「NHK大河」の記事一覧(3 / 5ページ)
2017年8月30日 [00芸能, 011テレビ, NHK大河, おんな城主 直虎, 恋愛ニュース, 高橋一生]

『おんな城主 直虎』NHKオンラインより
初の視聴率1ケタ台転落も危惧されていた27日放送のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』第34話だが、平均視聴率は11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、かろうじて2ケタ台を死守した。
ここ最近は11~12%台と低迷し、第31話では過去最低の10.6%を記録。27日は、日本テレビ系『24時間テレビ』のフィナーレとバッティングするため、放送前は爆死も予想されていた。
例年『24時間テレビ』のフィナーレと重なる回は、苦戦を強いられている。昨年の『真田丸』第34話は13.2%で、同ドラマ史上ワースト2位の視聴率に終わった。2015年の『花燃ゆ』第34話も9.6%と1ケタ台に転落し、同ドラマ史上ワースト3位の低視聴率を記録している。
不安要素はそれだけではなかった。主人公・井伊直虎(柴咲コウ)の幼なじみ・小野政次役で出演している高橋一生が、前週で壮絶な死を遂げ、回想シーンを除けば出番が終了したことも、“視聴者離れ”を加速させるのでは? と予想されていた。
40回目の区切りとなった今年の『24時間テレビ』は、歴代2位タイとなる平均18.6%の高視聴率をマーク。その上、チャリティマラソンランナーのブルゾンちえみがゴールした27日午後7時から8時54分の「PART10」は28.4%と非常に高い数字を記録したが、『直虎』は11.2%と踏ん張り、1ケタ台陥落を阻止。ある意味、これは快挙ともいえそうで、1ケタ台を不安視していたNHK上層部はホッと胸をなで下ろしたに違いない。
ただ、この第34話の視聴率は過去ワースト3位で、悪いことに変わりはない。これまで視聴率を支えていた高橋が今後出演しないことを考慮すると、まだまだ1ケタ台転落の危機をはらんでいるといえそうだ。
(文=田中七男)

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2017年8月9日 [00芸能, 012ドラマ, NHK, NHK大河, 不倫, 恋愛ニュース, 斉藤由貴, 渡辺謙, 西郷どん]

「斉藤由貴さんの不倫騒動で、局内では『またか……』という声が聞こえてきていますよ。さすがに、ここまで番組関係者の不祥事が続くと、何かあるんじゃないかと、みんな不安になっています。局としても、本気でお祓いをしたほうがいいんじゃないかって意見も上がっていますよ」(NHK関係者)
来年の大河ドラマ『西郷どん』関係者の不祥事が続いている。
「3月にはメインキャストのひとり、渡辺謙さんの不倫が発覚しました。翌月には、番組ディレクターがタクシー運転手に暴行して書類送検されました。そして、ようやく先月クランクインしたと思ったら、この不倫騒動ですから。放送前にここまでドタバタする大河も記憶にありませんね。このまま何事もなく撮影が進むとは思えませんよ」(番組スタッフ)
すべての出演者が決まっていないため、今後の出演者に関しては厳しく“身体検査”するべきという声も上がっているという。
「小出恵介さんの件もありましたから、NHKはキャスティングに関してかなりピリピリしていますね。別件で売り込みに行ったら、『大丈夫ですよね?』と何度も念を押されましたよ。今まではそんなこと言われなかったので、よっぽど神経質になっているんだろうなって、マネジャー連中の間ではうわさになっていますよ」(芸能事務所関係者)
NHKの制作するドラマは、視聴者からの受信料で制作されているだけあって、不祥事を起こした人物を起用していると、容赦なくクレームの電話がかかってくることで有名だ。
「謙さんを降板させなかったことで、かなりのクレームが来たそうですし、今回の斉藤さんの件でも相当なクレームが来そうで、担当者は頭を抱えていますよ」(前出・NHK関係者)
無事、来年の放送を迎えることができるのだろうか……。

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2017年4月17日 [00芸能, 012ドラマ, NHK大河, のん, レプロ, 宮藤官九郎, 恋愛ニュース, 新垣結衣, 能年玲奈]

2019年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の主演に、歌舞伎俳優の中村勘九郎と俳優の阿部サダヲが決まった。
『いだてん』は1912年から64年までの、五輪をめぐる近現代を描くという。主人公は日本人として五輪に初参加した金栗四三と、64年の東京五輪を招致した田畑政治。大河らしからぬ地味な人物にスポットを当てているため、脚本を担当する“クドカン”こと宮藤官九郎の腕がいっそう問われそうだ。
その宮藤といえば、NHK朝ドラ『あまちゃん』でも脚光を浴びているが、そうなると視聴者が期待したいのが能年玲奈改め「のん」の出演だろう。
「クドカンは女優として、のんの表現力を買っていましたから、ヒロインか重要な役で抜擢する可能性は十分ありそう。特に大河ドラマは脚本家の意見が通りやすいですからね。しかし、そうなってくると、現在もトラブルが収束していない前所属事務所・レプロエンタテインメントの顔が潰れますから、ひと悶着ありそうですが……」(テレビ関係者)
独立騒動で芸能界を“干された”状態だったのんだが、3月15日から放送されている「LINEモバイル」のテレビCMに出演中のほか、岩手銀行のイメージキャラクターに就任。JA全農いわてのブランド「純情産地いわて」の宣伝本部長として県産米などの宣伝にも勤しんでいる。
「清水富美加の出家引退騒動でレプロに“ブラック企業”のイメージがついており、のんには追い風が吹いている。しかし、のんの完全復帰を許せば、芸能界におけるレプロの権勢は地に堕ちます。“辞めても大丈夫なんだ”ということがわかれば、稼ぎ頭の新垣結衣まで移籍するなんて言い出しかねませんよ」(芸能記者)
のんだけでなく、新垣の人生にまで影響を及ぼす可能性も……。さて、宮藤の決断はいかに!?

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2017年4月15日 [00芸能, NHK大河, 恋愛ニュース, 槙野智章, 高梨臨]

高梨臨オフィシャルブログより
早期ゴールインもウワサされた女優・高梨臨と、サッカーJ1浦和レッズDF・槙野智章との結婚が、一時“お預け”となる可能性が高くなったようだ。
昨年9月に熱愛が報じられた2人だが、槙野の結婚願望が強いことから、結婚秒読みともいわれてきた。槙野は、来年ロシアで開催されるFIFAワールドカップでの日本代表入りを目指しており、そのためにも「早く身を固めて、サッカーに専念したい」と周囲に話しているという。
高梨は、NHK連続テレビ小説『花子とアン』でブレーク。その後、各局から引っ張りだことなり、『まっしろ』(TBS系)、『Dr.倫太郎』(日本テレビ系)、『レッドクロス~女たちの赤紙~』(TBS系)、『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)、『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(日本テレビ系)、『不機嫌な果実』(テレビ朝日系)などに立て続けに出演。しかし、昨年4月期の『不機嫌な果実』以降、ドラマへの出演がパッタリ止まってしまった。
「売れっ子女優と遠征の多いサッカー選手とでは、すれ違いが多く、なかなか会うことができません。そこで高梨が仕事をセーブし、会う時間を作っていたようです。そのため“結婚準備か?”と、早期ゴールイン説が飛び交ったんです」(スポーツ紙記者)
ところが、ここにきて状況が一転。高梨が再び仕事に力を入れるようになってきたのだ。この4月期、高梨は『恋がヘタでも生きてます』(日本テレビ系)で1年ぶりの連ドラ出演を果たし、約4年ぶりの主演を務めている。
さらに、来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』への出演も決定。同ドラマでは、主人公の西郷隆盛(鈴木亮平)が年貢を徴収する役人の補佐として働く中で出会う、貧しい農民の娘・ふき役を演じる。今夏にクランクインする予定だが、大河の撮影はハードとあって、その間に結婚する可能性は低いだろう。
「高梨がまた多忙になったことで、破局説も出ていますが、今のところそれはなさそうです。高梨は大河ドラマ初出演で、せっかく巡ってきたチャンスを棒に振りたくはなかったのでしょう。芸能界の常識として、大事な仕事を抱えている最中の電撃結婚は考えがたく、大河の撮影が終わったら、一気に結婚に向けて加速する可能性はありそうです」(同)
当分すれ違いが続きそうな高梨と槙野に、果たして春は訪れるのだろうか?
(文=田中七男)

「高梨臨『恋ヘタ』主演に続き、NHK大河『西郷どん』に出演決定! 浦和レッズ・槙野との結婚はお預け!?」の続きを読む
2017年4月10日 [00芸能, 012ドラマ, NHK, NHK大河, 宮藤官九郎, 恋愛ニュース, 阿部サダヲ]
<p> NHKが2019年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の主演に、歌舞伎俳優・中村勘九郎と阿部サダヲを起用することを早々に明らかにした。前半を勘九郎、後半を阿部が担当する“リレー形式”となるが、業界では「阿部が大河の主演で大丈夫?」との声があちこちから聞こえてくる。</p>
<p> 同作は、13年前期のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』を大ヒットに導いた宮藤官九郎が、初めて大河の脚本を担当。20年の東京五輪を控え、1912年「ストックホルム」、36年「ベルリン」、64年「東京」の3大会を中心に、激動の52年間を描いたオリジナルストーリーだ。勘九郎はストックホルム大会に日本人として初参加したマラソンランナー・金栗四三役を、阿部は新聞記者をしながらコーチとして日本水泳の礎を築き、東京五輪の招致に成功した田畑政治役を演じる。</p>
<p> 勘九郎は04年『新選組!』以来、2度目の大河出演。阿部は1999年『元禄繚乱』、12年『平清盛』、17年『おんな城主 直虎』に続き、4度目となる。</p>

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2017年4月6日 [00芸能, NHK大河, のん, 宮藤官九郎, 恋愛ニュース, 能年玲奈]

2019年のNHK大河ドラマの発表会見が3日、同局で開かれ、朝ドラ『あまちゃん』の宮藤官九郎が脚本を手掛けることが発表された。
タイトルは『いだてん~東京オリムピック噺~』で、主演は歌舞伎俳優の中村勘九郎と俳優の阿部サダヲ。日本が五輪に初参加した1952年のストックホルム大会から64年の東京大会までを舞台に、勘九郎が日本人マラソン選手のパイオニアである金栗四三役、阿部が東京五輪招致に尽力した田畑政治役を演じる。
クドカン脚本となれば、期待されるのは『あまちゃん』でヒロインを演じた能年玲奈改め「のん」のキャスティングだ。ネット上では早速、待望する声が殺到しているが……。
「のんさんの元所属事務所『レプロエンタテインメント』は、今年に入っても清水富美加さんの出家騒動が勃発するなど、トラブル続き。それでものんさんに対する“圧力”は、出家騒動後も変わりません。彼女はフリーで地道に活動を続けていますが、情報番組やワイドショーで扱われることはめったにない。レプロと、その後ろ盾のバーニンググループに、局側が“忖度”しているのです」(スポーツ紙記者)
NHKは民放と違い、そのあたりのキャスティングは自由だといわれるが「それでも、業界のルールは適用される。のんさんがフリーである以上、クドカン大河にも出演できないでしょう」(同)という。
とはいえ、光明がないわけでもない。のんは現在も好感度抜群で、先日発表された「週刊文春」(文藝春秋)恒例の好感度調査では1位を獲得した。
「大きな声では言えませんが、昨年後半から、芸能界のパワーバランスが崩れているんです。『ゲスの極み乙女。』が大手プロのバックアップで活動再開するように、のんさんにも強力な後ろ盾がつけば、大河にも出演は可能でしょう。事実、そのような話が進んでいます」(芸能プロ関係者)
のんが“クドカン大河”で華麗に復活する日は訪れるのか――。

「「のん」こと能年玲奈、クドカン大河ドラマ出演への道は? テレビ局の“忖度”が終わる日」の続きを読む
2017年2月26日 [00芸能, 012ドラマ, NHK大河, おんな城主直虎, ドラマ, 堺雅人, 恋愛ニュース, 柴咲コウ]

「これだけ数字が低迷してくると、何か抜本的な案を考えないといけないレベルにきていますね。局内では『堺雅人さんにゲスト出演してもらうのはどうか』と言った話も出ています。各事務所からも、売り込みの宣材が相当な数持ち込まれてますよ」(NHK関係者)
19日に放送された柴咲コウ主演のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』第6話の平均視聴率が12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、前回から1.6ポイント急落してドラマ最低記録を更新した。
「前作が三谷幸喜さんと堺雅人さんの『真田丸』でしたから、余計にしんどいですよね。堺さんのゲストは難しいとしても、今後は大物俳優や話題性のある人を起用しないと厳しいんじゃないかといった話も出ていますね」(ドラマスタッフ)
そんな中、名前が挙がっているのが、フィギアスケートの羽生結弦だ。
「彼が映画『殿、利息でござる!』に出演した際は大きな話題となりましたし、同じ時代劇だから、彼を起用してはどうかという声もありますね。そういえば、『真田丸』の橋本マナミさんに触発されてか、グラビア系の人も結構売り込みに来ていますね。競馬タレント・藤川京子さんの宣材もありましたよ。彼女は毎日競馬する以外、大きな仕事はないですからね。『馬が好きで、馬にも乗れます!』ってPRしていたようですよ(苦笑)。現場は混沌としていますから、そういった話題性のあるキャスティングにも飛びつく可能性はゼロではないです」(芸能事務所関係者)
端役に関しては、プロデューサーの一存で役を決めることもあるという。
「つながりのある事務所だと、端役で起用することはありますよ。たまに、まったく演技ができなくて、現場が騒然となることもありますが……」(テレビ局関係者)
視聴率回復の切り札は、誰になるのか――。

「低迷中のNHK『おんな城主 直虎』に“仰天”テコ入れプラン浮上「堺雅人をゲストに……」」の続きを読む
2017年2月22日 [00芸能, 012ドラマ, NHK大河, おんな城主直虎, ドラマ, 恋愛ニュース, 柴咲コウ]

柴咲コウ主演のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の第7話が19日に放送され、平均視聴率は12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と急降下。早くも黄信号が灯った。
ここまで、初回16.9%→15.5%→14.3%→16.0%→16.0%→14.5%と推移し、なんとか格好はついていたが、第7話での急落は何が起因しているのか?
同日、日本テレビ系の強力なライバル番組『世界の果てまでイッテQ!』は20.8%で3週連続の大台をキープしたものの、前週の22.2%から1.4ポイントダウンした。
しかし、フジテレビ系では、前週6.3%しか取れなかった『フルタチさん』が休止で、代わりに羽生結弦が出場した『四大陸フィギュアスケート選手権2017 男子フリー』がオンエアされ、12.7%の高視聴率をマーク。ふだん、この時間帯で数字を取れていないフジが6.4ポイントも大幅アップさせたことで、『直虎』の視聴率に影響を及ぼしたのは確かなようだ。
ただ、視聴率降下の原因はそれだけではない。『直虎』は第4話まで子役による演技が続き、第5話から柴咲、主要キャストの三浦春馬、高橋一生が本格的に登場。しかし、視聴率は回を重ねるごとに下がってきているのだ。本来なら、第5話からグッと上がることが見込まれていたはずだが、実際にはじき出された数字はその逆。
しかも、大河で早々に12%台以下を記録したのは、近年では2015年の井上真央主演『花燃ゆ』第7話(11.6%)、13年の綾瀬はるか主演『八重の桜』第10話(12.6%)、12年の松山ケンイチ主演『平清盛』第12話(12.6%)といったくらいで、いずれも最終的に低視聴率に終わっている。
「いくら裏番組が強かったからといって、まだ第7話なのに12%台まで落ち込むのは早すぎです。『直虎』は、平均12.0%で大河史上ワースト視聴率タイとなった『花燃ゆ』と同じように、主人公の知名度が低くて、大河ファンでも、なかなか感情移入がしづらいようです。キャストも昨年の『真田丸』に比べると格段に落ちますし、まるで話題にもなっていない。主演の柴咲ひとりに責任をなすりつけるのは酷ですが、ここまでの視聴率を見る限り、『花燃ゆ』並みの数字で終わってしまいそうな気配が漂っています」(テレビ誌関係者)
次回26日は、フジは通常通り、爆死連発の『フルタチさん』を放送するため、『直虎』の視聴率も回復すると思われるが、早い段階で15%未満をウロウロしているようだと、先行きは暗いとしか言いようがない。なんとか15%超えは確保してほしいものだが……。
(文=田中七男)

「“強敵”羽生結弦に大苦戦!? NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』視聴率急降下で、早くも黄信号!」の続きを読む
2017年1月24日 [00芸能, 011テレビ, NHK大河, おんな城主直虎, ドラマ, 恋愛ニュース, 柴咲コウ]

NHK『おんな城主 直虎』番組サイトより
放送開始したばかりのNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(柴咲コウ主演)の苦戦が続いている。初回は16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、歴代ワースト2位のスタート。第2話では15.5%に下がり、22日放送の第3話では14.3%まで落ち込んだ。
裏の日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!! DASH島に産業革命起こせ!2時間スペシャル』はマンネリ感が否めなかったが、それでも21.2%の高視聴率をマークし、『直虎』は惨敗を喫した。
近年の大河ドラマの中で第3話までに15%を割ったのは、歴代ワースト視聴率(全話平均)を記録した『花燃ゆ』(2015年/井上真央主演)の第2話(13.4%)以来のこと。その『花燃ゆ』と並んで、歴代ワーストの『平清盛』(12年/松山ケンイチ主演)でさえ、第5話までは15%を超えていたのだから、いかに『直虎』の出足が悪いかが如実にわかる。
脚本家・森下佳子氏の「直虎の子ども時代は重要」との強いこだわりで、第4話までは子役による演技が続く。主人公である井伊直虎役の柴咲はもちろんのこと、重要な登場人物である、いいなずけの井伊直親(亀之丞)役・三浦春馬、幼なじみの小野政次(鶴丸)役・高橋一生も、まだ出てきていない。さすがにこの条件下では、視聴率が低迷するのも当然のことなのだろう。
「『直虎』は第4話でも苦戦するのは間違いないでしょう。本当の勝負となるのは、柴咲、三浦、高橋が登場する第5話以降となります。ただ、その前の段階で、『今年の大河はつまらない』と脱落した視聴者も少なくないわけで、果たしてどこまで戻ってくるかがカギ。問題なのは、『花燃ゆ』の杉文(吉田松陰の妹)同様、直虎は歴史上、著名な人物ではないだけに、そもそも視聴者が今年の大河に関心を示しておらず、それが低視聴率につながっているとも考えられます」(テレビ誌関係者)
そういった意味では、ポイントとなるのは第5話の視聴率。ここが、『直虎』が巻き返せるか、はたまた、このまま沈んでしまうのかの分岐点になりそうだ。
(文=田中七男)

「日テレ『鉄腕!DASH!!』に惨敗の大河ドラマ『おんな城主 直虎』 望みは子役による演技終了後か」の続きを読む
2017年1月18日 [00芸能, 012ドラマ, NHK, NHK大河, おんな城主直虎, ドラマ, 恋愛ニュース, 柴咲コウ]

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』 - NHKオンライン
柴咲コウ主演のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に開始早々、暗雲が立ち込めた。同ドラマの第2話が15日に放送され、視聴率は15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と伸び悩んだ。初回は16.9%で、今世紀では井上真央主演『花燃ゆ』(2015年)の16.7%に次いでワースト2位のスタート。その『花燃ゆ』は第2話で13.4%と急降下したが、『直虎』も同じような推移となった。初回19.9%から第2話で20.1%とアップした、昨年の堺雅人主演『真田丸』とは大違いで、先行きが思いやれる結果に……。
敗因のひとつとして挙げられるのは、初回に続き、第2話でも、主人公・井伊直虎(おとわ)たちの幼少期が描かれており、主役である柴咲がストーリー・ラインにまったく登場せず、視聴者をヤキモキさせている点だろう。
朝ドラでは定番の手法だが、たいていは1週目のみで、2週目からは本来の主役が本格的に登場する。『直虎』では、脚本家・森下佳子氏の「直虎の子ども時代は重要」との強いこだわりで、なんと第4話まで子役によるストーリーが続くというのだから驚きだ。視聴者としては、早く柴咲と、いいなずけの井伊直親(亀之丞)役・三浦春馬、幼なじみの小野政次(鶴丸)役・高橋一生との絡みを見たいはずなのに、1カ月も待たなければならないのだ。
ネット上での視聴者の反応は、「おとわ役の子(新井美羽)はかわいいけど、セリフと動きがお遊戯レベル」「子役の演技がわざとらしくて見ていられない」「子役の出番が多すぎ。あまりにもオーバーな演技で、学芸会を見てるようで笑ってしまう」「子どもの鬼ごっこを見させられている感じ」といった調子で、“学芸会”状態に不満が噴出しているようだ。
「子役による演技が第4話まで続くのは大河では異例で、NHKの本意ではありません。ただ、脚本家の強い意向とあって、どうにもならないのです。森下氏は杏主演の朝ドラ『ごちそうさん』を大ヒットに導いた功労者。他局でも『JIN-仁-』『とんび』『天皇の料理番』(すべて(TBS系))などを手掛けたヒットメーカーですから、NHKとしては森下氏に任せた以上、意見するわけにはいかないようです」(テレビ制作関係者)
柴咲、三浦、高橋以外のキャストでは、杉本哲太、財前直見、小林薫、宇梶剛士、吹越満、ムロツヨシといった演技派がそろっているが、そのメンバーで高視聴率が取れるほど甘くはない。
子役による演技が第4話まで続くとなると、果たして、そこまで視聴者が待ってくれるのかどうか、甚だ疑問だ。同時間帯では、常時20%前後を弾き出す『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)という強力な裏番組もあるだけに、主役の柴咲が登場する前の段階で、視聴者が脱落する可能性も高そう。NHKとしては、第5話以降、低空飛行を続けた『花燃ゆ』の二の舞いだけは避けたいところだろうが……。
(文=田中七男)

「主役・柴咲コウが出てこない! 大河ドラマ『直虎』子役による“学芸会”に視聴者の不満噴出」の続きを読む