知らぬ存ぜぬは許しません!! 90歳の認知症患者がナチス狩りに燃える復讐談『手紙は憶えている』

<p> 法が裁かぬ極悪人に鉄槌を喰らわせてやりたい。自分の人生を狂わせた相手に同じ目を遭わせてやりたい。復讐心という感情は、人間を突き動かす大きなエネルギーとなる。サスペンスものを得意とするアトム・エゴヤン監督の新作『手紙は憶えている』(原題『Remember』)はこれまで数多く作られてきた復讐ドラマの中でも、最上級の設定が用意されている。主人公はあの世からもうすぐお迎えが来そうな90歳の老人。カナダの名優クリストファー・プラマー演じるこの主人公は第二次世界大戦時のユダヤ人強制収容所からの生還者で、70年前に家族を皆殺しにしたナチス兵への復讐を果たすことを生き甲斐としている。あの憎きナチス兵をぶっ殺すまでは、おちおち死んではいられない。認知症を患い、ゆっくりとしか動かない体を奮い立たせ、生きているか死んでいるのか分からないナチス兵を探し出す復讐の旅へと向かう。<br /> </p>

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