「03カルチャー」の記事一覧(7 / 40ページ)

単なる“つまらん街”になっていく……「カフェ本」もなくなった本郷の街に、訪れる価値などあるのか?

<p>「なんか、かねやすが閉まってるよ」</p>

<p> そんな話を人づてに聞いたのは春頃のこと。</p>

<p>「本郷も かねやすまでは 江戸の内」</p>

<p> と長らく伝えられ、その言葉を記した看板もある、本郷三丁目角のかねやす。確かめに行くと、確かに閉まっていた。江戸の始まりから400年以上も続く老舗もついに……と感慨深くなりつつも、多くの人はこう言う。「ところで、なんの店でしたっけ?」と。</p>

年間被害総額は400億円! バッタ博士の狂気の奮闘記『バッタを倒しにアフリカへ』

<p>『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)の表紙を一瞥すれば、なんとフザけた学者なのか……と、あきれてしまうかもしれない。昆虫学者の前野ウルド浩太郎氏は、幼少期にファーブルに憧れ、夢は「バッタに食べられること」という、バッタを愛してやまない男だ。だが、バッタに触るとじんましんが出てしまうという、どこかキワモノ感が漂っている……。</p>

<p> しかし、彼のアフリカ・モーリタニア共和国でのフィールドワークを記した本書を読めば、彼が一流の昆虫学者であると同時に、純粋な心でバッタと向かい合うひとりの人間であることがわかるはず。ポスドク(博士研究員)として研究費の調達に悩み、バッタの大発生を粘り強く待ちながら、ようやく彼は成功を手に入れたのだ。</p>

『進撃の巨人』に見る、諌山創氏の愛国心と中国の“におい”

<p> こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。今回は大人気漫画を通じて、日本が置かれている状況を解説します。</p>

<p> 諌山創氏の『進撃の巨人』は、人をむさぼり食う巨人とそれに立ち向かう人類の戦いを描いた大ヒット漫画で、テレビアニメ、実写映画などメディアミックス展開が行われています。以前、僕はこの作品に対する見解をコラムに寄せたことがあります。当時は、人類が高い壁に囲まれた地域の中で生活しているという作中設定が、現在の中国を反映していると分析したのですが、今回は、同時に日本の現状も描かれている、という点に触れてみたいと思います。</p>

「佐藤秀峰さんには頭が上らない……」『やれたかも委員会』吉田貴司の屈辱の日々と、ウェブ漫画家としての生きる道

<p> 最近ではウェブ上での展開を中心にしている漫画も増えてきたが、その中でも異彩を放つ作風で話題となっているのが『やれたかも委員会』だ。</p>

<p> あの時、もう一歩踏み出していたら、あの娘とやれたんじゃ……。</p>

<p> そんな甘酸っぱ~い思い出を『やれたかも委員会』が「やれた」のか「やれたとは言えない」のか判定するというこの作品は、新作が公開されるたびに「いや、やれただろう!」「ねーよ!」などのザ・不毛な議論がネット上でヒートアップし、作品外での盛り上がりも見せている。</p>

<p> 有料サイトで連載され、それをまとめた第1巻が双葉社より6月28日に発売。さらに2巻に向けての制作費を募るクラウドファンディングもスタートと、紙の雑誌で連載して原稿料をもらうという形ではない、ネット発のヒット作となった『やれたかも委員会』。</p>

体罰、セクハラ、長時間拘束……生徒も顧問も悩まされる「ブラック部活」の実態

<p> 6月12日、埼玉県の私立武蔵越生高校において、外部コーチがによる体罰の様子を記録した動画がTwitterに投稿され、7万以上のリツイートを記録。新聞、テレビなどのメディアでも広く報道され、同校では、このコーチを解雇。謝罪を行った。</p>

<p> 体罰や長時間練習によって、生徒や顧問を追い詰める部活動は「ブラック部活」と呼ばれるようになり、問題視されている。2012年、大阪市立桜宮高校ではバスケットボール部のキャプテンを務めていた2年生の男子生徒が、部活における顧問からの体罰、暴言、理不尽な指導を理由に自殺。神奈川県横浜市の公立中学校では、行きすぎた指導によって柔道の生徒の脳の静脈が切断され、いまでも後遺症が残っている。<br />
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原作とは完全別物!? ディープすぎる『聖闘士星矢』派生マンガの世界

<p>『聖闘士星矢』が実写映画化される――先日、こんなニュースが世間を騒がせました。あらためて紹介するまでもありませんが、『聖闘士星矢(セイントセイヤ)』とは「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1985~90年まで連載されていた、車田正美先生による大ヒットマンガです。</p>

<p> リアルタイムで星矢を読んでいた、僕と同じぐらいの世代の皆さんの中には、30年の時を経て、なぜいま実写化なのか? と思う方も多いかもしれませんが、実は『聖闘士星矢』はスピンオフ作品によって、今もなお大変アツい状況なのです。今回は、そんな『聖闘士星矢』スピンオフマンガの世界をご紹介しましょう。</p>

<p>『聖闘士星矢』はギリシア神話をモチーフとした格闘マンガで、聖闘士(セイント)と呼ばれる少年たちが、星座を冠した聖衣(クロス)という鎧を身にまとって闘います。聖闘士には青銅聖闘士(ブロンズセイント)、白銀聖闘士(シルバーセイント)、黄金聖闘士(ゴールドセイント)という階級があり、主人公のペガサス星矢やその仲間であるドラゴン紫龍、キグナス氷河、アンドロメダ瞬たちは、最下層の青銅聖闘士でありながら、友情・努力・勝利というジャンプ的ご都合主義を武器に、本来は絶対にかなわないはずの白銀聖闘士、黄金聖闘士を打ち倒していくのです。</p>

有楽町駅前に巨大リングが登場! 蝶野正洋&苫米地英人が『サイバー防災』呼びかける

<p> 6月16日、JR有楽町駅前広場で、プロレスラーの蝶野正洋氏が代表を務めるNWHスポーツ救命協会が主催する都市型・地域防災イベント「STOP THE RISK有楽町~安心・安全な街づくり~」が開催され、途中、認知科学者の苫米地英人氏が出席して、蝶野氏と「災害時のサイバー防災」について熱いトークショーを行った。</p>

<pre class=”center”><img alt=”chono_tomabechi2″ src=”http://www.cyzo.com/images/chono_tomabechi2.jpg” width=”400″ height=”266″ class=”mt-image-none” style=”” /><pre class=”stxt”>有楽町駅前に巨大リング!</pre></pre>

<p> 有楽町駅前広場に巨大なリングを設置し、半日に渡ってリング上で、防災予防の大切さをさまざまなプログラムを通じて訴えた蝶野氏。プロレスラーの活動と並行して、かねてから「消防応援団」として普段から地域防災啓発活動に積極的に取り組んでおり、苫米地氏は「蝶野君の社会貢献活動が素晴らしいんで応援したい」とそんな蝶野の活動を絶賛。2人はTOKYO MXで放送中のバラエティ番組『バラいろダンディ』でも共演しており、トークが始まると息もぴったり。</p>

ウェブ漫画バブルの韓国から黒船来航! 日本漫画風アレンジで、ヒットの予感?

<p> 一見すると、普通の漫画のようにも思えるが、よく見るとちょっとおかしい。6月初め、そんな漫画が、「BookLive!」や「LINEマンガ」をはじめとする電子コミックサイトに掲載された。タイトルは、『24時のイタズラな彼女』だ。</p>

<p> 大企業の競争社会になじめず会社を辞め、彼女からバカにされながらも、コンビニを経営する主人公のマコト。そんなコンビニにバイトで応募してきた破天荒な不良少女・セナが、マコトと彼女との間に割って入り、混乱を巻き起こしていくラブコメ風の漫画だ。テンポも良くて画力も高いのだが、どうにも読んでいて違和感が拭えない。</p>

<p> まず、オールカラーという点が引っかかる。『ドラゴンボール』のような人気作を色塗りするならまだしも、通常、新規連載の作品をカラーで仕上げることなどはない。コストもかかるし、手間もかかるためだ。</p>

“昭和漫画”を現代へ受け継ぐ漫画家・史群アル仙が語る、ADHDとの付き合い方

<p> 手塚治虫やちばてつや、永井豪といった漫画家に影響を受け、昭和を彷彿とさせる懐かしくてどこか哀愁漂う作風で人気の漫画家・史群アル仙。不安障害やADHD(注意欠陥・多動性障害)など、メンタル面にさまざまな支障を抱える彼女が、自身の経験を赤裸々につづったコミックエッセイ『史群アル仙のメンタルチップス〜不安障害とADHDの歩き方〜』(秋田書店)を上梓した。WEB連載時から話題を呼んでいた本作だが、作品を描き上げた現在の心境と、社会的な認知が広がりつつあるADHDについて、アル仙氏に話を聞いた。</p>

佐倉絆が“アダルトVR”の撮影現場に潜入! 思わず「わたしもセックスしたい!」

<p> 最近やたらと盛り上がりを見せているバーチャルリアリティ(VR)の世界。VRのヘッドセットをかぶるだけで、360度どちらの方向を向いても迫力ある3D空間が楽しめ、見知らぬ場所や異空間の中で、誰にも邪魔されない自分だけの世界に浸ることができる。</p>

<p> このVR人気の波が、AV市場をも席巻しようとしているというから驚きだ。最初はぽつぽつとしか見かけなかったVR作品を、今では各メーカーが競うようにリリース。人気ジャンルのひとつとしてファンの間ですっかり定着しつつある。</p>

<p> 今回はKMP(ケイ・エム・プロデュース)の専属女優で、自身も「アダルトVR」に出演経験を持つ“きずぽん”こと佐倉絆ちゃんが登場。実際に「アダルトVR」の撮影現場に潜入して、VRの魅力に迫ってもらった。</p>

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