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代表辞任の蓮舫参議院議員、自ら“猛批判”した公用車での「家族送迎」自分もやっていた!?

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民進党 公式サイトより

 7月27日に民進党代表を辞任した蓮舫参議院議員には、党内の抵抗勢力に屈したという見方も出ている。事実、体制刷新を求める勢力との主導権争いになれば、党分裂に発展する恐れがあった。しかし、あの鉄面皮の蓮舫議員を崩した流れには、かなり強引な面もあったと漏らす民進党関係者がいる。

「蓮舫さんには、身内からゴシップを突きつけられたというウワサもあるんですよ……」

 それが何かは教えてもらえなかったが、実はその一端かもしれない話がひとつある。彼女が自分の子どもを公用車に乗せて送迎をしていた疑惑があるのだ。

 公用車の私的利用については、先ごろ自民党の金子恵美衆議院議員が問題となった際、蓮舫議員自身が目を吊り上げて批判していた。金子議員が「保育園の送り迎えはルール上問題ない」としたことに「まったく共鳴も、理解もできません。議員会館にある保育園。ならば、会館まで自力で行き、そこから公用車で総務省に出勤すれば済む話です。公私混同の感覚が絶対的に欠如してます」と言っていた。しかし、これに首をかしげたのが東京・目黒区の蓮舫議員宅の周辺住民だ。

「朝、娘さんと一緒に車に乗っているのをよく見ています。どこへ行っているのかは知りませんが、あれ公用車でしょう。それが悪いことかどうかわからなかったんですけど、金子さんの問題を蓮舫さんが批判していたから、『あれ? 自分も乗せているのに』って思ったんです」

 蓮舫議員には2人の子どもがいる。今年20歳になる男女の双子で、昨年11月の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)でも共演。容姿端麗な娘は番組放映後、ネット上で評判となっていた。

 先の情報を得て、蓮舫議員宅近くを探ってみると、近くに中学校や高校があり、自宅前の細い道にも朝は人通りが多い。そこに毎朝、公用車が自宅前まで迎えに来ているという。

 ある日の午前9時頃。薄紫色のスーツで身を固めた蓮舫議員と、母親似の小柄な娘が一緒に自宅から出てきた。玄関から階段を駆け下り、2人は足早に公用車に乗り込んだ。蓮舫議員は娘をどこへ送ろうというのだろうか。そこを追跡したが、公用車は法定速度をかなり上回る速度で国道を走っていき、見失ってしまった。残念ながらその行き先を究明することはできなかったが、人目がつく中でも娘を公用車に乗せていたのは事実だった。

 金子議員の問題では批判していた蓮舫議員が、娘の送迎に公用車を利用しているように見えたのは、近隣住民が疑問を持った通りだった。これはルール違反かどうかの問題ではないと蓮舫議員自身が言っていたことだ。二重国籍問題では主張が二転三転し、言っていることの信頼性が大きく損なわれた蓮舫議員だけに、こういう脇の甘さが命取りになった可能性はある。記者がちょっと見ただけでもこんな話が出てくるのだから、身内からのゴシップはほかにもあるかもしれない。

 もっとも、蓮舫議員は辞任会見で「私自身をもう一度見つめ直さなければならない」と言っていたから、本人もミステイクに心当たりがあるのかもしれない。いずれにせよ、他人には口角泡を飛ばして批判するのに、自分が守勢に回ると打たれ弱さを露呈したことが、党内の求心力低下を招いたようだ。
(文=輝井宏重/NEWSIDER)

魚は勝どき橋を渡って買ったほうが激安……豊洲移転で、築地のブランドと観光地価格も消滅か

<p> 都知事選を前に小池都知事によって表明された、築地市場の豊洲移転への決着案。豊洲移転後に築地にも市場機能を作り、希望する事業者は再整備した築地へ戻ってくることもできるという、なんだかよくわからない決着となった。今回の都議選における小池都知事率いる都民ファーストの会の圧勝により、この決着案が推進されることになりそうだ。</p>

<p> これまで、世界でも例を見ない“都心に存在する市場#として評価されてきた築地市場。ここは、長らく観光地としても脚光を浴びてきた。豊洲移転問題が議論された背景には、都心に存在する食のワンダーランドが消滅し、観光地としての価値が低下することへの危惧があったことも確かだろう。</p>

<p> 一般市民にとっての築地市場の意識は、まず観光地である。初めて足を踏み入れた人は驚くのではあるまいか。何せ、すべては観光地価格。とりわけ、築地市場で広く商われている鮮魚は、決して安いわけではない。筆者も銀座の外れに事務所を構えてから、幾人もの人に言われた。「築地が近くでおいしいものもいっぱいですねえ~」と。</p>

中国人の訪日滞在コストは3割アップ! 英のEU離脱で“爆買い終了”が決定的に!?

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もう彼らに会えなくなるとしたら、寂しい限りだ……

 欧州連合(EU)からの離脱・残留を問う英国国民投票で、離脱派の勝利が判明した24日、東京外国為替市場の円相場は一時、1ドル=99円台と100円を割り、終値でも2年7カ月ぶりの円高ドル安となった。投票前、残留優勢と見込んでいた市場は混乱。日経平均株価も1,200円以上値を下げた。

 一方、円暴騰に素早い反応を示したのが、中国人たちである。

「次の国慶節(10月1日)に日本へ行こうと思っていたのに、こんなに円が高くなってしまっては考え直さなければ……」

 同日、中国版Twitter「微博」で、あるユーザーはこう落胆の声を漏らしていた。それもそのはず、日本円は、人民元に対しても大幅に高騰しているのだ。ちょうど1年前、1元=20円だった為替レートは、ここ数カ月の円高基調でジリジリと下がり続け、英国民投票の結果を受けて、24日には15円半ばとなった。これはつまり、日本を旅行する中国人にとって、何もかもが3割増しとなることを意味する。今でこそ日本に群がっている爆買い中国人だが、機を見るに敏な彼らは、近いうちにクモの子を散らすように日本からいなくなってしまうかもしれない。

 官製メディア「人民網」でも、英国民投票より前の6月22日付の記事で、「円高によって、日本での外国人のブランド品爆買いは終わるだろう」という見通しを報じている。また同記事では、日本百貨店協会が発表している全国百貨店売上高が今年3月以降、3カ月連続でマイナスとなったことも、円高による外国人離れが原因sと指摘している。

 一方では、日本製品の駆け込み購入も起きている。広東省広州市在住の日本人男性は話す。

「24日の昼、中国人の義母は円の暴騰をニュースで知るとと、すぐに友人らと連れ立って香港に買い出しに出かけました。香港で売られている日本製の日用品や薬を、円高を理由に価格改定されないうちに買い込むためです。それにしても、中国人のこういう瞬発力には、感心するばかりです(笑)。また、市内の電気量販店からは、日本製の一眼レフが店頭から姿を消していました。店員は『値上げを心配して、客が買っていった』と行っていましたが、値上げしてから売るために、店側が販売を停止したのかもしれません」

 実際、ネット上の転売品市場では、すでに日本製品の値上げラッシュが巻き起こっている。

「ここ1カ月ほどで、『淘宝網(タオバオ)』や『微信』(中国版チャットアプリ)で販売されている日本製品が、どんどん値上げされている。円高によって、転売業者の仕入れコストが上昇しているためでしょう」(北京在住日本人主婦)

 爆買い依存も指摘されている日本のインバウンドビジネスだが、果たして東京五輪まで持つのだろうか?
(文=牧野源)

「出たがりサイコパス」!? ワタミ創業者・渡邉美樹氏の「社員過労自殺」弁解に呆然

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きみはなぜ働くか。(日本経済新聞出版社)

 居酒屋「和民」などを展開する飲食チェーン・ワタミの創業者で、参議院議員でもある渡邉美樹氏が「日経ビジネス」(日経BP社)に登場。2008年に起きた女性従業員の過労死自殺に関し自身の考えを伝えた。この事件は裁判に発展し大きな注目を集めたが、昨年12月、従業員遺族との「和解」で一応の幕を閉じた。しかし、渡邉氏はこの取材で、いまだこの裁判に納得していないかのような発言を繰り返し、ネットユーザーから非難を浴びている。

 渡邉氏は「これ以上裁判を続けても、話し合いの妥協点が見つけられないという思いに至り、もう終わりにしようと和解を決断した次第」と発言。まるで「本当は納得してないけど、時間の無駄だから和解した」と語っているかのよう。これに対しネットユーザーは「サイコパス」「詭弁論者」といっせいにバッシング。人が1人亡くなっている事実を考えれば、この反応も当然か。

 さらに渡邉氏は「残業の考え方など法的な面ではしっかり話し合うべきだと考えていました」と語り、この事件のせいで「『ブラック企業』というレッテルが貼られました。非常に残念なことです。その評価は、ネット社会においてあっという間に広がりました」と続けた。「自殺のせいでワタミのイメージが悪化した」と、自身にではなく事件に責任を求めているかのような発言までするのだからもう目も当てられない。いまだに何の責任も感じていないかのような言葉の数々に呆れるばかりだ。

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“トンデモ創業者”ワタミ・渡邊美樹氏 居酒屋事業ピンチで振り返る、著名作家ドン引きの「ブラック理念」

<p> 2015年3月期に128億円の最終損失を計上し、前年の49億円の赤字から損失額が拡大している、居酒屋「和民」などを展開するワタミ。数年前まで「居酒屋チェーンの象徴」として君臨した大企業が今、大きな危機にあえいでいる。</p>

<p> 創業者である渡邉美樹氏が一代で築いた外食チェーンであるワタミは、顧客至上主義の方針で高収益を上げ、世間から注目を浴びる。だがその一方で、社員に過酷な労働を課し、待遇も悪く、果ては過労自殺者も出るなど、同社の名前とともに叫ばれ始めた「ブラック企業」の代名詞として、多くの議論を生んだ。</p>

<p> 無論、価格や味、サービスなど競争の激しい飲食業界で、ワタミが後手に回ったという点が、今日の赤字を生んだ最大の要因なのは間違いない。今やもっと安く、手軽で、味もそこそこな居酒屋はたくさんあるし、お酒好きの人々にとってワタミに行くメリットがなくなったことが大きい。だが、ワタミがここまで落ちぶれてしまったのは、その“イメージ”の悪さも一つの要因である。その最たるものが、創業者で、現在は参議院議員でもある渡邉美樹氏の存在そのものではないだろうか。<br />
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