「東京五輪・メディア施設は新設すべき」ビッグサイト使用計画に、数々の五輪を見た放送関係者からも疑問の声
この秋、東京のあちこちで2020年東京五輪の開幕に向けた催しやポスターを見かけるようになった。開幕まで1,000日を迎えた10月28日から、都内各所でカウントダウンイベントが始まっているのだ。
都庁の正面には早々と東京五輪のロゴが掲示され、東京日本橋の繁華街では、大型のバナーを掲示して街をオリンピック一色に染める催しも行われている。
そうしたお祭りの一方で、…
「昼間たかし」の記事一覧(3 / 7ページ)
この秋、東京のあちこちで2020年東京五輪の開幕に向けた催しやポスターを見かけるようになった。開幕まで1,000日を迎えた10月28日から、都内各所でカウントダウンイベントが始まっているのだ。
都庁の正面には早々と東京五輪のロゴが掲示され、東京日本橋の繁華街では、大型のバナーを掲示して街をオリンピック一色に染める催しも行われている。
そうしたお祭りの一方で、…
税金を納めたら、お礼にライザップが体験できる。長野県伊那市の打ち出した新たな施策が、さまざまな意味で注目を集めている。
今月8日の同市の発表によれば、これは「ふるさと納税」で寄付金額100万円以上の人が対象。市保健センターを会場に実施する、1回90分、全8回の健康増進プログラムが受けられるという。
各地で特色ある品物が競い合う「ふるさと納税」の返礼品だが、ラ…
コンビニチェーンのミニストップが、来年1月から「成人誌」の取扱を中止することを発表し、出版業界に波紋が広がっている。
ミニストップの発表では「女性がコンビニを利用する機会が増えているのを受け、中食・内食商品の強化やWAON POINTカードの導入など女性により利便性の高いコンビニエンスストアへの変化」を進めてきたとし「成人誌の陳列対策に取り組んでいた千葉市からの働きかけをき…
「神田古本まつり」「神保町ブックフェスティバル」。それは、本好きにとっては、1年に一度のお祭り。せどりを生業にする者にとっても、利益を上げる好機である。
今年も10月27日~11月5日には、多くの古書店、そして、出版社が在庫を割安で販売した。とりわけ、すずらん通りに広がる出版社の出店は、すでに絶版になっている在庫、あるいは、読むには支障はないけれど汚損などで書店には回せない本…
東京を起点に見ると、秋田はたどり着くのも一苦労な街である。
まず、交通手段は限られていて、高額だ。新幹線なら通常運賃は1万7,800円。購入日によって値段の上下がある飛行機の平均価格と、ほぼイコール。金券ショップで購入すれば、幾分かは安くなるが、それでも割高感は否めない。
今や、北海道や沖縄、あるいは、近隣の海外へ出かけるよりも、秋田に行くほうがお金がか…
盛岡は、東北屈指のサブカルタウンである。
確かに、盛岡あたりは文化の香りがする。ご当地の有名人と聞いて、まず思い出すのは石川啄木と宮沢賢治。そんな2人の足跡を検証すべく、市内には「もりおか 啄木・賢治青春館」という展示施設も存在する。ただし、最近では誰もが知るようになった、2人のクズエピソードには、まったく触れられていない……これは、プロパガンダなのか?
ま…
2日に一度は訪れる近所のスーパー。1袋は29円。以前は30円だった記憶があるが、たった1円の違いでも、数字のマジックで随分と安くなった気分になる。だが「ずいぶんと安いな」といっても、賛同しない人もいる。…
※イメージ画像国鉄民営化から30周年を記念したJR7社共同企画のイベントツアーが、発売即完売となり話題を集めている。
「24の列車で繋ぐ じっくり日本列島縦断10日間」と題された、このツアーは9泊10日。費用は39万から48万円と告知されていた。
旅程は、ほぼ列車に乗りっぱなしで日本中を巡るという、かなりの強行軍。初日は、上野から寝台列車・カシオペアで北へ。新青森駅からは新幹線に乗り換え、さらに列車を乗り継いで札幌へ。翌日は本州に戻り仙台で一泊した後、東京~名古屋経由で西へ。さらに北陸から四国・九州も巡った後に東京へ戻ってくるというもの。日によって異なるが、食事もあり、観光時間もある文字通りのツアーである。
とはいえ、かなりの駆け足。一種、苦行のようなプランであることは間違いない。
実は、こんなスパルタなツアーは他にも企画されていて「新幹線で行く 日本列島縦断3日間」は、1人15万円。初日、新函館北斗から、新幹線を乗り継いで3日目に鹿児島中央駅に到着する。こちらは、2日目にいったん新幹線を離れて、四国に渡り金比羅宮の参拝までついている。
「鉄道を用いたエクストリームな旅を求める人というものは、昔から絶えないものです」と、話すのは最長片道切符の旅に挑戦したこともある、鉄道マニア氏。最長片道切符とは、日本列島の鉄道を一筆書きで旅するというもの。ルートに変遷はあるが、現在では稚内駅から肥前山口駅までが最長ルートとされている。特急などを利用しなければ10万円を切るので、安いといえば安い。とはいえ、膨大な時間と我慢が強いられる旅である。
「在来線で長時間ロングシートに座っているとか、苦行ですよね。それに比べると件のツアーは苦行っぽい雰囲気を味わうもの。観光のついでにお寺の宿坊に泊まってるのと同じ、気軽さがありますよね」(同)
とはいえ、その旅程を記録した故・宮脇俊三さんの『最長片道切符の旅』(新潮文庫)が、いまだにロングセラーになっているあたり、いつかは挑戦をしたいという人が絶えないということか。やがては、ラグジュアリーな雰囲気の9泊10日程度では物足りないという声も出てくるだろう。そのうち、最長片道切符ツアーとか企画されるかも。
しかし、どんな苦行の鉄道旅行も、宮脇俊三さんには太刀打ちできない側面も。何しろ、宮脇さんは編集者として中央公論社(現・中央公論新社)の『世界の歴史』シリーズなどの名著を担当。最後は同社の常務取締役になった人物。そんな多忙の合間に、まさに必死に鉄道に乗って、国鉄全線完乗を成し遂げたのである。
必要なのは「いつかは……」の憧れじゃない。今すぐ旅立つ思い切りとやる気だ。
(文=昼間たかし)
<p> 大勢の人がドリンクを手にしていた。すでに次の仕事を抱えて、忙しい中で駆けつけた者。まだ、次の仕事で組む相手を探している者。いずれにしても、一つの仕事が大成功に終わったことに、万感の思いはあった。単なる生活の糧を得るための作業だったはず。それが、空前のヒットとなったのは驚きだった。自分が関わったのが、わずかの部分に過ぎないとしても、ボクは、ワタシは、ヤツガレは「アレをやったんですよ」と言えるのは、自慢だった。世の中では注目され、尊敬されるかと思いきや、内実は決して陽の当たることのない職業。「儲かりもしないのに、よくやってるよ」「どうしてそんな仕事を?」口には出さなくても、家族や友人の目が、そんな言葉を語っていることがある。でも、今回ばかりは、そんな想いも吹き飛んだ。作業の最中だって、嫌なことは数え切れないほどあった。でも、作品はヒットした。別に、作品がヒットしたからといって、自分の名前がグンと大きくクレジットされるわけではない。給料だって増えるわけじゃない。でも、作品のヒットは、そうした俗な想いを吹き飛ばしてくれるのだと思った。これから先の人生はわからない。でも、ひとまずは今日は会場に集うみんなと、一つの仕事を終えた感動を共有しよう。誰もが、そんなことを考えていた。</p>
「9月25日午後8時、たつき監督はなぜツイートをしたのか──『けものフレンズ』わからなかったこと、そして、わかったこと。」の続きを読む
もはや現状は「八方ふさがり」と、関係者の多くが口にする事態となっている東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う東京ビッグサイトの会場問題。
そうした情勢の中で、9月29日に小池百合子東京都知事が記者会見において「コミケ関連で使えるように調整をしている」と語ったことが注目を集めている。
記者会見での小池知事の説明によれば2020年の5月1日から5日までを「コミケ関連で使えるようにさせていただくということで、いま関係者とも調整をしているところ」として、西展示棟を「コミケ関連」利用できるとしている。
直後から、賛否を含めて注目を集めている小池知事の発言だが、この案は、すでに示されている東京ビッグサイトの使用制限が予定されている19年4月以降の対応と、なんら変わりがないものである。「コミケ関連」とはいうが、毎年ゴールデンウィークの恒例となっている「Comic1」(こみっくいち)や「スーパーコミックシティ」なども念頭に置いて5日間の使用を提示しているのかも謎。大前提として、設営などを含む5日間なのか、設営日は別なのかもわからない。前者であるとすれば、実際の利用できる日数はさらに少なくなる。
では、実際にこの日程で行うとして、西と南の展示棟で、どれくらいのサークルが出展することができるのか。
「ちゃんと計算したことがないのでわかりませんが、1日あたりの出展数は1万サークルに満たないものになると思います」(即売会関係者)
05年3月に開催された「コミケットスペシャル4」は、西展示棟のみが用いられたが二部の入れ替え制で出展サークル数は3,400サークル。
広さを見ると西展示棟の1階部分の展示面積は1万7,760平方メートル。新しく建設予定の南展示棟は2万平方メートルとなっている。つまり、1万サークルに満たないどころか、かなり出展サークル数は絞られることが予想される。
ただ、これは同人誌即売会に限った話。かねてより問題解決を訴えている東京ビッグサイトを利用する企業など、さまざまな産業に対しては満足のいく回答は、まったくなされていない。9月26日には日本経済新聞に日本展示会協会の有志による意見広告が掲載された、しかし、関係者の誰もが「事態は八方ふさがりになっている」とこぼす。
ある展示会関係者は、以下のように語る。
「主催者側の企業は、現状の使用制限に反対する一方で、制限された場合もその部分で利用する前提でスケジュールを立てています。そこに、関連産業の事業者との温度差があることは拭えません」
また、ある事業者からは、こんな不満も。
「さまざまな政治家が解決を訴えていますが、事態が進展しないことに不信感もあります。オリンピック期間中に東展示棟だけでも使えるようにと働きかけていた山田太郎・前参議院議員に対しても『旗色が悪くなってきたから、フェードアウトしようとしているんじゃないか』という声すら出てきています」
そうした中、10月5日には、展示会産業で働く人々の生活と雇用を守る会の主催で再び東京都庁を一周するデモが予定されている。この告知文では「まさしく八方ふさがり」と率直な言葉を使い問題解決を訴えている。
埋めがたい温度差と思惑が渦巻く中で、時間だけが過ぎていっている。
(文=昼間たかし)
2020年会場問題|署名特設サイト(デモの告知)
https://2020event.tokyo/topics/53/
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