「012ドラマ」の記事一覧(9 / 82ページ)

『僕たちがやりました』視聴率5.4%でも悲壮感ゼロ!? 画面から伝わる「やり切ってる感」が心地よい

<p> カンテレ制作の『僕たちがやりました』(フジテレビ系)も第5話。視聴率は5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まるで下げ止まりません。この先、5%を切ってくると、いよいよ「すわ打ち切りか!?」みたいな話題も出てくるでしょうが、同局で同じように低迷している『セシルのもくろみ』なんかに比べて、あんまり悲壮感ないんですよね。なんでかって、やり切ってる感が画面から伝わってくるからです。</p>

<p> 脚本はまだ原作トレース以外の改変部分で結論が見えないのでなんとも言えませんが、クロスカッティング多めでテンポを出して、対照的な劇伴を強めに鳴らしてシーンごとのコントラストを出して……という演出の意図は明確に示されているし、何より役者のみなさんが楽しそうに演じているので、普通に考えれば気分が悪くなる筋立てなのに、気持よく見ていられる。視聴率をこっから挽回というのは難しそうですし、このまま、視聴者を選ぶ感じで突っ走っていただければ幸いです。というわけで、今回も振り返りです。</p>

フジ月9『コード・ブルー』新キャラ投入でパワーダウン!? 高畑裕太の父も登場!

<p> 高視聴率とは裏腹に、「新シーズン、最高ー!」「新キャラが投入されて、パワーアップ!」という声がなかなか聞こえてこない月9『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)。なお、14日放送の第5話の平均視聴率は、前回とタイの13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。</p>

<p> 前回、突如投入された緋山(戸田恵梨香)と料理人・緒方(丸山智己)の不倫展開ですが、果たして視聴者が納得する方向へいくでしょうか?</p>

フジ『セシルのもくろみ』ついに3%台! 後番組の浅野忠信『刑事ゆがみ』は脚本が不安……

フジ『セシルのもくろみ』ついに3%台! 後番組の浅野忠信『刑事ゆがみ』は脚本が不安……の画像1

 真木よう子主演『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)の平均視聴率が、ついに3%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にまで落ち込んでしまった。

 初回から5.1%と低調だった同作。第2話以降、4%台が続き、10日放送の第5話で、3.8%を記録してしまった。

 同作は、ファッション雑誌業界を舞台に、専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなどさまざまな立場の女性たちがぶつかり合いながらも幸せを探していく女性たちの物語。

 第5話では、奈央(真木)が読者モデルを卒業することに。きちんと卒業させたいと考えた担当ライターの江里(伊藤歩)は、奈央の1日寺修行を企画。江里は、奈央とカメラマンの山上(金子ノブアキ)を連れて寺を訪れる、というストーリーだった。

「開始当初から、主人公のガサツさが見るに耐えないと批判された同作ですが、その印象は回を重ねても変わらない。原作の同名小説からのキャラ変も逆効果で、真木のドスをきかせたべらんめえ口調など、一体誰が見たいのかと理解に苦しみます。やたらと怒りを露わにする主人公ですが、彼女が一体何を目指しているのか伝わってこないため、とにかく見続けるのが辛い……」(テレビ誌記者)

 もはや起死回生は見込めなさそうな同作。次回から後半戦が始まるが、一体どこまで数字を落としてしまうのだろうか?

「この時間帯での3%台は、EXILE・AKIRA主演『HEAT』(同)や、川口春奈主演『夫のカノジョ』(TBS系)に並ぶテレビ史に残る大コケといえます。同枠では、10月から浅野忠信主演の刑事ドラマ『刑事ゆがみ』がスタートしますが、脚本家は大コケした福山雅治主演の月9『ラヴソング』や、西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』(ともにフジテレビ系)を手掛けた人物。どちらも脚本が酷評されていただけに、一抹の不安が過ぎります」(同)

 視聴者から見放されてしまった『セシルのもくろみ』。『HEAT』や『夫のカノジョ』同様、早期打ち切りとなってしまうのだろうか?

TBS・長瀬智也『ごめん、愛してる』けが人・病人・障がい者のオンパレードも「まったく泣けないワケ」

<p> TOKIO・長瀬智也主演のメロドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)の第5話。『世界陸上』のため2週ぶりの放送となった今回は、前回より0.2ポイントアップの平均視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。</p>

<p> 長瀬といえば、ジャニーズがCDのジャケ写のネット掲載を今月から解禁したそうですね。今月発売されるTOKIOのニューシングル「クモ」(ジェイ・ストーム)のジャケットで佇む長瀬も、ネット上で拝むことができます。</p>

<p> とはいえ、このドラマの公式インスタグラムや、公式サイトの「フォトギャラリー」、「現場レポート」には主役の長瀬の姿はなし。同作は、塔子役の大西礼芳が撮影秘話を綴るためのアメブロを始めたりと、ネットを使ったPRに力を入れているだけに、主役の姿がバッサリ切られた</p>

『過保護のカホコ』三田佳子 vs 黒木瞳の「冷戦報道」はスタッフリークの“フェイクニュース”だった!?

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日本テレビ系『過保護のカホコ』番組公式サイトより

 ドラマが高視聴率を記録する裏には、スタッフによる巧妙な“宣伝戦略”があった!?

 高畑充希の主演ドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)が絶好調だ。9日に放送された第5話では、過去最高の視聴率12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。すべての回で2ケタオーバーを続けている。

 同ドラマといえば、放送からほどなくして話題となったのが、高畑の祖母役を務める三田佳子と、母親役の黒木瞳との「ばばママ」バトルだった。

「複数の週刊誌などが報じたところによれば、2人は現場では一切口を利かず、報道の扱いや差し入れの豪華さなどをけん制し合うなど“冷戦状態”が続いているといいます。実際、三田の衣装のほうが目立つという理由で、黒木が光沢のある衣装に急きょ変更させたということもあったようです。スタッフはプライドの高い2人に気を使いまくっていて、入り時間をズラしたり、ロケ弁のグレードまで横並びになるよう、とにかく神経質な対応を余儀なくされているのだとか」(芸能記者)

 こうした「犬猿バトル」は、主婦層などの大好物。自然とドラマへの注目度も高くなったようだ。

「実は、こうした一連の不仲騒動は番組スタッフが意図的に雑誌メディア関係者にリークした“フェイクニュース”だったといいます。報道を知って、三田と黒木は『私たちは仲良しで、不仲ということはない』『局のほうから抗議してほしい』との要望を出したそうですが、スタッフは右から左に受け流していたそうです」(テレビ関係者)

『過保護のカホコ』が本当にそれを利用して高視聴率に結びつけたとしたら、今後、ドラマの改編期にはこの手のスクープが乱立するようになるかもしれない!?

「愛が欲しいんだ!」高嶋政伸が演じる橋田の唐突な発情&強姦未遂シーンに唖然『黒革の手帖』第4話

テレビ朝日系『黒革の手帖』番組公式サイトより  女優・武井咲が腹黒い銀座のママ役を演じるドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の第4話が10日に放送されました。  前回、銀座で1番の…

視聴率下落も蒼井優の演技が秀逸! 原作に忠実なら次回ヌードに!?『ハロー張りネズミ』第4話

<p> 瑛太主演ドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の第4話が4日に放送され、平均視聴率4.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。初回の10.3%をピークに、右肩下がりが続いてしまっています。</p>

<p> さて、視聴率下落の原因はひとまず置いておいて、まずは今回のあらすじを少し。主人公・七瀬五郎(瑛太)が働く『あかつか探偵事務所』に今回訪れた依頼主は、人気漫画家の北村アキコ(内田慈)。その依頼とは、アキコが離れで仕事をしている間、自宅で留守をする5歳の娘・七恵(後藤由依良)に起こる不可思議な現象を解き明かして欲しいというものでした。</p>

「制作費は1本たった500万円」好調『カンナさーん!』は、TBSの“捨て駒枠”だった!

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 お笑いタレント・渡辺直美主演の連続ドラマ『カンナさーん!』(火曜10時~/TBS系)第4話が8月8日に放送され、平均視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回12.0%でスタートし、初の1ケタ陥落となったが、期待以上の健闘ぶりを見せている。

 この結果はTBS局員たちも予想外だったようで、ドラマスタッフはニンマリ顔だという。

「いまTBSが最も力を入れているドラマ枠は、日曜劇場です。『半沢直樹』の大ヒット以降、制作費は膨れ上がり、TBSのドラマ平均が1本4,000万円程度のところを、1本1億円と破格の扱いとなっています。しかし、制作費がかさみすぎて、前クールに放送された『小さな巨人』の全話平均視聴率は13.5%で、『緊急取調室』(テレビ朝日系)に続く2位の好結果だったにもかかわらず、赤字という結果に。そのため、今クールの『カンナさーん!』の予算は1本500万円で、はっきり言って“捨て駒枠”だった。それで2ケタ視聴率を取っているのだから、上層部は笑いが止まらないでしょうね」(テレビ関係者)

 昨年10月期に同枠で放送され、大ヒットした新垣結衣主演の『逃げるは恥だが役に立つ』に迫る勢いだけに、捨て駒から一気に稼ぎ頭になる可能性も。

「局内では映画化も検討され始めたようです。『逃げ恥』も4月期の『あなたのことはそれほど』も、SNSの評判などで中盤以降勢いを増しただけに、今後が楽しみです」(TBS関係者)

 長瀬智也が主演する今期の日曜劇場『ごめん、愛してる』は、視聴率1ケタと低空飛行。今後のTBSの番宣体制は、渡辺シフトに代わりそうだ。

12.1%好調キープの高畑充希『過保護のカホコ』徹底的に破壊されたママ黒木瞳が見たくなる

<p> 高畑充希が過保護に育てられた女子大生・カホコを怪演している『過保護のカホコ』(日本テレビ系)も第5話まできました。視聴率は12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と過去最高を記録。遊川和彦脚本のドラマはいつも手堅いですね。急落したケースって、最近ではちょっと記憶にないです。というわけで、今回も振り返りです。</p>

<p>(<a href=”http://www.cyzo.com/mt/mt-search.fcgi?IncludeBlogs=1&tag=%E9%81%8E%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%9B%E3%82%B3%20AND%20%E3%81%A9%E3%82%89%E3%81%BE%E3%81%A3%E5%AD%90&limit=50″>前回までのレビューはこちらから</a>)</p>

ワースト視聴率更新のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』 いよいよ1ケタ台陥落が目前に……

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 柴咲コウ主演のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』第31話(8月6日)の視聴率が10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低迷し、自己ワースト記録を更新。いよいよ、禁断の1ケタ台陥落が目前に迫ってきた。

『直虎』は戦国時代に男の名で、遠江(現在の静岡県西部)・井伊家の家督を継いだ“おんな城主”井伊直虎(柴咲)の激動の生涯を描いた作品。

 問題の第31話「虎松の首」では、直虎が今川氏真(尾上松也)の命に従い、徳政令を受け入れることを決断。これにより井伊の領地は今川の直轄地となり、井伊家は取りつぶしになる。そこで、直虎と小野但馬守政次(高橋一生)は、いったん今川に従うふりをし、裏で徳川家康(阿部サダヲ)と手を組むことで、井伊家復活を図ろうとする。氏真は政次が城代に据える条件として、虎松(寺田心)の首を差し出すよう要求。政次は虎松のものとされる幼子の首を改めさせ、窮地を脱する……という展開だった。

 初回16.9%で、歴代ワースト4位の低視聴率でスタートした『直虎』。第2話は15.5%、第3話は14.3%と降下したが、第4話で16.0%と盛り返し、第5話も16.0%をマーク。しかし、第6話で14.5%に落とすと、それ以降、15%超えは一度も果たせず。第17話では自己最低の11.0%を記録。それでも、なんとか12~13%台で踏ん張っていたが、ジリジリ下降し、10%台まで落ちてしまった。

 第31話は、裏のTBS系で『世界陸上ロンドン』男子マラソンが放送され、13.7%の高視聴率を獲得した影響も多少はあっただろう。ただ、ここ最近の視聴率推移を見ると、第27話の12.4%から、12.0%→11.9%→11.3%→10.6%と4週連続ダウンしており、視聴者がだんだん離脱傾向にあるのは明白。このままいけば、日本テレビ系『24時間テレビ 愛は地球を救う40』のフィナーレと重なる8月27日の第34話は“危険水域”となりそうで、この回が1ケタに転落する“Xデー”となる可能性も十分。

 ここまで、悪いなりになんとか2ケタ台をキープしてきた『直虎』だが、1ケタ台を記録してしまう日も近そうだ。
(文=田中七男)

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