「00芸能」の記事一覧(8 / 577ページ)

「良いとこじゃないんで……」竹内涼真が、出身大学名を濁して“バッシング”の嵐に!

「良いとこじゃないんで……」竹内涼真が、出身大学名を濁してバッシングの嵐に!の画像1
竹内涼真のインスタグラム(@takeuchi_ryoma)より

 堂々と言えばよかったのに……。

 10月7日に放送されたバラエティ番組『オールスター感謝祭’17』(TBS系)に出演した俳優の竹内涼真が、今田耕司の“よけいな質問”によってバッシングを受けるハメになってしまった。

 竹内はこの秋から始まるドラマ『陸王』(同)のメンバーとして「天才東大生を倒せ!早押しクイズレース」に登場。同企画には、早稲田大学出身のにゃんこスター・アンゴラ村長や、明治大学出身の阿佐ヶ谷姉妹・渡辺江里子ら高学歴芸能人が多数参加していたことから、レース直前にMCの今田が竹内に出身大学を聞くひと幕があった。

「今田が竹内に『大学はすごいとこ出てんの?』と聞いたところ、彼は『あんまり良いとこじゃないんで、言えないです』と苦笑いを浮かべて口を濁した。竹内は立正大学出身なのですが、この発言をテレビで観ていた在学生やOBからは『失礼!』『自分の出た大学に誇りを持て』『堂々と言えよ』と怒りのコメントがネット上で連打されました」(芸能ライター)

 竹内が卒業した立正大学地球環境科学部・地理学科の偏差値は、東進ハイスクールによると「48」となっている。周りが高学歴芸能人ばかりだったため、竹内は自分はそのカテゴリーとは違うと思ってあえて口にしなかったのかもしれないが、大学に関係する視聴者たちは、彼の発言を聞き流すことができなかったようだ。

「芸能界には竹内のほかにも山崎邦正こと月亭方正、車だん吉、石原軍団の徳重聡などが立正大学OBとして名を連ねています。山崎は心理学に興味を持ったことから32歳で立正大学心理学部に入学。徳重は静岡の強豪・静岡市立高校からスポーツ推薦で入学しています。高校時代は東京ヴェルディユースに所属していた竹内も、徳重同様サッカー推薦で進学。プロをあきらめたのを機にオーディションを受けて芸能界入りしています。竹内ファンなら、彼が学生時代、サッカーに打ち込んでいたことは知っていますし、堂々と答えたほうが男らしかったですね」(女性誌記者)

 最近はジャニーズなどイケメン俳優にも高偏差値の大学出身者が増えているため、今田も勘違いしたのかもしれないが、スポーツ推薦なのに“東大を倒す”メンバーに加えられた竹内こそ、一番の被害者だった!?

にゃんこスターが「出版社を敵に回した!?」 突発的な熱愛公表は“スクープ潰し”か

にゃんこスターが「出版社を敵に回した!?」 突発的な熱愛公表はスクープ潰しかの画像1
Twitterより

 1日放送の『キングオブコント2017』(TBS系)で披露した“縄跳びネタ”が大会の話題をかっさらった男女お笑いコンビ・にゃんこスター。10日に行ったというスポーツニッポンのインタビューで、突如、恋人同士であることを公表した。

 にゃんこスターは、芸歴15年のスーパー3助(34)と、今春に早稲田大学を卒業したばかりで、現在はIT関連会社でOLをしているというアンゴラ村長(23)が、5月頃に結成したコンビ。記事によれば、アンゴラが3助に告白し、交際に発展。お互いピン芸人として活動していたが、間もなくしてコンビでお笑いライブに出るようになったという。

 ブレーク後に出演した『めざましテレビ』(フジテレビ系)や『PON!』(日本テレビ系)などでも、恋人関係にあることを明かさなかった2人だが、なぜ突然、公表したのだろうか?

「アンゴラ村長に『かわいい』という声が相次ぎ、アイドル的な人気が出そうだった矢先、明日発売の一部週刊誌が、2人の“同棲愛”をスクープ。これを知った所属事務所のワタナベエンターテインメントが、慌てて2人に交際を公表させたようです。いわゆる芸能プロによる“スクープ潰し”です」(芸能記者)

 これまでフリーで活動していたにゃんこスターだが、『キングオブコント2017』で準優勝した翌日の今月2日付で業界大手のワタナベエンターテインメントに所属。現在、同事務所は各方面へ売り込みをかけ、2人を猛プッシュしているという。

「アンゴラ村長がワタナベコメディスクール出身であることから、ワタナベに所属となった2人ですが、他のお笑い事務所であれば、スクープ潰しのような戦略的な根回しはしてくれなかったでしょうね。そういう意味でも、ワタナベに所属したのは正解だったのでは? しかし、ネット上では『もうネタを見ても、恋人同士がイチャイチャしてるようにしか見えない』『なんか気持ち悪い』という声が相次いでおり、タレントとしての価値が下がったことには変わりなさそう」(同)

 とはいえ、飛ぶ鳥を落とす勢いのにゃんこスター。2人の愛の力で、お笑い界に新風を吹かせてほしいところだが。

綾瀬はるかのアクションで、暴れるおっぱい! 『奥様は、取り扱い注意』がエロすぎる!?

<p>“みんな大好き”綾瀬はるか主演のコメディドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)が4日にスタート。小栗旬主演で好評だった『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(テレビ朝日系)や『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)の金城一紀氏が原案・脚本を手掛けるオリジナル作品だけに、視聴者の期待値もアゲアゲ。なお、初回平均視聴率は11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好発進でした。</p>

<p> 綾瀬にとって、民放連ドラ主演は、昨年1月クールの『わたしを離さないで』(TBS系)ぶり。こちら、ノーベル文学賞受賞で話題のカズオ・イ</p>

「スベったら大吉さんに相談すればいい」博多華丸はなぜ、“博多のお父さん”に徹するのか

<p>「芸談」の意味を知りたくて辞書を引くと、「芸道の秘訣や苦心についての話」と書かれていた。</p>

<p> この手の“濃い話”が芸人に求められる場面は少なくない。芸に対して、どのようなスタンスで取り組んでいるか? ネタ作りにまつわる“秘訣”はあるのか?  ひな壇で、どのようなチームワークを駆使しているか?  いまや、視聴者から高いニーズのあるトークテーマだ。もしくは、プライベートで芸談を展開するタイプも少なくないだろう。</p>

最速打ち切り! 『クジパン』久慈暁子アナが、フジテレビに潰される!?

最速打ち切り! 『クジパン』久慈暁子アナが、フジテレビに潰される!?の画像1
『クジパン - フジテレビ』より

 このところ出演する女優やタレントの商品価値をことごとく暴落させているフジテレビだが、ついに自局の女子アナまで潰してしまうのか。

“大型新人”と期待されたフジテレビの久慈暁子アナが、入社後わずか3カ月でMCを務めることになったた『クジパン』が、9月をもって終了。放送開始から3カ月足らずという、“パン”シリーズ最速での打ち切りとなった。

 久慈アナは青山学院大時代にスカウトされ、芸能界入り。2014年には旭化成のキャンギャルとして活躍し、「non-no」(集英社)の専属モデルを務めている。いかにもフジテレビらしい、はっきりとした美形で“ポスト・カトパン”との声も聞かれていた。

「スター候補と言われていたわりに、正直、オーラが感じられませんでしたね。そもそも人気者になる人材なら、モデル時代にとっくにカリスマ化しているはず。番組を見ていると、敬語が使えず、ゲストを立てられていなかった。ゲストからのおいしい振りも全部スルーして、求められた答えを返せない。相手の言ったことにすべて同意するところも、薄っぺらく感じました。彼女の魅力を引き出せなかったスタッフにも問題があると思いますが、打ち切りになったことで世間や局員からの評価は急落してしまった。話題作りのために慌てて冠番組を持たせるよりも、みっちり研修して経験を積ませてから出演させるべきでしたね」(テレビ関係者)

 そんな久慈アナに対しては、ネット上では女性を中心に早くも「嫌い」の大合唱が湧き起こっているという。いったいなぜか?

「彼女のインスタグラムを見た人たちから、嫌悪感を持たれているようです。確かに、アップされた画像は常に自分が中心で自己顕示欲が強そうに見える。コメントも『ご指導してくれてるスタッフ』などと言葉遣いが微妙で、アナウンサーらしく見えない。女性が集まるネット掲示板には『タレント気取り』『モデル気分が抜けていない』『かわいい私を見て感がすごい』と、批判コメントが連打されています。この勢いなら“最速”で『嫌いな女子アナランキング』入りしそうです」(芸能ライター)

 早くも“しクジって”しまった久慈アナが、この先どうやって挽回していくのか見守りたい。

『スッキリ』復活のためなら……現場から水卜麻美アナに異例の注文「スカー卜の丈を膝上に!」

『スッキリ』復活のためなら……現場から水卜麻美アナに異例の注文「スカー卜の丈を膝上に!」の画像1
『スッキリ|日本テレビ』より

「好きな女子アナランキング」4連覇は、だてじゃなかった!

 日本テレビの水卜麻美アナがMCとして新加入した情報番組『スッキリ』10月2日放送の平均視聴率が7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録、同時間帯の前4週平均6.0%から1.4ポイン卜上昇した。

 7%超えは8月28日以来、約1カ月ぶりのことで、初回から水卜アナが人気ぶりを見せつけた形だ。

 ここ数年、朝のワイドショーは『とくダネ!』(フジテレビ系)、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)、『スッキリ!!』がしのぎを削ってきたが、最近は『スッキリ!!』の苦戦が目立つようになっていた。

 いきなりの“水卜効果”に救われたのが、MCを務める加藤浩次だ。

「視聴率低迷により、局内では加藤の交代も検討されていて、エースの水卜アナを投入しても視聴率が回復しなければ、来年3月での降板が濃厚となっていた。実際、後任に橋下徹氏の名前が挙がっており、水面下で下交渉も行われていた」(日本テレビ関係者)

 一方の水卜アナにも絶対に負けられない理由があるという。

「フリー転身がささやかれている水卜アナですが、日テレ上層部との間では『スッキリ』の立て直しに成功すれば退社を認める。その折には局を挙げて全面的にバックアップすると確約を得ているといいます。視聴率回復の鍵を水卜アナが握っているのは間違いなく、番組スタッフは好スター卜の勢いを加速させるべく、水卜アナにスカー卜の丈を膝上にすることを提案しているんだとか。実現すればさらなる視聴率アップにつながりそうですが、彼女がこの案に乗ってくれるかどうか」(同)

 来春以降も加藤がMCを続けられるかは、水卜アナのミニスカ頼み!?

元SMAP3人組の「対ジャニーズ戦略」が見えた! 今井翼、山下智久ら“飯島派”移籍の可能性も?

元SMAP3人組の「対ジャニーズ戦略」が見えた! 今井翼、山下智久ら飯島派移籍の可能性も?の画像1
これが新路線!?(AbemaTV公式Twitterより)

 対ジャニーズ戦略は着々と進められているようだ。

 ジャニーズから独立した香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の元SMAPメンバー3人が、かつてのマネジャーである飯島三智女史が社長を務める新事務所「CULEN(カレン)」に移籍した。

 ジャニーズからの“報復”も予想されるが、9月19日付で登記された事業内容の「CD、DVD、ミュージックテープ、ビデオ等の原盤の企画、制作、販売、賃貸」「音楽、映像、文書等の各種コンテンツサービスの提供及び配信」「音楽著作権の管理及び音楽著作物の利用の開発」「ライブハウス、レコーディングスタジオの経営」という記述に、芸能プロダクション幹部は、飯島新社長のしたたかな戦略を見たという。

「ジャニーズの圧力でテレビやCMに出られなくなっても、やっていけるビジネスモデルを確立しようとしているのは間違いありません。香取ら3人が発足させたファンクラブ会員は、すでに10万人を突破。これだけで年間5億5,000万円以上の収入を得られる計算です。さらに、それぞれが開設したSNSを企業とのタイアップに活用すれば、最低でも月間2億円の広告料が見込めるはず。そして、先日放送の『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)で香取と草なぎが歌唱したように、音楽ユニットを結成し、ネットで楽曲を販売すれば、こちらも莫大な収入源になる。こうしたネットビジネスで得た巨額の収入を映画の製作費に充てれば、役者を中心に活動していくであろう稲垣の仕事も確保できるというわけです」(同)

 ほかにも、インターネットテレビ「AbemaTV」の番組にも出演が予定されているが、こうした動きからもジャニーズの影響が及ばないところを巧みにすり抜けようとしている意図が見える。

「おそらくジャニーズとカレンでは、事務所とタレントのギャラの取り分が反対になるほどタレント側が優遇されるでしょうから、ヘタをすると収入はジャニーズ時代よりも上がる可能性もある。ジャニーズを辞めてもタレント活動を継続できるとわかれば、山下智久や今井翼ら、ジャニーズに不満を持つかつての飯島派のタレントたちが、こぞって移籍するかもしれませんよ」(同)

 飯島女史が「敏腕」と呼ばれるわけだ。

元AKB48・河西智美の初アルバムリリースに「なんで今さら?」、ヌードの可能性は……?

元AKB48・河西智美の初アルバムリリースに「なんで今さら?」、ヌードの可能性は……?の画像1

 元AKB48の“とも~み”こと河西智美(25)が、1stアルバム『STAR-T!』(キングレコード)を11月にリリースすることがわかった。

 当時AKSの社長だった窪田康志氏との度重なる不倫疑惑報道を筆頭に、手ブラ写真が載った漫画誌の発売延期騒動、『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)での逃亡リタイア騒動など、数々の騒ぎを起こしてきた河西。その後、テレビから姿を消し「あの人は今?」状態となって久しいだけに、ネット上では「なんで今さら、アルバム?」「需要あるの?」という声が目立つ。

「2014年9月にリリースした4thシングル『今さらさら』を最後に、長らく目立った動きがなかった河西ですが、今年1月に主演舞台『アイランド~かつてこの島で~』でミュージカルデビュー。これに伴い、ボイトレにも精を出した結果、周囲も“今ならイケる”と踏んだようです。実際、今の河西の歌声は、精力的に歌手活動を行っている高橋みなみよりも『全然、聞けるレベル』だといいます」(芸能記者)

 河西は、AKB48在籍時にリリースしたソロデビューシングル「まさか」が約4万5,000枚を売り上げたものの、その後、右肩下がりで記録が落ち込み、「今さらさら」は1万枚にも届かなかった。

「河西は先月、BSの音楽番組で、山口百恵の『横須賀ストーリー』を披露。色気のある歌声で、番組関係者からの評判も上々だったようです」(同)

 とはいえ、今回のアルバムリリースのニュースに対し、ネット上では過去のスキャンダルを揶揄する声が相次いでおり、かつてのイメージから抜け出せていないように見える。

「河西に限ったことではありませんが、AKB48の卒業生たちは、新規ファンが寄り付かないために厳しい状況に置かれている。AKB48時代からのファンを引っ張ってきているだけのメンバーがほとんどのため、年月と共に人気が落ちてきています。河西のアルバムも、爆死は避けられないのでは?」(同)

 しかし、河西には残された道も……?

「ヌードですよ。同じホリプロに所属する元AKB48・板野友美が8月、7年ぶりとなる水着写真集を発売。『エロすぎる』と話題になり、1万部以上を売り上げた。河西が今、水着写真集を出したところで売り上げはたかが知れていますが、Dカップ美乳を晒せば人気復活もありえるかも?」(同)

 AKB48時代、色気はメンバー随一とも言われた河西。25歳となった今、そんな武器を最大限に生かすのも手かもしれない。

ホリプロの戦略ミス!? 竹内涼真がアイドルとの熱愛完全否定で、“素直な好青年”キャラ崩壊か

ホリプロの戦略ミス!? 竹内涼真がアイドルとの熱愛完全否定で、素直な好青年キャラ崩壊かの画像1
インスタグラムより

 イケメン俳優・竹内涼真(24)が8日、TBS系連続ドラマ『陸王』の“女性限定特別試写会”の舞台挨拶に登壇。自身の“連泊愛”報道に初めて言及した。

 5日発売の「女性セブン」(小学館)は、深夜にアイドルグループ・恥じらいレスキューJPNの里々佳の自宅マンションを訪れ、1泊する竹内の姿をスクープ。さらに翌日も、舞台終わりの里々佳と合流し、都内ベイエリアの高級ホテルでお泊まりデートを楽しんでいたという。

 報道後、お互いのSNSなどから、お揃いの衣服やイヤホンなどが大量に見つかり、半同棲疑惑も浮上している2人。しかし、舞台挨拶に登場した竹内は、里々佳について「お友だちです」ときっぱり。「ご心配をおかけして、本当に申し訳ありません」「年末に向け、『陸王』を死ぬ気で頑張るだけです」と仕事に打ち込んでいることをアピールした。

 これに、ネット上では「涼真くんらしくない。がっかり」「こんな男らしくない人が『死ぬ気で頑張る』って言っても説得力ない」「『真剣にお付き合いさせていただいています』って言ったほうが、男っぷり上がった」といった声が相次いでいる。

 竹内といえば、2014年に特撮シリーズ『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)の主演に抜擢され、その後も、『下町ロケット』(TBS系)、『ひよっこ』(NHK)、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)などの話題作に続々出演。その高い演技力が評価され、今月スタートする役所広司主演『陸王』では3番手に抜擢された。

「“お友だち”発言は、所属事務所であるホリプロの戦略ミスといえる。演技力が高い評価を得ているにもかかわらず、事務所は竹内をいつまでも“ライダー上がりのアイドル俳優”として扱っているところがあり、交際を否定したのも事務所の指示でしょう。しかし、ファンは竹内の嘘をつけなさそうな好青年ぶりに魅力を感じており、今回の苦しすぎる釈明には落胆している。いっそのこと『仲良くさせてもらっています』と交際を認めてしまったほうが、ファンもすっきりしたのでは?」(芸能記者)

 素直な人柄が人気を集めていた竹内だけに、らしくない発言にファンもがっかりしているようだ。

生きることは食べること――あまりにもヤバい新食感グルメ番組が映し出す、世界の現実

生きることは食べること――あまりにもヤバい新食感グルメ番組が映し出す、世界の現実の画像1
『ハイパーハードボイルドグルメリポート』テレビ東京

 グルメ番組といえば、心穏やかに見るものと相場が決まっている。おいしそうな料理におなかを鳴らせながら、近場なら、その店の情報をメモしたりする。テレビにおいて重要な要素である「情報」の中でも、最も幸福な種類の情報番組のひとつだ。

 だが、VTRを見ている小籔一豊が思わず

「どういう気持ちで見たらいいんやろ?」
「(料理を食べて)新食感とか言うてた自分が恥ずかしい」

と顔をしかめる“グルメ番組”がある。

 それが、10月3日深夜に放送された『ハイパーハードボイルドグルメリポート』(テレビ東京)だ(なお、10日深夜にも第2回が放送される予定)。

 タイトルからして、不穏なムードが漂っている。

 この番組がリポートするグルメは、一言で言えば「ヤバい飯」。といっても、ゲテモノの類いではない。食べている人が「ヤバい」のだ。

 なるほど、サブタイトルが「ヤバい世界のヤバい奴らのヤバい飯」というのもうなずける。

 まず番組は、アフリカのリベリア共和国に。

 西アフリカに位置する小国で、アメリカから解放され、アフリカに戻った黒人奴隷が建国した国。そのため、共用語は英語だ。年間の日本人渡航者(民間)は限りなくゼロに近いことなどが、ナレーションを排し、テロップのみで伝えられる。

 ディレクターは、街の市場に向かう。

 そこで彼が目にしたのは、日の丸のマークが描かれた包み。「非売品」と記されている、とうもろこしの粉だ。それを売買している者に聞くと、やはり日本からの支援物資が横流しされ、転売されているのだという。番組では、それを手に入れて食べている人を「横流し飯」としてリポートしていくのだ。

 さらに、エボラ出血熱を発症しながら奇跡的に生き残った人の食事もリポート。家族は全員エボラで死に、今は親戚の家に身を寄せている。彼女にディレクターが「生活はどう?」と尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「変わらない。不幸なままよ。生きていけるけど簡単じゃない。食べ物がないの。叔母さんが食べ物をくれるけど、毎日じゃないから」

 そして番組は、リベリアの過酷な現実を映し出す。

「元人食い少年兵の飯」というテロップ。

 1989年からリベリアでは激しい内戦が行われていた。25万人以上が戦死したといわれるこの内戦で、政府軍、革命軍は共に子どもたちを拉致し、訓練を施した上で銃を持たせ、前線に送り込んだ。少年たちは現実から逃れるため、コカインを常用し、仮装して戦ったという。極限状態に置かれた彼らは、殺した敵兵の肉を食ったと伝えられている。

 そんな元少年兵たちが今、どんな食事をしているかリポートしようというのだ。

 2003年、内戦が終結すると、少年兵たちは居場所を失い、彼らは広大な共同墓地に住むようになった。ガイドを務める現地ジャーナリストすら、墓地の前に着くと言う。

「相当危ないぞ、近づく時は本当に気をつけないと。元少年兵が襲ってくるかもしれない」

 実際、墓地の前でたむろしている男たちに声をかけると「クソ野郎、何撮ってんだ、お前!」などと罵声を浴びせられ、どんどんと人が集まってきて取り囲まれる。体をぶつけスリをしようとする者や、カメラを取り上げようとしてくる者もいる。

「とりあえず中は入れ」

と、自分たちのテリトリーに無理やり引き込もうとする元少年兵たちの迫力は、テレビでなかなか見ることのできない緊張感だった。

 なし崩し的に墓地の中に入ると、ひとりの女性が頭蓋骨を掲げてほほえんでいる。両親が殺され、その復讐のため11歳から少女兵として戦ったという。今は「生きるため」に娼婦をしている。

 そんな彼女に「食事を見せてくれ」と言うと、「今は食事を買う金がない」と答え、「3時間後に仕事に行くから、ついてくれば?」と言う。

「客が来て、セックスをして、客が金をくれたらご飯を買いに行くの」

 暗闇の中、いつものように客を取り、金をもらって戻ってきた彼女。その報酬は、わずか200リベリアドル(約200円)。その金で、150リベリアドルの食事を買う。スープと白米だけ。1回体を売って、ほぼ1食分だ。

 生きることは食べることだ。この番組は、それをあまりにも生々しく見せ、むき出しにさらしている。ほぼ白米だけのリベリアの娼婦の飯を伝えた直後に映し出されたのは、台湾マフィアの豪勢な食事。1万円以上するフカヒレまるごとスープを毎週食べている。その強烈なギャップにクラクラする。
けれど、それが現実だ。

 食事は、現実を如実に表す。食事から、世界の現実の確かな一部が見えてくる。

「これはグルメ番組です」

 確かにグルメ番組だ。けれど、あまりにも“新食感”なグルメ番組だった。
(文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/

「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

生きることは食べること――あまりにもヤバい新食感グルメ番組が映し出す、世界の現実の画像2

笑福亭鶴瓶論

スキマさんの新刊、好評発売中です!

生きることは食べること――あまりにもヤバい新食感グルメ番組が映し出す、世界の現実の画像3

サブコンテンツ

このページの先頭へ