「社会」の記事一覧(50 / 115ページ)
2017年6月20日 [トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

猛毒を持つヒアリ。激痛で歩行困難になるケースが多いという
強い毒を持つ針で刺されると、アナフィラキシーで死に至ることもある「ヒアリ(火蟻)」が神戸港で発見され、同市は目視で確認できた約100匹を駆除したと発表した。ヒアリは中国の南部・広東省南沙港から運ばれてきたコンテナの中にいたことが判明し、神戸市と環境省は、今後、南沙港からのコンテナの検査を強化するという。
ヒアリは南米原産で、国際自然保護連合が選定する「世界の侵略的外来種ワースト100」にも入っている。アメリカでは年間100人以上がヒアリに刺されて死亡しており、近年、南米・北米と中国の貿易が活発になるにつれ、中国、台湾、東南アジア、オーストラリアなどに移入。特に中国では多数が定着・繁殖し、目撃情報や被害も多い。
毒針で何度も刺すという凶暴な攻撃性を持ち、ショック死する例が世界中で報告されているが、中国でも最近、ヒアリによる被害は後を絶たない。広東省東莞市では、5月に入ってヒアリによる被害が増えているという。「東莞時報」(5月23日付)によると、農村で休暇を楽しんでいた男子児童が畑で野菜を摘んでいたとき、ヒアリにふくらはぎを刺されたという。当日は部分的に赤く腫れ、さほど痛みを感じなかったが、翌日に激痛に見舞われて水疱ができ、だんだん歩くのも困難になっていったという。医者に見せ、ようやく症状が改善したが、10日たっても腫れは引かなかったという。

ヒアリに刺されたあとにできる水疱。傷口から二次被害の可能性もあるという
この農村では、気温が高くなってくる5月以降、農作業中に農民がヒアリに刺されることも少なくないという。激しい痛みと水疱が数日間続き、投薬と注射を経て約1週間で治るというが、地元ではよく知られた事例とのこと。
一方、4月には同じ広東省の中山市で、公園をランニング中だった男性がヒアリの大群に襲われるという恐ろしい事件も起きている。この男性は短パンで草むらの中を走っていた際、蟻の巣を踏んでしまい、ヒアリが集団で“攻撃”してきたという。数日間、激痛と水疱に悩まされ、病院で治療後、ようやく症状が回復した(「中山日報」4月12日付)。ほかにも、広東省の複数エリアでヒアリの大量発生・被害が今年に入って多数報告されており、同省の住人はヒアリ被害に悩まされている。

今年、中国では至る所でヒアリの駆除作業が行われているという
「ヒアリ被害がこっちで報じられるようになったのは、昨夏頃からですね。デカい公園の芝生なんかに巣があり、何回か見たこともありますよ。市販の虫除けなどもあまり効かないみたいで、都市部では子どもを公園で遊ばせる親は少なくなりました。中国では現在、7つの省でヒアリが確認されていますが、すべて南方エリアです。広東省は世界の工場といわれ、大規模な貿易港をいくつも抱えているので、今後も日本のみならず世界中に拡散するでしょう」(広州市在住の日本人駐在員)
中国での死亡例はまだ確認されていないようだが、04年に台湾で老婦人がヒアリに刺されて死亡する事件も起きている。特に乳幼児や高齢者の死亡率は高いとのことだが、日本での定着・繁殖も時間の問題かもしれない。
(取材・文=棟方笙子)

「散歩中に大群に襲われる事件も! 日本上陸「猛毒ヒアリ」……中国で爆発的に繁殖していた」の続きを読む
2017年6月18日 [013海外, 02社会, ヘル朝鮮, 恋愛ニュース, 社会, 韓国]

イメージ画像(Thinkstockより)
韓国のネット掲示板で、ある調査結果が物議を醸している。ドイツの統計・調査会社Statistaが行った「メード・イン・コリアを最も好む国は?」というアンケートがそれだ。
これによると、1位はベトナム(満足度80%)だった。2位がアラブ首長国連邦(79%)、3位がシンガポール(74%)で、アルジェリア(73%)、パキスタン(71%)、サウジアラビア(64%)と続く。
一方、アメリカは17位(49%)で、日本は50位(16%)にとどまった。またヨーロッパ諸国を見ると、49位のスイス(17%)や50位のフランス(13%)など、韓国製品に否定的な印象を持っている国が多数見受けられた。
この結果にネット民は「韓国は先進国じゃないの? 途上国なの?」「ヨーロッパは、どうしてこんなに韓国を嫌うんだ」「韓国は、いつになったら日本に勝てるのか」などとショックを隠しきれない。一方、「日本や中国のやつらが束になってわざと韓国を悪く言うから、こんな結果になったんだ。本当の好感度は、もっと高い」「北朝鮮のせいだ。外国人は“KOREA”というと北朝鮮を思い浮かべるから」「外国人はサムスンを韓国企業じゃなくて日本企業だと思っている」などと責任転嫁する意見もあった。
そんな中、自虐的な書き込みも。「韓国が日本のライバルなんて妄言だ。韓国は中国や台湾レベルだろう」「アメリカに住んでいるけど、韓国のイメージがいいわけないよ。韓国を日本と同レベルだと見ている人なんて、ほとんどいない。ベトナムやタイより少し発展しているぐらいのイメージだ」「韓国製品が信頼されていると考えるのは難しいよ」といった具合だ。
近頃、韓国の若者の間では「ヘル朝鮮」という言葉や、どんな仕事をしても行き着く先はリストラや過労死で、結局、過重労働のチキン店を開業するしかないという「起承転鶏(チキン)」なる言葉も流行しているが、このように自嘲気味な姿勢にも、昨今の社会状況が反映されているのかもしれない。
そもそも好感度の低さを他国に責任転嫁する書き込みなどを見ると、本当に好感度を上げたいのか疑問が残るところではあるが……。
(文=S-KOREA)
●参考記事
・ここ数年の努力のトドメに…韓国の好感度はなぜ上がらないのか
(http://s-korea.jp/archives/11212?zo)
・韓国否定派が65%!! なぜドイツは世界一の“嫌韓国家”なのか
(http://s-korea.jp/archives/4255?zo)

「「韓国製品なんて買いたくない!?」ヨーロッパ諸国で嫌われる“メード・イン・コリア”ブランド」の続きを読む
2017年6月17日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]
路上に倒れた女性の傍らを、多くの人がただ通り過ぎる
2011年10月、中国広東省佛山市で車にはねられた2歳の女児がそのまま路上に放置され、再びトラックにはねられて死亡するという事件が起きた。この間、路上に倒れ、苦しそうな声を漏らしてすすり泣く女児に対し、手を差し伸べることもなく通り過ぎていった者は18人に上り、社会の道徳崩壊に懸念が広がった。
それから6年がたとうとしているが、人々の意識はまったく変わっていないようだ。6月7日、中国版Twitter「微博」に、ある動画が投稿された。
そこには、赤信号の横断歩道を渡ろうとする白い服を着た女性が映っている。しかし、彼女は右から来る車列が途切れるのを横断歩道の途中で待っている間に、左から来た1台のタクシーにはね飛ばされてしまう。
その後、信号が青に変わると、10人以上が車道の真ん中にあおむけに倒れた彼女の傍らを通過して横断歩道を渡っていった。彼女に手を差し伸べようとする者は、一人としていなかった。自動車も、彼女を避けて走行するものの、彼女を助けようとした者は皆無だった。
そんな中、それまで微動だにしなかった彼女が、上半身を起こすような仕草を見せた。幸い、意識はあるようだが、立ち上がることはできない様子だ。
しかしその直後、1台のSUVが、横たわる彼女の体の上を乗り越えていったのだった。最初の事故から62秒後に起きた2度目の事故だった。その衝撃でうつぶせ状態となった彼女が、もはや動くことはなかった。
2回目の事故の直前には彼女の意識があっただけに、誰か一人でも彼女に手を差し伸べていたらと思わずにはいられない。
この動画は投稿から3日で3,000万回を超える再生回数を記録しているが、残されたコメントを見ると「信号を無視したのが悪い」と女性の自己責任を問う声や、「彼女の体を動かして、その後死亡したら、何らかの責任を問われかねない」と、見て見ぬふりをした通行人を擁護するような声も少なくない。
彼女を死なせてしまったのは、中国にはびこる自己中心主義や相互不信ということなのだろうか……。

「衝撃映像! 公衆の面前で車にはねられるも放置された女性、再びひかれて死亡……」の続きを読む
2017年6月15日 [06連載, インド, トンデモ海外ニュース, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

イメージ画像(Thinkstockより)
インドで、想像するのもおぞましい事件が発生した。なんと女性の耳の中から、生きたクモが摘出されたというのだ。
「インディアン・エクスプレス紙」(6月10日付)によると、南西部のカルナータカ州に住む女性、ラクシュミさんは先日、激しい頭痛や右耳の不快感を訴え、病院に駆け込んだ。そこで診察を担当した医師は、自分の目を疑った。ペンライトで彼女の耳の内部を照らしてみたところ、8本足の生物がはい出てきたのだ。
この数日前、ベランダで寝ていた彼女は、痛みを伴う右耳の閉塞感とともに目が覚めたという。その後、指を耳の穴に突っ込んだり、娘に耳の穴を見てもらったが、異変は見つからなかったため放置していたところ、痛みが我慢できないほどのレベルに達し、病院を訪れたのだった。
クモが無事摘出されたことで、すっかり症状が改善した彼女だが、「耳の中で何か生物がうごめいているという感覚は、恐ろしいものだった。(中略)医師に、耳からクモが出てきたと告げられたときには、呆然自失で何も考えられなかった」と、体内に侵入されていた恐怖を語っている。
担当医によると「耳の穴に異物が入って救急室を訪れる患者はよくいるが、生きたクモが耳管の中で動いていたというのはまれ」だという。
今回はクモだったが、世界各地では害虫が人の体内に侵入していた事例が報告されている。ちなみにインド南部の都市チェンナイでは今年2月、女性の鼻の穴から頭部に入り込んで生息していた体長約2.5センチのゴキブリが摘出されたというニュースが、世界を震撼させたばかり。
さらに中国では、男性の耳の中に侵入したゴキブリが産卵し、25匹もの“子”を孵化させていた例を筆頭に、害虫の人体侵入事件が相次いでいる。その理由として、「飽食の時代で、食料に囲まれた生活をしているために、害虫にも囲まれている」ことや、「殺虫剤への耐性を持つ害虫が出現していること」などが指摘されている。
有史以前から続けられてきたであろう、虫とヒトの戦いは、さらに激化する?

「世界で続出する害虫の人体侵入! インド人女性の耳から生きたクモが摘出される」の続きを読む
2017年6月14日 [06連載, トンデモ海外ニュース, ペット, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

中国では、市街地でも大型犬がリードなしで歩いている(イメージ画像です)
中国では近年、経済発展とともにペットを飼う世帯が急増している。国家統計局によると、現在、家庭で飼育されている犬は約2,700万匹、猫と合わせると8,000万匹にも上るという。日本のおよそ4倍にもなる計算だが、当然、ペットにまつわる事故も多発している。
「網易新聞」(6月6日付)によると、北京市内の病院に1人の中年女性が緊急搬送されてきた。なんとこの女性は全身血だらけの上、頭皮の約半分がズルむけた状態で、首、胸、腕、腰に重傷を負っていたという。担当医によると頭の一部は骨が露出している状態で、両腕の皮膚のほとんがむけてしまっていたという。大量出血の影響で、呼吸も弱く危険な状態だったが、8時間にも及ぶ大手術の結果、なんとか一命を取り留めた。

ペットの犬に全身をかまれ、頭皮を失った女性。手術直後の様子
しかし、なぜこのような事件が起こったのか? 女性の家族によると、彼女の家では5年前からペットとして大型犬を飼っていたという。この日、いつものように餌を与えていたところ、突然、犬が暴れだし、女性に襲いかかったというのだ。犬は彼女の首にかみついた後、腕や頭部にも次々と激しくかみついた。叫び声を聞いた家族が駆けつけたところ、すでに全身血だらけの状態だったという。
現在、中国ではこうしたジコが頻発しているというが、その理由について北京在住の日本人大学講師は次のように指摘する。

今月8日、ペットの犬に頬を食いちぎられた男児(網易新聞)
「4~6月にかけて、ペットが人間を襲う事故が急増しています。この時期、発情期を迎える動物が多く、気性が荒くなる傾向があるそうです。最近では、甘粛省で4歳男児がペットの犬に突然襲われ、右頬の肉をかみちぎられる事故が起きましたし、老人や3歳女児がかみ殺される事故もあった。中国では見栄えのする大型犬が好まれる傾向にありますが、ペット市場はまだ未熟で、売る側も飼う側も知識不足なため、習性を理解していないことが原因でしょう」
1兆円市場ともいわれている中国のペット産業だが、今回のような事故の頻発は、そんなしつけ不足も一因となっている。
(文=青山大樹)

「【閲覧注意】ペットが飼い主を襲撃! 頭をかまれ、頭皮がズルむけに……」の続きを読む
2017年6月13日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

会場となったのは、重慶市内のウォーターパークにある波の出るプール
6月7日と8日、中国全土で大学入学試験、通称「高考」(ガオカオ)が行われた(一部の省では9日まで)。正式名称は「「全国大学統一入試」で、日本でいえば大学入試センター試験のようなものである。
ただし、日本のような大学ごとの二次試験はなく、これ一発で進学できる学校が決まり、しかも進学した大学によってその後の将来もほぼ決まってきてしまうことから、受験生たちにとってはまさに人生を懸けた試験となっている。
そのため、受験を控えた高校生たちは、特に最終学年の高3ともなると勉強漬けとなり、朝から晩まで学校で猛勉強することになる。
そんな高考が行われている真っ最中に、重慶市の高校で、一風変わった模試が行われた。来年以降に受験を控えた高1・2年生の男女約30人が、プールで模試を受けたのだ。

試験の前にひと泳ぎしたのだろうか? 白い肌に水滴が
しかもなんと、試験中の格好はみんな水着姿。女子高生たちはビキニ姿で答案用紙に向かっていた。
重慶といえば、夏になると気温が急激に上昇し、あまりの暑さから、南京市、武漢市と並んで“中国3大かまど”と呼ばれるほどの酷暑となる地域で、この日も気温は35度と、絶好の“プール日和”であった。
今回の模試は、高考を受けている先輩たちを励ますためのものであり、文化大革命により中止されていた高考が、1977年に復活してから今年で40周年となり、それを祝うというのが、主催者側の主張であった。
ところが、これを見た中国のネット民たちからは批判の声が上った。
「真面目に高考を受ける受験生たちを茶化している!」
「こんな日差しの下じゃ、暑くて試験どころじゃないだろ?」
「こんなの、単なるウォーターパークの宣伝じゃないか」
高考では、毎年のように受験生によるカンニングが発覚して大きな問題となっている。水着姿であればカンニング用小道具を隠し持つ場所がなくなり、不正行為が難しくなるから、ぜひ本番でもビキニ試験を採用してもらいたいものである。
(文=佐久間賢三)

「受験戦争まっただ中の先輩たちにエール? ビキニ姿のJKがプールで模試」の続きを読む
2017年6月11日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 台湾, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

イメージ画像(Thinkstockより)
中国のキャリアウーマンたちが、将来に備え、台湾に行って自分の卵子を凍結保存するケースが増えているという。香港のニュースサイト「東網」が6月5日に報じた。
中国では経済発展に伴い、若い女性たちが結婚よりも自身のキャリアを大切にするようになり、晩婚化が進んでいる。以前は、30歳を過ぎても結婚していない女性のことを“剰女”(残り物の女性)などとからかっていたが、今ではそれが当たり前となりつつあるため、最近ではあまり聞かれなくなっている。
とはいえ、1979年に中国で始まった「一人っ子政策」により多くの女性は一人っ子であることから、子孫繁栄を願う両親からの娘に対する「結婚→出産→子孫を残せ」という圧力は日本以上に強い。
そのため、今はまだ仕事に集中して、時期が来たら体外受精をしてでも出産できるよう、自身の卵子を冷凍保存して、将来の出産に備える女性が増えてきた。卵子も母体の加齢により“老化”するため、体外受精に成功する可能性が低くなってくる。そのため、若いうちに元気な卵子を取り出しておこうというわけである。
しかし、中国では法律により、独身女性が卵子の冷凍保存のような出産補助治療を受けることは禁じられている。既婚女性でさえ、体に特別な事情がない限り、認められていない。そこで、金銭的に余裕のある女性たちは、海外に行って卵子保存を行うようになっていった。
上海にある日系企業の駐在員は、近年の状況についてこのように語る。
「海外での卵子保存が広く知られるようになったのは、2013年に女優の徐静蕾(シュー・ジンレイ)がアメリカで卵子の冷凍保存を行ったことを公表してから。以来、アメリカへ向かう中国人女性の数が増加していきましたが、その費用は1万ドル(約110万円)以上と高く、渡航費や現地滞在費も加えると、その金額はさらに増えることになる。よほどの高給取りや裕福な家庭の娘でもない限り、おいそれとできるものではありません」
「東網」によると、そこで中国人女性たちが目をつけたのが台湾。費用がアメリカの3分の1~4分の1で済み、言葉も通じ、技術的にも高いことから、台湾で施術を受ける中国人女性の数は、この5年で倍増しているのだという。
医療ツーリズムを成長戦略のひとつとして掲げる日本も、ここはひとつ、中国人女性の“金の卵”を獲得すべきかもしれない。
(文=佐久間賢三)

「背景に晩婚化? 中国のキャリアウーマンたちが「卵子保存」のために、こぞって台湾へ」の続きを読む
2017年6月8日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

男子トイレの小便器の前に立つ女子学生たち。小便をしているという演出なら、スカートをまくり上げたほうがリアリティは増すのだが……
9月に新学期が始まる中国では、間もなく卒業シーズンを迎える。この時期になると仲間内で卒業写真を撮る習慣があるが、近年は趣向を凝らした写真がはやっている。
とにかく目立とうという、若者の奇をてらった写真は後を絶たないが、そんな中、四川省成都市にある成都中医薬大学の卒業生が撮った写真が物議を醸している。
問題の写真を見てみると、同大の女子学生5人が日本の女子高生風のコスプレでミニスカートをはき、男子トイレの小便器で立ちションポーズを取っている。また別のカットでは、小便をしている男子学生を取り囲んで眺めている。この男性はきまりが悪そうで、まるで羞恥プレイである。

小便をしている男子学生を囲む、羞恥プレイ
ネット上では「思い出作りなんだから、別にいいじゃないか」「なかなかの美脚揃 い」などと擁護する声もあるが、「ふしだら極まりない」「もし逆に男が女子トイレで撮影してたらどうなるの?」といった批判的な意見まで、さまざま。中には「日本のAVを見すぎだろ!」と、お決まりの日本責任論を展開する者も……。
しかし、記念とはいえ、なぜここまで卒業写真にこだわるのだろうか? 上海の大学に在籍する日本人留学生は、こう指摘する。
「政権批判につながることへの懸念から、集会が禁止されている中国では、若者が集って騒げるようなベントはあまりありません。日本のハロウィンのように、繁華街に若者が集まるなんていうこともできないわけです。そんな中国人にとって、卒業写真は ハメを外せる数少ないイベントなのです」
息苦しい社会に放たれる前の、最後のバカ騒ぎというわけか。
ちなみに2012年には、江蘇省蘇州市の若者が自殺を連想させる写真を撮影し、社会問題となったこともある。たわいのない思い出作りとはいえ、度が過ぎると、お上の逆鱗に触れて取り締まりの対象となってしまう可能性もある。卒業生たちには、節度をわきまえて楽しんでもらいたいものだ。
(文=中山介石)

「男子トイレに侵入し、ミニスカで立ちション! 女子大生の悪ふざけ卒業写真に批判集まる」の続きを読む
2017年6月7日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

ネットに流出した映像の一部。女たちが次々と缶にビールを入れている
キリンビールによると、2015年の世界のビール消費量は約1億8,378万キロリットルで、うち約24%を中国が占めるという。そんな中国で、偽ビール工場の映像がネットで話題となっている。
映像には、流れ作業でアルミ缶をやりとりしている複数の男女が映っている。その工程の一部では、素手で液体を缶に流し込んでおり、缶の表面をよく見ると「バドワイザー」と書かれているではないか!
世界的ビールブランドのバドワイザーは、かくも手作りにこだわっていたとは……。そうではない。これは、先日摘発された偽ビール工場で撮影されたものなのだ。
「新浪新聞」(6月2日付)によると、この業者はインターネットなどでバドワイザー社のプリントがされている缶を1つ当たり数円で購入し、ビールを詰めた後、格安で販売していたという。偽ビールの入手経路や、どの程度市場に流通していたかなどについては、現在捜査中だという。
バドワイザーは中国語の公式ホームページで、偽ビールを見分ける方法として、缶の表面の凹凸・缶のプリントの色合い・炭酸の量・味の薄さなどを挙げ、注意喚起を行っている。
広東省在住の日本人男性(39歳)は、中国の偽ビール事情についてこう話す。
「この手の偽ビールは、水や炭酸水を多く入れて量をごまかしていることがほとんど。主にカラオケやクラブなどで、客が酔っ払ってきたころを見計らって出されるんです。アルコール度数が低いので客の消費量も増え、店側も利益が大きい。私も日本のビールやギネスなどを頼んだ際、ニセモノをつかまされたことがあります。単価の高い海外ブランドのビールは、特にニセモノが多いようです。ただ、これまで出回っていた偽ビールは、拾ってきた空き瓶に注入して栓がされたものがほとんどで、ニセモノに警戒して瓶ビールは避けるという人もいましたが、缶ビールにまでニセモノが登場するとは……」
昨年9月には、バドワイザー社のロゴをプリントしたビール缶を販売していた業者が摘発されており、業者はこの缶を偽ビール製造業者に卸していたことを認めている。こんな国では、うかつに酔っぱらうこともできない……。
(文=青山大樹)

「偽バドワイザーにご用心! 中国「偽ビール製造工場」の内部映像が流出」の続きを読む
2017年6月6日 [06連載, トンデモ海外ニュース, 中国, 恋愛ニュース, 海外ニュース, 社会]

林の中で出産した15歳少女
経済発展とともに都市部では晩婚化が進む一方で、農村部では少女たちの出産が後を絶たない。
「北京青年報」(5月30日付)などによると、5月26日、浙江省の公安局にタクシー運転手から通報があったという。タクシーは病院に向かっていたが、客の少女は乗車して早々「トイレに行きたい」と言いだし、運転手が車を止めると、林の中に入っていった。運転手は乗車賃を受け取っていなかったため、外で立って待っていたが、少女はなかなか戻ってこない。そして十数分が経過した頃……なんと、赤ん坊の泣き声が聞こえてきたというのだ。
通報を受け、すぐさま消防隊員が駆けつけると、少女がうずくまっているのを発見。手と足は血だらけで、地面には生まれたばかりの赤ん坊が横たわり、激しく泣いていた。

へその緒は、自分で切断したのだろうか……
少女いわく、用を足すつもりが、赤ん坊が出てきてしまったのだという。消防隊員は家族と連絡を取ろうとしたが、少女は多くを語らない。とにかくこのままでは赤ん坊によくないので、ひとまず病院へ。命に別状がなかったのは幸いだが、少女は父親が誰なのか、口を固く閉ざしたままだという。
こうしたケースは珍しくない。2016年には、同省湖州市で開催されていたU18女子バレーボール大会の試合中に、選手が出産するという珍事件も起きている。「捜狐体育」(2016年3月28日付)によると、観客が体育館横のエリアで、生まれたばかりの赤ん坊を発見した。そばにいた少女の足は血で汚れていたが、一目でバレーボール選手ということがわかった。
この少女は、遼寧省のバレーボールチームに所属。同チームといえば、オリンピック出場選手を輩出するほどの強豪だ。少女は、別のチームの試合を録画する担当で、その最中に便意を催しトイレに駆け込むと、赤ん坊を出産したという。その後、赤ん坊を体育館横のエリアに移すと、試合が行われていたコートに戻り、引き続き撮影を行っていたのだという。この少女も少女だが、妊娠に気づかなかった監督や親もすごい。
中国では長年続けてきた一人っ子政策を撤廃したことで、出産のハードルが下がっている。未成年少女たちの出産は、これからますます増えていくかもしれない。
(文=中山介石)

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