足立梨花「24歳でJKは無理」どころじゃない!? 人気俳優たちの“年齢ギャップ”配役事情
タレントで女優の足立梨花が4日、主演映画『傷だらけの悪魔』の公開に伴い、初日の舞台挨拶に立った。24歳の足立は映画では女子高生を演じている。試写会では「もう制服を着ることはないだろう」と述べたものの、この日は制服姿で登場。だが司会者からそのことについて訊ねられると「もうダメ。24だもん」と、“JK役”へのギブアップ宣言を出した。
役者は実年齢と離れた役を演じることも多い。黒澤明の映画『生きものの記録』(1995)では、35歳の三船敏郎が70歳の老人役を演じた。ただ、これはメイクや衣装で工夫をこらしたものである。役者自身が素の姿をさらす場合はどうだろうか。
「2000年の映画『バトル・ロワイアル』では、撮影時に25歳だった山本太郎と安藤政信が15歳の中学生役を演じたことで話題となりました。16年に放送されたNHKの朝ドラ『べっぴんさん』では、28歳の古川雄輝が15歳の役を演じています」(芸能記者)
男性の場合、15歳といえば、顔や体が子どもから大人へ移り変わるタイミングでもある。役柄や設定などにもよるが、10歳くらいのギャップならば、なんとか演じられるのかもしれない。
「濱田岳は13年の映画『みなさん、さようなら』で、団地で生まれ育ち、そこから出ることなく、生活を続ける男性を演じました。映画の中では13歳から30歳までの経過が描かれました。濱田は撮影時に24歳でしたから、ちょうど10年前後ギャップのある年齢を演じたことになります。彼自身、童顔ということもありますが、一人で20年近い時間を演じきったのは驚異といえますね」(前出・同)
足立は2007年に『ホリプロスカウトキャラバン』でグランプリを獲得して芸能界にデビュー。若いながらもキャリア10年のベテランである。今回の発言がきっかけとなり、今後、さらにギャップのある役柄に挑むこともありそうだ。
(文=平田宏利)