「03カルチャー」の記事一覧(36 / 40ページ)

戦後70年に見たい、注目の2作品『ふたつの名前を持つ少年』『この国の空』

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(C)2013 Bittersuess Pictures

 今週取り上げる最新映画は、戦後70年を迎える今夏、戦争をテーマに数多く公開される内外の新作の中でも特に注目すべき2作品。邦画と洋画の違いはあれど、市民の目線から戦争の理不尽さを描く姿勢は共通している。

 『この国の空』(公開中)は、高井有一による谷崎潤一郎賞受賞作の同名小説を、ベテラン脚本家の荒井晴彦が18年ぶりにメガホンをとって映画化した人間ドラマ。昭和20年、米軍による空襲が始まっていた東京の杉並で、19歳の里子(二階堂ふみ)は、母(工藤夕貴)と健気に暮らしていた。妻子を疎開させた隣家の銀行支店長・市毛(長谷川博己)の身の回りの世話をするようになった里子は、戦況が悪化する中、結婚できないまま死ぬのではと不安を抱えながら、次第に女として目覚めていく。

 役とほぼ同年齢の二階堂が、少女の無垢さの中に女の艶っぽさが芽生える頃の女性を、存在感たっぷりに体現。母役の工藤、途中から同居する伯母を演じた富田靖子と共に、女3人での口論や食事の場面にもリアリティーを感じさせる。若干冗長に感じられる部分もあるが、時代の閉塞感と市井の人々の葛藤がじわじわと迫り、深い余韻を残す1本だ。

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ブライダル業界の新提案「結婚式を出会いの場に!」ブーケトスより結婚に近づける全出席者大満足の「姓名判断の余興演出」とは!?

※これは企業インフォメーション記事です  読売テレビ系列『浜ちゃんが』やTBS系列『サワコの朝』などの番組を手がける人気放送作家の勝木友香と、その勝木の主宰する放送作家集団「SAY…

クドい! めんどくさい! 暑苦しい! この夏オススメの「こだわる男マンガ」4選

<p> 例年にも増して猛暑日が続く2015年夏ですが、エコ冷房、クールビズ全然意味なし! マンガ読みのみなさんにおかれましては、エアコンをガンガン効かせた部屋に引きこもるのが、この夏を快適に過ごす最も正しいやり方であることは言うまでもありません。</p>

<p> しかし、古来より暑い夏こそ、あえて熱いお茶を飲んだほうが暑さが引くなんていわれていますね。実はマンガもそれと同じ。暑い時ほど読むマンガも暑苦しくてクドいやつのほうが、暑気払いに向いているんです。</p>

<p> そこで今回は、この夏にぜひ読んでほしい、クドくて、暑苦しくて、めんどくさい、マンガのジャンル「こだわる男マンガ」をご紹介したいと思います。そんなマンガのジャンル聞いたことないと思う方も多いかもしれません。それはそうでしょう。ついさっき僕が作りましたから。でも、昨今「やたらとこだわる男が登場するマンガ」がウケていることは事実なのです。</p>

今度のイーサン・ハントは、軍用機のドアに張り付き……『ミッション:インポッシブル』最新作 

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(C) 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

 今週取り上げる最新映画は、トム・クルーズが不可能ミッションに挑む大ヒットシリーズの第5作と、70年前の8月に日本が終戦を迎えるまでの舞台裏を描く歴史大作。いずれも一流のサスペンス演出に引き込まれる、この夏見るべき2作品だ。

 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(公開中)は、トム・クルーズ主演の人気スパイアクション『ミッション:インポッシブル』のシリーズ最新作。イーサン・ハント率いるCIAの特殊作戦部IMFは、多国籍スパイ組織「シンジケート」の暗躍により、解体の危機に陥る。イーサンはシンジケートの追跡中、逆に拉致されてしまうが、拷問の直前に謎の美女から助けられ脱出。組織の後ろ盾を失ったイーサンと仲間たちは、秘密裏に行動しながら、シンジケートせん滅という最難関のミッションに挑む。

 主演のクルーズが毎回、自ら高難度のスタントを敢行する姿も見どころになっている本シリーズ。今回は、離陸する軍用機のドア外部に張り付き、時速400キロで高度1,500メートルに上昇する機体内へ侵入するという冒頭のシーンが圧巻だ。『ユージュアル・サスペクツ』(1996年)でアカデミー賞脚本賞を獲得したクリストファー・マッカリー(本作では監督・脚本)の巧みな采配で、IMFにシンジケート、それに英秘密情報部MI6も絡む三つ巴の諜報バトルがスリリングに展開。IMFのメンバーに扮するサイモン・ペッグ、ジェレミー・レナーら主演級スターたちの掛け合いも楽しい。極限のアクションと王道のサスペンスに、優雅さと笑いも有機的に結びついた、今夏屈指の傑作エンタテインメントだ。

 『日本のいちばん長い日』(8月8日公開)は、『駆込み女と駆出し男』(15年)の大ヒットも記憶に新しい原田眞人監督が、役所広司を主演に迎えて描く群像歴史ドラマ。太平洋戦争末期の1945年7月、日本は連合国からポツダム宣言受諾を要求される。降伏か本土決戦か、連日連夜の閣議で結論が出ないまま、8月、広島と長崎に原子爆弾が投下される。阿南陸軍大臣(役所)や鈴木貫太郎首相(山崎努)、そして昭和天皇(本木雅弘)が決断に苦悩している頃、畑中陸軍少佐(松坂桃李)は決戦派の仲間らとクーデターを画策していた。

 原作は半藤一利のノンフィクション『日本のいちばん長い日 決定版』。8月15日の玉音放送までに、閣議で決戦・降伏をめぐり激論と駆け引きが繰り広げられていたこと、さらに若手将校らによるクーデター計画が進行していたことが、サスペンスに満ちた演出で描かれる。役所の硬軟使い分けた円熟の演技、山崎の重厚な存在感、本木の気品ある所作が、セピア調の映像になじんで一層味わい深い。優男の印象が強い松坂は、丸刈りでイメージを一新、血気盛んなクーデター首謀者を熱演。戦後70年にふさわしい、ずっしりとした見応えの力作だ。
(文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉)

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』作品情報
http://eiga.com/movie/80973/>

『日本のいちばん長い日』作品情報
http://eiga.com/movie/81487/>

経産婦ゾンビアイドル小明にキンコメ高橋が激怒!?「卑屈の国に取り残された……」

<p> 8月6日、ラフォーレミュージアム原宿で開催されるゾンビホラーアトラクション「ゾンビ屋敷 ZDU」(8月7日~31日)のマスコミ向けお披露目イベントが開催された。</p>

<p> 普段だったらラフ</p>

かわいすぎて悶絶! おっさんたちをキュンキュンさせる「もちる女子」って?

<p> 皆さんは、「いくえみ男子」という言葉をご存じでしょうか? マンガ家・いくえみ綾先生の作品に出てくる男子キャラクターたちのことで、いわゆるイケメンとは違う、塩顔で痩せ形、唇は薄め、オシャレすぎず飾りすぎず等身大。だけど、身近にいそうでいない。草食系なようで、実は肉食なロールキャベツ男子……ってどんな男子なのかサッパリ想像がつきませんね。とにかく、いくえみ綾先生の描く男子は女子を胸キュンさせてやまないのです。いくえみ男子だけを特集した『いくえみ男子スタイルBOOK』(集英社)なんてムック本まで出ているほど、もはや確固たるブランドを確立しているといえます。</p>

シュワちゃん扮するT-800が「3世代」で活躍!『ターミネーター』

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(C)2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 今週取り上げる最新映画は、あのシュワちゃんが「アイルビーバック」の決め台詞と共に帰ってきた人気シリーズのリブート作と、トリンドル玲奈・篠田麻里子・真野恵里菜のトリプルヒロインが話題の園子温監督作。方向性は異なるが、激しいアクションと予想外の展開で、ジメジメした梅雨どきの気分をスカッと晴らせてくれる2作品だ。

 

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『孤独のグルメ』の原作コンビが描く、究極散歩マンガ『散歩もの』

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散歩もの』(作画・谷口ジロー、著・久住昌之)

 この世で最も奥が深く、老若男女が楽しめるアウトドアスポーツといえば、ズバリ「散歩」ではないでしょうか。健康診断で肉体年齢が60代と診断された、筋金入りのインドア派を自称する僕でも可能なスポーツ、それが散歩。散歩・イズ・ビューティフル。まあ……散歩がスポーツなのかどうかは、別途議論が必要なところですが。

 今回は、そんな散歩がテーマのマンガ『散歩もの』をご紹介します。「散歩」がテーマのマンガなんて、一体どうやってオチをつけるんだ? と思う方もいらっしゃるかと思うのですが、そこは心配ご無用。実は、本作品は『孤独のグルメ』の名コンビ、谷口ジロー先生と久住昌之先生の作品なのです。本作品も『孤独のグルメ』同様、毎回これといったオチはなく、フワッとした感じで終わりますが、それでいてちゃんとした作品として成立しているのです。

『散歩もの』は通常のマンガ雑誌ではなく、「通販生活」(カタログハウス)という雑誌に掲載されていました。この掲載誌の渋さこそが、「散歩」というニッチなテーマのマンガを実現できる理由だともいえます。

 テーマが違うとはいえ、谷口先生と久住先生のコンビ作品ですから、当然『孤独のグルメ』のテイストが色濃く出ており、読めば読むほどに『孤独のグルメ』のスピンオフ作品ともいえる雰囲気を感じます。特に、作品中に出てくる食事のシーンなどは、かなり孤独のグルメっぽいです。

 ただし『散歩もの』は、あくまで散歩マンガなので、グルメではなく散歩がメイン。主人公である中堅文具メーカーの部長、上野原譲二が休日や仕事中にいろいろな場所をフラッと散歩して、古い町並みを見たり、雑貨を見つけたりしてはその心象風景をつづるという、これが全盛期のジャンプだったら、3話目ぐらいで強制的に途中からバトルものに方向転換させられかねない地味な内容です。もし散歩バトルマンガがあれば、それはそれで読んでみたい気もしますけど。

 でもまあ、読者層はきっと「散歩の達人」(交通新聞社)とか「おとなの週末」(講談社)とか読んでいそうなアダルティな人たちを狙ってるわけですから、これでいいわけです。そういう意味では、孤独のグルメ以上にディープで読み手を選ぶ作品といえましょう。

 主人公、上野原は妻帯者、中小企業の中間管理職という設定で、独身貴族の孤独のグルメ・井之頭五郎とは異なり、なかなかのリア充っぽさが漂います。しかし、作品が醸し出す雰囲気が酷似しているのは、どっちの主人公も頑固で結構変わった性格をしているからなんだと思います。

 上野原は、とにかく散歩にかける情熱が人並み以上のものがあります。奥さんの頼まれ物の途中とか、仕事中の出先とかでもお構いなしにガンガン脇道にそれて、散歩モードに突入してしまいます。

 自分のことを「散歩の天才」って言うぐらいの散歩好き。自称、散歩の天才……。うーん、実に微妙な響きです。さらに、頑固なまでの懐古主義者でもあります。

「俺は街を上へ上へ開発していくのって嫌いなんだよ」

 上野原は、高層ビルなどの建築が大っ嫌い。それこそ、六本木ヒルズとか東京ミッドタウンは最悪なんでしょうね。その一方で、大正とか昭和の香りのするノスタルジックな建物は大好きな模様です。

 そんな古めかしい店に入っては、普通の人が興味を示さないような渋い雑貨を衝動買いして帰ってくるという、奇妙な性癖(?)もあります。

 慶応元年からやっている草履屋に興味を示して、いきなり草履を衝動買いしたり、ちょっとイイ感じの雑貨屋を発見して、エジソン電球なるレトロな電球を衝動買いしたり。いきなりエジソン電球とか買ってきて家に取り付けられても……そりゃ奥さんもあきれちゃいますよね。

 そのほかにも、仕事途中に昔ながらの井戸を見つけて、テンション上がってしまい、井戸水をガンガンくみ出していたら、住人に怒られてしまったり。一企業の部長としてはなかなか行動がアレですよね。

 そんな上野原の散歩にかける熱い思いがヒシヒシと伝わってくる、散歩原理主義者ともいえる数々の名言(しかも、ほとんどが独り言)をご紹介しましょう。

「テレビや雑誌で見た場所へ出かけていく散歩は、散歩ではない」
 
 後でも出てきますが、散歩にガイドブックは不要というのが上野原の持論です。迷ったら、それはそれでいいじゃないか的な。つまり、「東京ウォーカー」(角川マガジンズ)、「るるぶ」(JTBパブリッシング)あたりで下調べしてから行くのは観光であって、散歩ではありません。もちろん、ネットで調べるというのもアウトです。

「理想的なのは、『のんきな迷子』」

 どうやら、積極的に迷うのを推奨している模様です。確かに、散歩は無計画なぐらいなほうが楽しいかもしれません。もはや、この男にカーナビは不要に違いありません。

上野原の散歩論はさらにディープに、坂道についても熱く語ります。

「あー、いいねえ坂道だ」
「わあ、素晴らしいスロープだ」

 目白の坂道に感動しまくり! 確かに、すごい坂道を見つけるとテンションが上がってしまうのは、なんとなく理解できますが……。

「こっちの坂もいいぞ」

 別の坂道にも食いつく上野原。坂道がいいとか悪いとか……基準がよくわかりませんが、これは相当な坂道マニアですね。もしかしたら、坂道にエクスタシーを感じるタイプなのかもしれません。

「傾斜した道は使いにくい」
「だから工夫しなきゃならない」
「そういうのが街の味になってるんだな」

 坂道文化を語り続けます。もはや、オッサンが散歩の最中に発する単なる独り言とは思えないほどのクオリティ。散歩の天才と呼ばれるには、このぐらいの域に達していなければならないようです。そういえばタモリさんも「日本坂道学会」なるものを設立しているぐらいですし、坂道にはどこか人を惹きつけてやまない魅力があるのかもしれません。

 続いて、東京・吉祥寺の路地裏「ハーモニカ横丁」の日本一狭いカレー屋での一幕。路地裏文化に興味を示す若者カップルとの会話で、たいそうご機嫌な上野原です。

「吉祥寺の良心ですよ」

 吉祥寺の良心……こういうクサいセリフは、相当吉祥寺ラブでないと言えないセリフです。しかし、若者たちがハーモニカ横丁のガイドブックを作りたいなどという発言をした途端、説教モードに。

「こういう路地はガイドなんかに頼らないでただ歩くのが楽しいんじゃない?」

 独自の路地論を展開。ガイドに頼るのは散歩じゃないんだ、邪道だ、と。とにかく路地は自力で散策するのが粋なのだと力説します。まさに、散歩原理主義ならではですね。

「ちょっと不安なぐらいがいいんじゃない? 歩けば必ず面白い店やものが発見できる、そんな路地ですよ」

 若者は完全にキョトン顔です。言いたいことはわかりますが、ここまでいくと老害……いやいや、日本の明日を担う若者たちに散歩の本当の楽しさを伝えたい一心での発言ですよね。わかります。この若者も今後はきっと改心して、ガイドなど持たずに路地裏を徘徊することでしょう。

 というわけで、かつてないほどに硬派な散歩論が展開される究極の散歩マンガ『散歩もの』。いかがだったでしょうか? たまに散歩する程度の人からディープな坂道マニアの人まで、散歩をする人にはぜひ一度手に取って読んでいただきたい、そんな奥深い作品です。
(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくんhttp://ablackleaf.com/>)

「人はそれぞれ自由に生きればいい」蛭子能収の最強の生き方を学ぶ

<p> クズだなんだと言われようともテレビに引っ張りだこで、大人気の蛭子能収。最近では、自由に生きる蛭子さんの人生哲学も注目されている。そんなノッてる蛭子さんが読者の人生相談に答える、週刊誌「女性自身」(光文社)のコーナーが書籍化された。『蛭子能収のゆるゆる人生相談』がその本。</p>

<p> ゆるゆるとはいえ、中にはヘビーな相談内容もある。そんな悩みに対し「はっきり言ってめんどくさいです」と言いつつも、的確な回答や金言を連発している。</p>

「ギャンブルはステップにすぎない!!」クレイジーじゃない、とってもクレバーな旅人

<p> “ギャンブラー”と聞いて、誰もが想像するのは、やさぐれた、ある意味クレイジーなヤカラに違いない。しかし、そこにいたのは、ギャンブルを論理的にビジネスチャンスに結びつける、非常にクレバーな男だった。</p>

<p> 日本人で唯一のプロギャンブラー・のぶき氏が、6月下旬、下北沢の旅カフェ「ステイハッピー」で、自身2冊目の著書となる『ギャンブルだけで世界6周』(幻冬舎文庫)の出版発表とトークショーを開催した。<br />
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