「東アジアニュース」の記事一覧(21 / 156ページ)
2017年1月16日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 恋愛ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]

イメージ画像(足成より)
韓国で有害な“毒ティッシュ”が出回っているとの騒ぎが起こり、製造会社が回収に乗り出す事態になっている。
女性向け衛生用品ブランド「ユハンキムベリー」は、ウエットティッシュなど10種目を回収すると発表。これは、韓国食品医薬品安全処が13日、同社の製品に、許容基準を超えるメタノールが含まれていることが確認されたため、販売停止、回収措置を命じたものだった。
メタノールはアルコールの一種で、気体として体内に入ると呼吸器などの粘膜を刺激し、咽頭充血、呼吸困難などの症状を引き起こすこともある、有害物質とし知られている。
なお今回、基準値を超えたメタノールは、製造過程で意図的に混入されたわけではなく、何かしらの理由で誤って混入してしまった可能性が高いという。また、同処によれば、メタノールの数値は、人体に影響を及ぼすレベルではないという。
同社の説明によれば、製品は独自の品質検査と認定試験機関を通じて安全性を確保しており、基準値超えのメタノールが検出された事例は今回が初めてだとしている。そのため、原材料を提供している国内外の製造業者とともに、メタノール混入の経路を調べているとも付け加えた。
関係者は「原材料の仕入れの段階から、より徹底的に管理すべきだった。深い責任を感じ、お客様に、ご心配と、ご迷惑をおかけした点については、心より反省します」と謝罪している。
なお、同社の製品は昨年4月にも問題を起こしている。未開封の生理用品に、赤い液体の付着やカビのような黒い点が発見され、利用者がその写真をSNSに投稿したのだ。
その後、投稿者は同社に問題の生理用品を送付。すると同社は、カビが生えていることは認めつつも、「自社の製品が作られる過程に、カビが生えるような環境は存在しない」とし、原因究明することなく、「知らぬ、存ぜぬ」で責任を回避していた。しかし、今回の基準値超えのメタノール発覚と併せて、社内の製造体制の見直しを、せざるを得ない状況に追い込まれている。

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2017年1月16日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 恋愛ニュース, 整形, 東アジアニュース, 芸能, 韓国]
<p>“整形大国”の韓国は言うまでもなく、最近は日本でも女性タレントが過去の整形を告白したり、逆に整形をウリにするタレントが出てきたりと、整形に対する世間の捉え方が変わってきているが、それはお隣の中国も同じのようだ。整形した人が美人コンテストに出場して入賞したり、芸能人が堂々と公言する事態も起こり始めている。</p>
<p> そんな中、並み以下の容姿だった女性が、歌手になる夢を捨てきれず、整形手術を敢行。元の顔とはまったく異なる美女に大変身して、オーディション番組に出場した。それだけではなく、整形手術による変化の過程をネット上で公開したことから、ネット民たちの間で話題になっている。<br />
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2017年1月15日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 恋愛ニュース, 映画, 東アジアニュース, 社会, 韓国]

くだんのポスター
世界的ヒットとなった映画『君の名は。』だが、中国に続いて1月4日からは韓国でも上映が始まり、わずか8日で観客動員数121万4,000人超を記録。100万人超えの動員スピードは、韓国で公開された歴代アニメ映画史上5位に入り、1,000万人超えまでも期待されている。
そんな絶好調な『君の名は。』だが、韓国では、さまざまなトラブルも起きている。そのひとつが、観覧マナーの悪さだ。これまでも、上映中に携帯の着信音が鳴ったり、隣の人とおしゃべりするといった迷惑行為は多かったが、『君の名は。』では、興奮のあまりに主題歌を熱唱したり、登場キャラのセリフを大声で復唱したりする人が相次ぐ事態となっている。
さらに問題なのが、日本版を何度も見たオタクが、翻訳の間違いを上映中に大声で指摘したり、あらゆるネットコミュニティで「日本版こそ至高であり、吹き替え版は邪道だ」などと声高に叫んだりする行為だ。その結果、こうしたお騒がせ客たちを指して、原作至上主義者という意味で「ホンモノ」という日本語まで使われるようになったとか。一般客からしたら、実に迷惑な話だ。
一方、韓国での『君の名は。』ブームは、映画館を離れた場所でも過熱している。それが、「2人の中身が入れ替わる」という点に注目したパロディーだ。
事の発端は、あるオンラインコミュニティーに掲載されたコメントだった。
「金正恩と朴槿恵の体が入れ替わったら面白いよな。朝目覚めると、民主主義国家!? もう一方は北傀の首領!? 出会う方法は首脳会談しかない!」
このツイートは、即座に8,000を超えるリツイートを記録。ネット上では、これに影響されたパロディポスターが氾濫している。
その中で特に異彩を放っているのが、『君の権力は。』だ。この作品は、ポスターだけではなく、タイトルに沿ったオリジナル漫画まで公開。内容は、朴大統領と金委員長が、お互いの入れ替わりに気づき、「この姿で死ねば、支持者が増えるはずだ」と自殺。「こうして、ひと時の平和が訪れた」という言葉で締めくくられる。ネット民の間では、「最高のハッピーエンド(笑)」「映画化決定!」などと大きく盛り上がっている。
また、ミサイルや戦闘機をバックにトランプ次期大統領と金委員長が映る『君の独裁は。』、朴大統領と崔順実被告が登場する『君の実勢(陰の実力者)は。』など、最初の設定すら無視する、空回りした政治批判作品まで増えている。
「ホンモノ」たちによる迷惑行為や、政治色を前面に出したパロディポスターの流行など、作品とは別の部分で注目される韓国での『君の名は。』。これもヒットの副産物だろうか……。

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2017年1月14日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 中国, 恋愛ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]

モイジャニュース
ただでさえ就職難にあえぐ韓国の若者たちに、さらなる悲劇が襲いかかろうとしている。中国人留学生に、アルバイトの機会を奪われつつあるのだ。朝鮮日報などが、そんな韓国・ソウルの変化を伝えている。
高麗大学の前にあるコンビニで、6カ月にわたりアルバイトをしていた大学生のキムさん(26歳)は、店主から「今月で退職してほしい」と言われた。同店を訪れる中国人留学生が急増しているため、中国語が話せる留学生をアルバイトに起用したいというのだ。
このように、大学が多いエリアでは、中国人留学生に押されて仕事を失う韓国の若者が増えているという。彼らが、コンビニ、レストラン、化粧品店などでお得意様として影響力を高めている状況を受けて、事業主が中国人アルバイトを優先するというのだ。
韓国内の中国人留学生は2007年の段階で3万1,384人だったが、16年には6万7,066人に増えている。主要な大学でも、中国人留学生が全学生の3~5%を占めるようになり、彼らは地域店舗の売り上げに大きな貢献を果たしている。
梨花女子大の前にある化粧品店の店主のナムさん(55歳)は、「梨大前は中国人留学生だけでなく、観光客も多く、留学生アルバイトなしでは商売ができない」と話す。最近採用したアルバイト3人は、すべて中国人だった。そのうちの一人は「20~30代の中国女性は国の化粧品が好きなので、留学生たちが化粧品を大量に買って、中国の友人に送る」と話す
コンビニの店主たちの間では「中国人留学生が多く住む地域で彼らをうまくバイトに使えば、売り上げが2倍になる」といううわさも流れている。というのも、彼らは弁当やおにぎりなど食品を購入する際、言葉が通じるアルバイトがいるコンビニを好む傾向があるからだ。
「中国人留学生が売上高の70%程度を占めており、アルバイト9人すべてを中国人留学生に替えた。韓国の学生には申し訳ないが、私の店は中国語が話せないと立ち行かない」と話す店主や、「同じ時給であれば、中国語と若干の韓国語がしゃべれる留学生を使うほうがよい」と話す者もいる。
時給が低いアルバイトですら、激しい競争にさらされる韓国の若者たち。2017年を迎えたが、失業率が好転するどころか、むしろ流れは、より苦しい方向へ向かっているようだ。

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2017年1月13日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, キム・ヨナ, 恋愛ニュース, 東アジアニュース, 芸能, 韓国]

キム・ヨナのスケート靴
1月9日に発表された韓国文化財庁の事業計画が物議を醸している。
韓国はこれまで、歴史・文化・芸術などの分野において、「制作完成から50年以上たった記念すべき、象徴的価値があるモノ」を文化財に指定してきたのだが、今年から制度を変更。制作から50年未満のモノや建築物も文化財として登録可能な「近・現代時期文化遺産保護制度」を導入するという。
ところが、その記念すべき1発目の事例として文化財登録を推進しているのが、元フィギュアスケート韓国代表、キム・ヨナの「スケート靴」だというのだ。
もちろんキム・ヨナといえば、言わずと知れた韓国のフィギュア女王である。2010年バンクーバー五輪ではフィギュアスケート女子シングル歴代最高得点を更新して、金メダルを獲得。選手時代に一人で10回以上世界新記録を塗り替え、女性としては初めて総合得点200点超えを達成した。
引退後は「2018平昌五輪」の誘致活動で大活躍し、昨年、歴代最年少で「韓国スポーツ英雄」殿堂入りを果たしたのだから、韓国におけるキム・ヨナの存在がどれだけ大きいかは想像に難くないだろう。
そんな国民的英雄が履いていたスケート靴を文化財にしようとする動きに対し、一般市民も納得しているかと思いきや、そうではなかった。
この報道を受け、SNSでは「体育記念館とかに展示するならまだしも、文化財指定はやりすぎ」「政府のやつら、文化財の意味わかってんのか?」「ヨナのスケート靴は、イタリア製のブーツに英国製の刃なんだけど」「あくまでもヨナがスゴイのであって、スケート靴は関係ない」「いっそのこと、キム・ヨナを人間国宝に!」「パク・チソンのサッカーシューズ、パク・テファンの水着は? それも文化財にすれば?」などといった、皮肉混じりのコメントが相次いでいる。
もっとも、今回の騒動に誰よりも唖然としているのは、キム・ヨナ本人だろう。つい最近も、文化体育観光部次官が過去、キム・ヨナに対して「好きではない」と発言していたことが発覚。「キム・ヨナはここ数年、政府からにらまれて、さまざまな不利益を被ったのでは?」という疑惑も持ち上がっている。
意図しないところで何かと政府から迷惑をかけられている現状を見る限り、「キム・ヨナの最大の弱点は国籍」というファンの言葉もうなずける。
いずれにしても、キム・ヨナのスケート靴が文化財に指定されるかどうか、引き続き注目していきたい。
(文=S-KOREA)
■参考記事
・女王キム・ヨナは本当に「朴大統領と不仲」で政府からも睨まれていたのか
(http://s-korea.jp/archives/11260?zo)
・歴代最年少で「スポーツ英雄」殿堂入りを果たしたキム・ヨナの抱負とは
(http://s-korea.jp/archives/11314?zo)
・キム・ヨナもパク・テファンも…政治スキャンダルに巻き込まれた韓国スポーツの“悲劇”
(http://s-korea.jp/archives/11607?zo)

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2017年1月13日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 中国, 恋愛ニュース, 東アジアニュース, 社会]

同居する85歳の夫とともに取材に応じる老婆
国民の医療アクセスに大きな格差が横たわり、社会保険制度も未整備のまま。中国ではけがや疾患を抱えていても治療を受けられず、放置せざるを得ないという患者は数多い。
そんな中、20年間にわたり腸が体外にむき出しとなったままの老婆が話題となっている。
「楚天都市報」(1月7日付)が伝えたところによると、湖北省武穴市の貧村で暮らす80歳の老婆は、まるで妊婦のような腹部を抱えている。
1970年代、開腹手術を受けたというこの老婆。その際、医師からは3年後に再手術が必要だといわれていたが、医療費を工面できず、そのまま放置していた。すると、やがて腹部が肥大し始め、20年ほど前から縫合部分が裂けて腸が外へ出るようになった。老婆は、この段階になってもやはり病院へ行くことはなく、そのうち腸はバレーボール大に。大便が漏れ出すことを防ぐため、むき出しの腸を食料品店のビニール袋で包むという、自己流の処置でこれまでしのいできた。当初は激痛によって食べ物も喉を通らず、眠ることもままならなかったというが、20年を経た今、老婆はむき出しの腸と共存している。
カビニール袋を取り、むき出しとなった老婆の腸
一方、この老婆の腸を「かつての政策の負の遺産」と指摘するのは、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏だ。
「この老婆が70年代に受けた手術がなんだったのかには言及されていないが、貧村に住む庶民がその時代に受ける機会があった開腹手術といえば、政府による強制不妊手術では? 中国では79年から人口抑制政策がスタートし、2人目を出産した女性には卵管結さつによる不妊手術が強制されることもあった。以降、1億人以上に手術が施されたとする説もあり、技術的に未熟でずさんな手術の後遺症に悩まされている人は今も多い」
理由はどうあれ、この老婆が今後、適切な処置を受けられることを祈りたい。

「原因は政府主導の強制不妊手術か? 20年間、体外にむき出しの腸を抱えて生活する老婆」の続きを読む
2017年1月11日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, コラム, 恋愛ニュース, 東アジアニュース, 韓国, 韓国珍スポ探訪記]
<p> 韓国珍スポの旅を続けて悩むのが、これは果たして珍スポなのかどうかということだ。</p>
<p>廃墟もミステリースポットも軍事施設も大好きだが、それは珍スポではない。訪れる人を珍妙な気分にさせる、ほほえましくもストレンジな何かがあってこそ「珍スポット」と言えるわけで。</p>
<p> 釜山(プサン)は「峨嵋洞(アミドン)碑石文化村」を訪れた。日本統治時代に日本人の共同墓地があった山の斜面に、1950年の朝鮮戦争で家を失った人々が居を構えた集落であり、なんと日本の墓石が建材としてあちこちに使われているという。</p>

「テトリスのように積まれた日本人の墓石にドキッ!「峨嵋洞碑石文化村」」の続きを読む
2017年1月11日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 恋愛ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]

くだんの出産マップ
韓国で、「No SEX」を訴える女性たちによるデモが行われた。先週末、江南(カンナム)駅や政府庁舎の前では、ネットの女性コミュニティー「BWAVE」の会員たちが集まって声を上げていた。
彼女たちの唱えたシュプレヒコールは、こんな感じだ。
「女性の人権は無視するくせに、出生率は重要視するのか」
「私は子どもを産むロボットじゃない」
「私の子宮は国家のモノではありません」
「女性の中絶が違法なら、男性のオナニーも殺人」
女性たちの怒りの矛先はズバリ、政府である。政府は昨年12月末、「低出産克服プロジェクト」という政策の下で作成された「出産マップ」を公開した。全国の出生率統計と出産支援サービスを案内する「出産マップ」は、少子化に対する国民の意識を高めるために企画されたという。
さらに、20~44歳の妊娠可能期の女性が各地域にどれだけ居住しているかを示す“妊娠可能期女性数”も掲載。「京畿道(1位)232万164人」「ソウル(2位)198万5977人」といった具合に、順位までつけられている。簡単にいうと、「実は妊娠可能な女性が、こんなにもたくさんいますよ」と知らせ、地域間の出生率競争を煽ることが目的なのだ。
これを見た女性たちの間では、当然ながら大不評。SNSでは「『なぜ妊娠しないの?』と責められているみたい」「政府からセクハラされた感じ」「政府が進んで性犯罪を助長するようなもの」「だったら『健康な精子マップ』も作るべきでは?」といった批判の声が相次いだ。
その上、「もともとは生理・初経の統計も入る予定だったらしい」「このプロジェクトは、女性器を意味する隠語“ボジ”と、『ポケモンGO』を合わせて“ボジモンGO”と呼ばれていた」といったうわさも流れ、炎上が拡大した挙げ句、デモに発展したというわけだ。
「女性を出産の道具として見ている」という抗議が殺到すると、政府は「出産マップ」を掲載していたホームページを急遽クローズ。関係者によると、内部では議論が続いているそうだ。
ただでさえ最近の韓国では、“女性嫌悪”が社会的な問題となっている。昨年は江南駅で、犯人の男となんら面識のない女性が通り魔的に殺害される事件まで起きた。そんな背景もあってか、女性たちの怒りはすさまじい。
韓国を「地球上で真っ先に消え去る国」と指摘するイギリスの研究機関もあるだけに、少子化は深刻だが、こんなやり方では問題解決とはならないだろう。
(文=S-KOREA)
■参考記事
・「地球上で真っ先に消え去る国は韓国」…3年後に迎える“人口絶壁”の原因は
(http://s-korea.jp/archives/9143?zo)
・“女性嫌悪”が招いた最悪の通り魔殺人事件、その残酷すぎる犯行動機とは
(http://s-korea.jp/archives/6002?zo)

「政府が公開した“出産マップ”に女性たちが憤慨「もうSEXなんてしない!」」の続きを読む
2017年1月11日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, エロ, 中国, 恋愛ニュース, 東アジアニュース]
<p>「堅苦しい」「暗い」そんなイメージを吹き飛ばす葬儀が台湾で行われ、話題となっている。</p>
<p> 昨年12月、台湾南部の嘉義県で県議会の前議長である董象氏(享年76)が亡くなった。董象氏は、地方政治で数十年にわたり活躍した人物で、人脈も広く、相当な実力者だったというが、汚職事件で有罪になった過去もある。</p>
<p> 晩年は心臓病などに苦しみ、12月14日、ついに帰らぬ人となった。その葬儀が1月4日に行われたのだが、地元有力者の葬儀とあって、台湾政界の著名人なども参列し、盛大なものだったようだ。</p>

「ポールダンサー総勢50名が出棺パレード!? 台湾地方議員の葬式がエロすぎる!!」の続きを読む
2017年1月10日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 恋愛ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]

イメージ画像(Thinkstockより)
韓国で、一人の老婆が話題になっている。
彼女は、学習塾を訪れては「孫を入れたい」などと話し込んだ後、帰り際に「財布を忘れてきた。交通費を貸してくれれば、来月からの月謝と一緒に返す」と言って2万ウォン(約2,000円)ほどのタクシー代をもらったきり、二度と姿を現さないという。
老婆による寸借詐欺は、なんと数百件に上るという。ソウルはもちろん、大邱(テグ)や釜山(プサン)など、全国各地から被害届が殺到している状況だ。
被害者たちの証言をまとめると、老婆は白髪交じりの髪をいつもキレイに結い、濃い化粧に赤いダウンジャケットといった風貌で、かれこれ8年ほど、この手口で荒稼ぎしているという。
ピアノ、美術、テコンドー、ギターなど、老婆が訪れた塾のジャンルはさまざまだが、主な相談内容は「孫にレッスンを受けさせたい」というもの。被害に遭ったある塾の経営者は、「孫をどうしても通わせたいという深い愛情を感じて、交通費を渡したのに……」と嘆く。
不景気の中、一人でも生徒を増やしたい小規模な個人塾だけを狙った手口もさることながら、口がかなり達者で「知的なしゃべり方」をしていたことも、老婆が全国区で活躍できた理由だろう。それに、被害届を出そうとしても、容疑者が高齢で被害金額が少ないため、警察にまともに相手にされなかったケースも少なくないようだ。
警察がそのような対応をするのは、国内で詐欺が多発していることも影響しているかもしれない。韓国は世界一の“詐欺大国”で、詐欺事件が日本の10倍も発生している。現実問題として、いちいち相手にしていては、キリがないのかもしれない。
この老婆について、ネット民たちは「週5日、1日5カ所回れば、月収200万ウォン(約20万円)だ」「物乞いの代わりに、暖かい室内でおしゃべりしながら、時給2万ウォンか。頭いいな」「やっぱり、見た目だけで人を判断しちゃダメだ」「まず、お金も持ってないくせにタクシーに乗ろうとする図々しさに疑問を持つべきでは?」「これは事実上、被害者の通報を無視した警察が大きくさせた事件」「高齢者だからって侮れない」といったコメントが寄せられている。
日本以上に高齢化社会が進む韓国だが、生活苦にあえぐ高齢者が犯罪に手を染める時代が、いよいよ現実のものとなってきているようだ。
■参考記事
・日本の10倍以上!? 世界一の“詐欺大国”と評された韓国を悩ます詐欺犯罪の現在
(http://s-korea.jp/archives/12558)
・貧困率、犯罪率、自殺率が上昇中…数字で客観的に見る韓国の高齢者問題
(http://s-korea.jp/archives/3924)

「個人経営の学習塾をターゲットに「寸借詐欺」の全国行脚……孫思いの祖母の正体は詐欺師だった!」の続きを読む