「北朝鮮」の記事一覧(4 / 11ページ)

ミサイルの被害は、けが人20人!? 岩国市の有事想定訓練が、なんかオカシイ……

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岩国市公式サイトより

「ミサイルって死ぬんだ ちょっとけがするくらいかと思った」

 というTwitter発のネタが一瞬だけ話題になったのは、北朝鮮有事が騒がれていた4月のこと。6月に入り、内閣官房・総務省消防庁が「弾道ミサイル」落下時について取るべき行動を伝えるCMを公開し、ミサイルの話題はすっかり日常に浸透している。

 ただ、このCM、ミサイルが発射され国民保護サイレンが鳴った場合には頑丈な建物に避難するとか、地面に伏せ頭部を守るとか、ホントにそんなんで助かるのか疑問がいっぱい。かつてイギリス政府が核攻撃対策として勧めていた簡易シェルター(外したドアを壁に斜めに立てかけて、上をクッションなどで覆う)を、本気でやっていた時代と、そんな変わっていないような気が。

 ともあれ、さまざまな自治体では、備えあれば憂いなしとばかりに国民保護サイレンが鳴る状況を想定した訓練も行われている。

 そんな中、広島県岩国市で行われた訓練が、どうしてこうなってしまったのかという想定で行われてしまった。

 27日に行われたこの訓練は、岩国市内に弾道ミサイル1発が着弾した想定で行われたもの。市内242カ所の屋外スピーカーで避難を呼びかける音声を放送したほか、市役所では警察や消防、さらに自衛隊も参するし対策本部を設置し、図上訓練が行われたという。

 問題は、この図上訓練。ミサイルにより住宅10軒に被害が出て、20人がけがをしたとの想定で初動対応を確認したという。

 ここに、読者の皆さんも違和感を覚えたのではないだろうか?

 そう、ミサイルの威力ってそんなものなのか? 岩国市の人口は今年6月現在で6万5,266世帯、13万5,632人。核弾頭ではないにしても、ミサイル攻撃がそんな被害で済むハズがない。それとも、岩国市といえども山の中とか、離島にでもミサイルが落ちたという想定なのだろうか? あるいは、岩国市の担当者がミサイルで人が死ぬことを知らなかったのか?

 そこで、訓練を担当する岩国市の危機管理課に聞いてみたところ……。

「今回の訓練は手順を確認するのが目的です。これまで、国民保護法に基づく訓練をやっておりませんでしたので、それを確認するために、警察・消防とも話し合って会議を行ったんですが……」

と、あくまで訓練の目的は、いざというときの手順を確認することにあると強調する。

 それにしても、この被害は小さく見積もりすぎなのではないか。その点を尋ねてみると……。

「あくまで、初動であって、これから被害は、もっと数が増えることを想定しています」

 なるほど、20人のけが人とは、最初に市役所が把握する被害状況。実際には、もっと多くの被害が出るであろうことも想定しているというのだ。よかった、ミサイルで人が死ぬことを知らない人はいなかったのである。

 とはいえ、弾道ミサイルが1発だけ着弾というのはちょっと考えにくいもの。どうせやるんなら「ミサイルにより市役所が全壊」くらいの想定でやったほうがよいのではなかろうか。
(文=昼間たかし)

韓国国民の10人中6人が「関心ない」平昌冬季五輪、南北共同開催プランのマユツバ度

韓国国民の10人中6人が「関心ない」平昌冬季五輪、南北共同開催プランのマユツバ度の画像1
イメージ画像(Thinkstockより)

 韓国・平昌(ピョンチャン)での冬季五輪開催まで1年を切ったが、開催国である韓国内は、五輪熱に浮かされているというわけではなさそうだ。

 6月20日、文化体育観光部は「第二次平昌冬季五輪及びパラリンピック国民世論調査」の結果を発表した。これは世論調査機関「メトリックス」が、5月26日~27日の2日にかけて1,000人の韓国国民に電話調査したものだが、とても残念な結果となった。

 なんと、10人中6人が「平昌五輪に関心がない」と答えたのだ。さらに、調査に答えた97.7%は開催することは把握していたが、そのうち41.5%が開催時期すら知らなかった。韓国の五輪開催に関しては、数年前から競技場の不備などが問題視されており、日本のメディアでもたびたび取り上げられるほど。開催前から前途多難な様子がうかがえたが、国民の関心自体が低い現状を考えると、仕方がないのかもしれない。

 実際、韓国ネット民の間でも「五輪に関心は持てない。むしろ、その後の施設管理が心配だよ」「知らない間に過ぎ去るんだろうな」「我が国の現状で、五輪を開催できるほどの余裕はないだろう」と、期待や関心よりも、事後の不安や国政の不安定さを嘆く声が多かった。

 そんな中、韓国の五輪開催に新たな動きが生じた。6月20日、五輪韓国開催を担当する都鐘煥(ト・ジョンファン)文化体育観光相が、スキー競技など一部衆目を北朝鮮東部に位置する馬息嶺スキー場などで開催することを検討すると表明したのだ。さらに、アイスホッケー女子の南北合同チーム結成にも意欲的に動くと明かした。

 これまでなかった北朝鮮との五輪共同開催案を韓国が表明した最大の理由は、親北派として知られる文在寅(ムン・ジェイン)新大統領の意向が大きいと推測される。実際、文大統領は就任前から「北朝鮮との対話による融和」を掲げていただけに、スポーツを通した南北の団結を目指すのはおかしなことではない。

 だが、ネット民は「南北共催になっても、誰も得しないだろ」「北の人間が内部に入り込むなんて恐ろしい」など、政府の決定に懐疑的な人が多い。

 また、現実的にも北朝鮮との共催には、競技場の設備や周辺施設の問題をはじめ、北朝鮮への圧力を強める米国など国際社会の反発も必至。北朝鮮に外貨が流れ込んで、核・ミサイル開発の資金源になる恐れもある。

 仮に南北共催が順調に進んだとしても、喜ぶのは文大統領だけかもしれない。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・関心があるのはたった3割!? 早くも観客動員論が出ている平昌五輪と誕生1カ月の文政権
http://s-korea.jp/archives/17001?zo

・羽生結弦フィーバーで韓国ファンも大熱狂も…解決策が見えない平昌五輪“3つの問題点”
http://s-korea.jp/archives/13678?zo

【緊急現地ルポ】北朝鮮ミサイル連発でも地元民はノープロブレム? 「北緯38度線」はいま――

<p> 米空母艦隊が日本海を離れても、依然として核実験場でソワソワした動きを見せたり、朝鮮アジア太平洋平和委員会なる組織が「ホワイトハウスが想像できない超強硬対応措置で、はるかに強い圧力と苦痛を米国に与える」といった声明を発表する北朝鮮。日本のメディアはこうした動きをうのみにして延々と「いよいよ戦争か?」と煽っているが、北朝鮮との軍事分界線から数キロしか離れていない韓国の最前線では、みんな普通に暮らしていた。これって一体どういうことなのか? 現地をルポした。</p>

<p> 緊張高まる朝鮮半島情勢で日韓を行き来する航空便の搭乗率が落ち、ミサイル落下時の避難方法まで政府がアナウンスするなど、日本では異様に不穏な空気が漂っている。だが、韓国・ソウルでは特段変わった様子もなく、人々は日常生活を送っていた。<br />
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案内人に怒鳴られてもヘラヘラ!? 張成沢処刑前夜に見た、「右から左へ」しながら生き抜く北朝鮮人のメンタリティ

<p> あれは今から約3年半前、2013年の年末のことです。</p>

<p> 当時の平壌の雰囲気は明らかに違っていて、張り詰めた空気が街に漂っているようでした。</p>

<p> 案内員も前回とは違って冗談が通じない人が配置され、取材箇所の交渉も一筋縄ではいきませんでした。</p>

<p> その回の訪朝では大手テレビ局と一緒に回っており、車代もテレビ局負担のため、野良記者の私に決定権などなかった点も大きかったのでありますが、前回ほど自由なコミュニケーションが取れず、内心、困惑しておりました。</p>

<p> そんな中、ホテルで親戚に会ったとき「これからうちに来る?」という話になりました。</p>

北朝鮮の星矢ヲタ再び! 『聖闘士星矢』実写化に「すごく期待してます」

<p>『聖闘士星矢』のハリウッド実写化が発表されました。Yahoo!ニュースのトップでも取り上げられるほど、注目を集めているようです。</p>

<p> 実写化については昨年からファンの間では、話題になることもありましたが、まさか実現するとは……。漫画の実写化は日本ですらファンを満足させることが難しいのに、ハリウッドとなると不安以外の要素が見当たらないというのが正直なところです。案の定、困惑が広がっています。</p>

経済制裁発動中のはずが……北朝鮮で日本のビールが大人気のワケ

<p> 朝鮮半島危機で日本や米国のほか、血の盟友といわれた中国からも経済制裁を受ける北朝鮮。西側メディアは「崩壊も近い」と報じているが、同国内では日本製のビールやウイスキーがブームになっているという。日本政府は北朝鮮との間ですべての輸出入を禁じているはずだが、今日も平壌では労働党幹部や成り金が、アサヒスーパードライで酒盛りをしているんだとか……。</p>

<p> 5月11日、北朝鮮の労働新聞は「在朝ルーマニア大使館員が大同江ビール工場を参観した」と報道。ネットメディアも写真入りで報じた。</p>

<p> 大同江ビールはドイツのビールプラントを輸入して製造している本格的なブランドで、いまや中国にも輸出されるほどに成長。スッキリとした味わいは、日本の北朝鮮マニアの間でも一目置かれる存在だ。</p>

緊迫する北朝鮮情勢を「結婚できない男女のパターン」からひもとく

<p> 既報の通り、アメリカと北朝鮮が一触即発の状態を続けており、「すわ開戦か」という危機感が高まっていますね。</p>

<p> 確かに、いつにない緊張感が醸成されていますが、最高指導者に就任直後から経済システムに少しずつ資本主義社会のエッセンスを取り入れ、街並みも近代的に改装を続けてきた金正恩氏が、せっかくコツコツと築き上げてきたものを爆撃させて失うようなリスクを取るだろうか? と考えると、あまり現実的ではないというのが私の見方であります。</p>

<p> 万が一、そうなるとすれば、なんだかんだで中国が復興責任を負わされるでしょうし、ロシアも許さないでしょう。中国が所有する鉱山もありますし。だいたい、更地になったところで何もない。多少のレアメタル以外、本当に何もないんだよ! 自然がきれいなだけです。<br />
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メルカリ「北朝鮮バッジ」大量出品の裏で詐欺事件も? 被害者が怒りの告発!

<p> 現金やチャージ済み「Suica」出品で問題 となったフリマアプリ「メルカリ」で、金日成主席、金正日総書記のツインバッジが続々と出品されている。北朝鮮情勢が緊迫化する中、一時は1個1万円以上でバカ売れしていたというから驚きだが、中国製のパクり金日成バッジを売り出す詐欺師も出現! 被害者を直撃すると「モノがモノだけに、警察にも相談できない……」と泣き寝入りなんだとか。</p>

<p> メルカリにバッジの出品が相次いだのは、今年1月ごろから。2011年末に金正日総書記が死去した後に登場した、金親子がダブルでほほえむタイプが高値で出品された。<br />
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北朝鮮情勢で明らかになった英ロック界“レジェンド”イアン・マッカロクの寂しい現状「かつての人気はU2を凌駕……」

北朝鮮情勢で明らかになった英ロック界レジェンドイアン・マッカロクの寂しい現状「かつての人気はU2を凌駕……」の画像1
『Pro Patria Mori』(Edsel)

 緊迫を増す北朝鮮情勢の余波で、英ロック界の“レジェンド”の行状が、わが国で大々的に報じられることとなった。

 14日に東京・新宿でのライブを予定していたイギリスのロックミュージシャン、イアン・マッカロクがアメリカと北朝鮮の間で武力衝突があるというニュースを受け、イベント主催者側に無許可でマネジャーとともに日本から出国していたことが判明した。マッカロクは1980年代に活躍したロックバンド、エコー&ザ・バニーメンのリードボーカルで、今回はソロシンガーとして来日公演を行う予定だった。

「若い世代はあまりなじみがないかもしれませんが、70年代末にデビューした“エコバニ”は、同時期にデビューした世界的なロックバンドのU2とともに80年代のイギリスで絶大な人気を誇っていました。日本では洋楽チャートの上位にランクインするような人気こそありませんでしたが、独特の耽美的なサウンドは当時のマニアックな洋楽ファンから一定の支持を得ていました。美少年風のマッカロクのビジュアルも、女性には人気でしたね」(音楽ライター)

 80年代前半のイギリスにおけるエコバニの人気はU2を凌駕していたが、後半になるとアメリカで大ブレークしたU2に対して、エコバニは次第に失速していく。マッカロクのソロ活動の比重が高まり、93年にはいったん解散。96年に再結成を果たし現在に至るが、往年の勢いはすでにないというのが、実際のところだろう。

「エコバニは2005年にサマーソニックに出演して、かつてのファンを喜ばせましたが、今回はマッカロクのソロ公演でした。会場もライブハウスという小さなハコで、寂しいことですがエコバニはもはや大々的に観客を集めるようなバンドではないということでしょう。マッカロクの公演はそもそも昨年12月に行われるはずだったのですが、喉の不調で延期となり、今回は振替公演でした。つまり、2度目のドタキャンだったというわけです。マッカロクは当時からライバルのU2をボロクソにディスるなど、ビッグマウスで傍若無人なキャラで知られていますが、今回の公演キャンセルに対して、『デカい口を叩く割には臆病』『日本をナメている』といった、失望するファンの声が相次いでいます。北朝鮮情勢に身の危険を感じる気持ちはわからないでもないですが、それを言うならイギリスやヨーロッパはもっとテロの危険に満ちていますからね」(同)

 半ば忘れかけられていたロック界のレジェンドが北朝鮮情勢のおかげでクローズアップされたのは皮肉と言うしかないが、いずれにせよ日本国民としてはマッカロクの判断は正しかった、なんてことにならないよう願いたいものだ。

チョソンクラスタ・カナダ代表? 金正恩氏の友人、マイケル・スパーヴァ氏とは――

<p> お久しぶりです。安宿緑です。</p>

<p> 先月から北朝鮮情勢が激動していますが、あえて趣を変え、今回は金正恩朝鮮労働党委員長の友人でカナダ人の、マイケル・スパーヴァ氏を紹介したいと思います。<br />
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 マイケル氏は現在、中国の吉林省延吉在住にして、北朝鮮専門コンサルティング会社</p>

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