「テレビ朝日」の記事一覧(14 / 34ページ)

「泥棒猫!」鬼気迫る高畑淳子と仲里依紗のバトル、武井咲の色気に目が離せない『黒革の手帖』第2話

<p> 女優・武井咲が、銀座を舞台に暗躍する悪女役を演じるドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の第2話が27日に放送され、平均視聴率は12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得。前回よりも0.6%アップしました。</p>

<p> 前回、脱税者の名前を記した“黒革の手帖”を脅しのネタに、派遣社員として勤めていた東林銀行から1億8,000万円を横領することに成功した原口元子(武井咲)。その資金を元手に銀座の一等地にクラブ『カルネ(フランス語で手帖の意)』をオープンさせました。</p>

“ナスD”で話題のテレ朝『陸海空』が早くもプライム帯に昇格決定、不安要素も多し……

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部族アースインスタグラム(@chikyu_buzoku)より

“ナスD”こと友寄隆英ディレクターの活躍で話題を呼んでいる深夜番組『陸海空こんな時間に地球征服するなんて』(火曜午後11時15分~/テレビ朝日系)が、10月からプライム帯に昇格することがわかった。

『陸海空』は1月29日にスペシャルが放送された後、4月からレギュラー番組となり、7月2日には『大アマゾンSP』としてゴールデン帯に進出。『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』という日本テレビ系の強力な裏番組を敵に回しながら、9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大健闘した。

 SP版放送後、視聴者の間ではナスDの話題で持ちきりとなり、テレ朝は早々にプライム帯昇格を決めたようだ。

『陸海空』は「部族」「ミステリー」「豪華客船」「釣り」「ドローン」と5つの視点で地球を一周する冒険バラエティ。先のSP版では部族に特化し、ナスDとお笑いコンビ・U字工事がアマゾンのジャングル奥地へ入り、現地部族を潜入取材する様子が放送された。

 友寄ディレクターは、タトゥーに使う染料を「美容にいい」と言われて顔に塗り、ナスのように青黒く変色したことから、ナスDと呼ばれるようになったが、生の魚にかぶりついたり、濁った川の水を飲んだりといった体当たり取材で、U字工事の存在を完全に食っている。

 番組がプライム帯に昇格するとなると、ナスDにはさらなる期待が懸かるが、不安要素が多いのも事実だ。

「プライム帯で通用するのは『部族アース』くらい。ハーバード大学院卒、CIA内定者の経歴を持つインテリタレント・REINAが豪華客船の上級客室に入り込む『豪華客船アース』まではなんとかセーフかもしれませんが、ほかの3つの企画で視聴率が取れるとはとても思えません。かといって、『部族アース』は取材に大変な労力、危険を伴うため、頻繁に潜入することは難しく、毎週それを売りにはできないでしょう。そうなると、プライム帯移行に伴い、企画そのものをよほど再考しないとやっていけないのでは?」(テレビ関係者)

 深夜帯からプライム帯に昇格したのはいいものの、視聴率低迷で打ち切りとなってしまい、ファンを悲しませてしまうケースは少なくない。『陸海空』には「部族アース」に匹敵するようなユニークな企画で、視聴者を引きつけてほしいものだ。
(文=田中七男)

米倉涼子『ドクターX』シーズン5放送決定も、テレ朝にくすぶる“悩みの種”

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 テレビ朝日のキラーコンテンツである米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』のシーズン5が、今年も10月クールに放送されることが明らかになった。

 紆余曲折の末、昨年末に協議離婚が成立し、身軽になった米倉は、現地時間7月3日から13日まで、米ニューヨーク・ブロードウェイでミュージカル『シカゴ』に5年ぶり2度目の主演を果たした。8月2日から13日には東京・東急シアターオーブで凱旋公演が行われ、同月下旬から『ドクターX』の撮影に入る予定だ。

 シーズン5には西田敏行のほか、岸部一徳、内田有紀、鈴木浩介といったおなじみのメンバーの出演が決定。また、シーズン4にゲスト出演し、視聴者から待望論が多かった“蛭間のシモベ”海老名敬医師役の遠藤憲一が2シーズンぶりにレギュラーで復活することも決まった。

 放送に先駆けて、最新のシーズン5と過去に放送された全4シリーズが日本国内を除く世界200以上の国と地域で配信されることが決定。国内では過去4シリーズが、auの動画配信サービス、「ビデオパス」などで9月1日より配信される。

 ファンにとっては朗報だが、テレ朝は喜んでばかりもいられないようだ。

「それはズバリ、米倉のギャラの高騰です。テレ朝の熱烈オファーを受け入れた昨年のシーズン4では、1本500万円まで跳ね上がりました。一般的に大物俳優・女優の連ドラ1本あたりのギャラは200万円前後といわれていますから、とんでもない額です。さらにシーズン5を放送するにあたり、米倉サイドからは再度ギャラアップが要求され、一説によると1本800万円超になったといいますから絶句です。現状、ドラマのギャラでは、間違いなく米倉が業界ナンバー1。来年シーズン6をやるとなると、またまたギャラアップを求められかねず、テレ朝は戦々恐々でしょう」(テレビ関係者)

 安定して20%超えをする『ドクターX』はスポンサー受けも非常に良く、テレ朝にとってはなくてはならないコンテンツ。米倉のギャラ高騰は悩みの種だろうが、常時これだけの高視聴率を挙げてスポンサー収入も潤うドラマはほかにないだけに、それもまた致し方ないところか……。
(文=田中七男)

天海祐希『緊急取調室』第3弾も決定済!? 米倉涼子『ドクターX』とのテレ朝内“派閥争い”激化へ

天海祐希『緊急取調室』第3弾も決定済!? 米倉涼子『ドクターX』とのテレ朝内派閥争い激化への画像1

「テレビ朝日としては、天海祐希さん主演『緊急取調室』と米倉涼子さん主演『ドクターX』を、いい意味で競争させていきたいようです。当然、4月クールで平均13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を取った天海さんも、米倉さんのことを意識していると思いますよ」(ドラマスタッフ)

 テレビ朝日の看板番組のひとつ、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』のシーズン5の放送が決定した。

「それに合わせて、過去4シリーズを全世界に配信するという、テレ朝としては初の試みも行うようです。もしこれが成功したら、名実ともに米倉さんがテレビ朝日の看板女優になりますね。天海さんも『緊急取調室』で結果を残しましたが、こちらはまだ2作目ですからね。ただ、すでに来年以降のシリーズ第3弾の制作は決まったようです」(芸能事務所関係者)

 実際、『緊急取調室』の最終回では、次回につながる終わり方をしていた。

「天海さんも最終回はスタッフや共演者と飲みながら見たそうですし、クランクイン前、撮影中、打ち上げと、かなり“飲みニケーション”を取っています。本人いわく『友達が少ないから、スタッフや共演者と見たい』と話していたそうですが、そんなこと言われたら、スタッフとしては『彼女のために頑張ろう!』と気合が入りますよね。テレ朝のドラマチームには“天海派”と“米倉派”があり、お互い意識し合っているようなので、局としても相乗効果で両方の視聴率のさらなるアップを期待しているみたいですよ」(テレビ局関係者)

 米倉は、テレビ朝日の先輩女優として貫禄を見せることができるか――。

上川隆也『遺留捜査』シリーズ史上最低視聴率! 無理やりすぎる設定変更に不満続出

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テレビ朝日公式サイトより

 上川隆也主演の刑事ドラマシリーズ『遺留捜査』(テレビ朝日系)の大幅な設定変更に、視聴者から不満の声が相次いでいる。

 同シリーズは、上川が遺留品に執着する変わり者刑事を演じる人気シリーズ。これまで、連ドラが第3シリーズまで、スペシャルドラマが4回放送されており、平均視聴率9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった第3シリーズ・第2話を除き、全話が2ケタ。第1シリーズの初回では、17.0%の高視聴率をたたき出している。

 今回、第4シリーズとして、約2年ぶりに復活を遂げた同作。初回は13.1%と好発進だったが、20日放送の第2話では8.8%にまで急落。シリーズ史上最低の数字を記録してしまった。

「これまで、警視庁月島中央警察署に勤務していた主人公が、第4シリーズから京都府警へ異動に。研究係官役の甲本雅裕は引き続き出演しているものの、多くの主要キャストが変更された。今シリーズから栗山千明や戸田恵子、永井大らが加わっています」(テレビ誌記者)

 熱烈なファンも多い同作だが、ネット上では「警視庁の所轄の人間がいきなり京都府警へ転勤って、おかしすぎる」「強引すぎて理解できない」「背景だけが京都で、登場人物は標準語って……」と困惑する視聴者が。さらに、「テレ朝の刑事ドラマって、この頃、京都が舞台なの多いよね」「前回までのレギュラーが集まらなかったのか?」との声も見受けられる。

「京都に舞台が移ったことで、がっかりしたドラマファンも多かった模様。これまで、主に水曜21時台の刑事ドラマ枠で放送されていた同作ですが、今クールから木曜20時台の『木曜ミステリー』枠に異動。同枠は太秦の東映が担当セクションのため、撮影場所も東映京都撮影所に変更となったようです」(同)

 舞台変更の背景には、東映京都撮影所の台所事情も絡んでいるという。

「時代劇や刑事ドラマの撮影で有名な太秦ですが、近年は時代劇自体が激減。太秦で撮影することも多かった『土曜ワイド劇場』枠も4月で廃止となり、京都撮影所の需要は減るばかり。今後、『遺留捜査』のように、無理やり舞台を京都に設定したドラマが増えるかもしれません」(同)

 不満の声を反映するかのように、視聴率が急落してしまった『遺留捜査』。期待が大きかっただけに、残念だ。

テレビ朝日『陸海空』大ブレークで“ナスD”超絶人気! ライバル局が引き抜き指令も

テレビ朝日『陸海空』大ブレークでナスD超絶人気! ライバル局が引き抜き指令もの画像1
TVerより

 深夜番組『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(テレビ朝日系)が話題だ。中でも、地球上に100以上あるという文明と接触がない部族に潜入する人気コーナー「部族アース」で、ひょんなことから顔が黒紫色になった“ナスD”こと友寄隆英ディレクターの活躍が熱狂的な支持を集めている。

 現地の部族から勧められたものはなんでも試す友寄Dは、アマゾンの原住民から勧められるまま、美容効果がある「ウィト」という果実を全身に塗ることに。それが入れ墨用に使うものだと知らされるも、後の祭り。じわじわと顔や肌がナスのように青紫色に変色してしまった。

 ほかにもアマゾンの巨大カタツムリに生でかじりつき、茶色く濁った川の水や、先住民しか飲めない50度の酒をグビグビ飲み干すも、その後、気絶……。やることなすことすべてが面白い友寄Dは「ナスD」の愛称で親しまれ、いまや同番組の目玉となっている。

「バラエティ界の超高視聴率番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)をテレ朝が研究した結果、誕生したのが『陸海空』です。しかし、一緒に秘境を旅する本来の主役であるはずのお笑い芸人・U字工事の2人がまったくハネない。そこでナスDが前面に出るようなになってから、爆発的な人気を呼びました。7月2日のゴールデン枠で特番を放送すると、裏番組の『イッテQ!』の数字を食って9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出したほど。美人料理研究家・森崎友紀の夫であることも発覚し、さらに注目を浴びそうです」(テレビ関係者)

 そんなナスDに注目しているのは、視聴者だけではない。なんとライバル局がヘッドハンティングに動いているというのだ。

「いまや何をやっても低視聴率という末期症状のフジテレビは、宮内正喜新社長自らスカウト指令を出したというウワサがあります。また、『イッテQ!』を放送する日本テレビも危機感を抱いている。ナスDの破天荒ぶりは、かつての看板番組『進め!電波少年』に通じるところもあり、彼を引き抜いて、名物プロデューサーだった土屋敏男氏のように育てたいと言っている幹部もいます」(同)

 他局社員のスカウトはテレビ界ではタブーといわれているが、そんな声が上がるのも、ナスDの面白さが飛び抜けている証左だろう。

着物姿が色っぽい! 主演・武井咲が前評判を覆す“悪女ぶり”を見せ好発進!『黒革の手帖』第1話

<p> 社会派ミステリーの大家・松本清張の不朽の名作『黒革の手帖』。これまでに幾度となく映像化された作品ですが、今回は武井咲が歴代最年少となる23歳でヒロイン・原口元子役に挑むということで、今クールのドラマの中でも話題性は抜群。その第1話がテレビ朝日系で20日に放送され、平均視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進しました。</p>

<p> 放送前から注目度が高かった同ドラマですが、武井が主演を務めることに疑問を投げかける声は少なくありませんでした。というのも、原作の元子は銀行に長年勤める30代の独身女性で、同僚が次々と結婚してしまい、いつの間にか最古参となった、いわゆる売れ残りという設定だったからです。</p>

“迷走”続けるテレ朝の日曜朝 東山紀之の新情報番組決定も、苦戦は必至!

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 まさに“迷走”との言葉がピッタリか? 今春、根強い固定視聴者がついていた『土曜ワイド劇場』を含む『土曜プライム』を終了させ、2時間ドラマの傑作編などを放送する『日曜ワイド』(日曜午前10時~11時50分)をスタートさせたテレビ朝日が、再び日曜朝を劇的に改革することがわかった。

 なんと10月より、少年隊の東山紀之がMCを務める大型情報報道番組『サンデーLIVE(仮)』(日曜午前5時50分~8時30分)をスタートさせるのだ。

 これに伴い、『TOKYO応援宣言』、アニメ『ヘボット!』、『住まいのダイエット』の3番組は終了。『題名のない音楽会』は土曜午前10時に移動。『宇宙戦隊キュウレンジャー』は日曜午前9時30分に、『仮面ライダーシリーズ』は同午前9時に移動する。

 同局の日曜朝は、長年にわたってアニメ、特撮モノを放送しており、子どもや熱心なファンに定着していたが、この放送時間変更は視聴者の混乱を招くだけでない。フジテレビが日曜午前9時からアニメ『ドラゴンボール超』『ワンピース』を放送しているため、子どもや、アニメ・特撮ファンにとっては二者択一を迫られることになり、早くもブーイングが出ているようだ。

 本題に戻るが、東山がキャスターに初挑戦する『サンデーLIVE(仮)』に、果たして、勝算はあるのだろうか?

「この放送時間帯だと、『サンデーLIVE(仮)』は、『シューイチ』(日本テレビ系)、『サンデーモーニング』(TBS系)、『新報道2001』(フジテレビ系)と一部の放送時間がバッティングするため、4局による激しい視聴率戦争が勃発することになります。ただ、『シューイチ』『サンモニ』は常時2ケタを取っており、固定視聴者をガッチリつかんでいるので、東山の新情報番組は苦戦を免れないでしょう」(テレビ誌関係者)

 スタート前から、早くも暗雲立ち込める東山の『サンデーLIVE(仮)』。仮に、低視聴率に沈んでも、東山はジャニーズのトップタレント。簡単に番組を“終了”させるわけにもいかない。そうなると、テレ朝は東山とともに“ドロ舟”に乗り続けざるを得なくなるだろう。
(文=田中七男)

日テレが独走する日曜ゴールデン帯に異変! テレ朝の“ナスD”『陸海空』が一矢

日テレが独走する日曜ゴールデン帯に異変! テレ朝のナスD『陸海空』が一矢の画像1
テレビ朝日『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』公式サイトより

『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』の最強布陣で、日本テレビが独走する日曜のゴールデン帯に異変が起きた。

 2日に放送された、この3番組の視聴率は、『DASH!!』が15.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同=前週比0.7ポイント減)、『イッテQ!』が18.2%(同2.1ポイント減)、『行列』が15.3%(同1.4ポイント減)で、いずれも前週より数字を下げた。

 5月7日放送分から8週連続で、20%の大台を超えていた『イッテQ!』の9週連続大台突破にストップをかけたのは、テレビ朝日系でオンエアされた『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて 大アマゾンSP』(午後6時30分~8時54分)だった。同番組は午後7時までの第1部では7.1%だったが、第2部では9.7%を記録。惜しくも、2ケタには乗せられなかったが、同時間帯の前4週の平均6.6%を大きく上回り、『イッテQ!』の20%超えを阻止したのだ。

 他局の同時間帯の主な番組の視聴率は、NHK総合『ダーウィンが来た!』が12.2%、『東京都議会議員選挙開票速報』(15分番組)が18.8%、大河ドラマ『おんな城主 直虎』が12.4%。TBS系のスペシャル番組『KUNOIHI2017夏★女性版SASUKE開幕』が7.9%。テレビ東京系『池上彰の都議選ライブ1部』が7.6%。フジテレビ系『Mr.サンデー超拡大スペシャル』第1部が9.7%、第2部が12.2%だった。都議選開票速報絡みの番組は、あくまでもこの日だけのもので、開票結果も注目度が高かっただけになおさら『陸海空』は大健闘といえる。

 通常、日曜午後7時、8時台は日テレの完全な独り勝ちで、民放各局は少ないパイを奪い合っている状態。テレ朝は午後7時から『日曜もアメトーーク!』、午後7時58分から『人生で大事なことは〇〇から学んだ』を放送しているが、いずれも苦戦を強いられている。そんな中、『陸海空』が10%近い視聴率を獲得したことは一筋の光明で、今秋の改編に向け、ひとつの道しるべを示したともいえそうだ。

『陸海空』は1月29日にスペシャルが放送された後、4月からレギュラー番組に昇格し、火曜午後11時15分からオンエアされている。部族、ミステリー、豪華客船、釣り、ドローンと5つの視点で地球を一周する冒険バラエティで、今回のスペシャルでは、部族に特化し、名物ディレクターのナスDとお笑いコンビ・U字工事がアマゾンのジャングル奥地へと向かい、異文化村に潜入取材した様子が流された。

 同時間帯は、日テレ以外の局がどんなテコ入れをしても、まるで効果が見られない状況。TBS系の『クイズ☆スター名鑑』は、わずか3カ月で終了し、後番組の『東大王』も伸び悩んでいる。フジ系の『フルタチさん』は4~6%台をウロウロしており、すっかり“お荷物番組”に……。テレ朝系の『アメトーーク!』は、ネット上では『木曜のレギュラー番組で十分で、週2回も見なくていい』との声も多いようだ。

「今回、『陸海空』がそこそこの視聴率をはじき出せたのは、日本ではなじみのないアマゾン奥地の部族に密着するという希少性が受けたのでしょう。毎週レギュラーでは、厳しいかもしれませんが、あくまでも『部族アース』にこだわって、月1回程度のスペシャルで放送すれば、10%前後は取れるのでは?」(テレビ誌関係者)

 日テレの強力な番組を裏に回して、視聴率は頭打ち状態だけに、テレ朝としては、秋の改編期に、もう1度、『陸海空』スペシャルを実験的に放送してみるのも、一手だろう。
(文=田中七男)

結局、テレ朝もジャニーズの犬!? “大幹部”東山紀之のキャスター就任で『スマステ』『「ぷっ」すま』終了確定か

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 やはりテレビ朝日も、ジャニーズの軍門に下ってしまうのか……。

 3日、少年隊の東山紀之が、10月からテレビ朝日の日曜朝に新設されるニュース情報番組で、キャスターを務めることが明らかになった。同番組は午前5時50分から2時間40分にわたる生放送。東山は一昨年に放送されたドラマ『○○妻』(日本テレビ系)でキャスター役を演じた経験はあるが、実際にキャスターを務めるのは初となる。

 東山といえば、近藤真彦と並んで将来の社長候補ともささやかれる、言わずと知れたジャニーズの“大幹部”。この采配は、ジャニーズとテレビ朝日の関係を強化することになりそうだ。

「テレビ朝日とジャニーズの関係が、一時悪化していたことは間違いありません。昨年、SMAP解散騒動の際に、テレビ朝日の早川洋会長兼CEOが定例会見で異例の“ジャニーズ批判、SMAPメンバー擁護”発言を行ったことで、業界は騒然。SMAPファンから喝采の声が上がりましたが、現場は大混乱に陥りました」(芸能デスク)

 早川会長の発言は、昨年9月27日の定例会見でのこと。SMAP解散騒動を受けて、ジャニーズ事務所の圧力について「事務所の力は大きいのでは?」と問うた記者に対し、「事務所の影響力で、(局側が)右往左往しているように見られるのは残念。ジャニーズ事務所も芸能プロのひとつにすぎない」と回答したもの。香取慎吾が出演している同局の『SmaSTATION!!』、草なぎ剛の『「ぷっ」すま』についても、当時の時点では「継続」を明言していた。

 しかし、東山を“日曜の顔”に迎え入れたことで、どうやら2番組には引導が渡されることになりそうだ。

「このタイミングでジャニーズが、キャスター経験のない東山を“ゴリ押し”してきたことには、明らかにテレ朝に対するなんらかの意図があるはず。もともとテレ朝とジャニーズは強力な“『Mステ』ライン”がありますが、昨年6月に角南源五社長が就任してからは、報道を強化する方針にシフトしている。ここでジャニーズが報道に食い込む意味は大きいですよ。『スマステ』については先月、一部スポーツ紙に9月末での終了を報じさせるなど打ち切りに向けて布石を打っていますし、『「ぷっ」すま』も近々、動きがあるでしょう」(同)

 ジャニーズの“大幹部”東山に押し出される形で、テレ朝の画面から香取と草なぎが消えてしまいそうだ。

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