「昼間たかし」の記事一覧(4 / 7ページ)

「プリキュアにはかなわない」という現実を超えて──ラノベレーベルにも乗り出す「キリスト新聞社」の目指す未来

<p>「日曜日の朝は、特撮がありプリキュアもあり……まあ、勝てないですよ」</p>

<p> まっすぐな視線から注がれる言葉には、あきらめの先の希望があった。</p>

<p> 松谷信司は、キリスト新聞の編集長として、これまでもさまざまな試みを行ってきた人物である。聖書を題材に「モーセ召喚!!!」「聖書の世界を遊び尽くせ!!」をキャッチコピーにしたカードゲーム『バイブルハンター』。同じく聖書の人物が登場する『バイブルリーグ』。スマホで遊べるパズルゲーム『モーセの海割り』。</p>

『けもフレ』たつき監督降板騒動で甦る25年前の怒り……誰ひとり「コミックコンプ」の恨みは忘れちゃいない!!

<p> 一大騒動となっている、アニメ『けものフレンズ』たつき監督降板騒動。ファンの怒りは日本だけでなく世界へと広がり、署名活動も始まった。降板が明らかになった直後から、ニコニコ動画のプレミアム会員解約をツイートする人も急増。カドカワ株式会社の株価が一時急落する事態ともなり、投資家の注目を集めている。</p>

<p> この騒動と共に、30代後半以上のファンが思い出すのが、あの忌まわしい25年前の記憶である。</p>

『社にほへと』開発中止で、神社本庁を“悪玉”にする人の不可思議から考えたこと

<p>「どう読んだら、神社本庁にヘイトをぶつけることができるのだろう」</p>

<p> ここ数日間、そんなことを考えた。</p>

<p> 自分が書きたいテーマを身体で感じ取るために、さまざまな人に出会い、現場へと参加する。それが、文章を書くための基本だと思っている。「参加」とはいうけれど、実際には「覗き屋」である。すでに終わってしまった過去の出来事には参加できないし、取材すべき人物と行動を共にするといっても、限界はある。だから「覗き屋」なのである。大手メディアの報道や、学者・批評家の類いは、上から覗いて、すべてを知った気になるものだ。</p>

なぜ、人はそこに集うのか? 新店舗には喫茶ルームもできた「カストリ書房」に、サウダーデを見た

<p> 次々と風景を変えていく現代の東京で、よくも、こんな建物が残っていたものだと驚いた。</p>

<p>「カストリ書房が引っ越したそうですよ」</p>

<p> 知人からそんな話を聞いて、ようやく取材に出向く機会が巡ってきたと思った。</p>

<p> 昨年9月にオープンしたカストリ書房は、各所で話題になっていた。遊郭や赤線、歓楽街などのジャンルを専門に扱う「カストリ出版」が手がけるこの店舗は、すでに多くのメディアによって紹介されている。高尚な物言いをすれば、崇高な性の営み。とはいえ「売春」という公序良俗に相反する猥雑な、体制の埒外にあるものをお堅い新聞や雑誌も盛んに取り上げている。しかも、客の多くを女性たちが占めているという。それも、中には女子中学生もいるというのは、以前に新聞の記事で読んだ。</p>

コアマガジンも参入で注目されるエロマンガ定額読み放題サービス「Komiflo」の挑戦

<p> 今年1月にサービスを開始した、エロマンガ初の定額読み放題サービス「Komiflo」が、好調だ。今月には、アダルト系大手のコアマガジンが発行する「コミックホットミルク」が、新たなラインナップとして加わった。サービス開始以来、ワニマガジン社の月刊誌を提供していた「Komiflo」への新規かつ大手の参入である。オープンから9カ月。高い定着率を維持するこのサービスは、さらなる飛躍を迎えようとしているようだ。</p>

赤字すぎるJR四国……このままでは、瀬戸大橋線以外が全廃されるかも?

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JR四国公式サイトより

 8月18日、JR四国が「路線維持が近い将来困難になる」として、沿線自治体に路線維持のための支援を求めたことが注目を集めている。これは、この日初めて開催された四国の鉄道網維持のための有識者懇談会の席上で明らかにされたものだ。

 国鉄分割民営化がなされた1987年からすでに30年を迎えて、JR各社の明暗は分かれている。2017年3月の決算を見ると、JR東日本・JR東海・JR西日本は好調だ。JR九州も新幹線の効果によって、今年初めて黒字に転換。JR貨物も鉄道輸送の増加を追い風に黒字となっている。

 対して、発足以来、困難な経営を強いられているのが、JR北海道とJR四国である。この2社が困難な経営を強いられている理由は、屋台骨となる路線のないことだ。

 JR北海道では、16年1月に全線区の収支状況を初めて公表。これにより、大都市圏である札幌周辺の路線の赤字運営も明らかになり、維持困難な路線の廃止縮小へと議論が進んでいる。JR四国でも今後、各路線の収支を公表する予定だ。

 ただ、JR北海道には、今後利用者が増える可能性のある北海道新幹線延伸計画がある。

 ところが、JR四国にはそういうものはない。唯一、収益の上がっている瀬戸大橋線だけで、残りのすべてを支えなくてはならないのだ。しかも、その額は非常に小さなものだ。JR東海の場合、東海道新幹線の収益によって、ほかの路線を維持するどころか、リニア新幹線を自社で始めるほどの企業体力を持っている。ほかの本州2社も、企業の屋台骨となるドル箱路線は明確だ。

 しかし、瀬戸大橋線だけではそうはならない。岡山駅~高松駅間を走る快速マリンライナーは通勤・通学の足として定着。岡山駅着の新幹線終列車と接続するなど、極めて便利な人々の足になっている。しかし、明石海峡大橋開通後、四国は関西圏と直結。大阪や神戸へと向かう高速バスに客足を奪われているのだ。

 国土交通省四国運輸局が5月に発表した推計では、人口減少によって2040年にはJR四国の利用者数は最大で4割減少するという試算も行っている。

 本州とも、北海道とも、九州とも違う、独特なローカル感が味となっている四国の鉄道網。旅行者がどれほどの足しになるかはわからないが、一度は乗ってみてもよいかもしれない。
(文=昼間たかし)

「今、流行っているという……」堀江由衣も出演の“乙女ゲーム風”岡山県広報アニメ『きび男子』制作意図とは?

<p> 岡山県始まったな!!</p>

<p> 岡山県が8月25日から公開しているアニメPR動画『きび男子(だんご)』が、注目を集めている。</p>

<p> このアニメPR動画は、岡山県の晴之国学園に転校してきた女子高生・ももをヒロインに、イケメン男子たちがさまざまな県の広報を語りかけていくという「乙女ゲー」スタイル。冒頭、転校してきたヒロイン・ももが、初日に同級生の生徒会長・犬飼と出会うところから始まり、定番の展開で物語は進んでいく。</p>

問題は認識されるも、事態は何も変わらず……「2020年東京ビッグサイト問題」の行方

問題は認識されるも、事態は何も変わらず……「2020年東京ビッグサイト問題」の行方の画像1

 結局、事態はなにも動いていない。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックで、東京ビッグサイト(東京国際展示場)の利用が大幅に制限されることに対して、多くの利用者が反発している問題。すでに大手メディアが報じることも増え、問題解決について発言する政治家も出てくるようになったが、いまだになんら具体的な動きは見られていない。

 今年4月、東京ビッグサイトでは企業向けの説明会を実施。ここでは、当初よりも幾分か計画を「改善」。青海に設けられる仮設展示場が利用できる期間を5カ月間延長するほか、西展示棟と南展示棟の利用不可期間が2カ月短縮された。だが、20年7月~9月は全施設利用不可という状況は変わっていない。

 これは、オリンピック・パラリンピック開催期間中に、近隣でイベントを開催するとセキュリティなどに支障を来すとされているためである。

 これが東京ビッグサイト側の現段階での最終回答となっている。すでに国際的なイベントとして五輪のスケジュールが決定されている以上、これ以上の変更も、代替施設の検討も困難というわけだ。

 今年6月には、実際に利用制限によって損害を受ける展示会関係者「展示会産業で働く人々の生活と雇用を守る会」によるデモが開催された。また、MANGA議連会長の古屋圭司衆議院議員(自民)は、問題解決に向けて積極的に発言しているが、事態は遅々として動いていない。また、コミックマーケット準備会の市川孝一共同代表は「可能な限りビッグサイトを前提としてやりたいと思っている」としているものの、推移を見守っている状況である。

 つまり、現状で問題を解決するためには、東京ビッグサイトを利用する事業者による強い働きかけと、それに呼応して政治家が政治力を用いてなんらかの方法で打開策を提案することだけ。とはいえ、それは困難なことである。

 実際、6月のデモを見ても、中心となったのは会場の設営などを行う一部の業者のみ。実際に会場を利用している企業や事業者の参加は、ほとんど見られなかった。

 これまでの取材の中から見えてくるのは、この温度差。各種イベントの主催者側は「なるようにしかならない」「規模を縮小して代替会場を使用するのも仕方がない」という考えが主流。対して、一度、イベントが中止にでもなれば大損害を被る事業者は、なんらかの打開策を求めている。

 この温度差が不協和音になり、社会全体の問題、あるいは政治問題へとステージが上がる前で足踏みをしているわけだ。

 もはや、東京ビッグサイトがおいそれと予定を変更することはあり得ず、ただ混乱だけが激化していくことになるだろう。

 もう、なんらかの事情で五輪の開催が返上されるくらいしか、事態の解決はあり得なそうに見える。
(文=昼間たかし)

「回転体に触れると、大けがをする」ことを教えてくれる装置の開発会社に聞いた!

「回転体に触れると大けがをする」ことを教えてくれる装置の開発会社に聞いた!の画像1
アジアクリエイト株式会社公式サイトより

 工場をはじめ、さまざまな場所で見かける、モーターなどの動力で回転するベルト。そこに手が触れると、どんなことになってしまうのか?

「完全に停止していない回転体に触れると、大けがをする」

 そんなことを教えてくれる装置が話題となっている。一般のTwitterユーザーなども紹介しているこの装置は「Vベルト巻き込まれ安全体感装置」というもの。

 これを開発・製造している、愛知県豊川市の企業・アジアクリエイト株式会社がYouTubeで公開している動画では、ちょっとした油断が大きな事故につながってしまうことが一目瞭然。稼働中の回転ベルトに触れた割り箸が、一瞬ではじけ飛んでしまうのである。これが人間の指だったら、間違いなく大けがである。

 Twitterでは「ちなみにこの装置、今まで数千人体験して割り箸生還率ゼロという悪魔的設計」「本当に逃げられない」などと、実際に体験したことのある人たちも感想を寄せている。中には、実際に安易に回転中のベルトに触れてしまい、指を持っていかれた人を見たという証言も。「回転体には絶対に手を出さない」という“注意”を体感で教えてくれている。

 YouTubeでは、ほかに「滑り・転倒安全体感装置」「溶剤爆発安全体感装置」など、工場などで油断から起こる事故を想定した装置が、いくつも紹介されている。同社の公式サイトには、そうした装置のラインナップも多数。

 いったい、どうしてこんなにも多くの危険を体感できる装置を開発するに至ったのか? 担当者に話を聞いた。

「弊社の本業である<生産設備設計・製作>にてお世話になっているユーザー様からの依頼で開発を始めた経緯があります。我々エンジニアリング会社は、どうしてもお客様の年間設備計画によって業務量が左右されてしまいます。そのため<こちらから売り込める商材>が欲しかったところに、本装置の開発依頼がきました。そこでお客様にお伺いを立てたところ、了承をいただけたため、販売を始めました」

 あくまで本業とは別の形で始まったようだが、これは多くの事業者にとっても必要なものだったのだろう。現在同社では「安全体感研修センター」という施設も運営。ここは作業場と変わらない、「本物の危険」を擬似体感して学ぶことができる施設だそう。もちろん、動画でアップされているような装置も体験できる。

 ちなみに、個人でも体験できないのか尋ねてみたところ、

「基本的には法人様向けの施設ではありますが、一般の方々でも所定の手続きをしていただければ受講は可能です」

とのこと。同社の所在する豊川市といえば、日本三大稲荷のひとつとされる豊川稲荷でも知られる土地。参拝と共に訪れて見るのもよいかも。
(文=昼間たかし)

■アジアクリエイト株式会社公式サイト
http://asia-create.jp/

■安全体感装置動画
https://www.youtube.com/channel/UCgNUvK9lQxfPwjjrA4nvRww

テクノロジーの勝利! 23区で急速に普及する「自転車シェアリング」は、なぜ盗まれない?

<p> なるほど、テクノロジーの勝利だ……。<br />
 最近、都内の一部地域で、よく見かけるようになった赤い自転車。23区の一部で行われている「自転車シェアリング」である。現在、23区では千代田区・港区・中央区・文京区・新宿区・江東区が参加している「自転車シェアリング(レンタサイクル)」。登録すれば、サイクルポートに設置された自転車を自由に利用できるサービスである。</p>

<p> とりわけ、土地のなだらかな地域では盛んに使われているようで、サラリーマンがちょっとした移動に借りている姿をよく見かける。</p>

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