「43お騒がせ!東アジアニュース」の記事一覧(18 / 159ページ)

松島トモ子仰天! トラ襲撃による死亡事故続発も、動物園の入場者は倍増?

<p> 春節休みでにぎわう中国の動物園で、惨劇が起きた。</p>

<p>「鳳凰網」(1月29日付)によると、浙江省寧波市にある雅戈爾動物園のトラの飼育エリアに突然、一人の男性が現れた。男性はトラに駆け寄り、戯れようとしたが、トラのほうは驚いたのか、一匹がこの男性にかみつくと、ほかのトラも次々と後に続いたという。男性を救出するため、飼育員が爆竹や水鉄砲、空砲などを使ってトラを遠ざけようとしたが、トラは男性から離れず、この時すでに</p>

またも韓国軍でいじめ発覚! 2日間でチョコパイ180個の「食拷問」

またも韓国軍でイジメ発覚! 2日間でチョコパイ180個の「食拷問」の画像1
「ロッテ チョコパイパーティーパック 」

 悪質ないじめや“かわいがり”がたびたび問題となる韓国軍だが、1月中旬、今度は海兵隊の“食拷問”が発覚した。国家人権委員会(以下、人権委)の調査によると、昨年6月から9月にかけて、先輩兵士が新兵に大食を強要するなどの悪質ないじめがあったという。

 被害者のひとりは、先輩から両サイドのポケットにチョコパイ7~9個を常備するように言われ、中に入っているチョコパイをその場ですべて食べるよう強制されるなど、頻繁に食拷問に遭ったと証言している。また、別の兵士はチョコパイをハンバーガーのように10個ほど積み重ね、「1分以内に食べろ」と強要されたり、短期間で体重が20㎏も増えた兵士もいたという。

 人権委の調べに対し、この先輩兵士は「自分も昔、先輩の兵士から食拷問させられた」と釈明。「大統領からとして届いたチョコパイを、2日間で180個食べさせられた」と話したという。

 このように海兵隊内では、食拷問は“伝統”にさえなりつつある。後輩隊員が入ってくると、前年にいじめを受けた先輩隊員たちにより、同じ食拷問が強要されるサイクルがあるようだ。常軌を逸した体育会系のノリが深く根付いて久しいという。

 人権委側は「2011年には海兵隊2個部隊の調査を通じて、軍隊内の悪習を改善するように勧告した。また15年には、一等兵の死亡事件などの調査を通じて、国防部長官にあらためて軍隊内の悪習改善を勧告している(中略)国防部からは複数の対策を講じたとの知らせがあったが、今回の調査結果では、その悪習はなくなっていないことがわかった」と指摘している。

 また人権委は、軍内部の悪習改善は難しいと判断、海兵隊司令官に対し、外部の専門機関も参加しての組織診断を実施するよう勧告した。

 兵役経験がある30代男性は、次のように話す。

「チョコパイは、とてもありがたいもの。兵役中の数少ない楽しみのひとつでもある。ですが、2日間で180個は病気になるか、死ぬレベル。体育会系の悪ノリは、ほどほどにしてほしい」

 今後、韓国軍隊内の悪習は改善されるのだろうか?
(取材・文=河鐘基)

過熱する「台湾人による韓国人レイプ事件」報道に疑問符……そもそも韓国は、外国人にとって安全な国なのか?

過熱する「台湾人による韓国人レイプ事件」報道に疑問符……そもそも韓国は、外国人にとって安全な国なのか?の画像1
イメージ画像(Thinkstockより)

 韓国では連日、台湾人タクシー運転手による韓国人女子大生レイプ事件がニュースになっている。現地警察などによると1月12日、タクシーで台北市内を観光していた女子大生3人のうち2人が運転手に勧められた飲料を飲んで意識を失い、レイプ被害に遭った。飲料には睡眠薬が入っており、同様の事件は7件ほど起きているという。

 被害者たちが利用したタクシー会社は、韓国人観光客を相手に9年間無許可で営業していたことが発覚。今回の事件で非難が殺到し、現在業務停止となっている。

 韓国ネット民からは、「台湾は嫌韓・親日国家。行かないのが正解」「隠れたレイプ天国だったな」「何が悲しくて、わざわざ台湾なんかに行くの?」「台湾は見どころがない。そのお金で、ほかの国に行けよ」などといったコメントが寄せられ、台湾に対するイメージも急落しているようだ。

 しかし、ほかの国から見れば、韓国も決して安全な観光地とはいえないだろう。1月30日に放送された『聯合ニュースTV』によると、ソウルの両替所では、30代の日本人女性が韓国人男性に痴漢被害を受けたという。女性は両替所の主人にいきなり抱きつかれ、胸を揉まれたが、主人は「揉んだのではなく、ちょっと手が触れただけ」と主張。しかし、この事件が明るみになると犯行を認め、警察に逮捕された。

 昨年5月には、江南(カンナム)のクラブで日本人女性の体を触ったとして、韓国の軍法務官が強制わいせつ罪で現行犯逮捕されている。観光客が多く訪れる明洞(ミョンドン)では、コスメショップの前で客引きの男たちが日本人女性に痴漢行為をすることが多々あるという。

 そもそも、韓国は「女性観光客にとって危ない国」として世界的にも悪名高い。昨年5月には、スウェーデン人観光客が韓国人男性3人組にレイプされる事件が起きた。しかも、男らは「白人女性をレイプした」と自慢するため、女性の裸も撮影したという。また、この事件を受けてオーストラリアで放送されたテレビ番組では、26歳のオーストラリア人女性が韓国でレイプされた経験を告白。女性観光客にとって韓国は、まさに危ないことこの上ない。

 韓国人が今回の事件に怒り心頭なのはもっともだが、同時に韓国を訪れる観光客の安全を守り、安心させることも必要だろう。
(文=S-KOREA)

●参考記事
外国人女性の被害続々…“女性観光客にとって危ない国”に落ちた韓国
http://s-korea.jp/archives/5821?zo
もう二度とごめんだ!! 中国人観光客が韓国にガッカリする理由とは
http://s-korea.jp/archives/9277?zo

檻に閉じ込めた猫に熱湯をバシャーッ! 鬼畜すぎる動物虐待犯に50万円の懸賞金

檻に閉じ込めた猫に熱湯をバシャーッ! 残忍すぎる動物虐待犯に50万円の懸賞金の画像1
イメージ画像(足成より)

 残忍な動物虐待動画が韓国のネット上に出回り、物議を醸している。動画は全部で3本あり、それぞれ40秒ほどの短いものだが、檻に入れられた猫を虐待する様子が映し出されている。
 
 ある動画では、ストーブの上で沸騰したやかんの取っ手を握り締め、おもむろに檻に向かって歩きだす。そして、謎の奇声を発しながら、猫に向かってその熱湯をかけ始めるのだった……。猫は威嚇の声を上げ、檻の中を逃げまどうが、投稿者はさらに興奮した様子で、熱湯をかけ続けた。

 別の動画では、焼却炉で熱した鉄の棒を握り締め、檻の隙間から猫を執拗に刺し続ける姿が映されている。

 どの動画でも共通しているのは、投稿者が喜びの声を上げながら、猫を虐待しているという点だ。

 映像を見た韓国ネット民は「このキチガイを捕まえて、熱湯をぶっかけてやる」「このクソサイコ野郎を捕まえて、同じ目に遭わせろ」「人の皮をかぶった悪魔だ」「とても見てられない」などと、怒りの声を上げている。

 1月28日、韓国の動物保護団体「ケア」は、この動画をYouTubeにアップした投稿者の情報に対して、500万ウォン(約50万円)の懸賞金を出すことを発表。投稿者を見つけ次第、警察に通報すると表明した。31日時点で投稿者の身元は明らかになっていないが、同団体の調査では大邱(テグ)在住の30代の男で、ゲームの動画投稿などをしている人物だとみられているという。

 しかし、仮に投稿者を特定できたとしても、重い処罰を下すことは難しそうだ。韓国の現行動物保護法では、動物虐待犯は1年以下の懲役または1,000万ウォン(約100万円)以下の罰金刑となっているものの、1991年の同法施行からこれまで1人も懲役刑に処された者はいないのが現実だ。

 同じ目に遭わせろ、とまでは言わないが、それ相応の処分が望まれる。

10日がかりの“おもてなし”が一瞬で台無しに……中国人観光客が春節初日に縁起物を集団略奪!

10日がかりのおもてなしが一瞬で台無しに……中国人観光客が春節初日に縁起物を集団略奪!の画像1
柱に群がるようにして、下から紅絲帯を引っ張る観光客たち

 中国では1月27日から2月2日まで、春節の長期休暇となっているが、膨大な数の観光客が国内外の観光地へと押し寄せた。

 かつては日本でも数々の問題を引き起こしたりしていた中国人観光客たちだが、最近はマイナートラブルが起こる程度で、マナーも改善されてきている。しかし、自国の観光地では、狼藉を働く観光客がまだまだ後を絶たない。しかも、その数があまりにも多いために、もはや収拾がつかなくなってしまうケースもあるようだ。

 四川省の省都・成都から北に約40キロのところにある広漢市には、紀元前2000年以前のものと思われる集落が発掘された三星堆遺跡があり、人気観光スポットだ。

 そこに隣接する星堆博物館では、春節の旅行客を迎えるために職員たちが10日がかりで「紅絲帯」と呼ばれる赤いリボンを大量に準備し、施設内の柱などに結びつけて飾った。この「紅絲帯」は、おめでたい言葉や願い事などを書いて木の枝に結びつけたりするもので、春節の伝統的な風物詩ともなっている。

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「公共の物を勝手に取ってはいけない」という子どもに対する教育など、中国には存在しないようだ
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紅絲帯が結び付けられている柱にも、平気でよじ登る

 こうして迎えた春節初日。多くの観光客が星堆博物館に押し寄せたが、そこで彼らが目にしたのが、柱からぶら下がっている数多くの紅絲帯。本来なら、ただ眺めるだけのものなのだが、彼ら観光客はそんなことなどお構いなしだ。

 博物館の職員が紅絲帯を取らないよう旅行客に呼びかけたのだが、みんな先を争うようにして柱によじ登ったり、下から引っ張ったりして奪い取っていったため、紅絲帯はあっという間になくなってしまったという。職員たちの10日間に及ぶ苦労は、たった数時間で無に帰したわけだ。

 新聞記者の取材に答えた観光客の一人は、紅絲帯を取るのは慣習だと言い、「取った紅絲帯は娘の頭に飾り付ける。お守りみたいなものさ」と、悪びれる様子すらない。

 博物館の職員によると、この状況は、今年に限ったことではないようだ。いわく、簡単に取られないよう、紅絲帯を高いところに結ぶこともできるが、観光客がよじ登って落ちたりする事故が起こる可能性があるため、結局は低いところに結ばざるを得ないのだという。

 中国国内における観光客のマナーが改善されるには、まだまだ時間がかかりそうだ。
(文=佐久間賢三)

タバコが原因で、兄弟ゲンカが殺人未遂事件に発展……毎年恒例「春節事件簿」

タバコが原因で、兄弟ゲンカが殺人未遂事件に発展……毎年恒例「春節事件簿」の画像1
イメージ画像(photo by 梦回春秋 from Flicker.)

 韓国では1月27日から3日間、旧正月休みとなったが、例年この時期には、さまざまなトラブルが起きる。韓国警察によると、2012~16年の旧正月休みに発生した、窃盗・強盗・暴行・殺人の4大犯罪は、合計7万8,000件に上るという。著しく犯罪率がアップする期間で、今年も例外なく事件が相次いだ。

 先陣を切ったのは、仁川(インチョン)地域の、男4人、女2人の美人局グループ。彼らは旅館やサウナを転々としながら生活していたのだが、案の定、金が尽きて犯行を思いつく。チャットアプリを通じて知り合った50代男性をホテルに呼び出し、暴行。現金14万ウォン(約1万4,000円)を強奪し、タクシーで逃走した。だが、6人の姿は監視カメラにとらえられており、すぐに逮捕となった。警察は現在、余罪についても捜査中だ。

 その翌日には、忠清南道(チュンチョンナムド)で凄惨な事件が起きた。

 両親と兄(44)が住む実家に弟(43)が帰省し、久しぶりの家族だんらんに盛り上がる一家だったが、兄がタバコを吸い始めたことで雰囲気は一変する。弟が突然、「父親の前でタバコを吸うのか!」と激高したのだ。泥酔していた兄弟は口論となり、ヒートアップした結果、弟は兄を包丁で刺してしまう。病院に運ばれた兄は一命を取り留めたが、弟は殺人未遂で逮捕。いくら酒に酔っていたとはいえ、タバコ1本で実の兄弟が殺し合いにまで発展するとは、なんとも恐ろしい。

 このほかにも、「500万ウォン(約50万円)の金品を強奪した空き巣が、帰ってきた一家と鉢合わせ」「離婚が原因で、うつ病を患う女性が焼身自殺未遂」「夫婦ゲンカの末、夫が妻の車に放火」など、大小さまざまな事件が起こっている。

 新年に浮かれる世間をよそに、今年もトラブル続きの1年となりそうだ。

濃厚すぎるファンタジーワールドで合法トリップ!「松月洞童話村」

<p> 童話村のことを聞いた時は、正直「またか……」という思いしかなかった。</p>

<p> お年寄りしかいない寂れた町や、いわゆる貧民街を、「アート」と称する派手なばかりの壁画で埋め、観光客を呼び込もうとする手法は、韓国では実にありがちだ。</p>

<p> 前回の碑石文化村(参照記事)のように、日本人の墓石の1つや2つあればいいのだが、壁画だけでは珍スポと言うには物足りず。むしろ美大生が描いたようなしょぼいイラストで、せっかくの趣が台無しになった古い町を数多く見てきたものだ。<br />
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春節を狙った国連の“中国人ディス”に波紋「欧米人のクリスマスはどうなんだ!?」

春節に合わせた国連の中国人ディスに波紋「欧米人のクリスマスはどうなんだ!?」の画像1
旧暦の大みそかの夜、国連が飢餓児童の写真を投稿した

 春節(旧正月)の前夜、つまり大みそかに当たる1月27日、中国では「年夜飯」といって、家族や親戚一同が集まり、夕食を共にする習慣がある。そんな団らんのひと時に水を差す出来事が起こった。

 1月27日21時44分、国連が中国版Twitter「微博」の公式アカウントでこんな投稿をしたのだ。

「年夜飯は食べ終わりましたか? さぞかし豪勢だったことでしょう。でも、ご存じですか? 世界では、8億近くの人が毎日飢餓の苦しみに耐え忍び、貧困の中で生活しています」

 この投稿には、肋骨が浮き出るほどにやせ細ったアフリカの飢餓児童の写真までつけられていた。これには、多くの中国人が憤慨。「年夜飯を食べなければ、彼らが飢えなくなるというのか?」「なぜクリスマスではなく、中国の大みそかに投稿したんだ?」「中国だって、最近ようやく食えるようになったばかり」「“世界警察”である米国が面倒を見るべきだ」などと、さまざまな怒りのコメントが見受けられたが、それから約3時間後、年明け早々にまた新たな投稿がされた。

春節に合わせた国連の中国人ディスに波紋「欧米人のクリスマスはどうなんだ!?」の画像2
その3時間後には、戦争の写真を投稿し、中国の正月気分に水を差した

「新春の祝賀花火が上がる時、あなた方に別の世界を紹介します」

 この一文とともに投稿された写真には、左側が花火で右側には、砲弾か何かが炸裂している様子が写されていた。これに対し、ネット上には「誰かFacebookで米国人に見せてやってくれない?」「欧米が戦争を引き起こしているのに、中国人にこれを見せて意味があるの?」「こういうのを中国では、教養がないというんだ」などのコメントが書き込まれた。

「環球網」(1月29日付)によると、前者の投稿には2万4,000、後者には4万7,000ものコメントがついた。

 いずれの投稿も29日のうちに削除されたようだが、保守系メディアが批判を続けており、中国の国連に対する遺恨となりそうだ。
(文=中山介石)

開院前からの計画的犯行か? 障害者や認知症患者を奴隷扱いする「ブラック病院」にメス

開院前からの計画的犯行か? 障害者や認知症患者を奴隷扱いする「ブラック病院」にメスの画像1
入院患者の様子

 韓国・仁川(インチョン)にある精神科病院でとんでもない不祥事が発覚し、物議を醸している。なんと、病院の諸経費を節約するため、認知症や精神障害を持った患者に、病院の雑務を強要していたというのだ。

 逮捕されたのは、同病院の院長(45)と事務長(55)。この病院は、2015年11月に市から開院許可を得たが、院長らは開院にあたっての必須条件である産業廃棄物処理委託契約書やクリーニング業務委託契約書を偽造して保健所に提出。判断能力に問題がある長期療養患者に、ほかの入院患者の服の洗濯やおむつ交換などをさせていた。

 当然、韓国の精神保健法では、治療やリハビリ目的以外の、患者の労働は禁止されている。しかし、院長らはそうした規約を完全に無視。患者たちに手錠をかけたり、暴力で支配下に置き、奴隷のように使っていたのだ。
 
 腐敗していたのはトップだけではなかった。この病院に勤める療養保護士(日本でいうヘルパー)(49)も、実に悪質だ。彼は言うことを聞かない患者を殴りつけるだけでなく、女性患者にキスを強要するなど、やりたい放題だったという。
 
 この病院の悪事が発覚したのは、退院した患者から「療養保護士が患者を手錠で拘束して暴行を加えたり、食事を与えられていない患者がいる」と警察に通報があったことがきっかけだった。全患者への聞き取り調査の結果、1月23日に前出の3人を精神保健法違反の容疑で逮捕。療養保護士には、さらに強制わいせつ容疑も加えられた。
 
 あまりにも非道な病院に、韓国ネット民も「なぜ、こんなクズどもの名前や病院名を公表しないんだ?」「こいつらのせいで、保護士のイメージが悪くなる」「むしろ主犯3人を精神科病院へ放り込め!!」などと怒りを爆発させている。

 くしくも、事件が明るみになる3日前の20日、障害者の意思を無視して労働を強要した場合、7年以下の懲役または7,000万ウォン(約700万円)の罰金を科すという内容が導入された「障害者福祉法改正案」が国会本会議を通過している。それも踏まえて、院長たちにどれほど重い刑罰が下されるのかに注目したい。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・健康な人が“強制入院”させられる!? 韓国で精神病院の患者数が増加するワケ
http://s-korea.jp/archives/4188?zo
・患者を170日間も不法監禁した国立精神病院の院長…その違法性はどこに?
http://s-korea.jp/archives/6125?zo

うらやましすぎ!! 不動産バブルに沸く中国農村で、村民全員に約400万円の“特大お年玉”

「農村=貧しい」だけじゃない!? 空前の不動産バブルで、村民全員に500万円のお年玉の画像1
1月23日、泥湾村の村民には、10万元が振り込まれたことを知らせるショートメッセージが届いた

 春節(旧正月)中は、中国でも「紅包(ホンバオ)」というお年玉を渡す習慣がある。ただし日本とは違い、受け取るのは必ずしも子どもだけではない。

「毎日経済新聞」(1月26日付)などによると、広東省珠海市にある泥湾村では、村民全員にお年玉が支給されたという。

 驚くべきはその額だ。総額5億元(約82億5,000万円)を2,000人の村民で分け合うことになったのだ。1人当たり25万元(約412万円)の計算になる。

 1月23日に10万元(約165万円)がすでに振り込まれており、春節後に残りの15万元(約247万円)が振り込まれるという。

 この巨額お年玉の原資は、大部分が、共同所有していた土地の売却益だという。中国の土地は、国家による所有と共同所有に分けられるが、都市部の土地は国有であり、不動産の売買は、厳密にいうと借地権の売買である。一方、農村部では共同所有が認められているが、転売することはできないのが原則だ。

 ところが、不動産大手、中原地産のエコノミストによると、「共同所有する土地を国有化する代わりに国から借地権を譲り受け、その借地権を売却する」という方法で、現金化が可能だという。

「農村=貧しい」だけじゃない!? 空前の不動産バブルで、村民全員に500万円のお年玉の画像2
共同所有地の譲渡で開発ラッシュに沸く王府基村

 この“錬金術”は全国的に行われている。「都市快報」(1月21日付)によると、浙江省温嶺市の王府基村では、全村民1,200人が30万元(約495万円)のお年玉を受け取った。中には270万元(約4,450万円)もの大金を手にした9人家族の世帯もあったという。

 王府基村は昨年、共同所有地の一画を入札にかけたところ、10社が応札し、最終的には温州市の企業が5億5,800万元(約92億700万円)で落札した。それが高額お年玉につながったというわけだ。2016年の不動産市場が好調だったことも、巨額お年玉を可能にした一因といえよう。

 中国では、経済発展とともに貧富の差の拡大が問題となっているが、これらの事例を見る限り、「農村=貧しい」という方程式が、必ずしも当てはまるというわけではなさそうだ。
(文=大橋史彦)

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