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100万円以上払えば一日町長になれる……規制の一方で増殖しそうな「ふるさと納税」の“ブッ飛んだ”お礼品

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中之条町公式サイトより

 お礼の品物をもらえるのだから、単に税金を納めるよりは、必ずオトク。

 そんな意識もあって、存在感を増していた「ふるさと納税」。しかし、近年になり全国の地方自治体の競争は過熱。メインは特産品だったはずが、地域内に工場があるからと、外付けハードディスクやヘッドフォン、さらには地域で使える商品券やアイスクリーム券などを、お礼にする自治体まで登場。そうした、換金性の高いお礼には、転売目的の人も殺到。こうした状況の中で、今年4月に総務省は、全国の自治体に「お礼は寄付額の3割まで」と通知。これを契機に加熱した競争は、ひとまず鎮静化しつつある。

「フツーに税金を納めるよりもお得なものがもらえる」という魅力から人気となった「ふるさと納税」。総務省の通知を契機に、全国の自治体はより魅力的な特産物へとお礼の品をシフトさせようとしている。だが、そうした品々の中には「これ、誰が欲しがるのだろう」という、魅力的なのか? と、首をかしげてしまう品々も……。

 換金性を抑制された中で、いったいどんな品物に変わっているのか。調査をしたところ、もっとも驚いたのは、群馬県中之条町のお礼の一つ。100万円以上を寄付すると「一日町長就任の大感謝プラン」なるものがもらえるのだとか。説明文を見ると、寄付した人の希望によって「職員全員に訓示」「イベント参加」「町内視察」などが体験できるという。

 こんなお礼を目当てに「ふるさと納税」する人なんているのだろうか。さっそく町役場に尋ねてみたところ……。

「これまでも結構な数の方がいらっしゃっていますよ」

 なんでも、特に人気なのは職員への訓示と、本物の町長との懇親会だという。てっきり、アイドルがやる1日警察署長みたいに、1日ずっとイベントがあるのかと思いきや、訓示を選べば、訓示のみで終了なんだとか。100万円以上の寄付ということは、フツーに住民税でそれくらいの額の請求が来ることと、ほぼイコール。相当の金持ちである。金持ちの道楽なのかと思いきや、訓示では町へのアドバイスを書き連ねてきて読み上げる人もいるのだとか。

 なぜ、住民でもないのに、そんなアドバイスを。そして、もう一つの町長との懇親会も謎。町の公式サイトに掲載された町長の写真を見てみたが、この人と懇親会を開きたいという魅力はどこにあるのか……?

 金持ちの道楽か、あるいは「税金で取られるよりは……」と使っているように見える「ふるさと納税」は、高知県の四万十町にも。それが、25万円以上の寄付が必要な「田舎暮らししたい若者を29泊30日インターンシップさせてあげる寄付チケット(1名様ご招待)」。

 これは、もらえるのじゃなくて、自分のカネで田舎に住みたい若者を1名研修させることができるというもの。昔の金持ちは、将来見込みのある若者たちに経済的に支援するのが当たり前だったというが、それの現在形というところか?

 こうした名誉欲をくすぐる系の「ふるさと納税」が細かいのが神戸市だ。ちょっとややこしいが寄付金の使途を「市民福祉振興等基金」にした上で、1万円以上を寄付すると「市民文化振興基金HPへのお名前掲載及び神戸文化ホールへの銘板の提示」。寄付使途に「ハートフルベンチ」を選択した上で5万円以上寄付すると「市バス停留所のベンチ設置及びお名前の掲示」というものが。後者は、神戸市のどこかのバス停に置かれたベンチに、自分の名前がどーんと書いてもらえるというワケ。自分の名前が書いてあるベンチで、疲れた年寄りがホッと一息ついている。それを、そっと影から見守れば、とても満足した気分……かもしれない。

 熊本県は八代市では100万円以上で「最高級畳表『ひのさらさ』(6畳分)※畳表と床の新調」というものが。あの金閣寺や二条城にも使われている超高級な畳が我が家にやってくるというわけである。ま、100万円以上納められる人だから、それなりの部屋に住んでいるんだろうな……と羨ましくなるシロモノだ。

 せいぜい庶民が手が届きそうなのは、5,000円でももらえる、岩手県北上市の「北上製ナクレ ティッシュペーパー25個」あたりだろう。それでも一個あたり200円。安いか高いかは、思案のしどころだ。

 人気の一方で、お礼競争の加熱や、本来多くの人が住んでいる地域で住民税の収入が減少する問題も引き起こしている「ふるさと納税」。そんな問題があったとしても、取られるばかりのものが税金と考えれば、これほど美味しいものはない。規制の中で、どんな珍奇なアイデアが飛び出すのかが気になってしようがない。
(文=昼間たかし)

詐欺で逮捕の“早稲田のゴッドハンド”接骨院院長に余罪多数の疑い「いつの間にか交通事故専門に……」

詐欺で逮捕の早稲田のゴッドハンド接骨院院長に余罪多数の疑い「いつの間にか交通事故専門に……」の画像1
交通事故治療情報センターより

 整骨院や接骨院による療養費の不正受給事件が相次いでいる。そのため厚生労働省は来年度から、カルテの提示を求めるなど審査を厳格化する方針だが、親子3代のマッサージ師「早稲田のゴッドハンド」は、それとはまた違う、保険金詐欺をやらかしていた。

 東京・新宿区の北原整骨院で院長を務めていた北原靖朗容疑者は、交通事故でケガをした男とともに、通院日数を水増しして保険会社から約80万円を騙し取った詐欺の疑いで逮捕された。

 来院した患者の会社役員、守屋義善彦容疑者に「通院日数が多いほど儲かる」と犯行を持ち掛け、昨年3月から6月にかけ、本来3日間ほどで終わるはずの治療を55日間の通院に水増しし、その分の保険金を保険会社から騙し取った疑いが持たれている。

 警視庁によると、2人は容疑を認めているというが、北原容疑者には他にも複数の水増し診療をしていたと見て余罪を調べている。

「早稲田のゴッドハンド」を自称してテレビ出演などもしていた北原容疑者は、2000年に早稲田大学近くで開院し、「祖父の代から3代続く100年の歴史がある特製の軟膏を使う、世界一極上の治療」「しっかりした治療をすれば後遺症を0%に近いところまでもっていける」などとして、メディアにも出演。以前、同院に通院したことがある元スポーツ選手によると「まさかあの先生がそんなことをするとは驚き」だと言っている。

「僕はそんな話を持ちかけられたことはなく、誠実な先生という感じだったんですけどね。ただ、気になったのは以前は、早大のスポーツマンとか診ていたみたいだったのに、少し前に急に交通事故の治療専門になっていたんですよ。もしかすると、事故の治療で水増しをやって、味をしめたのかもしれませんね。ゴッドハンドとか人気の先生とか言うわりに、予約はいつもすぐ取れていたし、院内が混雑していた様子を見たこともなかったので」(同)

 ホームページには「交通事故治療延べ300人、一般患者様11万人以上の症状改善を実現してきたゴットハンド」と記され、「メディアにも多数取り上げられております!」と自慢げにその腕を宣伝していた(6月8日現在はメンテナンス中)北原容疑者だが、交通事故患者にターゲットを絞ったのが保険金詐欺を狙える目的だったというのなら、余罪が多数出てきそうでもある。

 また、前出の元選手は、北原容疑者には「早大女子大生へのナンパ」疑惑もあったと話す。

「以前は、早大の女子大生の恋愛相談を無料で受けるなんて治療と無関係なことを宣伝していたんですよ。実際に相談した女子大生が北原先生に食事に誘われたとかいうウワサもあって、整骨院はナンパ目的でやっているのか、なんて言っている人もいました」

 そのあたり仕事への集中力が高くはなかったのか、北原容疑者はホームページに「ゴルフばかりやっているうちに未だ独身ですが」と治療とは無関係なことを書いてもいた。

 いずれにせよゴッドハンドの評判を地に落とした今回の事件、その父親で「ゴッドフィンガー・キタハラ」といわれる「北原接骨院」の北原康矩院長に話を聞いてみた。

「(犯行は)初めてではないと思いますが、うちとは一切関係ないこと。(本人には)まだ接見禁止ですが、『身体も心もリニューアルしてこい』と言いたい。逮捕は私と会った直後のことだったのでショックでした」

 父親に責任のある話ではないが、“神の一族”の看板に泥を塗ったことは間違いなさそうだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

PR効果絶大で連日大盛況! 渦中の前川前事務次官報道で、一躍有名になった「歌舞伎町・出会い系バー」の実態

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「報道が出てから、来店・問い合わせともども急増。おかげで、店員と顔見知りでも、うまくタイミングを見計らわないと店に入れなくなってしまった」

 こう嘆くのは、安倍政権を揺るがす加計学園問題で一躍“時の人”となった、文科省の前川喜平前事務次官が頻繁に出入りしていたとされる新宿歌舞伎町の出会い系バーの常連客。

 この件は読売新聞のスクープによって発覚。そのことを会見で記者からツッコまれた前川氏は、「行ったことは事実」と認め、「子どもの貧困と女性の貧困はつながっていることがわかった。ある意味で実地の視察調査だった」と弁解。店に行こうと思った理由については、「女性の貧困を扱うテレビ番組を見て話を聞いてみたいと思った」。一部では同バーが援助交際の温床であるように報じられていたが、「(女性に)食事に伴い、一定の小遣いをあげたことはある」と話した。

「報道のおかげで、スタッフにはかん口令が敷かれ、店の女子トイレには最近になって急に『援助交際をにおわせるトークをした場合、出入り禁止』の趣旨の貼り紙がされたそうだ。ちなみに、前川氏は店の女の子たちから『ハゲ』『ヒョロハゲ』などと呼ばれていた」(前出常連客)

 まるで“前川バブル”とも呼べる恩恵を受けてしまっている同バーだが、そもそも、どういうシステムなのか?

「場所は歌舞伎町のド真ん中で、営業時間は午後8時半から午前5時ごろまでだが、早い時間はほとんど客がいない。女性は飲食・入店料など一切無料。男性は時間制とフリータイムで料金が変わるが、終日出入り自由のフリータイムは6,000円。店員を介して店内にいる気に入った女性に声をかけ、気が合えば外に連れ出すシステムだが、連れ出し料は無料。また、以前は女性1人あたりにつきトーク料がかかっていたが、それがなくなったので、次々と女性にアタックできるようになった」(歌舞伎町の裏事情に詳しい風俗ライター)

 前川氏は会見で店にいた女性に小遣いをあげていたことを明かしたが、その相場もある程度決まっているという。

「平均的に食事・お茶・カラオケなどの、いわゆるHサービスなしの茶飯で3,000~5,000円、ホテルでのHなら1万5,000円~2万円。ただし、見た目がそれなりの女性ならば、茶飯で1万円、ホテルで3万円以上ふっかけてくる場合もある。周囲には出会い系カフェなどがあるが、深夜帯は営業していない。そのため、稼げなかった女性たちが夜な夜なやってきて必死に“営業”する姿も」(同)

 となると、確かに前川氏の主張通り「女性の貧困」の視察調査になったかもしれないが……。

「店の女の子の話だと、前川氏のお決まりのコースは『ホテル直行で2万円』。さすがにホテル代は別だったようだが、要は援助交際が多く、本当に気に入った子ならホテルに行く前に食事したり、次回につなげるため紳士的に食事だけで済ませることもあったようだ。今後もこういった類いの“証言”が出るはずだが、事実でないなら、堂々と反論してほしいもの」(前出常連客)

 とはいえ、よくよく考えると出会い系バー通い報道は、加計学園問題に、ほとんど影響をもたらさず、単なる小ネタにすぎない。読売に情報をリークしたとされる官邸の読みは、見事に外れてしまったようだ。

“安倍総理べったりジャーナリスト”山口敬之氏の「レイプ疑惑報道」TBSの責任を局関係者に問うと……?

<p> ジャーナリスト・山口敬之氏のレイプ疑惑報道の矛先が、TBSに向いている。トラブルが起こったのが山口氏のTBS在籍時だったからだ。ただ、TBS局内の報道番組に携わる2名に聞いてみても、報道前にこの件を知っているという者はいなかった。</p>

<p>「山口さん自身をよく知っているわけじゃないですし、レイプがあったというウワサすらも聞いたことはなかったです」</p>

<p>「週刊新潮の記事で初めて知りました。まさかレイプなんて……本当だったらひどい話だと思いますが」</p>

ラグビー日本代表落ち濃厚の五郎丸歩 次の“ルーティン”は政治家転身か?

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五郎丸歩公式サイトより

 2015年のラグビーW杯で一躍全国的なスターになったのが、日本代表のキッカーを務めた五郎丸歩(31)。プレースキックを蹴る際の“ルーティン”は「五郎丸ポーズ」と呼ばれ、その年の流行語大賞にもノミネートされたが、そんな彼が悩める日々を過ごしている。

 ラグビーW杯で強豪・南アフリカから大金星を上げ、日本のみならず世界から称賛を浴びた日本代表。チームを牽引した五郎丸が選んだ次なる挑戦は海外だったが、その壁は予想以上に高かったようだ。スポーツライターが語る。

「五郎丸はW杯後にまずオーストラリアの強豪『レッズ』に活躍の場を求め、さらに翌年にはフランスの『トゥーロン』に移籍しましたが、はっきり言って失敗でしたね。オーストラリアでは監督から『課題は英語力』と言われ、スタメンを外された五郎丸でしたが、フランスでもなかなか出場機会を得ることができず、出場したのは数試合。今年4月には、チームの会長が『今季限り』とのコメントを発表しています」

 選手として脂の乗った時期をベンチで過ごしてしまった五郎丸。それでも彼の存在は日本ラグビー界にとって大きなものかと思いきや、さらに追い打ちをかけるようなことがあった。

「日本代表は6月に強豪アイルランドとのテストマッチを控えていますが、薫田真広・強化委員長が25日、五郎丸について『若い選手にチャンスを与えることも選択肢のひとつ』と発言。代表に招集しない方針を明らかにしました。『試合に出ていない選手は呼べない』というわけです」(同)

 五郎丸の年齢と今の状況を考えると、次回のラグビーW杯に出場するのはかなり厳しい状況だが、一部からはこんなことがささやかれているという。週刊誌記者が語る。

「五郎丸は早稲田大学出身ですが、同大のラグビー部OBといえば森喜朗元首相で、彼はラグビーW杯日本誘致の立役者。日本ラグビーフットボール協会の名誉会長も務めています。そんな縁もあって、五郎丸は15年の11月に開催された自民党立党60年記念式典に“サプライズゲスト”として出席しました。ラグビー選手としては先行きが不透明な状況ですが、知名度は抜群ですし、さわやかなイメージは政治家にぴったり。自民党は過去にも、元スピードスケートの橋本聖子や元スキー・ノルディック複合の荻原健司、昨年の参院選では元ビーチバレーの朝日健太郎を当選させており、虎視眈々と『我が党から』と思っているでしょう」

 くしくも次回の参院選は、ラグビーW杯が日本で行われる2019年。前大会のヒーローが、政治家として大会に携わる可能性は十分にありそうだ。

渋谷から、またひとつ書店が消える……「ブックファースト」消滅と“渋谷カルチャー”終焉への嘆き

<p>東急田園都市線渋谷駅と連結している、ブックファースト渋谷文化村通り店が2017年6月4日をもって閉店する。カルチャーの発信地であったはずの渋谷から、またひとつ書店が姿を消す──。</p>

<p> 東急文化会館の三省堂書店、東急プラザの紀伊國屋書店、旭屋書店渋谷店、ブックファースト渋谷店、パルコブックセンター……。かつて渋谷駅周辺には、たくさんの大型書店が存在していた。しかし今、そのいずれもが姿を消してしまった。</p>

<p> 三省堂書店が入っていた東急文化会館は「渋谷ヒカリエ」となったが、その中に書店はない。紀伊國屋書店は東急プラザの建て替えによって、西武渋谷店パーキング館1階に移転したが、フロアーは縮小してしまった。</p>

身長109cmの日本人AV監督兼男優「にしくん」、世界各地で話題沸騰中!

にしくんFacebookより  身長109cmのAV監督兼男優の「にしくん」が世界各地のニュースサイトで取り上げられ、話題になっている。  5月18日にアメリカのニュースサイト「V…

最低落札額は1,250万円! 18歳美女の処女がオークションにかけられる

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自分の処女をオークションに出したキムは、まだ18歳の学生。日本人好みの顔立ち?(Cinderella Escortsのサイトより。以下同)

 若い女性が自分の処女をオークションに出して、高額で落札される――。海外では時折見かけるニュースだが、今回はハリウッド女優ニコール・キッドマンの若かりし頃を思わせる18歳女子学生の処女が出品されて話題となっている。イギリスのタブロイド紙「メトロ」が5月24日に伝えた。

 それによると、彼女のファーストネームはキムで、ドイツ人とオーストリア人のハーフ。身長178cmで体重55kgと、モデル並みの体形だ。オークションは高級エスコートサービス会社「Cinderella Escorts」のサイトを通じて行われ、最低落札額は10万ユーロ(約1,250万円)。最も高い値を付けた人が、彼女の処女をいただくことになっている。

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本物のモデルのような、見事な体形。おっぱいも本物だという
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Cinderella Escortsの処女オークションのサイトでは、何人もの女性が落札されるのを待っている

 Cinderella Escortsによると、彼女の処女は医師の証明書付きで、落札者も納得のいく方法で彼女が本当の処女かどうか調べることができるという。

 同サイトに寄せられた彼女のコメントによると、今年3月に処女をオークションにかけたルーマニア人のモデルが、230万ユーロ(2億8,750万円)で香港のビジネスマンに落札されたことに触発されたのだという。

「いつか別れる男に処女を捧げるくらいなら、最初から高いお金を払ってくれる人にあげたほうがいい。ドイツかウィーンで勉強したいの。もらったお金でマンションを買って、学費を払って、もしかしたら車も買うかも」

 キムは、落札者が旅費を払ってくれるのなら、世界中のどこにでも行って処女を捧げるという。

 果たして、ニコール・キッドマン似の彼女の処女は、一体いくらで落札されるのだろうか? それにしても、処女を買うのに何億円も使えるほど金があるのなら、わざわざ買わなくても、いくらでも処女が寄ってきそうなものだが、金持ちの考えることは我々庶民には想像もつかない。

運営に問題も……ネットオークション「現金化問題」より深刻な「モンスター出品者」が増殖中!

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イメージ画像(Thinkstockより)

 ネット売買を仲介する「メルカリ」や「ヤフオク!」で、クレジットカードの現金化ができる「1万円紙幣の実物を上回る金額で出品」などがマネーロンダリングの温床になっているとして問題になったが、その後もSuicaなどチャージ済みICカードの出品などがあり、グレーな出品が後を絶たない。

 ただ、ネットオークションサイトでは違法商品よりも苦情が多いのが、利用者同士のトラブル。「ヤフオク!」など運営会社側は、あくまで「仲介」の姿勢を崩さないのが基本で、取引上のもめ事にはノータッチであることが多いといわれる。

 そのせいか、利用者の間で困惑の声が増えているのが、モンスター出品者だ。トラブルがあっても平然と開き直ったり、相手に嫌がらせをしたりして苦情を追い払うトンデモ出品者を指すが、「ヤフオク!」では、個人ではなく公認「ストア」として出ている事業者にもそんな連中が存在し、利用者を悩ませているという。

 先ごろトラブルになったのは鹿児島県の家具販売業者で、「落札したモノとは別の商品が届いたのに、クレームをしたら評価欄で罵倒され、私の住所まで書かれてしまった」と購入者の女性。取引後のレビューを確認させてもらうと、当初は業者から「とても良い取引ができました」と書いてあったのに、クレームを受けた途端、「落札者が、外人のようで、日本語の理解ができてない」と一変。

 その後は「営業妨害をすると法的手段に訴えます」「この異常者め!!精神科に行ってるらしいじゃないか」とまで書いており、あげく落札者の住所が特定できるマンション名を記す始末。その一部記述は、落札者が「ヤフオク!」側にしつこく要請することによって削除されたが、それ以上の対応はないままなのだという。

 実際、この業者に取材をしてみると「客が作り話をしている」「客がウソを言っている」の一点張り。購入者からは実際に送られてきた商品を確認し、落札物とは違っていたのは確かなのだが、業者はそれを「証拠がない」と認めようとはしなかった。

 購入者によると「証拠としてその商品を送れとは言われたんですが、送料はこちらで払わなければならないというし、はなからウソを言っていると決めつけられ、こんな業者にそのまま送り返したら証拠ごと隠蔽されかねないので返金が先だと伝えましたが、いまだ対応はない」という。

「それどころか、電話を何度もかけてきて『アホ!』と罵倒されました」(同・購入者)

 その一部は録音が残っていて聞かせてもらうと、とても客商売をしている者の対応とは思えない。この業者に間違った商品の送付について筆者が問いただすと、「私はネットを使ってショップをやっているだけで、商品は別にメーカーが送ってるだけ」と、代理出品であると弁解。

 この業者はほかの苦情に対しても「商品を紹介しているだけの業務」と言い張っており、別のアカウントでも「ヤフオクのルールでは、ショップの場合、在庫なしでも出品してもいい事になっています」と開き直っている。

 こうしたトラブルに詳しく『詐欺師の手口90~神出鬼没!パクリのテクニック』(日本文芸社)など著作を持つ作家、東西寺春秋氏によると「ネット通販で客を騙す手合いを、マーケット・プレイス詐欺と呼んでいる」という。

「一般的にこういう業者はクレームが来てもうまくかわせるように、すべて対応方法のシナリオが出来上がっています。注文と違う品物であっても、それだけならまだマシかもしれません。中には客の個人情報をヤミ金などとつながる裏名簿屋に売る者もいるほどです。巧みに金を貪るシステムがすでに出来上がっているんです。ネット売買で厄介なのは、購入する側が詐欺などを立証するのに膨大な労力がかかることで、業者もそれを知っているんです。のらりくらりと逃げていくうちにまた別のアカウントを作って営業を始める。これを一般人が追い込むのは難しいです」(同)

 被害者が運営会社や国民生活センター、消費者庁に相談しているうちに行方をくらますことも少なくなく、また「見解の相違」という表現で罪を逃れるケースも多いという。

「間違った商品の送付や、不良についても主観の問題で争えば、利用者が業者相手に問題を法的に立証するのは不可能に近いでしょう」(同)

 これを監督するはずの運営会社もまた無責任なようで、あるIT事業者によると「例えば『ヤフオク!』では、安心な取引をアピールしながらも、実際には利用者が運営側にその損害を追及しにくいような規約が綿密に作られていて、あくまで第3者の立場でトラブルに関与しない形になっている」という。

 実際、先の購入者も「住所を書かれたのを消してもらうために4度も『ヤフオク!』 にクレームした」と話している。

「いつも同じ文章のマニュアル的な返答があるだけで、何カ月も放置されたあげく、最終的に削除されても通知ひとつありませんでした。安全な利用なんて程遠い。これに懲りたので『ヤフオク!』を使うことはもうありません」(同)

 トラブルに関してはさまざまな見解があるとしても、購入者の住所を晒すなど明らかに常軌を逸した業者も現在、そのまま商売は継続中。「ヤフオク!」などはモンスター出品者にとって、まさに天国のような場所のようだ。
(文=鈴木雅久)

「週刊新潮」が告発した「週刊文春」の“中吊りカンニング問題”が全出版社に飛び火!

「週刊新潮」が告発したの「週刊文春」の中吊りカンニング問題が全出版社に飛び火!の画像1
文藝春秋社

「週刊文春」(文藝春秋)が、ライバル誌である「週刊新潮」(新潮社)の中吊り広告を発売直前に入手し、追いかけ記事を作っていたとする、5月18日発売の「週刊新潮」の「『文春砲』汚れた銃弾」特集が波紋を広げている。

 文春側は「不正は一切していない」と反論するも、取次大手の「トーハン」は、文藝春秋社の営業社員に中吊りを渡していたことを認め、「不適切だった」とコメント。しかし、新潮の恨み節は収まらず、5月25日発売号でも追撃。池上彰氏など9人の識者たちによる文春批判を掲載している。

 芸能人たちもこの“カンニング事件”に即座に反応。21日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)では、和田アキ子が「読んでいる限りは、アンフェアだなと思うことがいっぱいある」とコメント。同日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも松本人志が、「これくらいのことがご法度になるくらい、思ってたより清いんや!」と、スクープの世界に倫理観が存在することに驚いてみせた。

 ところが、なんとこの件が出版各社にまで飛び火してしまったというのだ。大手出版社の営業担当者が困惑した表情で語る。

「新潮の報道を重く受け止めたトーハンが、類誌の実績や著者の過去実績といったデータを、他社に公開するのをやめると言いだしたんです。これまでは、書籍であれば刊行予定となっている作品を事前にプレゼンし、そこで取次会社は他社の実績データを提示しながら、版元と適正部数を刷り合わせる。あるいは雑誌であれば、ライバル誌の実績からどんな企画がウケて、どんな企画が失敗したのかを分析し、誌面作りの参考にしています。こうしたデータが教えてもらえないのであれば、手探りや勘に頼らざるを得ず、版元としてはかなりのリスクを伴います。トーハンの決定を受けて、数日後には同じく大手取次の日販からも同様の通達がありました。これからは闇の中を手探りで進んでいくことになりそうで、出版各社に与える影響は大きいでしょうね」

 新潮は、文春やトーハンに直接抗議する手段もあったはず。わざわざ誌面で公にすることで、自らの首を絞める形となってしまったようだ。

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