結局は9割が大樹に拠った……80年代に「フリーター」を推奨した人々の、その後の人生

<p> フリーターという言葉を広めたのは、リクルートのアルバイト情報誌「フロムエー」。</p> <p> 1987年には「フロムエー」創刊5周年を記念して『フリーター』というタイトルの映画もつくられている。この映画、金山一彦演じるフリーターの若者が、羽賀研二や鷲尾いさ子とともに人材派遣サークルなるもので活躍する映画。なぜか途中から三浦友和とビジネスで対決するという筋立てで、フリーターというよりはベンチャー企業を立ち上げた若者たちの青春映画という趣き。</p> <p> ともあれ、この映画を通じて喧伝されたのは、フリーターという新しい生き方。その生き方で享受されると信じられたのが、会社や社会に縛られない自由な生き方というものである。</p>

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