「映画」の記事一覧(19 / 48ページ)

ぼくらはみんな『アイヒマンの後継者』だった!? 平凡な市民の残酷さを明るみにした不快な実験結果

<p>人類はこれまでに数々の大量虐殺を繰り返してきた。ナチスによるホロコーストでは600万人ものユダヤ人が犠牲となり、太平洋戦争を早期終結させるという名目のもとに広島と長崎に原爆が投下された。そして現在もスーダンではダルフール紛争が続いている。これらの虐殺行為は戦時下や特殊な環境で起きたものであって、自分なら絶対にこんな非人道的な行為に加担しないとあなたは思うはずだ。だが、あなたの信念を揺るがす実験がかつて米国で行なわれた。社会心理学者スタンレー・ミルグラム博士による「アイヒマン実験」がそれだ。62.5%の人間は命令されれば、恨みのない他人に対しても暴力行為を働くことをこの実験は証明してみせた。映画『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』は「アイヒマン実験」がどのように行なわれたのか、またこの実験結果によってミルグラム博士はどのような人生を歩んだのかを描いている。</p>

<p> 1961年8月、米国のイェール大学にて「アイヒマン実験」は実施された。ユダヤ系米国人であるミルグラム博士は、同年エルサレムで開かれたアイヒマン裁判に強い関心を示していた。元ナチスの親衛隊員でユダヤ人を収容所に移送する際に指揮を執ったアドルフ・アイヒマンだが、裁判の被告席に引きずり出された彼は自分の非を認めず「命令に従っただけ」と最期まで主張した。ヒトラーのような権力者から命令されれば、人間は誰しもホロコーストのような大量虐殺に加担してしまうものなのか。ミルグラム博士は人間の持つ残酷性を科学的に解き明かそうとした。<br />
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「嫁は感激してますけど……」“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が大ヒットアニメ『君の名は。』をメッタ斬り!

<p> 短気で素直な元ヤクザに無理やり話題作を鑑賞させ、その喜怒哀楽を観察する実験企画。『HiGH&LOW THE MOVIE』に退屈し、『おそ松さん』を嫌悪し、『この世界の片隅に』を大絶賛した“元アウトローのカリスマ”こと作家の瓜田純士(37)だが、果たしてこの青春アニメには、いかなる反応を見せるのか?――世界の興収累計で日本映画最大のヒット作となり、今なお国内外でロングラン上映を続けている『君の名は。』が、今回のお題だ!</p>

<p> 昨年8月に封切られ、社会現象を巻き起こした新海誠監督の『君の名は。』。アジアやヨーロッパの各国でも続々と公開され、日本を含む全世界興行収入は約337億円を突破(1月8日時点)。日本映画の中で世界一売れた作品となった。<br />
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佐々木希のヘタすぎる公開アフレコに「篠田麻里子の二の舞い」を危惧する声

佐々木希のヘタすぎる公開アフレコに「篠田麻里子の二の舞い」を危惧する声の画像1

 2月16日映画『キングコング:髑髏島の巨神』(3月25日公開予定)の日本語吹き替えを担当するミュージシャンのGACKTと女優の佐々木希が、都内のスタジオで公開アフレコを披露した。

「佐々木は『吹き替えは初めての経験で、このように(マスコミの)みなさんの前ですることも初めてなので、今からドキドキしていますが、頑張ります』と最初から緊張しまくり。案の定、アフレコが始まると、何度もセリフをトチり『間違えました。すみません! 本当にすみません!』『う~、緊張する~。ごめんなさい』と繰り返し謝罪し、パニック状態に陥っていました。そのたびにGACKTから『今のもう1回やろうか』『かわいいね~』とフォローされていましたが、現場にはグダグダな空気が漂っていましたね」(芸能記者)

 佐々木といえば、ルックスの良さは誰もが認めるところだが、女優としてはドラマや映画に出演するたびに“棒演技”ぶりが話題となっている。そのため、このアフレコ映像を見た人たちは大いに心配になったようで、中には吹き替えが黒歴史化した元AKB48・篠田麻里子の二の舞いになることを危惧する声まで噴出している。

「篠田は2012年にハリウッド映画『TIME/タイム』の吹き替えを務めているのですが、マンガ家の相原コージ氏が『ヒロインの吹き替えが酷すぎて気になって面白さ半減』とTwitterで苦言を呈したことで、ネット上では酷評祭りに。さらに、大手レンタル店で貼られた『日本語吹き替えが最悪』というPOPも話題となり、篠田の棒演技ぶりがクローズアップされてしまいました」(映画ライター)

 とはいえ、芸能人の声優起用は“客寄せパンダ”的な意味合いが強い。本職の声優に劣るのは当然で、むしろ責任は起用した製作側にありそう。しかし、佐々木の売りはあくまでも顔面。彼女の声の演技が集客に結び付くのか、甚だ疑問だが……。

日本人専門歓楽街タニヤ通りで生きる女と男の物語 『バンコクナイツ』に見る楽園のリアルな内情!!

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バンコクにある日本人専門の歓楽街タニヤ通りで働く女たち。彼女らとのコミュニケーションは日本語でOK。

 女、ドラッグ、拳銃……。男が欲しいものは、そこへ行けばすべて手に入るという。タイの首都バンコクは、自国に息苦しさを感じている男たちを否応なく惹き付ける魔力に溢れている。日本人専門の歓楽街タニヤ通りに繰り出せば、日本語の看板と妖しいネオンがきらめいている。店のドアを開くと、甘い匂いを漂わせたセクシーな美女たちがひな壇にずらりと並び、指名されるのを待っている。男たちの脳内物質を刺激して止まない、そんな夜の歓楽街へとカメラはごく自然に入っていく。そして、男と女の出逢いと別れのドラマをカメラは映し出す。富田克也監督ら空族によるインディペンデント映画『バンコクナイツ』は、日本映画でありながら今まで描かれることのなかったタイの内情とバンコクに集まる人々の心情を赤裸々に描き出していく。

 富田監督は前作『サウダーヂ』(11)で自身の故郷・甲府を舞台に、地方都市で暮らす肉体労働者や外国からの移民たちのシビアな日常を描き、国際的な評価を得た。『サウダーヂ』に出てきた人々は働いても働いても楽にならない生活に疲れ、楽園に旅立つことを夢想する。そんな彼らの楽園願望を叶えてくれる先が、“ほほえみの国”タイだった。構想10年、製作に4年を要し、映像制作集団・空族を支援するファンから集まったクラウドファンディングで完成したインディペンデント大作が『バンコクナイツ』だ。この世界に楽園は存在するのか? そんな楽園での暮らしはどんなものなのか? レオナルド・ディカプリオ主演作『ザ・ビーチ』(00)とは異なるリアルな楽園像を空族は追い求めていく。

 上映時間182分という長尺ながら、物語はシンプルさを極めている。日本人男性がタイの女性と恋に堕ち、楽園を目指すというものだ。バンコクのタニヤ通りで働くラック(スベンジャ・ポンコン)はお店でNo.1の人気嬢。裏パーティーに呼ばれたラックは、そこでかつて恋人だったオザワ(富田克也)と再会。元自衛官のオザワはバンコクに出てきたばかりのラックと出逢い、2人は恋に陥った。その後、オザワはネットゲームで日銭を稼ぐ、いわゆる海外沈没組に成り下がってしまう。高給マンションで暮らすようになったラックとは身分違いとなったが、それでも5年ぶりに巡り合った2人は焼けぼっくいに火が点くことに。そんなとき、オザワは自衛隊時代の上官・富岡(村田進二)からタイの隣国ラオス周辺の不動産の調査を依頼される。ラックの故郷イサーン地方は、ラオスとの国境に近い。オザワとラックはバンコクから抜け出すように、イサーン地方へと向かう。ラックの故郷で暮らす人々は、みんな純朴だった。自然が豊かで昔ながらの共同体が残るイサーンは、日本の高度成長期の田舎町を思わせ、どこにも居場所のないオザワの目にはまるで桃源郷のように映った。

 ラックをはじめとするタイの女性たちは美しく、たくましく、そして情が深い。彼女たちはプロの女優ではなく、実際に夜の街で働く女たちだ。現在はバンコクで暮らし、プロモーションのために日本に帰ってきた富田監督は『バンコクナイツ』の舞台裏をこう語った。

富田「僕と脚本を担当した相澤(虎之助)の2人で夜のバンコクを歩き回って、『この子、いいな』という女の子たちに声を掛けていったんです。タニヤ通りの撮影は苦労しました。何度も通ってお願いしているうちに、『いつになったら撮るんだ?』と訊かれるような関係になった。タニヤ通り以外のシーンの撮影を先に済ませ、もう機は熟しただろうというタイミングでタニヤ通りでカメラを回そうとしたんですが、やっぱりダメで騒ぎになっちゃったんです。そこでようやくボスが現われて、呼び出されました。タニヤ通りは複雑で、最終的な話を誰につければいいのか分からなかったんです。僕らの切り札は、それまでに撮った映像だけ。ダイジェストをボスに見てもらったところ、『OK。パーフェクトだ!』と(笑)。翌日からはスムーズに撮影できるようになりました。撮影がOKになった要因として、この映画に出演してくれた女の子たちがみんなで『この人たちは悪い人たちじゃないよ。撮影させてあげて』と頼んでくれたことも大きかったと思います。『バンコクナイツ』が撮影できたのは、本当に彼女たちのお陰です」

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タイ名物の三輪タクシー・トゥクトゥクに乗るラックとオザワ。富田監督はオザワ役も兼ねている。

 タニヤ通りで働く女たちとそこに群がる日本から来た男たちとの関係を有りのままに映し出した前半のバンコク編から、中盤からはラックの故郷であるタイ東北部のイサーン編へ。タイ名物の三輪タクシーに乗ったオザワとラックは心地よい風を浴びながら、恋愛すらも金銭を介するバンコクを脱出する。ラオスとの国境が近いイサーン地方は、質素で人情味溢れる土地だった。異邦人ながらオザワは自分が生まれ育った日本からは失われしまったものが、ここには残っていることを実感する。身も心も癒されていくオザワ。だが、長く滞在していれば、当然ながら100%のユートピアがこの世には存在しないことが分かってくる。ノスタルジックさが漂う村だが、ここにはまともな産業がなかった。ラックの実家は彼女がバンコクで体を張って稼いだお金によって生活を維持していた。この村では女は娼婦に、男は出家して僧になるか軍隊に入るかしか道はなかった。地方都市の惨状を描いた『サウダーヂ』と同じように、“ほほえみの国”タイでも中央と地方との地域格差、搾取する側とされる側との大きな壁があることが明らかになってくる。

『サウダーヂ』に続いて『バンコクナイツ』でも共同脚本を務めた空族の相澤虎之助氏は90年代をバックパッカーとして過ごし、東南アジア各国の内情に詳しい。相澤監督作として東南アジアと戦争、麻薬の関係について掘り下げた『花物語バビロン』(97)や『バビロン2 The OZAWA 』(12)を撮っている。日本とタイを行き来する相澤氏にも話を聞いた。

相澤「タイ東北部のイサーン地方は、ラオスとの国境に近く、異なる文化や気質を持っている地域なんです。バンコクで働く娼婦やタクシー運転手たち出稼ぎ労働者の8割はイサーン出身だと言われているくらい経済的には貧しいけれど、ラオスの文化と交じり合った独特の音楽も生まれています。タイは歴史的に一度も植民地化されたことがなく、ベトナム戦争とも無関係だったと思われているけど、ベトナムへの米軍の前線基地がいちばん多く作られたのがイサーン地方であり、ゲリラが解放区を造ったのもイサーンだった。バンコクの歓楽街もベトナム戦争に従軍した米兵たちのためのリゾートとして誕生したという背景があるんです。欧米による植民地化が始まって以降、東南アジアの歴史にはずっと戦争と売春産業がセットになって刻まれているんです」

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仏教国であるタイらしさを感じさせる出家式。ご近所さんが集まって、賑やかにお祝いする。

 オザワのような旅行者にはパラダイスとして映っていたイサーン地方だが、その土地で暮らしているうちに楽園のダークサイドが次第に見えてくる。毎晩バーに現われるフランス人は世界各地を旅していたが、欧米が宗主国として君臨していた旧植民地にしか足を踏み入れていないことが分かる。深い森の中では、ゲリラ兵たちが今も幽霊となって戦いを続けていた。そしてオザワが国境を越えてラオスへと渡ると、そこにはより生々しい戦争の傷跡がむきだし状態で残っていた。大きな時代のうねり、歴史の流れをオザワは全身で体感することになる。

『サウダーヂ』同様に資本主義経済の波に呑まれ、下流層から脱することができない人々の哀歓を描いた『バンコクナイツ』だが、日本から離れたタイを舞台にしていることで、より鮮明に現代社会の問題構造が浮かび上がって見えてくる。ちなみに米国のラストベルトの荒んだ現状を描いたクリント・イーストウッド主演・監督作『グラン・トリノ』(08)で主人公コワルスキーの隣家で暮らしていたのはラオスからの移民であるモン族一家だった。相澤氏によるとモン族の多くはベトナム戦争の終結と共に内戦状態のラオスからタイのイサーン地方へと避難し、さらに米国に渡ったという。タイを舞台にした『バンコクナイツ』は、甲府を舞台にした『サウダーヂ』、そしてデトロイトの物語『グラン・トリノ』とも繋がっていることになる。

 楽園の本当の姿を知ったオザワは、クライマックスで一丁の拳銃を手に入れる。大きな時代のうねり、社会の激流に、たった一丁の拳銃で立ち向かうことにどれだけの意味があるのか。迫りくる絶望に足を絡め取られそうになりながらも、それでも彼は生きることを選択する。それは幻の楽園を追い求めるのではなく、苦い現実世界に向き合うことに他ならなかった。
(文=長野辰次)

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『バンコクナイツ』
監督/富田克也 脚本/相澤虎之助、富田克也
撮影・照明/スタジオ石(向山正洋、古屋卓麿)
録音/山﨑巌、YOUNG-G DJs/Soi48、YOUNG-G
出演/スベンジャ・ポンコン、スナン・プーウィセット、チュティンバー・ポンピアン、タンヤラット・コンプー、サリンヤー・ヨンサワット、伊藤仁、川瀬陽太、田我流、富田克也
配給/空族 2月25日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
(c)Bangkok Nites Partners 2016
http://www.bangkok-nites.asia


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公開迎えた『サバイバルファミリー』宣伝に四苦八苦「深津絵里さんと連絡が取れない……」

公開迎えた『サバイバルファミリー』宣伝に四苦八苦「深津絵里さんと連絡が取れない……」の画像1
『サバイバルファミリー』公式サイトより

「とにかく今は“無事に公開を迎えられてよかった”の一言ですよ。撮影中はもちろん、番宣もなかなかうまくいきませんでしたからね」(映画スタッフ)

 2月11日、矢口史靖監督の最新作『サバイバルファミリー』が公開された。

「主演は小日向文世さん、その妻役に深津絵里さんと、演技派2人がそろいました。脇にも時任三郎さんや宅麻伸さん、渡辺えりさん、柄本明さんなど、日本映画界を代表するそうそうたるメンバーが矢口監督の下に集まりました。ヒット作を連発している矢口監督の久々の作品だけに、製作のフジテレビも相当期待しているようです」(芸能事務所関係者)

 それだけに事前の番宣が大事になってくるのだが、ヒロイン役の深津絵里が非協力的だったというのだ。

「本作の製作はフジテレビ。最近は局の垣根を越えて番宣できるようになってきたのはいいのですが、他局だといろいろな制約が出てきてしまうんです。たとえば、一度映画や舞台の宣伝をした人は、1年間はほかの番宣で出られないとか。今回も小日向さんがいくつかそういった制約に引っかかって、代わりに深津さんサイドにお願いをしたのですが、担当者レベルで無下に断られたそうです」(テレビ局関係者)

 焦ったフジテレビは、深津と懇意のプロデューサーが直接連絡を取ろうと試みたという。

「すると、深津さんが所属するアミューズからは『それはやめてくれ』と横やりが入ったそうです。そもそもマネジャーが『深津と連絡が取れないので、できません』という返事をしたから、製作側としても困ってプロデューサーに相談したという経緯がありますからね。深津さんが悪いのか事務所が悪いのかはわかりませんが、もし映画がコケたら深津さんのせいになりそうですよ」(フジテレビ関係者)

 深津にとって、まさに“サバイバル”な船出になりそうだ。

日本は格差社会ではなく、すでに階級社会だった!? 『愚行録』が暴くこの国の見えないヒエラルヒー

<p> 慶應大学には付属校から上がった内部生と大学から入った外部生との間に見えない溝が存在し、早稲田大学では一流企業に就職するための猛烈なコネづくりが行なわれている──。有名大学のえげつない内情を克明に描いた貫井徳郎のミステリー小説『愚行録』(東京創元社)が、妻夫木聡&満島ひかり主演作として映画化された。本作で長編デビューを果たしたのは、ポーランド国立映画大学で演出を学んだ新鋭・石川慶監督。にこやかな表情を浮かべながらも、いっさい本音を吐くことのないエリート階級の人々の腹黒い内面を、乾いた映像で切り取ってみせ、魅力的なドス黒系エンターテイメントに仕立てている。</p>

<p> 誰からも愛された美男美女のエリート夫婦とその娘が新築されたばかり自宅で刺殺されるという陰惨な事件が起き、犯行から1年が経っても犯人の手掛かりはつかめない。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)はエリート夫婦の過去を知る関係者たちへの取材を始める。被害者夫婦の友人たちは「あんないい人がなぜ?」と首を傾げるが、その言葉の裏側から被害者夫婦の意外な素顔が浮かび上がってくる。さらに田中が取材を進めていくと、今の日本は格差社会どころか、歴然とした階級社会であることを思い知らされる。実の妹・光子(満島ひかり)が我が子をネグレクトしていた疑いで拘置所送りとなっている田中にとって、エリート階級とその階級に憧れる人々たちの言動はあまりにも虚しく感じられた。<br />
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足立梨花「24歳でJKは無理」どころじゃない!? 人気俳優たちの“年齢ギャップ”配役事情

足立梨花「24歳でJKは無理」どころじゃない!? 人気俳優たちの年齢ギャップ配役事情の画像1

 タレントで女優の足立梨花が4日、主演映画『傷だらけの悪魔』の公開に伴い、初日の舞台挨拶に立った。24歳の足立は映画では女子高生を演じている。試写会では「もう制服を着ることはないだろう」と述べたものの、この日は制服姿で登場。だが司会者からそのことについて訊ねられると「もうダメ。24だもん」と、“JK役”へのギブアップ宣言を出した。

 役者は実年齢と離れた役を演じることも多い。黒澤明の映画『生きものの記録』(1995)では、35歳の三船敏郎が70歳の老人役を演じた。ただ、これはメイクや衣装で工夫をこらしたものである。役者自身が素の姿をさらす場合はどうだろうか。

「2000年の映画『バトル・ロワイアル』では、撮影時に25歳だった山本太郎と安藤政信が15歳の中学生役を演じたことで話題となりました。16年に放送されたNHKの朝ドラ『べっぴんさん』では、28歳の古川雄輝が15歳の役を演じています」(芸能記者)

 男性の場合、15歳といえば、顔や体が子どもから大人へ移り変わるタイミングでもある。役柄や設定などにもよるが、10歳くらいのギャップならば、なんとか演じられるのかもしれない。

「濱田岳は13年の映画『みなさん、さようなら』で、団地で生まれ育ち、そこから出ることなく、生活を続ける男性を演じました。映画の中では13歳から30歳までの経過が描かれました。濱田は撮影時に24歳でしたから、ちょうど10年前後ギャップのある年齢を演じたことになります。彼自身、童顔ということもありますが、一人で20年近い時間を演じきったのは驚異といえますね」(前出・同)

 足立は2007年に『ホリプロスカウトキャラバン』でグランプリを獲得して芸能界にデビュー。若いながらもキャリア10年のベテランである。今回の発言がきっかけとなり、今後、さらにギャップのある役柄に挑むこともありそうだ。
(文=平田宏利)

27歳で夭折したA・イェルチン主演作が日本公開!! 『グリーンルーム』に登場するネオナチが怖すぎ

<p>『スター・トレック』シリーズ、『ターミネーター4』(09)などのハリウッド超大作に出演する一方、カルト的人気の高い『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』(13)や音楽ドラマ『君が生きた証』(14)といった通好みな作品でも活躍した若手俳優のアントン・イェルチンが亡くなったのは2016年6月。自身が運転していたジープと自宅の門柱に挟まれての事故死だった。27歳の若さで亡くなったアントンの主演映画『グリーンルーム』が2月11日(土)より日本で公開される。売れないパンクバンドがド田舎のライブハウスまで足を伸ばしたところ、地元のネオナチ集団に襲撃されるというバイオレンススリラーで、パンクバンドのメンバー役のアントンは全身血まみれになりながら迫真の演技を見せている。</p>

<p> 米国では2015年に公開され、No.1ヒットを記録した本作。グリーンルームとはライブハウスにある出演者たちのための楽屋のこと。ベーシストのパット(アントン・イェルチン)らパンクバンド「エイント・ライツ」のメンバーは移動車のガソリン代にも困るほどの極貧ツアーを続けていた。ようやくギャラを払ってもらえそうなライブハウスの出演にありつけるが、そこはオレゴン州の僻地にある盛り場で、スキンヘッドのゴロツキたちがたむろする超ヤバい店だった。最悪の雰囲気の中で何とかライブを済ませた一行は速攻で引き揚げようとするが、たまたまバックステージで起きた殺人事件を目撃。パットたちは楽屋に押し止められ、警察はいくら待っても現われない。実はこの店のオーナーであるダーシー(パトリック・スチュワート)はネオナチ集団のボスであり、「目撃者は全員消せ」という命令が手下たちに下されていた。かくしてステージ上で反体制ソングを演奏しまくっていたパットらは、ネオナチを相手に楽屋での籠城戦を強いられる。パンクス魂だけで、果たして武装集団に対抗できるのか?</p>

『山田孝之のカンヌ映画祭』山下敦弘監督&松江哲明監督が激白!「冗談でやってるわけじゃない」

<p> 俳優の山田孝之がプロデューサーとなり、カンヌ国際映画祭で賞を獲りたいと奔走するテレビ東京のドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』の山下敦弘監督と松江哲明監督が4日、都内で行われた映画『エリザのために』公開記念記念トークショーに出演した。</p>

<p>『エリザのために』は第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞した人間ドラマ。監督のクリスティアン・ムンジウはルーマニア人で、本作以外にも2007年に『4ヶ月、3週と2日』で同賞のパルム・ドールを、12年には『汚れなき祈り』で脚本賞を受賞するなど、カンヌで3度の受賞を果たした名監督。</p>

矢口史靖監督流“楽しい”ディザスタームービー!『サバイバルファミリー』が描く電気のない世界

<p>2016年は『シン・ゴジラ』『君の名は。』『この世界の片隅に』など想定外の大災害にどう向き合うかをテーマにした作品が大きな反響を呼んだが、矢口史靖監督のオリジナル脚本作『サバイバルファミリー』もその流れの一本に加えることになりそうだ。もしも、まったく電気が使えない状況になったら、どーなる!? 灯りが消え、パソコンも電化製品もいっさい使えなくなり、街全体がパニックに陥る中、ごく平凡な一家・鈴木家の人々は東京から鹿児島までの道程1,400キロを自転車で走破しようとする。スマホでの位置確認はできず、コンビニでの食料補給も叶わない中、鈴木家の人々はいかにしてサバイバルツアーを続けるのか。コメディを得意とする矢口監督ならではの明るいサバイバルムービーの始まりだ。</p>

<p> 矢口監督にとって、本作は10年ごしの企画だった。実話を題材にした『ウォーターボーイズ』(01)をロングランヒットさせた矢口監督が、次回作として考えていたのがパソコンやケータイなどのデジタルツールが使えなくなるというSFパニックものだった。折しも2003年には北米で原因不明の大停電が起き、NYが大騒ぎになっている様子がニュース映像で伝えられた。矢口監督は電気のない世界を、デジタルツールが苦手な人々(矢口監督がそう)にとっての楽園として描くことを考えていたが、スケールが大きな割りには映画としては地味なことから、矢口監督がホームグランドにしているアルタミラピクチャーズではこの企画は凍結扱いに。ところが2011年に福島第一原発事故に伴う計画停電が全国的に実施され、“電気が使えなくなる”という状況がとても身近なものとして浮上してきた。矢口監督にとって初となるパニック映画『サバイバルファミリー』はこうして動き出した。<br />
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