)によると、7月初旬、江西省九江市で若い女性が誘拐される事件が発生した。女性は「SNSで知り合った友人に会いに行く」と周囲に告げ、翌日以降、連絡が途絶えてしまったという。女性の家族と婚約者は警察に捜索願を出したが、なかなか手掛かりをつかめないでいた。

 女性が行方不明になってから数日後、婚約者は手掛かりを探すため、女性が所有していた自宅のパソコンを開いた。フォルダを確認すると、女性のスマートフォンで撮影された写真が、クラウドへ自動的にアップロードされていた。するとそこには、行方不明直後に撮影されたと思われる風景写真があった。

 そこには公園と大きな川が写っており、婚約者はこの近くに女性がいると確信。警察に証拠品として提出した。警察が撮影場所の特定を進めたところ、市内のビール工場の工員寮の部屋から撮影されたものであることが判明。部屋に突入すると、くだんの女性が監禁された状態で見つかった。犯人は現場から逃走していたが、すでに身元が割れており、逮捕も時間の問題だという。

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救出された女性と婚約者。彼の機転が事件を解決した

 保護された女性は地元メディアの取材に対し「友人に会いに行ったら、ネットワークビジネスに勧誘された。断ると突然、複数の人に無理やりこの建物に連れ込まれて、監禁された。スマホもすぐに没収されてしまったが、その直前に部屋からの風景を一枚撮った。婚約者が気づいてくれてよかった……」と、緊迫したその一部始終について語った。

 投稿された風景から撮影場所を特定することは、日本でも2ちゃんねるなどで数多く行われてきたが、時には、こうした重大犯罪の解決につながるケースもあるのだ。

 一方、7月14日には、大学を卒業したばかりの男性が就職活動を行っていたところ、ネットワークビジネスを行う北京市内の組織にだまされて入会し、組織と金銭トラブルとなった挙げ句に殺害され、遺体を遺棄されるという凄惨な事件も発生している。男性は殺害される直前、友人や家族に借金を申し込む連絡をしていたという。警察は監禁と殺人に関与した組織のメンバー4人の男女を逮捕し、厳しい取り調べを行っている。
 
 中国では、ネットワークビジネスを行う際は、資本金と保証金合わせて1億元(約16億円)の準備金が必要で、参入が厳しく制限されている。ところが、その厳しさが逆に、違法な組織の増加を後押ししてしまっているようだ。日本でもたびたび被害が報告されているが、そのうさんくささは世界共通のようだ。
(文=青山大樹)

テーブル席での“公然排泄”に、ハエの卵混入スープ……中国飲食店の衛生状態がヤバすぎる!

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杭州のレストランで、ほかの客が食事をしている前で子どもに大便をさせる母親

 以前本サイトで、地下鉄の車内で子どもに小便をさせる親を紹介したが(参照記事)、その上をいく母親が現れた。 

「網易新聞」(8月7日付)などによると、浙江省杭州市のレストランで食事中、1歳くらいの子どもが尿意を催したため、母親は食事をしているテーブル脇で小便をさせた。これだけなら中国では特段珍しいことではないが、事はそれだけでは終わらなかった……。子どもは便意も催したのだ。ところが母親は、それでも我が子をトイレに連れて行こうとはせず、近くに置いてあったゴミ箱を手繰り寄せると、なんとそこに大便をさせたのだった。

 隣の席では、ほかの客が普通に食事をしている。にもかかわらず、店の対応は迅速とは言いがたかったたようだ。臭いもさることながら、この季節、衛生上、大問題なのは言うまでもない。

 実際、中国では衛生管理がずさんな店が少なくなく、北京市ではおぞましい事件が起きている。

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北京では、ワンタンスープにハエの卵をトッピング!?

「法制晚報」(8月6日付)などによると、女性が中華系ファストチェーン「慶豊包子舗」からワンタンスープをテイクアウトした。家に帰ってフタを開けるなり、女性はトイレへ駆け込み、嘔吐。なぜならスープには、白くて細長い、虫の卵のような粒が無数に浮いていたのだ。
 
 女性が店へクレームを入れると、店長はすぐに謝罪し、迷惑料として100元(約1,600円)を支払った。ところが、話はこれで終わらなかった。女性が中国版Twitter「微博」にこの件を投稿すると、瞬く間に拡散し、大騒ぎになったのだ。事態を重く見た店側はすぐに火消しに動き、「これはエビのヒゲだ」と釈明。検査結果が出てから詳細を公表するとしたが、ネットでは「検査結果も出てないのに声明を出すのは、早すぎるだろ」「どう見てもハエの卵」「エビのヒゲだったら、長いのもあれば短いのもあり、もっと不ぞろいのはずだ」と店側の弁明を信じる者は皆無で、非難が殺到した。

 レストランでの“公然排泄”に、ハエの卵が混入したメニュー……。中国の飲食店の衛生状態は目を覆うばかりだ。
(文=中山介石)

Gカップなら65%オフ! おっぱいがデカいほど割引になるレストランに大ブーイング

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今回のキャンペーンの看板。「XIONG(シオン)」というのは“胸”の字の北京語読み。「9.5折」が5%オフの意味となる

 中国のレストランでは、より多くの客を呼ぼうと、あの手この手でさまざまなキャンペーン活動を行っている。そんな中、浙江省杭州市にあるレストランが始めたキャンペーンが女性を侮辱しているとして、大きな批判を浴びた。

 同市に数店舗あるレストランチェーンの「潮蝦」では、8月1日から1週間の予定で、飲食料金の割引キャンペーンを始めた。その内容というのが、女性客のバストのカップサイズにより割引率が変わっていくというもの。

 カップサイズが大きければ大きいほど割引率が高くなり、Aカップだと5%引き、Bカップだと15%引きと10%ずつアップしていき、最高のGカップではなんと65%オフにもなるというものだった。

 しかも、この割引は同行者にも適用されるという。つまり、男性がその店に行っても、おっぱいの大きい女性と一緒なら割引料金で食べられるというわけだ。

 おっぱいの大きい女性にとってはなんともうれしいキャンペーンのようにも思われるが、このキャンペーンを宣伝するポスターを見た人たちから批判が巻き起こった。

「どうやってカップの大きさを測るんだ? 触って判定するのか?」
「おっぱいの大きさで割引率を決めるなんて、低俗すぎ」
「おっぱいの大きさで判定するなんて、女性を侮辱している」

 結局、市場監督局から広告に関する法律に違反しているということで指導が入り、3日目にはキャンペーンは中止となった

 メディアの取材に対して店の店員は「もともとは、女性を優遇することで客を集めようと始めた。キャンペーン中はいつもより2割ほど客足が増え、ほとんどのテーブルには女性客がいた」と答えている。

 気になるカップサイズの判定方法については、「会計の際に、女性店員が目測で判定していた。もし客に異議のある場合は、カップサイズを自己申告してもらい、見た目とかけ離れていなければ、それで計算する」のだという。

 キャンペーンは失敗に終わったが、中国におけるこういった過激な割引キャンペーンの氾濫は、結局のところ、レストランに味で勝負しようという気がないことの裏返しなのかもしれない。
(文=佐久間賢三)

中国ブラック企業がノルマ未達成の社員に壮絶ペナルティ! 便器の水や、ミミズの丸のみを強要……

中国ブラック企業がノルマ未達成の社員に壮絶ペナルティ! 便器の水や、ミミズの丸のみを強要……の画像1
便所の水を紙コップですくう男性従業員(新浪新聞)

 長時間労働やセクハラ、パワハラなど、労働環境が社会問題となる昨今だが、お隣の中国でもブラック企業の話題は絶えることがない。先日も、鴻海(ホンハイ)精密工業の山東省工場で、インターンの大学生を劣悪な環境で働かせていたことが発覚したばかりだが(参照記事)、今度はノルマ未達成の社員に、とんでもない罰を与えていた会社が話題となっている。

 7月末、紙コップを手に持った複数の男女がトイレの便器の水をすくい、それを飲み干すという衝撃の動画が中国版Twitter「微博」にアップされた。

 動画内では男女が「今日はきっとまだマシだと思わないとな。明日はもっとひどいことされるかもしれないから」と、励まし合っている様子も確認できる。

中国ブラック企業がノルマ未達成の社員に壮絶ペナルティ! 便器の水や、ミミズの丸のみを強要……の画像2
女子社員も覚悟を決め、一気に飲み干す

 ネット上では「人肉捜索」が行われ、結果、四川省成都市でフォトスタジオを運営する企業で撮影されたものだと判明した。

 大手ポータルサイト「新浪」によると、この企業は、ノルマ未達成だった社員に、罰として便器の中の水を無理やり飲ませていたという。

 地元メディアの取材に対し、企業側は「(流出した動画は)社員たちにノルマを達成してほしくて、鼓舞する意味で、ネットで見つけた動画を社内のグループチャットにアップしたもの」と、実際に飲ませたわけではないと否定。しかし、この苦しい弁明を信じる者はおらず、ますます批判の声が大きくなっている。
 
 社員に対し、吐き気を催すような、ひどいペナルティを科している中国のブラック企業は珍しくない。2015年3月には、江蘇省常州市の食品会社でも、従業員に便器の水を飲ませていたことが明るみになり、世間から大きな非難を浴びた。また、今年6月には陝西省漢中市の建設会社の従業員が、ノルマ未達成だったことから、罰としてミミズを生のまま食べさせられたという事件も発生している。
 
 こうした常軌を逸したペナルティについて、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は話す。

「中国の労務管理は、アメとムチの世界。しかし、アメはコストがかかるが、ムチはタダで振るえる。そこで、ムチばかりがエスカレートするブラック企業が増えてきている」

 それにしても、便所の水を飲んだ社員たちは、その後無事だったのだろうか……。
(文=青山大樹)

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