「コラム」の記事一覧(14 / 29ページ)

「お笑い」と「お笑い風」は地続き――『ゴッドタン』が開拓した、ハライチ岩井の“腐り芸”

<p> 8月26日、『24時間テレビ』(日本テレビ)の真裏で放送された『ゴッドタン』(テレビ東京系)の「最初でたぶん最後のゴールデン3時間半スペシャル」。ゴールデンで放送されたのも「まさか」の出来事だったが、このたび、ギャラクシー賞の8月度月間賞を受賞した。</p>

<p> 10年以上続く『ゴッドタン』が同賞を受賞するのは初めて。この手の賞は、いわゆる「お笑い」を軽視しがちだが、ギャラクシー賞に関してはそうとは言えない。そのため、初めてというのは少し意外な感じはするが、それでも快挙だ。</p>

<p> スペシャルではさまざまな名物企画が放送されたが、中でも印象的だったのは「マジ歌選手権」でのハライチ岩井勇気のパフォーマンスだ。<br />
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NHK朝ドラ『ひよっこ』復調の裏にあった“放送休止寸前”の大ピンチ!「台本が上がってこない……」

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 放送開始当初より評判は良かったものの、序盤は数字上、苦戦を強いられてきたNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』。

 第13週の「ビートルズがやって来る」で初めて週単位の平均視聴率20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の大台を超え、第16週「アイアイ傘とノック」以降は、ずっと20%以上をキープしてきた。

 評判のほうを数字が追いかけるように、じわじわと右肩上がりに数字を上げた形である。しかし、復調の裏には意外なピンチがあったという。NHK関係者は次のように漏らす。

「実は台本が遅れに遅れ、なかなか上がってこない状態で、途中、本当にヒヤヒヤする時期がありました」

 脚本を手掛けているのは、ご存じ、ベテランの岡田惠和。脚本家としてのキャリアだけでなく、朝ドラにおいても『ちゅらさん』『おひさま』に続く3作目で、これは過去に4作を手掛けた橋田壽賀子に次ぐ多さである。また、いずれの朝ドラもヒットさせてきた、「朝ドラのエース」といっていい存在だ。

 しかも、これまでの2作においても、ここまでの遅れにはならなかったらしい。さらにいえば、「実在のモデルがいないので、ストーリー展開が見えていない」ということでも、過去2作と同様である。

 では『ひよっこ』で、なぜ台本が遅れに遅れたのか?

「『ひよっこ』は、強いドラマ性で引っ張るのではなく、普通の女の子の普通の暮らしを描いていくという作品。脇のキャラも一人一人愛情を込めて丁寧に描かれていることが特徴で、それが大きな魅力なのですが、物語が大きく動くときには慎重になったのではないでしょうか。その理由はわかりませんが、ともかく、一時は台本が上がっていないから、撮ろうにも撮るものが何もないこともありました。最悪の場合、完走できないんじゃないかと不安になるほどでした」(前出関係者)

 しかし、そんな冷や汗モノの状況においても、現場の雰囲気がピリつくことはなく、常に良い状況にあったという。

「出演者もスタッフも常々口にしていたのは、『脚本が素晴らしい』ということですね。岡田さんの脚本にすっかり魅了されている状態で、岡田さんが描こうとしているものが絶対に面白いということがわかっているから、慌てず騒がず、待つ状態だったのではないかと思います」(同)

 序盤の数字の苦戦ぶりにも悲観することなく、脚本の力を誰もが信じ、ブレることなく、出演者・スタッフが一丸となって作品に向き合い続けてきたことが、大評判と、さらには視聴率上昇にまでつながっていったようだ。

 放送期間も残り1週間強。どのようなラストを迎えるのか、有終の美をしっかりと見守りたい。

龍馬、高杉晋作、モーツァルト……「偉人」役がハマるジャニーズWEST・桐山照史、NHK大河出演に現実味?

<p> 9月9~10日に放送された『FNS27時間テレビ にほんのれきし』(フジテレビ系)。ここで関ジャニ∞・村上信五の仕切りぶりが注目されたが、もう1人、熱視線を浴びたジャニーズがいた。</p>

<p> それが、関西出身のグループ「ジャニーズWEST」の桐山照史(きりやま・あきと)だ。番組内で放送された時代劇『私たちの薩長同盟』では坂本龍馬を演じていたのだが、一体何が視聴者の関心を集めたのか?</p>

<p> それは、「幕末時代劇」への出演回数、さらには「偉人」を演じる多さだった。桐山はこれまで、先に述べた坂本だけではなく、高杉晋作、大同生命を創業した明治の実業家、そして果てはモーツァルトといった歴史上の人物ばかり演じているのだ。</p>

<p> なぜ桐山は「幕末映え」「偉人映え」するのだろうか? さまざまな観点から探ってみたい。</p>

『VS嵐』も終了させる!? ジャニーズが絶不調フジテレビと決別し、テレビ朝日と蜜月関係へ

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 ジャニーズ事務所が、低視聴率にあえぐフジテレビをついに見限り、視聴率3冠王として業界トップを走る日本テレビと、それに追随する好調ぶりを見せるテレビ朝日に乗り換えたという。

“次期社長”として、事実上事務所を仕切っている藤島ジュリー景子副社長。以前、フジに在籍していたこともあって、フジとは長らく“蜜月関係”を築いていた。SMAP解散に伴い、昨年12月で終了した『SMAP×SMAP』の後番組にも、関ジャニ∞の冠番組が内定。つなぎ番組として、『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』をスタートさせ、10月からは関ジャニの番組が始まる予定となっていた。

 ところがジャニーズは、この『もしズレ』の真裏で、関ジャニの冠番組『ペコジャニ∞!』をTBS系でスタートさせることを発表した。同番組はスペシャル番組として過去に2度放送され、その反響の大きさからレギュラー化が決定。一方の『もしズレ』は5%前後の視聴率が続いており、その後継番組に出演することで、タレントが巻き添えになりかねないと考え、フジとの約束を反故にしたようだ。

 それだけではない。現在フジで放送されている『VS嵐』すらも、ジャニーズ側は終了させようとしているという情報もある。

 テレ朝では、早河洋会長がSMAP解散を受けて、「タレントやアーティストは視聴者の支持がなければ活躍できない。事務所が強ければ成功するものではない」と、暗にジャニーズを批判した。

 その話を耳に入れたジュリー副社長が、「ジャニタレを『ミュージックステーション』から引き上げる」と言って現場サイドを困らせたという話もあり、テレ朝とジャニーズが敵対関係に発展するだろうという声もあった。

 ところが、フタを開けてみると、10月からは、ジャニーズの幹部候補である東山紀之が初のキャスターを務める『サンデーLIVE!!』がスタート。また、深夜ドラマ『重要参考人探偵』にはKiss-My-Ft2の玉森裕太とNEWSの小山慶一郎を起用。さらに、来年1月には、フジの月9ドラマからすっかり姿を消した木村拓哉主演の木9枠ドラマの放送が決定したと一部で報じられている。

 テレ朝はここ数年、日テレと視聴率3冠王を競うほど、視聴率が好調。ジャニーズはフジを見限って、テレ朝に乗り換えるつもりなのだろう。いずれにしても、テレ朝がジャニーズの軍門に下ったのは間違いない。SMAPが解散した後もなお、テレビ界のジャニーズ支配が変わらないとは恐ろしい話だし、テレビ局側も節操がない。

 事務所との力関係でキャスティングを決めるような悪習が、テレビ業界全体の地盤沈下を招いていることに気がつかないのだろうか? いつしか、ジャニタレに頼らない番組作りができる日が来ることを期待したい。
(文=本多圭)

【島田洋七“がばい”独占手記/第3回】「ヤメロ、バカヤロー!」ビートたけしに“マジ”で怒られた夜

<p> 漫才ブームが去って売れなくなってから、いろんなことをやりました。六本木で「芸バー」もやりました。当時は東京にお笑いをやる劇場がなかったし、弟子を6人くらい抱えてましたからね、芸を披露する場としてオカマではなく、芸人の芸の芸バーを開いたんです。</p>

<p> ワイドショーが取材に来たんで、着物着て、化粧してオカマの格好をしてインタビューを受けたんです。たまたま、たけしが見ていたんでしょうね、夜、店にやってきて「ヤメロ、バカヤロー。恥ずかしいじゃねぇか。ヤメロ、バカヤロー、早く化粧を取れ。金に困っているなら金やるからこんな恥ずかしいことはヤメロ」とマジに怒った。</p>

【島田洋七“がばい”独占手記/第2回】次長課長・河本準一の“生保不正受給”騒動は「情けない!」

<p> 後輩で吉本興業の河本準一の生活保護の不正受給問題。情けないですわ。私が小さいときなんか、がばいばあちゃんがあんだけ苦労して生活保護なんか受けてないんですよ。</p>

<p> とりあえず、昔の人は働こうとしか思わなかった。うちのばあちゃんは44歳で爺さんを亡くしたとき、7人の子どもがいた。生活保護も何もなかった。7人きょうだいで長女がうちの母親なんです。「これから先どうするの?」と近所の人の方が心配する。ばあさん、くるっと振り返って「今から寝ます」と言ったらしい。</p>

【島田洋七“がばい”独占手記/第1回】「消えた」と言われて……講演会年200本!

<p> 弟弟子の島田紳助がいなくなってから、若手のお笑いが司会をやってるけど、うまくないね。紳助がネタを練りに練り上げて、相手に放り投げて笑いを取ろうとしたのに、若手は相手が失敗したのを突っ込むだけ。ネタを増やそうとしない。だから、飽きられる。</p>

<p> 紳助が辞めて、若手よりさんまの番組のほうが視聴率がいいでしょ。若手より、さんまのほうが相当おもろいもん。</p>

<p> わいも、もう一度、司会やトークショーをやって笑わしたいと、5年前の8月から“美女軍団”を擁する「オスカープロモーション」に移籍したんです。お笑いの連中の間では「どうやって、オスカーにもぐり込んだんだ?」って。米倉涼子や上戸彩、美女モデルが6,000人以上いる。そりゃ話題にもなりますよ。わいはこれまで、吉本興業しか知らんしね。辞めて4年。東京のお笑いのプロに移ったとしても、何も変わらん。お笑いじゃないところのほうが、新鮮なネタができる。新しい学校に転校したみたいで、ドキドキしてますわ。自分でビックリするような変化。普通、わいみたいな人生ないんとちゃいますか。<br />
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『僕やり』セックスシーンに男子悶絶! 川栄李奈は今こそ脱ぐべき!!

<p> 川栄李奈は、いま一番エロい芝居ができる若手女優だ。</p>

<p> 火曜夜9時から放送されている青春ドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)に出演している彼女を見ていると、それを強く感じる。</p>

<p> 仲間たちと楽しい高校生活を過ごすトビオ(窪田正孝)の日常は、ある日を境に一変する。不良にリンチされた仲間の報復のために、不良の高校に爆弾をしかけるトビオたち。小さな爆発しか起こらないはずだったが、プロパンガスに引火したことで死傷者の出る大事故となってしまう。逮捕を恐れたトビオたちは逃亡生活を送ることになるのだが、そこから物語は予想外の方向へと転がっていく。</p>

<p> トビオたちの軽薄なノリは、見ていてイライラする。なんというか、ユーチューバーが悪ふざけしている動画を見せられているみたいな感じだ。それが延々と続くため、“ふざけるな!”と思うのだが、一方で現代的なリアリティがあり、目が離せない。</p>

芸能人の“ぶっちゃけ”だけじゃない! 『しくじり先生』が見つけたアスリート・エピソードという鉱脈

<p> 2014年のレギュラー放送開始以降、世間の話題に上ることが多かった『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)が、いよいよ今月いっぱいで終焉を迎える。今後は特番として継続されるというが、一時代を築いた番組としては、その潔すぎる終わり方がなんとも感慨深い。</p>

<p> そこで本稿では、この番組を“スポーツ視点”で振り返ってみたい。というのも、登場した『しくじり先生』のうち、アスリート(元スポーツ選手)の占める割合がかなり高かったからだ。</p>

<p> そもそも、レギュラー化以前の特番時代からして、大林素子(バレーボール)と池谷幸雄(体操)、織田信成(フィギュアスケート)という強烈ラインナップ。濃度が濃すぎたからか、深夜レギュラー時代に「しくじりアーカイブス アスリート編」として池谷編、織田編が再編集されたほどだった。<br />
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ジャニーズも大歓迎!? “事実婚状態”V6・森田剛と宮沢りえ、年内入籍は確実か

ジャニーズも大歓迎!? 事実婚状態V6・森田剛と宮沢りえ、年内入籍は確実かの画像1

「アラフォーのうちに再婚したい」と言っていた女優の宮沢りえだが、44歳になり、6歳年下であるジャニーズ事務所のV6・森田剛との年内入籍が注目されている。

“恋多き女”といわれてきた宮沢は、大相撲の大関だった貴花田との婚約解消スキャンダルや、中村勘三郎(当時、勘九郎)さんとの不倫で世間を騒がせたほか、男のウワサが次々と上がってきたが、筆者の記憶に残っているのは、やはり勘三郎さんとの関係だ。

 2人の関係は当時、“やり手マネジャー”といわれた、りえの母親の宮沢光子さんも公認だった。筆者の友人が経営するゲイバーが六本木にあるのだが、ある日、3人が一見でフラッと入ってきたという。そのバーはカウンターしかなく、3人は横並びで座った。たまたまクーラーが故障しており、店のオーナーが、「昔、壊れたテレビを叩いたら、直った」という話をすると、それを鵜呑みにしたマスターがクーラーに素手で一撃を加えた。すると、その中にたまっていた水が、りえママにかかってしまったという。

 マスターはしきりに謝ったが、りえママは憮然として、ワイングラスに吸いかけのたばこを入れて「これが私の答えよ」と言って帰っていったという。横で見ていたりえは笑いをこらえたが、勘三郎さんは腹を抱えて笑い、「面白い店だ」と言って、次の日からもやって来るようになったというエピソードがあった。

 その後、勘三郎さんとの別れ話のもつれで自殺未遂を図り、拒食症にかかるなど、一時は再起不能とまでいわれたが宮沢だが、なんとか復帰。2009年にはハワイ在住の元プロサーファーで実業家のN氏と“できちゃった婚”したものの、3年後の12年5月に離婚協議中であることが明らかになった。

 これが長期化し、離婚が成立したのは昨年の2月だった。その間も宮沢は舞台で共演した古田新太や小久保寿人、さらに劇作家で俳優の赤堀雅秋とウワサされたが、いずれもマスコミに報じられた段階で別れていた。

 森田とは昨年の8月に上演された演出家の故・蜷川幸雄さんの追悼公演『ビニールの城』での共演がきっかけで、交際に発展。2カ月後の10月に代官山デートが報じられ、その後も、沖縄旅行やショッピングデート、今年のバレンタインデーには箱根の高級旅館に泊まったことが明らかになっている。

 この時のデートは2人だけでなく、宮沢の8歳になる娘も一緒だったというから、娘公認の関係だ。その森田が、宮沢の自宅マンションの目と鼻の先のマンションに引っ越してきて、事実婚をスタートさせている。宮沢は現在、舞台『ワーニャ伯父さん』に出演。舞台が終わるのは9月26日。一方、森田は7月から9月までのTBS系の金曜ドラマ『ハロー張りネズミ』に出演する傍ら、8月11日からスタートしているV6の全国ツアーに参加。ツアーが10月22日に終了することから、ことが動くとしても11月以降と見られている。

 問題は森田が所属するジャニーズ事務所だが、森田は以前から女性問題に関しては事務所の問題児だったこともあり、彼のプライベートについては干渉しない方針だという。宮沢と結婚すれば、俳優としての格も上がることから、むしろ、ジャニーズは歓迎しているかもしれない。年内入籍があるのか注目したい。
(文=本多圭)

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