「03カルチャー」の記事一覧(4 / 40ページ)

男の娘“RYU”の写真集『P@R@ N0M@L』発売中だよ~!

『P@R@ N0M@L』/RYU

 現在・日刊サイゾーの関連メディアである「おたぽる」の監修で“男の娘”の写真集を制作し、販売している。RYUの『P@R@ N0M@L』だ。

 「para nomal」とは「超常現象」を意味する。RYU自身が命名したものである。

 80ページに渡るこの写真集は、昨年から今年にかけて撮りためた彼女(?)の素が投影されている。

 浜辺でのワンシーン、JKコスをした日常的風景、ランジェリー姿の気を抜いた瞬間、そして浴槽でのリラックスタイム、全てが自然であり、何気ない一瞬をとらえたものだ。

 その表情は最高の笑顔のものもあり、どこか物憂げなものもあり、性別を超越してしまった「男の娘」としての自分こそが素の自分なのではないか、と思わせるどこか葛藤じみた雰囲気も感じさせる。

『P@R@ N0M@L』/RYU

 彼女自身が命名した写真集のタイトルにもそれをにわかに感じ取れやしないだろうか。全体的にアート性の高い1冊といえるのだ。

 男の娘ファンはもちろんのこと、単純な女装ファン、はたまた男装ファンなど全て興味ある人たちに響くであろう今作は、彼女の厚意により、初回限定特典ROMも付いてくる。

 彼女が写真集に自分自身を納めようとした理由を、この夏、一緒に写真集から感じ取ってみようではないか。

【RYU PROFILE】
 アイドルや声優、ゲーム関連、一般企業の音楽制作、またメタルバンド”BLOOD STAIN CHILD”のギタリスト、メインコンポーザーを務めるBLOOD STAIN CHILDは世界的にも知られており、海外からも多く支持されている。
国内ではアニソンレーベル、ランティスからシングルもリリース。過去に男の娘ゲームのヒロインのモデルとなったり、イベントで企業広報を務めるなど、その活動は多岐にわたっている。

【購入はこちらから!】
『P@R@ N0M@L』/RYU

P@R@ N0M@L/RYU
総ページ:80P
出演者:RYU

美しい作品愛の世界……大幅乱丁で回収中! 宮谷一彦『ライク ア ローリング ストーン』に誰も怒っていない

美しい読者愛の世界……大幅乱丁で回収中! 宮谷一彦『ライク ア ローリング ストーン』に誰も怒っていないの画像1
『ライク ア ローリング ストーン』(フリースタイル)

 誰一人、この大きなミスを怒っていない。それは、作品力ゆえなのだろうか。

 8月1日に刊行された宮谷一彦『ライク ア ローリング ストーン』(フリースタイル)が、出版社のミスでページが入れ替わっていたことが発覚。出版社は回収・交換を告知している。

 宮谷一彦は、1960年代後半に先進的な作品を描き、大友克洋をはじめとする次の世代に多大な影響を与えたとされる人物。スクリーントーンを削って表現する技法を確立したのは、宮谷であるとされている。

 そうした蘊蓄はともかくとして、宮谷の作品は異常な熱気を持っている。現代、その作品を読むと描かれている熱気に違和感を持つかも知れないが「なんだか、とにかくスゴイ」作品となっているのである。

『ライク ア ローリング ストーン』は、そんな宮谷の代表作とされながらも、今まで単行本化がなされていなかった作品。すでにイーブックにおいて電子書籍化は果たされていたが、紙の単行本で刊行されたことはなかった。もし、紙で読みたいとすれば、掲載されていた雑誌「COM」を入手するしかなかったのである。

 その初の単行本化。しかも、こちらも初書籍化の『白夜』も同時収録ということもあり、一部の読者からは発売が心待ちにされていた。

 それが、話数の順番が変わってしまった理由はなぜか。

 出版社の説明によれば、最初に入手したのが「COM」の切り抜き。掲載時の扉には、各話ごとに話数が記されていなかった。そのため、一番上にあった第4話が最初だと思っていたという。また、単行本の作業の際に宮谷から提供された原稿がひとつの袋にバラバラに入っていたため、その誤解に気づかなかった。もちろん、校正の際に著者によるチェックも行われたのだが、それでも、誰も気付かなかったのだという……。

 著者も気付かないという大変な事態。ともすれば、単行本を心待ちにしていた購入者を中心に炎上しそうなものだが、自体はまったく異なる。

 多くの人が「なら、もう一冊買おう」と、話しているのである。

 実は筆者もその一人。ほかの人はどうかと、知人と、この椿事を話しあったところ、「こんな珍しい本は、またとない。交換の際に、ポストカードがプレゼントされるそうですけど、そんなものより、この本のほうが価値がありますよ」。

 いくら日本の漫画史に刻まれる歴史的作品とはいえ、けっして大部数が売れる作品でないのも事実。読者たちの作品愛と、単行本を作ってくれた出版社への感謝の心を感じる。
(文=昼間たかし)

Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」

Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像1
Mr.トイレット、そしてうんこ

 地味に20回目を迎える今回は、水原(スウォン)市に位置する有名スポット「トイレ文化展示館 解憂斎(ヘウジェ)」を訪れた。市街地から外れた森の中、洋式便器の形をした2階建ての建物が、メルヘンのように登場する。

Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像2
うんこに国境はない

 ここは、「世界トイレ協会」なるものを設立し、世界のメディアから「Mr.トイレット」と呼ばれるまでに至る沈載徳(シム・ジェドク)さんが、2007年に自宅を改築した建物だ。Mr.は09年に亡くなってしまうが、建物は彼の遺志により市に寄贈され、翌年には「トイレ文化展示館」として一般開放されることになる。

Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像3
いい表情の野グソ少年がお出迎え

 館内は、トイレやうんこにまつわる真面目なパネル展示が並ぶ。見どころは、Mr.が実際に使っていたトイレであろう。大きなフロアのど真ん中にトイレットルームが鎮座し、壁には大きなガラスがあしらわれ、外から丸見えとなっている。

 このドへんた……いや、排泄というアンダーグラウンドカルチャーを世に開放する、Mr.の哲学がここにある。なお、ボタンを押せばガラスを不透明にできる仕掛けも。

Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像4
便器前の等身大パネルが、Mr.の放尿シーンを連想させる

 トイレやうんこにまつわるスポットと聞いて、B級テイストのものを期待してしまったが、実際にはキッズ向けのお勉強スポットという様子だ。家族連れが多く、和気あいあいと展示物を楽しんでいる。

 お次は、展示館の横に12年に完成した「トイレ文化公園」へと向かった。パンフレットを見ると「東西トイレ史の変遷が一目でわかる」とあるが、果たしてどうだろう。

 小さな庭園には、トイレやうんこのオブジェ、さまざまなスタイルで排泄を試みる人々の像が並んでいた。

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よっしゃー!
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わーい

 なんか細部が必要以上にリアルなんですけど、これ大丈夫なの?

 匂ってきそうなほどリアルなうんこオブジェから、ファンシーすぎて腰が砕ける石像、うんちのゆるキャラまで、排泄物及び排泄行為のオンパレードだ。

 訪れた子どもたちは楽しそうにはしゃいでいるが、よくよく考えるとちょっとまずいのではと心配になる、奇妙なこだわりのつまった展示物の数々に、正直「東西トイレ史の変遷」どころではなくなってしまった私がいた。

Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像7
子どもの肛門から、まっすぐなボルトがにょきりと
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像8
考える人は洋式トイレで……って、あなたはなぜうんこ色なのか?
Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像9
突然現れたリス、かわいいなあとよく見たら、性器の描写がすごい

 最後に、15年に追加された展示施設「ヘウジェ文化センター」もチェック。こちらは「子ども体験館」や「糞図書館(日本語パンフ原文ママ)」もあり、キッズ向けのお勉強色をさらに強めている。

Mr.トイレットの私宅はうんこまみれ「トイレ文化展示館 解憂斎」の画像10
肛門からぼろぼろ出てきたボールを、再び口の中に押し込むという謎のプレイに熱中する少年。「触ってみよう!」と書かれた、感触をも再現したのであろうリアルなうんこ模型もあった。

 子どもたちの未知の扉を開いてしまうのではと思わせる、ストレンジな何かがつまったテーマパーク。ここが奇異に思えるのは、私たちが大人になってしまったから?

 帰りのバスを待ちながら、しばらく本気でうんこのことを考えた。
(取材・文=清水2000)

●トイレ文化展示館 解憂斎
住所 水原市長安区長安路458番キル9
営業時間 10:00~18:00(11~2月は10:00~17:00)
休館日 月曜
サイト http://www.haewoojae.com/

犯罪多発地帯、勘違いセレブが多い……東京で絶対住みたくない街はどこだ!?

犯罪多発地帯、勘違いセレブが多い……絶対住みたくない街はどこだ!?『「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街』の画像1
『「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街』

 今年6月に発売された『「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街』(駒草出版)が、たった2カ月で4刷3万部を突破し、売れまくっている。著者である「東京DEEP案内」編集部がTwitter上で、「まさかの電車広告展開中です。世も末ですね」とつぶやいているが、失礼ながら、本当にこれほど世間に受け入れられるとは!

「東京DEEP案内」といえば、“街の不都合な部分”にあえて首を突っ込んで、あれこれ書き立てているアングラ臭漂う街歩きの人気サイト。その管理人である逢阪まさよし氏が、これまでの膨大すぎる情報を元に、「汚れ役」を買ってやろうではないか、と独断と偏見により、これまでは住みたい街ランキング上位に入っていた街を含め、「住みたくない街」をバンバンぶった切っている。

 サイト開設の10年目にして集大成的な1冊であり、絶対住みたくない街(駅)ランキングや沿線別の街の傾向と対策のほか、首都圏バラック建築鑑賞会、東京場末タウン散歩、首都圏ドヤ街訪問などの記事も掲載されている。

 この本の何がスゴイって、なんといっても、サイト同様、圧倒的すぎる情報量である。実際に街を隈なく歩いた感。「巷の本屋で売られている名の知れた有名大学卒の学者肌な方々が書かれた都市論・文化論・フィールドワーク、その他諸々の有難い“ご高説”が記された一流の書籍とはまるで別次元にある」と書いてあるが、まさにその通り。

 たとえば、住みたくない街の見分け方が、身近で現実的なのである。逢阪氏は、ヤンキー、品位に欠けた非常識人、自己中心的で粗暴な人間が大勢を占める地域を「DQN地域」と命名。

 そのDQN地域をどう見極めればいいかといえば、たとえば駅前。手っ取り早いのは、パチンコ屋の数だそうで、どの街でも、3~4軒くらいはあるのが普通だが、特に繁華街でもないのに、千代田線の町屋駅周辺のように7軒もあると、ちょっとアレな地域なのかな、と考えるのだとか。逆に言えば、原宿や目白のように一軒もなければ、地域住民が街の環境にかなりうるさいことが推測できるとも。

 また、駅前でよく見かける、ミスドやドトールコーヒーといった喫茶店などのチェーン店も、地域によっては喫煙席と禁煙席の配分が全然違うらしく、喫煙席の配分が高ければ、どうしてもDQN地域である可能性が高くなる。ほかにも、スーパーの種類、ゴミ収集所、自販機など、ここを見るべき、ということがいくつも記されている。

 そうか、こうやって街の概要をつかみ、ディープな街を掘り下げていくんだなという片鱗も見えるわけだが、逢阪氏の嗅覚は別格のように思える。その理由は、あとがきを読んで、わかった。自身の生い立ちについて触れており、大阪市内の市営住宅が建ち並ぶ低所得者層の非常に多い地域で育ち、子どもの頃に住んでいた団地では、高層棟から投身自殺は毎年恒例、ビール瓶で頭をかち割られて道端で大量に血を流しているオッサンを見たこともあり、中学校ではシンナー中毒者が常態化し、学級崩壊が日常の世界だったという。

 そんな逢阪氏は、世の中に何を伝えれば役に立つのかを考えたら「DQN地域には住むな、ろくな人間にならんぞ」と面白おかしく伝えるしかない、とちらりと深いメッセージ性ものぞかせている。

 首都圏の闇を知って、消去法で住みやすい街を探す――。お化け屋敷感覚でのぞいてみては?
(文=上浦未来)

●DEEP案内 http://tokyodeep.info/

『東京喰種』は、中国政府とウイグル人の対立を暗示する反体制的作品?

<p> こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。</p>

<p> 先日、実写映画版『東京喰種トーキョーグール』を見てきました。この作品は中国でも人気がありますが、その理由は、残虐描写がふんだんにあるところです。中国のエンタテインメント業界は、エロや暴力、登場人物による反体制的な発言が禁止されるなど、規制が非常に厳しいのが特徴です。本作のアニメ版も2015年、『寄生獣』や『進撃の巨人』などとともに配信停止となりました。<br />
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母親の浪費癖、ラブホテル生活、野宿の果てに……17歳少年による「川口祖父母殺人事件」の悲劇

<p> 孫が祖父母を殺害する事件は、決して珍しいものではない。ここ数年でも、2015年に山梨県河口湖町で高校3年生の孫が80代の祖父母を、16年には兵庫県赤穂市で19歳の孫が介護をしていた祖父母を殺害。今年7月にも、神戸市北区で26歳の孫が「誰でもいいから攻撃してやろう、刺してやろうと思った」と、祖父母ら3人を刺殺している。</p>

<p> しかし、14年に埼玉県川口市で当時17歳の少年が金欲しさに祖父母を殺害した事件は、数ある祖父母殺しの中でも極めて特殊なケースだ。毎日新聞記者・山寺香が記した『誰もボクを見ていない』(ポプラ社)を一読すれば、“いったい、本当の加害者は誰か?”という疑問に突き当たるだろう。</p>

不倫はダメ。ゼッタイ。『きまぐれオレンジ☆ロード』に学ぶ、正しい優柔不断のススメ

<p> ここのところ、またワイドショーの話題は、芸能界の不倫のニュースで持ち切りになっています。それにしても、マスコミにすっぱ抜かれる時期が集中するというのは不思議です。不倫強化月間か何かでしょうか?</p>

<p> ところで、不倫も恋愛もこじれて大ごとになる原因は、たいていは優柔不断さからくる三角関係のもつれだったりしますよね。今回は、80年代の大ヒットラブコメ『きまぐれオレンジ☆ロード』の主人公であり、“天才的優柔不断ニスト”の春日恭介から優柔不断の極意について学んでみたいと思います。<br />
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TBS『情熱大陸』に出たくてしょうがない漫画家が描く異色のコミックエッセイ『情熱大陸への執拗な情熱』

TBS『情熱大陸』に出たくてしょうがない漫画家が描く異色のコミックエッセイ『情熱大陸への執拗な情熱』の画像1
『情熱大陸への執拗な情熱』(幻冬舎)

『情熱大陸への執拗な情熱』(幻冬舎)は、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』(新潮社)で話題を呼んだ漫画家・宮川サトシ氏がウェブサイト「オモコロ」で発表した、『情熱大陸』(TBS系)に出たくて出たくてしょうがない日々を描いたコミックエッセイを書籍化した1冊だ。

 宮川氏は、『情熱大陸』に出演すること=“上陸”と呼び、いつでも上陸できるよう心がけている。まずは、毎朝のジョギングを始める。それは健康づくりでもなんでもなく、ただ『情熱大陸』っぽい、という理由から。車を運転する時も、左折しながら受け答えができるよう訓練済みだ。洗濯物をたたむ時も、「この男の朝は洗濯物をたたむことで始まる……」「意外と庶民的な朝である」などと窪田等さんのナレーションを当てる。そうやって、己の生活を『情熱大陸』に寄せながら、日々生きている。

 そんなある日、故郷の岐阜県で小・中学校が一緒だった幼なじみ、海洋生物学者のワタナベ(渡辺佑基)氏が、生物学界のインディ・ジョーンズとして“上陸”を果たす。宮川氏は信じられない思いでオンエアを確認すると、そこには懐かしの彼の実家、そして母校まで映し出されていた。12回くらい見返した結果、ロードバイク通勤などのいかにも『情熱大陸』な“大陸感”がだんだんとしゃくに障ってきたため、「ほかの同級生たちもイラッとしていないか正直なところを聞いてくる!」と、東京の自宅を飛び出す。だが、故郷の町で待ち受けていたのは、同級生たちの称賛の嵐だった――。

 あまりの『情熱大陸』への出たさに、当時連載していた妖怪ギャグ漫画の中に、己の情熱大陸への執着心をなんの脈絡もなくぶち込んだこともあった。しかし、担当編集の感想はいまひとつ。「次からはもっと普遍性のある話でお願いしますね」と言われ、大きなショックを受ける。誰しもが『情熱大陸』への愛があるわけではないのだ。

 さらには「押してばかりではいけない。大陸側を引き寄せよう」と、『情熱大陸』と距離を置く、“離陸”生活を始めたり、『情熱大陸』とは相反する『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)に魂を売りそうになったりしながらも、尽きない『情熱大陸』への愛を描いていく。

 最終話では、本書の担当編集・高部さんとの、こんなやりとりが描かれている。

高部「そもそもあの番組を好きになったきっかけって何なんですか?」
宮川「高部さんは毎日食べてる白いご飯を好きになったきっかけなんて覚えています?」

 そろそろ、葉加瀬太郎氏の「Etupirka」は聴こえてきただろうか? その飽くなき『情熱大陸』への情熱を応援したくなる1冊だ。
(文=上浦未来)

●みやがわ・さとし
漫画家。1978年生まれ。岐阜県出身。東京で暮らす地方妖怪たちの悲哀を描いたギャグ漫画『東京百鬼夜行』(新潮社)で2013年デビュー。最愛の人を亡くした哀しみを描いて多くの共感の声を生んだエッセイ漫画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』(同)は、WEBマンガサイト「くらげパンチ」で累計500万PVを突破し、話題を呼んだ。著書に『宇宙戦艦ティラミス』(新潮社)、『そのオムツ、俺が換えます』(講談社)、『僕!! 男塾』(日本文芸社)など。

コミュ障だって大丈夫! Twitter抜きで同人誌の感想をもらう方法

<p> コミケの叶姉妹のようにファビュラスな行列を作れる同人サークルなどまれで、私も含めほとんどの同人サークルは行列とは無縁だ。しかし、「50人が無言で買う」場合と「買うのは5人だが全員熱い感想をくれる」なら後者の方がいいと私は思うし、そう思う同人作家は少なくないだろう。そもそも金がモチベーションになるほど稼げる同人作家など全体の1%未満であり、たいていの同人作家のモチベーションは読者からの感想だ。ここでは同人作家の力水であり生命線でもある感想獲得のためにしたことと、その成果を数値も含めお伝えしたい。</p>

『ザ・ディフェンダーズ』配信前に要チェック! NETFLIXのマーベルドラマ4選

<p> 近年ますます活況を見せるアメコミ映画のユニバーサル化。DCもマーベルも映画・ドラマでそれぞれにユニバーサル展開しているが、やはり要注目なのはNETFLIXのマーベル・ドラマ・シリーズ。8月18日には各作品のヒーローが集結する『Marvel ザ・ディフェンダーズ』の配信もスタートする。それに先駆け、デアデビル役のチャーリー・コックスとアイアン・フィスト役のフィン・ジョーンズも来日し、放送前から大いに盛り上がっている。</p>

<p> 見るからに仲の良さそうな雰囲気に、ドラマでのチームワークもバッチリだった様子。それぞれに強烈な個性を持つヒーローたちがどのようなタッグを組んでヴィランと対峙していくのか、そしてそのヴィランを演じるのがシガニー・ウィーバーとあって、期待は高まるばかりだ。もっとも、NETFLIXのマーベル・ユニバースは『ザ・ディフェンダーズ』単体で見るより、事前にこれまでのシリーズを見ておくのがマスト! 各作品とのつながりも時系列的に見たほうがより楽しめる作りになっているので、放送スタート順に紹介しよう。</p>

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