将棋・藤井聡太六段だけじゃない!? 「9割近くが怪しいシロモノ」有名人サイン“ネット売買”の闇
将棋の高校生棋士、藤井聡太六段の偽造サイン色紙を売ったとして、愛知県警が、都内在住の派遣社員、富岡恵美子容疑者を詐欺の疑いで逮捕した。
富岡容疑者は、偽造サインをフリーマーケットアプリ上で大阪府の男性に5,670円で販売。購入した男性がネットオークションで転売したところ、警察に偽物を指摘する情報提供があって、藤井六段本人に確認の上、偽造が判明した。富岡容疑者は容疑を認めてい…
「藤井聡太」の記事一覧
将棋の高校生棋士、藤井聡太六段の偽造サイン色紙を売ったとして、愛知県警が、都内在住の派遣社員、富岡恵美子容疑者を詐欺の疑いで逮捕した。
富岡容疑者は、偽造サインをフリーマーケットアプリ上で大阪府の男性に5,670円で販売。購入した男性がネットオークションで転売したところ、警察に偽物を指摘する情報提供があって、藤井六段本人に確認の上、偽造が判明した。富岡容疑者は容疑を認めてい…
最年少プロで中学3年の藤井聡太六段の快進撃が止まらない。今月8日に第68期王将戦1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段と公式戦で初めて対局し、「千日手」(同じ局面を4度繰り返し、無勝負となること)で指し直した末に、111手で勝利を収めた。2月には、第11回朝日杯将棋オープン戦準決勝で、公式戦では初めて羽生善治竜王と対局を行い、119手で勝利、勢いそのままにタイトル獲得経験もある強豪の広瀬章人…
藤井聡太棋士が2月1日に行われた梶浦宏孝四段との対局に見事勝ち、9戦全勝でC級1組昇級を決め、中学生初の五段昇格を果たした。対局時間は10時から日付が変わるまでという長丁場。終盤には、座布団から立ち上がり遠くから将棋盤を見つめる“ひふみんアイ”を披露し、将棋ファンを沸かせる一幕も。しかし、これに苦言を呈した人物がいたのだ。
その人物とは、神崎健二八段。NHKの朝ドラ『ふたり…
公益社団法人日本将棋連盟公式サイトよりここ数カ月、バラエティ番組に引っ張りだこなのが、“将棋界のレジェンド”ひふみんこと加藤一二三九段だ。強烈すぎるキャラクターに、藤井聡太四段の“藤井フィーバー”が重なり、いまやテレビで見ぬ日はないひふみんだが、将棋界にはまだまだ濃いキャラクターの持ち主がいるという。
ひふみんの出現により、多くの人が「将棋の棋士って、こんなに面白いんだ」と、気づいたはず。将棋の棋士といえば、寡黙な人柄が想像されがちだが、将棋界に詳しい週刊誌記者に言わせれば、「それは大きな間違い」だという。
「プロ棋士は、ただ将棋を指していればいいわけではなく、『将棋の普及に努める』という重要な使命があります。だから、タイトル戦の時に大きな将棋盤を使って局面を解説する『大盤解説』、将棋愛好者や企業の将棋部などへのお稽古、子どもたちに将棋を教える将棋教室など、ファンと触れ合う機会が頻繁にあります。そういった場では、やはり気の利いたことの1つや2つは言わなくてはいけない。お呼びがかかれば、収入に直結するわけですから。若い頃からそのような経験を積むことで、トークのスキルが磨かれているのです」(同)
ひふみんの場合、トーク力よりは“超”の付くマイペースぶりが面白がられているフシがあるが、「将棋の棋士が面白い」ということは世に知れ渡った。“第2のひふみん”はいないのか?
「関西出身のプロ棋士には、それこそ芸人顔負けのトークスキルを持つ棋士がいます。2011年に引退した神吉宏充七段などは、トークが達者すぎて、初めて見た人は絶対(元)プロ棋士だとは思わないでしょう。同じく関西の福崎文吾九段は、モジャモジャ頭のルックスも強烈ですが、ボケとボヤキで畳み掛ける将棋解説は、もはや漫談です。若手では、木村一基九段の解説も聞かせますね。一人でボケとツッコミをこなしつつ、そこに毒舌を挟み込む解説は、将棋がわからない人でも楽しめます。このほか、テレビ中継されるNHK杯戦にカツラをかぶって登場した“サトシン”こと佐藤紳哉七段、同じくNHK杯戦に金髪・パンチパーマで登場した橋本崇載八段なども、バラエティ番組で十分通用すると思います」(同)
昨今のテレビ界が一度ブームとなった人物と似たようなキャラクターを起用するのは、オネエやハーフのタレントの隆盛を見れば一目瞭然。数カ月後には、将棋の棋士がバラエティ番組を席巻している可能性は十分にありそうだ。
公益社団法人日本将棋連盟 公式サイトより昨年のデビュー以降、公式戦29連勝の歴代新記録を樹立した将棋の史上最年少棋士・中学3年生の藤井聡太四段の人気が、とどまるところを知らない。
これまで日本将棋連盟が発売してきた藤井四段の扇子、クリアファイル、ジグソーパズルは、どれもあっという間に完売。さらに29連勝を祝した記念Tシャツが、7月29日から東西の将棋会館で、8月2日から日本将棋連盟のオンラインショップでそれぞれ発売されるが、即完売は必至だ。そんな人気は、藤井四段の地元、愛知県瀬戸市でも過熱しているという。
名古屋のテレビ局関係者は「藤井四段が表紙を飾った瀬戸市の広報誌『広報せと』5月1日号がプレミア化しています。市外からも求める人が殺到して、異例の在庫切れとなったようです」と明かす。
表紙に掲載されたのは、ワイシャツ姿の藤井四段が将棋盤に向かっている写真。ページをめくると、インタビュー記事も掲載されている。
このフィーバーぶりに、市は思い切り便乗。29連勝を達成した際には、市庁舎に「公式戦連勝新記録樹立歴代単独1位」と書かれた縦10メートル、横1.2メートルの垂れ幕を掲出した。
前出のテレビ局関係者は「さらに、瀬戸市長は『市の広報大使にならないか』と藤井四段に打診しているところのようです。まだ中学生なので、快く広報大使を引き受けるかどうかわかりませんが……。また、その返事にもよるみたいですが、愛知県の大村秀章知事も、県民栄誉賞を授与したいようで、今は広報大使を受けるかどうか、様子を見守っているみたいです」と明かす。
藤井人気の高まりとともに、その人気にあやかりたい人も多いようだ。
公益社団法人日本将棋連盟公式サイトより将棋界のレジェンドで、先月に引退した「ひふみん」こと加藤一二三九段が、テレビやイベントで引っ張りだこだ。大手芸能事務所ワタナベエンターテインメントに所属後、初の公の場となった18日のイベントでは、「ひふみん」の愛称について「柔らかい感じがして、昔は勝負師として不満だった」そうだが、「今は定まった感じがしてうれしい」と喜んだ。
ひふみんといえば、先日こんな“抗議騒動”があった。6月30日に引退会見を開いたが、翌日の今月1日に東京スポーツは「商魂のたくましさは折り紙付き」「ギャラ交渉も自分でやっている」「各局のギャラを比較し、将棋さながらに担当ディレクターに揺さぶりをかけている」と報道。藤井聡太四段に対し「金銭面では、ひふみんほどプロになってほしくない」とまで書いた。
ひふみんはこれを受けて2日、同紙に対し、自身のTwitterで「完全な捏造記事を掲載されて困惑しております。なぜあんなに悪意を持たれるのか理解できない。連盟経由で抗議するしかない」と発信。「ひふみんがブチ切れた!」と話題になった。
「引退会見は晴れの場。それを銭ゲバ的な書き方をされれば、激怒するのも無理はない。将棋に関して知識もないだろうに、しゃしゃり出てあそこまで書くのはどうなのか。付け焼き刃的な記事という印象は拭えない。一般紙や専門誌には、将棋を専門に取材するいわゆる観戦記者がいるが、スポーツ紙にはおらず、スポーツ報知の男性記者が将棋に精通しているくらい。藤井四段ブームに乗っかって安易に取材すると、しっぺ返しを食らう」(テレビ局関係者)
また、ひふみんの“抗議騒動”は、スポーツ各紙を震え上がらせた。
「人気者で世間の関心が高い。もともとひふみんはメディアに協力的なのに、怒らせて“出禁”にされたくないと、スポーツ各紙は戦々恐々としている」(同)
ひふみんはTwitterで、将棋連盟を通じた東スポへの抗議を示唆していたが、ナベプロが間を取り持ったという情報もある。確かに先のイベントについて東スポは記事を掲載しており、取材OKだったとみられる。
「ひふみんは激怒もしたけど、スポーツ紙にこんなこと書かれるんだと驚いた部分もあったらしい。だからTwitterで即座に反応して“先手”を打った」(芸能事務所関係者)
スポーツ紙にクギを刺す、有効な“一手”にはなったようだ。
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