「44じゃまおくんのザオリク的マンガ読み」の記事一覧

登場人物全員悲劇! 全員号泣! 伝説の体操マンガ『空のキャンバス』が重すぎる……

<p> 日本を代表する男子体操選手といえば内村航平、そして白井健三。白熱する2人のライバル関係もあり、2020年の東京オリンピックに向けて、体操ニッポンの活躍が大いに期待できるところですが、マンガの世界で男子体操マンガっていうと……正直ほとんど思いつきません。しかしただ一つ、突き抜けた存在の作品がありました。</p>

<p> そう、男子体操マンガの金字塔といえば、今泉伸二先生の『空のキャンバス』をおいて他にないのであります。「週刊少年ジャンプ」(集英社)誌上において、1986年から87年にかけて連載され、連載期間こそ長くないものの、なんの予兆もなく突如として登場した体操マンガは、その感動的ストーリーでジャンプ読者に多大なインパクトを残しました。</p>

日本最強サラリーマン『島耕作』 その出世遍歴を振り返る

<p>突然ですが、みなさんは出世してますか? 僕はしてません。それはともかく、僕らの思い描く、 サラリーマンが「出世」するマンガといえば、やっぱり『島耕作』シリーズですよね?</p>

<p> 1983年に「週刊モーニング」(講談社)で連載がスタートした『課長 島耕作』は、派閥にも属さず、自分の信念を貫く、日本一カッコイイ中間管理職を描いたマンガとしてサラリーマンの熱い支持を得てきた作品ですが、約10年間課長を務めた後、ついに部長に昇進、 92年からはタイトルが『部長 島耕作』となります。</p>

男だったら野望を持て! 狂気と暴力が織り成す“殺しんぼ”『野望の王国』

<p> 突然ですが、皆さんの「野望」はなんでしょうか? 人は皆、誰しも心に野望を秘めているはず。社長になりたい、ユーチューバーになりたい、総選挙で推しメンを1位にしたい、ラーメン二郎を全店制覇したいなどなど……。</p>

<p> 今回ご紹介する『野望の王国』は、そんな野望ニストに死ぬまでに一度は読んでほしい作品。東大法学部を首席で卒業するほどの頭脳を持つ男たちが、権力への野望に取り憑かれ、日本を支配するために暴力団・警察・政治・宗教など、ありとあらゆるものを利用して野望を達成しようとする究極のバイオレンス劇画。どこを切ってもすさまじい暴力表現と、狂気のキャラクターにあふれています。こんなに何もかもが狂ってるマンガは、ほかに見たことありません。<br />
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少女マンガ界最大のタブー? 封印マンガ『キャンディ・キャンディ』を、40代おっさん目線で解説

<p> 皆様こんにちは。美白ブームの昨今ですが、この夏の紫外線対策はバッチリだったでしょうか? シミ・そばかすは、イマドキの女性にとっては天敵ですよね。しかし、かつて「そばかす」「鼻ぺちゃ」「おてんば」こそが、モテ系女子のキーワードだった時代がありました。</p>

<p> 今回ご紹介する『キャンディ・キャンディ』は、そんな「そばかす」ヒロインが活躍する少女マンガです。1975年に連載開始、翌年にアニメ化されて以降、少女マンガ界の人気を独占。関連グッズの売り上げは年間80億円にも上り、フランスやイタリア、アジア各国でも大人気となる、まさしく少女マンガ界のモンスターだったのですが、現在は読むことができない「封印マンガ」としても知られています。少女マンガの頂点を極めた大ヒット作に、いったい何があったのでしょうか?</p>

不倫はダメ。ゼッタイ。『きまぐれオレンジ☆ロード』に学ぶ、正しい優柔不断のススメ

<p> ここのところ、またワイドショーの話題は、芸能界の不倫のニュースで持ち切りになっています。それにしても、マスコミにすっぱ抜かれる時期が集中するというのは不思議です。不倫強化月間か何かでしょうか?</p>

<p> ところで、不倫も恋愛もこじれて大ごとになる原因は、たいていは優柔不断さからくる三角関係のもつれだったりしますよね。今回は、80年代の大ヒットラブコメ『きまぐれオレンジ☆ロード』の主人公であり、“天才的優柔不断ニスト”の春日恭介から優柔不断の極意について学んでみたいと思います。<br />
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“中二病”だよ、全員集合!? 伝説の暴走族マンガ『疾風伝説 特攻の拓』

<p>「“ムカつき”が止まんねーよ…」</p>

<p> なんだ、二日酔いか!? と思った方もいるかもしれませんが、違います。これは暴走族マンガのレジェンド『疾風伝説 特攻の拓』に出てくる名ゼリフのひとつです。</p>

<p> このマンガのどのへんが“レジェンド”なのか? 次々と登場する、スーパーサイヤ人級の強さを持ったヤンキーたちのバトル、そして一度見たら忘れることができない、中二病丸出しの“セリフ回し”の数々……どこを切り取っても、レジェンドとしか言いようがないのです。今回はそんな『疾風伝説 特攻の拓』のすごさに迫りたいと思います。</p>

<p> そもそもタイトルからして、普通じゃありません。普通の人なら「しっぷうでんせつ とっこうのたく」と読んでしまうところですが、正しくは「かぜでんせつ ぶっこみのたく」です。「疾風」と書いて「かぜ」、「特攻」と書いて「ぶっこみ」と読めなければ、立派なヤンキーにはなれませんよ!</p>

<p> では、問題です。次の単語は、なんと読むでしょうか?<br />
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2020年、今度こそ人類は滅亡する!? 伝説のオカルト漫画『MMR マガジンミステリー調査班』を再検証

<p>「話は聞かせてもらった! 人類は滅亡する!!」</p>

<p> 皆さんは『MMR マガジンミステリー調査班』という作品をご存じでしょうか? 1990年代に連載されていた「週刊少年マガジン」(講談社)の編集部スタッフがガチンコで「UFO」「超能力」「幽霊」「ノストラダムスの大予言」等のオカルティックなテーマを調査するルポルタージュ漫画です。ネットでよくネタにされているため、リアルタイムで読んでなくても名前ぐらいは知っている人も多いことでしょう。</p>

<p> 特にノストラダムスの「1999年人類滅亡説」を作品中で何度も唱えて煽りまくり、99年を迎えようとする当時のマガジン読者たちを恐怖のドン底に陥れたのは今でも語り草となっています。<br />
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偉大なる60点マンガ!? 『ツヨシしっかりしなさい』は、こんな内容だった!

<p>しょうか? 1986年から1990年まで「週刊モーニング」(講談社)で連載され、92年にはアニメ化。フジテレビの日曜夜6時という『ちびまる子ちゃん』と同じ枠で放映され、94年にスーパーファミコンでゲーム化までされている、いわば「国民的マンガ」のひとつともいえる作品です。</p>

<p> 先日Twitter上で『ツヨシしっかりしなさい』のアニメ版が話題になり、「見ていたはずなのだが、内容はよく覚えていない」「主題歌だけはよく覚えている」「実は、アニメ化なんかされてなかったんじゃないか?」などといった声が多数ありました。国民的マンガであるはずなのに、この存在感の耐えられない薄さ……。そこで今回は、『ツヨシしっかりしなさい』とは一体どんなマンガだったのか、検証してみたいと思います。<br />
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原作とは完全別物!? ディープすぎる『聖闘士星矢』派生マンガの世界

<p>『聖闘士星矢』が実写映画化される――先日、こんなニュースが世間を騒がせました。あらためて紹介するまでもありませんが、『聖闘士星矢(セイントセイヤ)』とは「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1985~90年まで連載されていた、車田正美先生による大ヒットマンガです。</p>

<p> リアルタイムで星矢を読んでいた、僕と同じぐらいの世代の皆さんの中には、30年の時を経て、なぜいま実写化なのか? と思う方も多いかもしれませんが、実は『聖闘士星矢』はスピンオフ作品によって、今もなお大変アツい状況なのです。今回は、そんな『聖闘士星矢』スピンオフマンガの世界をご紹介しましょう。</p>

<p>『聖闘士星矢』はギリシア神話をモチーフとした格闘マンガで、聖闘士(セイント)と呼ばれる少年たちが、星座を冠した聖衣(クロス)という鎧を身にまとって闘います。聖闘士には青銅聖闘士(ブロンズセイント)、白銀聖闘士(シルバーセイント)、黄金聖闘士(ゴールドセイント)という階級があり、主人公のペガサス星矢やその仲間であるドラゴン紫龍、キグナス氷河、アンドロメダ瞬たちは、最下層の青銅聖闘士でありながら、友情・努力・勝利というジャンプ的ご都合主義を武器に、本来は絶対にかなわないはずの白銀聖闘士、黄金聖闘士を打ち倒していくのです。</p>

老若男女が素っ裸で自転車にまたがり……英マンチェスターに、謎のチン走団が登場!

老若男女が素っ裸で自転車にまたがり……英マンチェスターに、謎のチン走団が登場!の画像1
「マンチェスター・イブニングニュース」より

 22人の命を奪った自爆テロの悲しみがいまだ癒えぬ英マンチェスターに、奇妙な集団が登場した。

 数百人の老若男女が素っ裸で自転車にまたがり、公道を疾走したのだ。露出狂の一団かと思いきや、警察は彼らを逮捕するどころか、彼らが滞りなく走行できるように交通整理をしているではないか……。

 実はこれ、「世界裸自転車ライド(WNBR)」というイベントなのだ。実行委員会によると、公道でのサイクリストの立場の弱さや、自動車社会の危険性を訴えることを目的に、2004年から20カ国以上の国々で開催されており、2014年からは毎年約1万人の“全裸サイクリスト”が世界中の公道を疾走している。マンチェスターでは昨年に続いての開催となった。
 
 同イベントについて報じた「マンチェスター・イブニングニュース」によると、イギリスでは、公共の場所で裸になること自体は違法ではなく、セクシャルハラスメントに該当するような行為をしない限り、どこで裸になっても逮捕されることはないという。これまでのWNBRもイギリス国内のほか、裸になる権利が認められている都市でのみ開催されているようだ。
 
 ちなみに次回は6月24日に、米ポートランドで開催予定。飛び込み参加歓迎とのことだが、ドレスコードは「脱ぎたいだけ脱ぐこと」だそうだ。
 
 近年はバブルランやカラーランなど、数々の「ファンラン」イベントが日本にも上陸し、ブームとなった。さらに自転車通勤やツーリングが普及し、サイクリストが増加する中、全裸サイクリングも流行するだろうか? 日本の法律では、おそらく公然わいせつ罪の容疑で、たちどころに検挙されてしまいそうだが……。

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