「サッカー」の記事一覧(10 / 43ページ)

日本も韓国もボロボロ……アジア枠拡大による“サッカーW杯興ざめ”リスクが現実味

 国際サッカー連盟(FIFA)は今年5月、 2026年FIFAワールドカップにおける出場枠を「32」 から「48」に拡大することを決めた。アジア枠は現行の「4. 5」から「8」に増加する。 日本の立場からすればワールドカップ出場の可能性が高まる良いニ ュースだといえるが、その一方でヨーロッパは「13」→「16」 、南米は「4.5」→「6」と微増にとどまり、 相対的に出場枠は狭まることになった…

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サッカー広島×川崎F戦で、またまた“発言問題”が……パトリックのツイートにJリーグ「沈黙」の理由とは?

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サンフレッチェ広島オフィシャルサイトより

 先週土曜日に行われたJ1リーグ第30節のサンフレッチェ広島×川崎フロンターレ戦後に、またまた“発言問題”が起きた。

 試合後、広島のパトリックが「川崎フロンターレ勝利おめでとうございます。でもディフェンスの奈良選手に言いたいです。『お前らJ2行きだ』なんて言われたくないです。あなたにはもっといろいろと学んでほしいです。広島というクラブをリスペクトして下さい。」と、川崎の奈良竜樹選手を名指しで批判するツイートを投稿したのだ。

 両クラブには、例えば鹿島アントラーズと浦和レッズのような深い遺恨はない。また川崎は優勝争いの真っ最中で、広島は残留争い。その力関係そのままに、試合は3-0で川崎が勝利しており、エキサイトするような展開にもならなかった。フル出場した奈良とは対照的に、パトリックは2点を追う残り25分のみの出場と、両者が関わった時間も短い。

 そんな中でいったい何があったのか? 試合を取材したライターに聞いた。

「77分にパトリックとの競り合いで、谷口が痛んだんです。その時にパトリックが『早く外に出ろ』的なアクションで、主審と倒れている谷口のところに向かいました。負けているから早く試合を再開したい気持ちはわかるのですが、主審から『あなたは関係ないから向こうに行きなさい』と突き放されました。この時に、奈良も『あっちいけ』というジェスチャーをしたのですが、さらに何かを言い放ったようで、主審がたしなめ、広島の選手も奈良に『やめようよ』と制しました。この奈良のアクションの後、パトリックが詰め寄ったので、ここで何かあったのでしょう。それを物語るように、アディショナルタイムにも競り合った後に、パトリックが奈良に手を差し出す場面がありましたが、奈良は手を振り払っていました」

 パトリックは日本への帰化を検討しているという報道も出たように、日本語は理解できている。日本に馴染もうとする真面目な一面がある一方で、試合中エキサイトする場面は多々あり、カードを掲出されることも多い。

 奈良も将来を嘱望されている選手ではあるが、カードをもらうことやファウルアピールが多い。この試合でも、ファウル行為ではない接触で二度とも起き上がらずにファウルアピールしていた。

 パトリックのアクションで奈良に火がつき、さらなるリアクションを返してパトリックをエキサイトさせた。その遺恨が試合後も解消されず、冒頭のツイートとなったようだが、現在は削除されていることを考えても、どちらか一方が全面的に悪というわけではなさそうだ。

 挑発的行為ではあるが、厳しい対応がとられる差別的発言ではなかったため、この件でJリーグ規律委員会が動くことはないだろう。残ったのは、“真相はやぶの中”という後味の悪さだけである。
(文=TV Journal編集部)

ハイチに苦戦ドローも……香川真司「なんの意味がある試合なのか」発言の真意とは?

ハイチに苦戦ドローの一方……香川真司「なんの意味がある試合なのか」発言の真意とは? の画像1

 サッカー日本代表・香川真司のニュージーランド戦後のコメントが物議を醸している。それは「相手のインテンシティー(プレー強度)もそんなに高くなかったですし、やっぱりW杯を見据えるという意味で正直、こういうレベルはたぶんないと思うので(中略)なんの意味のある試合なのか」というコメントだ。

 これに対し、ネットでは「香川の言う通り」というコメントもあれば、「状況を考えろ」と諭すコメントも上がっている。

 というのも、現在、アジア以外は最終予選の真っただ中。その中で対戦相手を選ぶとなると、W杯の出場権争いをしていないチームになる。

 この後の11月にW杯出場プレーオフを控えているオセアニアのニュージーランドと中南米カリブ海で出場できなかったハイチは、その中でいえばマシなレベルである。そういった背景を踏まえ、「ならば、Jリーグ外人選抜と試合をすればいい」という声もある。それも十分に理解できるが、そうなると国際Aマッチの代表戦ではなくなるため、海外組を招集できない。

 状況から考察すると、香川のコメントは的外れに聞こえる。実際、一部のライターたちからは、香川のコメントに対し、「意味のない試合なんてない」「ニュージーランドに2-1というギリギリでの勝利後に、よくこんなコメントを言えるな」と批判的な声も上がっていた。だが、この意見に、とある代理人は苦言を呈する。

「香川をはじめとする欧州組にとって、代表戦のための長時間の飛行機移動はコンディションを落とす可能性が高い。それでも、強豪国相手の試合だったり、チームのコンビネーションを深めるためであれば、皆、喜んで欧州から日本に行きます。ですが、今回の相手は明らかに格下。さらに、ハリルホジッチ監督のチームは、アギーレ前監督やザッケローニ元 監督とは違って、コンビネーションをそこまで必要としない。そうなると、今回の試合の意味はほとんどない。それでもレギュラーが確定していない現状では、欧州組は招集を断れない。そういった背景があることも、理解してほしいと思います」

 昨日 行われたハイチ戦も、ニュージーランド戦同様、日本代表はパッとしなかった。後半終了間際になん とか3-3に追いついたが、「コンビネーションや連動性やお互いの意思疎通という意味では、なかなか感じられなかった」と香川が振り返ったように、チームとしての上積みは感じられない。つまり、チームとしても意味のない試合になってしまった。

 W杯を控えた大事なこの時期、いま一度、国際親善試合の意味を考えてほしいものだ。
(文=TV Journal編集部)

「客も入らない、強化にもならない……」サポーターにも見抜かれた日本サッカー協会の“ホーム偏重主義”

<p> サッカー日本代表は「キリンチャレンジカップ2017」で、6日にニュージーランド代表、10日にハイチ代表と対戦。アジア最終予選を勝ち抜き、W杯出場を決めた日本にとって、本番へ向けての強化試合という位置付けの2連戦だったが、ニュージーランド戦が2-1の辛勝、ハイチ戦が3-3の引き分けと、パッとしない結果に終わった。</p>

<p> だが、試合内容もさることながら、日本サッカー協会(JFA)のマッチメイクにも批判が集まっている。日本がFIFAランキング40位であるのに対し、ニュージーランドが113位、ハイチが48位といずれも格下で、これでは強化につながらないという批判である。</p>

またまたサッカーメディアの黒歴史に 「Jリーグ史上2度目の“人違い退場”」に続報がなかった理由とは

またまたサッカーメディアの黒歴史に? 「Jリーグ史上2度目の人違い退場」に続報がなかったワケの画像1
イメージ画像(Thinkstockより)

 8月16日、Jリーグ史上2度目となる“人違い退場”が起きた。

 明治安田生命J2リーグ第28節のFC町田ゼルビア×名古屋グランパスエイト戦で、家本政明主審がプレーに関与していなかった町田の平戸太貴選手に対しレッドカードを提示、退場させてしまったのだ。

 一発退場による選手の取り違えは、2006年にも起こっている。J2第6節、ヴァンフォーレ甲府対セレッソ大阪の56分に西村雄一主審からレッドカードを提示された甲府の池端陽介が退場となったが、後日行われたJリーグ規律委員会にて“人違い”であったと判断され、本来退場処分を受けるべきだった桜井繁に退場処分が付け替えられた。

 一方、町田×名古屋戦から約1カ月後となる9月21日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が記者に対して簡単な状況説明・報告を行ったが、この判定に関する続報はほとんどない。JFAの情報統制があったのだろうか? 参加したサッカーライターに聞いた。

「そんなことはありません。むしろ、審判委員会はしっかりと説明を行いました。ただ、その内容は、サッカーメディアが報じたものと真逆だったんです。訂正報道をするような格好になるので、あえて報じていないのでは?」

 くだんの試合後、各メディアは家本主審を大バッシングした。その急先鋒となったのが、「Goal.com」と「ゲキサカ」だ。「家本主審は、深津康太が『僕がファウルした』と言ったのに聞き入れず、平戸を退場させた」などと報じ、「Goal.com」に寄稿した青山知雄氏は「現場で起こっていたことを複数の証言から構成しました」と記事の信ぴょう性が高いことをツイートしている。

 しかし、事実は違う。前出のサッカーライターによると、まず、家本主審は深津にレッドカードを提示した際に、副審とのやりとりがうまくいかず、自分が誰にレッドカードを示したのかわからなくなってしまった。そこで、選手たちに「誰がファウルをしたか教えてくれないか?」と聞いたところ、平戸の名前が出てきたため、副審に確認し、平戸が退場になったという流れのようだ。

 また、深津が「僕がファウルした」と名乗り出たのは、レッドカードを出した時ではなく、試合が終わった後だったという。

 つまり、審判委員会の報告が事実ならば、「本人が認めても審判団は認めず」というのは大誤報と言われても仕方がない。なぜ、このようなことが起きたのか?

「今のサッカーメディアは、自分の目で見て考えるよりも、選手のコメントを優先する傾向にあります。今回もその最たる例で、『選手がそう言っているのだから』で報道してしまったのでしょう。実際に現場を見ていれば、家本主審と選手の間で、ファウルについてのやりとりがあったのは明らかで、ああいった報道にはならなかったと思います」(同)

「史上2度目の“人違い退場”」と大々的に報じられた件に続報がなかったのは、JFAが情報統制したのではなく、サッカーメディアが誤報を隠すためだったようだ。
(文=TV Journal編集部)

本田圭佑、ついに日本代表落ち! ハリル監督との“不仲説”の真相は?

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 本田圭佑(パチューカ)が、ついにサッカー日本代表から外された。ハリルホジッチ監督が28日、10月のキリンチャレンジ杯2試合のメンバーを発表したが、そこに本田の名前はなかった。

 ハリル監督就任以降、本田は国内組での親善試合以外は、常に招集されてきた。その本田が、岡崎慎司(レスター)、長谷部誠(フランクフルト)らと共に、代表から外されたのだ。

 そのことについて、ハリル監督は「本田は移籍したばかりで、ケガもしていた。現時点でのコンディションでは代表としてプレーできない」と指摘している。いつものように「新しいチームに移籍したばかりなので、クラブでのプレーに集中してほしい」とエールを送るのではなく、「現在のコンディションでは代表は無理」と切り捨てたのだ。

 あれだけ本田に気を使っていた指揮官に、何があったのか?

「ハリル監督は、かなりメディアを気にしています。それは先日のロシアW杯出場権獲得後の会見にも現れていましたし、この日のメンバー発表の会見でもそうでした。発表前に、『サッカーはポゼッション(ボールの支配率)だけではない』と熱弁を始めたのです。これは『ハリルは引いた相手は崩せないのでは? ポゼッションができない』と指摘してきた元日本代表の武田修宏氏や秋田豊氏などメディアに向けたパフォーマンスです。それと同じように、『本田に気を使っている』と報じられていることに対し、このタイミングならば、本田を外しても世論は動かないと踏んで、パフォーマンスとして本田を招集外にしたのだと思います」(サッカーライター)

 この日、会見を取材した記者からは「なんだかフィリップ・トルシエ元日本代表監督を思い出すな」という声も上がっていた。トルシエも、しょっちゅう記者に講義を行い、自身の正当性を示していたが、そのプライドの高さから、選手からは信頼を得られず、スター選手を毛嫌いする傾向もあった。

 では、ハリル監督も本田を嫌っているのだろうか?

「ハリル監督がどうかはわかりませんが、本田のほうはあまり好きではないと思います。というのも、サッカーライターの中には、選手専属で仕事をしているようなフリーライターがいます。彼らが書くコラムには、選手のオピニオンが反映されていることが多いんです。本田を追っているライターたちは、ハリル監督に批判的です。そうといった構図から考えると、本田はハリル監督のことを、自分に合う指揮官とは思っていないのでは?」(前出ライター)

 とはいえ、両者が一触即発になることはなさそうだ。本田は来年のロシアW杯を集大成と考えているだろうし、本番になれば、メディアを気にするハリル監督は、ベンチメンバーとしてでも本田を連れていくだろう。

 両者の間に何かがあったわけではなく、今回招集しなかったのは自身に批判的なメディアに対するパフォーマンスというのが真相のようだ。
(文=TV Journal編集部)

「あれはUFOや河童と一緒!」サッカー愛を叫ぶ小柳ルミ子の“正しい楽しみ方”って?

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『小柳ルミ子 プレミアム☆ベスト シングルセレクション』(渡辺音楽出版株式会社)

 歌手の小柳ルミ子が必死だ。このところ熱烈なサッカーファンとして、新たなイメージを確立。7月の浦和レッズ対ボルシア・ドルトムント戦では、初のサッカー解説に挑戦し「サッカーは人生の縮図」「(選手は)全員、私の子宮から生まれた」など、数々の名言を残した。

 一方で、同じく芸能界きってのサッカー好きで知られる明石家さんまについて振られると「悪いけど、さんまさんと比較しないでほしいくらい(サッカーの試合を)見ています」とライバル心をムキ出しにした。

「彼女はガチのサッカーファン、いやマニアといっていいでしょう。睡眠時間を削り、年間2,000試合以上見ている。某有名選手との対談本も進行中といいます」(スポーツ紙記者)

 とはいえ、ちょっと待ってほしい。正直、小柳がここまでサッカーに詳しいとは、多くの人が初耳だったはずだ。

「サッカーよりも歌手や女優、もっといえば麻雀のイメージのほうが強い。『彼女のサッカー好きは、UFOや河童と同じオカルトの類い』と鼻で笑う業界人がいるのも事実。現に、7月の初解説では香川真司選手にダメ出しをし、『何様だ!』という声も上がっていた」(別のスポーツ紙記者)

 小柳サイドは、このサッカーキャラを来年のロシアW杯まで引っ張り、ボロ儲けしたい算段だという。

「ついひと月前までは、サッカー愛をイジられるのが嫌でスポーツ専門番組だけに営業をかけていたが、なかなかうまくいかなかった。そこで方針転換。今ではバラエティー番組のオファーも積極的に引き受けている」とはテレビ関係者。

“因縁”のさんまとも『痛快!明石家電視台』(毎日放送)で共演を果たし、来月2日に放送される。

 ほかにも「今月末に特番の放送が控えている。そこで、ある共演者からサッカー愛をディスられ、マジギレ。現場は大荒れで、収録中止になってもおかしくなかった」(同)ほどのトラブルも発生していたという。

 制作サイドとしては、小柳の尋常ならざるサッカー愛はイジってナンボ。それを本気で嫌がる小柳の“狂気”こそが、見どころなのかもしれない。

芸能人の“ぶっちゃけ”だけじゃない! 『しくじり先生』が見つけたアスリート・エピソードという鉱脈

<p> 2014年のレギュラー放送開始以降、世間の話題に上ることが多かった『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)が、いよいよ今月いっぱいで終焉を迎える。今後は特番として継続されるというが、一時代を築いた番組としては、その潔すぎる終わり方がなんとも感慨深い。</p>

<p> そこで本稿では、この番組を“スポーツ視点”で振り返ってみたい。というのも、登場した『しくじり先生』のうち、アスリート(元スポーツ選手)の占める割合がかなり高かったからだ。</p>

<p> そもそも、レギュラー化以前の特番時代からして、大林素子(バレーボール)と池谷幸雄(体操)、織田信成(フィギュアスケート)という強烈ラインナップ。濃度が濃すぎたからか、深夜レギュラー時代に「しくじりアーカイブス アスリート編」として池谷編、織田編が再編集されたほどだった。<br />
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“反ハリル”メディアに反撃成功も……ハリルホジッチ「続投」は正しい道なのか?

反ハリルメディアに反撃成功も……ハリルホジッチ「続投」は正しい道なのか?の画像1

 FIFAワールドカップ2018ロシア大会出場を決めたサッカー日本代表だが、サッカー界全体が祝福ムードになっているとは言い難い。

 それが顕著になったのが、W杯出場を決めたオーストラリア戦後の記者会見だろう。会見場に現れたハリルホジッチ監督は、今後も日本代表監督を続けるかどうかは未定だと語り、記者からの質問には答えずに会見を終了させた。

 翌日、異例の会見を行った理由について「私と共に働いている人たちも少し焦っている部分がありましたし、私を攻撃しているメディアがあることも耳に入っていました。私の昨日の発言は、私を批判し、プレッシャーをかけた方に向けた」と、メディアに対する不満をぶちまけたのだ。

 批判されるのは代表監督の常であり、日本の監督批判がそこまで過激だとは思えない。いったい、何があったのだろうか? サッカーライターに聞いた。

「オーストラリア戦のメンバー発表の会見で、元日本代表の秋田豊氏が、W杯出場を懸けた大一番に経験の少ない若手を多数招集したことについて質問。監督は『私がベストだと思う選手が、きょう発表したリストだ』と反論しましたが、それに呼応するように、日刊スポーツが『オーストラリア戦に引き分け以下なら、解任か』といった記事を出し続けた。大手スポーツ紙は、日本サッカー協会(JFA)の意に沿わないような記事は書かない。つまりJFA、もしくはハリル周辺に反ハリル派が存在するということ。その証左として、スポニチはオーストラリア戦前の非公開練習の内容を、日刊スポーツはハリル監督の身内が末期がんであることをスクープしています。通常、周囲に情報提供者がいないと書けません。そういった状況に対し、『共に働いている人は焦っていた』と周囲をけん制し、そこから情報を得て自身を批判していたメディアに『批判してもいいが、ただでは済まないぞ』と警告したわけです」

 この会見を受け、ハリル監督を批判してきた大手メディアは、ファンから集中砲火を浴びている。また、批判派の急先鋒だったライターの木崎伸也氏の記事は炎上し、弁明を余儀なくされた。まさにハリル監督の狙い通りで、そんな彼の姿勢を称賛する声も上っている。が、この状況に、前出ライターは警鐘を鳴らす。

「もちろん、批判の展開に問題点はありました。ただ、だからといって、『W杯はハリル監督で』というのは早急すぎます。ハリル監督は相手の動きに合わせて対応していくリアクション戦術に優れた監督ですが、強豪国相手に同じようなサッカーができるか? また、南アフリカ大会のパラグアイ戦のように、日本を警戒してくるチームに対し、それを打ち破る戦術を持っているのか? 選手交代にも賛否があります。現段階で“ハリル万歳”モードになっているメディアにも、違和感を覚えます」

 ハリル監督を全面的に支持するメディアの中には、イビチャ・オシム元日本代表監督を崇拝していた媒体も見かける。志半ばで倒れたオシム元監督を、ハリル氏に重ねているようにすら映る。

 批判する側も、全面的に支持する側も、「ハリル監督で、日本を警戒してくるチームと対戦するグループリーグを突破できるか」を語っていないのが現状だ。
(文=TV Journal編集部)

インテル・長友佑都、妻・平愛梨妊娠で“日本復帰プラン”が浮上か

インテル・長友佑都、妻・平愛梨妊娠で日本復帰プランが浮上かの画像1
写真:日刊スポーツ/アフロ

 女優の平愛梨が9月2日、第一子を妊娠中であることを発表。夫・長友佑都(インテル)の日本復帰が現実味を帯びてきた。

 長友と平の交際が発覚したのは2016年6月のこと。『もしもツアーズ』(フジテレビ系)で共演していたお笑い芸人の三瓶がキューピッド役となり、交際がスタートした2人は、今年1月に結婚し、今月2日に妊娠を発表した。結婚を機に、愛梨はイタリアに渡っており、出産もイタリアですると報じられているが、それを不安視する声も多い。週刊誌の芸能記者は語る。

「現在はミラノで生活する愛梨ですが、今年4月、妹の祐奈が『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に出演した際、姉について『観光には全然興味が出ない』『家から出ないようにしている』『長友さんが帰ってくるまで、何をしたらいいかわからない』と言っていることを暴露し、イタリア暮らしに不安を抱えていることが発覚しました。愛梨はその後、Twitterでこれを明るく否定しましたが、仲が良く、しょっちゅう連絡を取っているという妹が言うことですから、少なくとも当時はイタリアになじんでいなかったのは間違いないでしょう」

 愛梨はブログやTwitterを行っているが、そこに登場するのは日本の話ばかりで、イタリアの話はまったく登場していない。さらに夫の長友にも、日本復帰がささやかれる事情がある。スポーツライターが語る。

「2011年にイタリアのチェゼーナに移籍し、ほどなく強豪・インテルに移った長友は、そこでレギュラーを獲得。15年にロベルト・マンチーニが監督に就任すると、出場機会が減り、一時は放出がほぼ決まりかけていましたが、昨年末、新たに19年までの3年契約がまとまりました。しかしインテルは先ごろ、2,000万ユーロ(≒26億円)を払い、長友と同じ左サイドのダルベルト・エンリケをニース(仏)から獲得しました。一方では、長友の古巣・FC東京がひどい状況です。FWには大久保嘉人、前田遼一、ピーター・ウタカと、Jリーグの得点王経験者を3人集め、その他にもチームには太田宏介、永井謙佑、森重真人、丸山祐市、徳永悠平、東慶悟など、日本代表やU-23代表がゴロゴロいますが、チームが現在10位。天皇杯もルヴァン杯もすでに敗退しており、タイトル獲得は絶望的です。FC東京は資金は潤沢にあるので、長友にラブコールを送っても不思議ではありません」

 夏の移籍ウインドーはすでに閉まってしまったので、早くとも今冬での移籍となるが、日本での芸能活動にも未練を残す愛梨にとっても、夫の日本復帰は悪い話ではないはずだ。ハリルホジッチ監督は海外でプレーする選手が好きだが、長友ほどの実績があればそれも無関係。愛梨の出産予定の1月~2月頃、電撃復帰があっても不思議ではなさそうだ。

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