「中国」の記事一覧(27 / 108ページ)
2017年6月30日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

公安局が公表した映像のキャプチャ。挿入された中国語の文字は「映像を拡散しないでください。情報提供を歓迎します」という意味
中国の若者たちによる集団暴行事件が後を絶たない昨今、今度はなんと、三角関係のもつれから、16歳の少女らが集団で恋敵に襲いかかり、真っ裸にしてリンチを加えるという事件が起こった。
場所は湖南省常徳市。地元紙「常徳晩報」などによると、6月16日の夜、同市公安局が市のネット通信部門から通報を受けたのだという。
通報の内容は、地元なまりの言葉で話す複数の少女が、一人の少女に対して殴る蹴るの暴行を加えている映像がネット上にアップされており、社会的な悪影響を与えているというものだった。

主犯格の少女だろうか? こんな顔で脅されたら、男でもビビリそうである。

モザイクがかかっているが、暴行を受けた少女は丸裸にされているようだ
連絡を受けた公安局は、すぐさま捜査を開始。まずはその映像が拡散されないよう、アップロード先のサーバをシャットダウンした。その後、夜通しの捜査により、事件の発生場所と加害者のその後の行動や、被害者を特定。加害者の身柄を拘束した。
取り調べによると、主犯格の16歳少女は無職で、被害者と一人の男性をめぐって三角関係になったことから、仲間6人を集めて地下通路で暴行を加え、スマホで映像を撮影したのだという。
ここ数年、若者たちがリンチの模様を動画に撮ってネットに流すという事件が中国では頻繁に起こっているが、多くのケースでは、その映像が決め手となって、人物や場所が特定されてしまっている。それでもなお同じことが繰り返されてしまうのは、意識の低さからなのだろうか?
(文=佐久間賢三)

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2017年6月29日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

若い女性も一心不乱に虫を頬張る
ボウルいっぱいに盛られた昆虫を両手ですくい、むさぼり食う人々……。そんなホラー映画の一幕のような光景が、中国雲南省麗江市で繰り広げられた。
実はこれ、6月25日に行われた「昆虫大食い大会」なるイベントの一幕。参加者は、地元の少数民族の伝統衣装を身にまとい、同地で食用にされる昆虫を一定時間にいかに多く食べられるかを競う。
昆虫の種類は、トンボやカイコなどのミックスで、多くは油で炒められたものだという。虫が苦手な人なら顔を背けたくなるような大会だが、優勝者には“純金の延べ棒”が授与されるとあって、スタートの合図とともに参加者は一様に昆虫を頬張った。

食べているものが虫であることを思い出したのか、一瞬吐きそうになる男性も
そんな中、優勝したのは、重慶から来たという男性。5分間で、なんと1.23キロの昆虫を平らげた。これは昆虫1,000匹超に相当する量だという。
この大会に参加するまで昆虫を食べたことがなかったという彼だが、「バンブーワーム(ガの幼虫)やバッタは、すごくおいしかった。混ざっていた黒い虫は、硬くてマズかったけど」と、ひとつひとつの昆虫を味わう余裕さえあったようだ。

最後は輪になって踊って大団円
一方、広東省から来たという女性は「広東でも時々虫を食べるが、雲南の虫は怖すぎた」と、途中でリタイア。「飛ぶものは飛行機以外なんでも食べる」という広東人の面目躍如とはならなかった。
昨今では、国連が食糧難の解決の手段として推進していることもあり、昆虫食は世界的ブームとなりつつある。主催者はこの大会の目的を「地元伝統文化と、良質な動物性タンパク質を豊富に含む昆虫食の普及」としているが、実はビジネスチャンスを狙ったものだったりして?

「優勝者は5分で1,000匹超を完食! 「昆虫大食い大会」がまるでホラー……」の続きを読む
2017年6月26日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

無事に見つかったからよかったものの、この写真は俊哲くんの将来にとって、大きな汚点になってしまったかも?
中国では、毎年20万人もの子どもが行方不明になっている。そして、その多くが誘拐され、人身売買されているといわれている。
そんな中、陝西省西安市で18日夜、公安部から迷子の情報が中国版Twitter「微博」に流された。迷子になったのは、王俊哲くん(10歳)。その日の夕方5時ごろから行方がわからなくなっており、両親から捜索願が出されているという。
子どもの行方不明事件など日常茶飯事である中国だが、その情報は大きな注目を集めた。理由は、公開された男の子の写真だ。両親から公安部に提出された写真というのが、黒いビキニを身に着けた姿だったのだ。
あまりにもおマヌケな写真だったためネット民たちが面白がり、このお知らせは多くの人たちにリツイートされて、あっという間に拡散していった。
そのおかげもあってかどうかは不明だが、深夜2時頃になってバスターミナル付近で俊哲くんは無事保護され、両親の元に送り届けられたという。俊哲くんは祖父の家に行こうとして一人でバスを降りた後、道がわからなくなり、迷子になったのだという。
このニュースにネット民たちは大喜び。
「見つかったんだよね。じゃあ笑ってもいいよね」
「両親は頭がいいな。これならみんな注目するしな」
「でも、もしこれがオレだったら、両親を一生恨むと思うぞ」
中国では、子どもが誘拐されたときのために、おマヌケ写真を撮っておいたほうがいいかもしれない……。
(文=佐久間賢三)

「衝撃! 中国で行方不明の男児、両親が警察に提出した公開写真がまさかのビキニ姿で……」の続きを読む
2017年6月25日 [06連載, Apple, iPhone, アップル, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

iPhone 8とされる画像。今年下半期に発売が予定されている
アジア最大級の電気街として知られている中国・深センの華強北路は、手に入らない電子機器やガジェットはないといわれるほどの品揃えを誇っている。最近ではスマホに加え、ドローンやロボットなども多く売られており、世界中のバイヤーでごった返している。
そんな華強北路で、発売前にもかかわらず、すでにiPhone 8が店頭で販売されているという。香港ニュースメディア「東網」(6月17日付)によると、同地では「iPhone 8販売開始」と書かれた看板を掲げているスマホ販売店が目撃されているという。
当然だが、この店が扱っているiPhone 8とは偽物。ただし、外観やサイズは本物に限りなく寄せたスーパーコピー版だという。この店では、800元(約1万3,000円)の手付金を店頭で支払うと「偽iPhone 8」の予約ができると消費者に呼び掛けているという。一方、偽iPhone 8をめぐっては、中国の動画サイトにまるで本物のCMかと思わせるほどリアルな動画が放映され、大きな話題となっている。中国のネットユーザーの間では「華強北に存在しないスマホはないといわれているけど、本家の発売数カ月前のスマホまで販売するなんて!」「指紋識別機能まで再現できるなら、自分たちでオリジナルスマホを開発すればいいいのに」などと、皮肉めいたコメントが飛び交っている。

ネットに流出した、偽iPhone 8の写真。背面にAppleマークが見える
電気街として世界的に有名な華強北路だが、その裏は偽スマホの巨大マーケットだ。ここで発売される新型の偽スマホのほとんどは、本物が発売される3カ月前から店頭に並ぶという。日本で先日発売されたばかりのサムスン製スマートフォン「Galaxy S8」も、すでに3月には、コピー品が店頭で販売されていたというから驚きだ。
「深センには、スマホの電子機器の受託生産(EMS)を行う企業が数多くあり、iPhoneの生産を受託しているフォックスコンや、サムスンの受託工場もある。数十万人もの中国人が工員として働いており、新型スマホの仕様やデザインがたびたび流出しています。華強北路の周辺には町工場のような電子機器の零細工場が数多くあり、こうして流出した情報をもとに、先に作ってしまうのです。今、スマホ産業は世界的にも中国勢がシェアを伸ばしていますが、もともとは偽スマホを作っていたメーカーも存在します」(深セン在住の日本人駐在員)
ただし、特に都市部に住む中国人は本物を買うので、こうした偽iPhoneには見向きもしなくなってきているという。もはや、内陸部に住む田舎モンしかだませないのかもしれない。
(文=青山大樹)

「本家の発売に先駆け、iPhone 8がアジア最大級の“偽スマホ”マーケットに登場!」の続きを読む
2017年6月23日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

10センチほどの大きさの玩具とはいえ、仕組みはボウガンそのもの
玩具のハイテク化が進んだ現代にあって、指の上でひたすら回転させて遊ぶアナログ玩具、ハンドスピナーが世界的に流行している。その傍ら、ハンドスピナーの部品の誤飲事故や勉強そっちのけでハマッてしまう子どもたちが続出し、社会問題にもなっている。
一方、中国でも最近、爆発的に流行しているアナログ玩具がある。しかし、ハンドスピナーとは比べ物にならないほど危険なのだ。
そのシロモノというのが、「牙籤弩(ヤーチエンヌ)」だ。ちなみに牙籤はつまようじ、弩はボーガンを意味する。その名の通り、つまようじを矢として放つことができる、小型のボーガンなのである。
広東省広州市在住の日本人男性(34歳)は、こう話す。
「飲食店や電車の中で、つまようじを飛ばしている子どもがいます。危なっかしくてしょうがないですよ」

空き缶や豚肉の塊にも深く突き刺さる威力
「成都商報」(6月19日付)によると、この玩具がネットショップや街中の雑貨店などで3~15元(約50~250円)ほどで販売されており、小中学生に大人気となっているという。
廉価品と高級品の価格差は、ボーガンの材質の差にあるという。プラスチック製である廉価品に対し、金属製の高級品はその威力もケタ違い。発射されるつまようじの飛距離は10~25メートルに達し、最高速度250キロ。同紙による実験では、リンゴや豚肉の塊、空き缶も貫通した。中には、さらに殺傷能力の高い金属製の矢を付属する商品もあるという。
これだけの破壊力を誇る“兵器”が子どもたちの間で大流行しているのだから、事故が起きないはずがない。ポータルサイト「捜狐」(同21日付)によると、内モンゴル自治区包頭市の男子小学生が、牙籤弩で発射されたつまようじが左目に刺さり、失明するという事故も起きている。このほかにも、牙籤弩による事故は枚挙にいとまがない。
こうした中、大手ECモールなどでは販売自粛の動きも出ているが、牙籤弩の販売や購入を禁止する法律はなく、取り締まりには限界があるという。
ただでさえ事故の多い中国の子どもたちの間で流行する牙籤弩は、まさにキチガイに刃物!?

「空き缶も貫通! 危険すぎる「つまようじボーガン」が中国の子どもたちの間で大流行中」の続きを読む
2017年6月21日 [06連載, エロ, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース]
<p> 日本の子どもたちの「将来なりたい職業」のランキング上位にも入るユーチューバーだが、中国でもそれに相当する動画配信者が人気職業のひとつとなっている。しかし一方では、視聴者数を増やそうとするあまり、過激な映像を配信する者たちも後を絶たない。</p>
<p> そんな中、非常識すぎる行為にネット民たちから抗議の声が上がり、警察当局が捜査に乗り出す事態となった。</p>
<p> 映像が撮影されたのは、中国で1、2位を争う美女の産地として知られる四川省成都市。この街の繁華街で、一人の男が手品師に扮し、コインマジックを披露すると称して若い女性に声をかけていった。</p>
<p>「ここに1枚のコインがある。見てごらん、普通のコインだろ? これを使って奇跡を見せてあげる。コインをよーく見ていて」</p>
<p> そう言うと男は、手に持ったコインを女性の胸のあたりに、ゆっくりと近づけていく。何が起こるのかわからず戸惑っている女性に構うことなく、男は指でコインを女性の胸の上にくっつける。</p>

「その手があったか! 中国版ユーチューバー、手品を口実に美女たちのおっぱいをモミモミ」の続きを読む
2017年6月20日 [トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

猛毒を持つヒアリ。激痛で歩行困難になるケースが多いという
強い毒を持つ針で刺されると、アナフィラキシーで死に至ることもある「ヒアリ(火蟻)」が神戸港で発見され、同市は目視で確認できた約100匹を駆除したと発表した。ヒアリは中国の南部・広東省南沙港から運ばれてきたコンテナの中にいたことが判明し、神戸市と環境省は、今後、南沙港からのコンテナの検査を強化するという。
ヒアリは南米原産で、国際自然保護連合が選定する「世界の侵略的外来種ワースト100」にも入っている。アメリカでは年間100人以上がヒアリに刺されて死亡しており、近年、南米・北米と中国の貿易が活発になるにつれ、中国、台湾、東南アジア、オーストラリアなどに移入。特に中国では多数が定着・繁殖し、目撃情報や被害も多い。
毒針で何度も刺すという凶暴な攻撃性を持ち、ショック死する例が世界中で報告されているが、中国でも最近、ヒアリによる被害は後を絶たない。広東省東莞市では、5月に入ってヒアリによる被害が増えているという。「東莞時報」(5月23日付)によると、農村で休暇を楽しんでいた男子児童が畑で野菜を摘んでいたとき、ヒアリにふくらはぎを刺されたという。当日は部分的に赤く腫れ、さほど痛みを感じなかったが、翌日に激痛に見舞われて水疱ができ、だんだん歩くのも困難になっていったという。医者に見せ、ようやく症状が改善したが、10日たっても腫れは引かなかったという。

ヒアリに刺されたあとにできる水疱。傷口から二次被害の可能性もあるという
この農村では、気温が高くなってくる5月以降、農作業中に農民がヒアリに刺されることも少なくないという。激しい痛みと水疱が数日間続き、投薬と注射を経て約1週間で治るというが、地元ではよく知られた事例とのこと。
一方、4月には同じ広東省の中山市で、公園をランニング中だった男性がヒアリの大群に襲われるという恐ろしい事件も起きている。この男性は短パンで草むらの中を走っていた際、蟻の巣を踏んでしまい、ヒアリが集団で“攻撃”してきたという。数日間、激痛と水疱に悩まされ、病院で治療後、ようやく症状が回復した(「中山日報」4月12日付)。ほかにも、広東省の複数エリアでヒアリの大量発生・被害が今年に入って多数報告されており、同省の住人はヒアリ被害に悩まされている。

今年、中国では至る所でヒアリの駆除作業が行われているという
「ヒアリ被害がこっちで報じられるようになったのは、昨夏頃からですね。デカい公園の芝生なんかに巣があり、何回か見たこともありますよ。市販の虫除けなどもあまり効かないみたいで、都市部では子どもを公園で遊ばせる親は少なくなりました。中国では現在、7つの省でヒアリが確認されていますが、すべて南方エリアです。広東省は世界の工場といわれ、大規模な貿易港をいくつも抱えているので、今後も日本のみならず世界中に拡散するでしょう」(広州市在住の日本人駐在員)
中国での死亡例はまだ確認されていないようだが、04年に台湾で老婦人がヒアリに刺されて死亡する事件も起きている。特に乳幼児や高齢者の死亡率は高いとのことだが、日本での定着・繁殖も時間の問題かもしれない。
(取材・文=棟方笙子)

「散歩中に大群に襲われる事件も! 日本上陸「猛毒ヒアリ」……中国で爆発的に繁殖していた」の続きを読む
2017年6月17日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]
路上に倒れた女性の傍らを、多くの人がただ通り過ぎる
2011年10月、中国広東省佛山市で車にはねられた2歳の女児がそのまま路上に放置され、再びトラックにはねられて死亡するという事件が起きた。この間、路上に倒れ、苦しそうな声を漏らしてすすり泣く女児に対し、手を差し伸べることもなく通り過ぎていった者は18人に上り、社会の道徳崩壊に懸念が広がった。
それから6年がたとうとしているが、人々の意識はまったく変わっていないようだ。6月7日、中国版Twitter「微博」に、ある動画が投稿された。
そこには、赤信号の横断歩道を渡ろうとする白い服を着た女性が映っている。しかし、彼女は右から来る車列が途切れるのを横断歩道の途中で待っている間に、左から来た1台のタクシーにはね飛ばされてしまう。
その後、信号が青に変わると、10人以上が車道の真ん中にあおむけに倒れた彼女の傍らを通過して横断歩道を渡っていった。彼女に手を差し伸べようとする者は、一人としていなかった。自動車も、彼女を避けて走行するものの、彼女を助けようとした者は皆無だった。
そんな中、それまで微動だにしなかった彼女が、上半身を起こすような仕草を見せた。幸い、意識はあるようだが、立ち上がることはできない様子だ。
しかしその直後、1台のSUVが、横たわる彼女の体の上を乗り越えていったのだった。最初の事故から62秒後に起きた2度目の事故だった。その衝撃でうつぶせ状態となった彼女が、もはや動くことはなかった。
2回目の事故の直前には彼女の意識があっただけに、誰か一人でも彼女に手を差し伸べていたらと思わずにはいられない。
この動画は投稿から3日で3,000万回を超える再生回数を記録しているが、残されたコメントを見ると「信号を無視したのが悪い」と女性の自己責任を問う声や、「彼女の体を動かして、その後死亡したら、何らかの責任を問われかねない」と、見て見ぬふりをした通行人を擁護するような声も少なくない。
彼女を死なせてしまったのは、中国にはびこる自己中心主義や相互不信ということなのだろうか……。

「衝撃映像! 公衆の面前で車にはねられるも放置された女性、再びひかれて死亡……」の続きを読む
2017年6月14日 [06連載, トンデモ海外ニュース, ペット, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

中国では、市街地でも大型犬がリードなしで歩いている(イメージ画像です)
中国では近年、経済発展とともにペットを飼う世帯が急増している。国家統計局によると、現在、家庭で飼育されている犬は約2,700万匹、猫と合わせると8,000万匹にも上るという。日本のおよそ4倍にもなる計算だが、当然、ペットにまつわる事故も多発している。
「網易新聞」(6月6日付)によると、北京市内の病院に1人の中年女性が緊急搬送されてきた。なんとこの女性は全身血だらけの上、頭皮の約半分がズルむけた状態で、首、胸、腕、腰に重傷を負っていたという。担当医によると頭の一部は骨が露出している状態で、両腕の皮膚のほとんがむけてしまっていたという。大量出血の影響で、呼吸も弱く危険な状態だったが、8時間にも及ぶ大手術の結果、なんとか一命を取り留めた。

ペットの犬に全身をかまれ、頭皮を失った女性。手術直後の様子
しかし、なぜこのような事件が起こったのか? 女性の家族によると、彼女の家では5年前からペットとして大型犬を飼っていたという。この日、いつものように餌を与えていたところ、突然、犬が暴れだし、女性に襲いかかったというのだ。犬は彼女の首にかみついた後、腕や頭部にも次々と激しくかみついた。叫び声を聞いた家族が駆けつけたところ、すでに全身血だらけの状態だったという。
現在、中国ではこうしたジコが頻発しているというが、その理由について北京在住の日本人大学講師は次のように指摘する。

今月8日、ペットの犬に頬を食いちぎられた男児(網易新聞)
「4~6月にかけて、ペットが人間を襲う事故が急増しています。この時期、発情期を迎える動物が多く、気性が荒くなる傾向があるそうです。最近では、甘粛省で4歳男児がペットの犬に突然襲われ、右頬の肉をかみちぎられる事故が起きましたし、老人や3歳女児がかみ殺される事故もあった。中国では見栄えのする大型犬が好まれる傾向にありますが、ペット市場はまだ未熟で、売る側も飼う側も知識不足なため、習性を理解していないことが原因でしょう」
1兆円市場ともいわれている中国のペット産業だが、今回のような事故の頻発は、そんなしつけ不足も一因となっている。
(文=青山大樹)

「【閲覧注意】ペットが飼い主を襲撃! 頭をかまれ、頭皮がズルむけに……」の続きを読む
2017年6月13日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

会場となったのは、重慶市内のウォーターパークにある波の出るプール
6月7日と8日、中国全土で大学入学試験、通称「高考」(ガオカオ)が行われた(一部の省では9日まで)。正式名称は「「全国大学統一入試」で、日本でいえば大学入試センター試験のようなものである。
ただし、日本のような大学ごとの二次試験はなく、これ一発で進学できる学校が決まり、しかも進学した大学によってその後の将来もほぼ決まってきてしまうことから、受験生たちにとってはまさに人生を懸けた試験となっている。
そのため、受験を控えた高校生たちは、特に最終学年の高3ともなると勉強漬けとなり、朝から晩まで学校で猛勉強することになる。
そんな高考が行われている真っ最中に、重慶市の高校で、一風変わった模試が行われた。来年以降に受験を控えた高1・2年生の男女約30人が、プールで模試を受けたのだ。

試験の前にひと泳ぎしたのだろうか? 白い肌に水滴が
しかもなんと、試験中の格好はみんな水着姿。女子高生たちはビキニ姿で答案用紙に向かっていた。
重慶といえば、夏になると気温が急激に上昇し、あまりの暑さから、南京市、武漢市と並んで“中国3大かまど”と呼ばれるほどの酷暑となる地域で、この日も気温は35度と、絶好の“プール日和”であった。
今回の模試は、高考を受けている先輩たちを励ますためのものであり、文化大革命により中止されていた高考が、1977年に復活してから今年で40周年となり、それを祝うというのが、主催者側の主張であった。
ところが、これを見た中国のネット民たちからは批判の声が上った。
「真面目に高考を受ける受験生たちを茶化している!」
「こんな日差しの下じゃ、暑くて試験どころじゃないだろ?」
「こんなの、単なるウォーターパークの宣伝じゃないか」
高考では、毎年のように受験生によるカンニングが発覚して大きな問題となっている。水着姿であればカンニング用小道具を隠し持つ場所がなくなり、不正行為が難しくなるから、ぜひ本番でもビキニ試験を採用してもらいたいものである。
(文=佐久間賢三)

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